大卒資格は転職でメリットある?取得方法いろいろ/働きながらだってOK

転職時の大卒資格と取得方法

大卒資格は、転職する時に保有していると、他の採用候補者と自分の「差別化になるメリットがある」といわれていますが本当でしょうか。そもそも、大卒資格とはどんな資格なのかや、取得方法はどうすればいいのかは、いざ必要に迫られて調べないと分からないことだらけ。

転職でのメリットを享受するには、大卒資格を持っていないといけませんが、大学受験が上手くいかずに高校を卒業して就職を考えている人や、事情があり大学を中退をした人などが非大卒となり学歴メリットを受けることができません。

転職活動をする中で、学歴が大卒じゃ無いことで損をした経験があり、不安を感じている人も多いのではないでしょうか。でも安心してください。大卒資格の取得方法はいろいろあり、働きながらでも十分に、学位を取得することが可能な世の中になりました。

今回は、高卒からの取得方法はもちろん、大学中退であるとこがアドバンテージになって、取得しやすくなる制度の解説も用意しましたので、転職活動に与える影響について学びながら大卒有資格者への道を探っていきましょう。

大卒資格とはどんな資格?

まず、大学を卒業することによって授与される大卒資格について知っておきましょう。

大卒資格とは、学士という学位を授与されることを指します。

学士を授与されるための条件として、特別なものは無く、大学に入学し、既定の単位をクリアして卒業すればだれでも学士を取得することが出来ます。

学士というのは大学を卒業が出来たという証といっても良いでしょう。

ちなみに、4年制の大学を卒業した学生には学士が授与されますが、短期大学を卒業した学生には短期大学士という別の資格が授与されます。

大卒資格の取得方法いろいろ

では、大卒資格はどのような方法で取得できるのでしょうか。

まず、先ほども少し触れたとおりに4年制の大学に入学して決められた課題や単位をクリアし、無事に卒業することができれば学士の資格が授与されます。

ちなみに、4年制大学で卒業の資格を得るためには124単位が必要とされています。

4年間で124単位取得できない場合は規定の単位を取得できるまで通い続ける事になります。

この方法は高校を卒業してから直接大学に行く人や、大学の試験で不合格になった浪人生、そしてフリーターの人にとっては最善の方法と言えますが、社会人の人が大学に通うためには仕事を辞める必要があるので現実的とは言えないでしょう。

例えば、大学に途中まで通っていてお金の問題など、様々な理由で中退した人は、大学に通いなおさなくても大卒の資格を得ることができる方法があります。

大学に通っていて中退しているというのであれば在籍中は授業に出席しているはずなので、授業を受けた分の単位は取得しています。

一定数の単位を取得しているのであれば、独立行政法人 大学改革支援・学位授与機構の試験や免除制度を利用してみましょう。

これは、学位授与機構から出される学位授与機構試験を受け、合格することができれば大学を中退した人でも大卒資格を授与してもらうことができる制度です。

学位授与機構試験を受けるための条件には色々とありますが、大学生として2年以上在学して62単位以上の習得が必要な条件の一つとされています。

つまり、大学を2年以下で退学した人や、2年以上在籍していたとしても62単位以上習得していなければ学位授与機構試験を受ける資格はないことになります。

また、学位授与機構の試験を受けるためには学士取得に必要な124単位を習得する必要があるので、不足している分は授業を受ける必要があります。単位を取得する方法には色々とあるので、自分の習得しやすい方法を選択しましょう。

大学を中退するまでの分と、再び授業を受けた分とで124単位になれば学位授与機構試験を受けることができます。加えて、学位授与機構試験を受けるためには学習成果、つまりレポートの提出も必要となります。

提出したレポートによって大学を卒業した人と同等の学力が備わっていることを機構側が認めてくれれば試験を受けることができます。そして、この試験に合格することが出来れば大卒資格を授与されるのです。

学位授与機構

【法人名】独立行政法人 大学改革支援・学位授与機構
【ホームページ】https://www.niad.ac.jp/
【所在地】東京都小平市学園西町1-29-1

さらに、高卒で社会人として仕事をしていて大卒資格が欲しいと思った人には大きく分けると二つの方法があります。

大卒資格取得方法①「夜間大学」

一つは大学二部に入学し、夜間大学に通うという方法です。

大学二部は高校でいえば定時制のようなもので、通っている人としては昼間はアルバイトなどをして働いてから通っている現役の大学生と同じ年齢の人や、社会人として働きながら通っている人、そして主婦もいます。

定時制と聞くと世間的には決してイメージが良いものではありませんが、自分の意志で学校に通っている人たちばかりなので授業態度はとても真面目です。

また、昼間の大学は一日に90分授業が5回分あるのですが、大学二部はそこまで授業時間が取れないため、一日の授業時間は90分授業が2回となっています。

1限目の開始時刻は18時からで、2限目の授業が終了する時間が21時です。

ちなみに、大学二部を卒業するまでに必要な取得単位は昼間の大学と全く変わらず124単位になります。

大学二部に通うことで得られるメリットとしては、午前中の時間を自由に使うことができるという事でしょう。

大学二部に通っている生徒の中に社会人が多いのは昼間は仕事に集中できるからです。

そして、授業料が昼間の大学に比べれば安いのもメリットの一つと言えます。

学校によって支払う授業料は違いますが、同じ大学の昼間の授業料と比較すると1年間で20万円から30万円ほど大学二部の方が安いです。4年間で計算すれば場合によっては100万円以上差が出ることもあります。

その他にも、大学二部に通学している社会人の人から多くのことを学ぶことができるというのも大きなメリットです。

社会人として学生が積むことができない経験をたくさん積んでいるので、仕事をする上での心構えなどを聞くことができます。

場合によっては転職先を工面してくれる事もあります。

ですが、大学二部に通うことはメリットばかりではありません。デメリットも存在します。

もっとも大きなデメリットがスケジュールの調整がとても困難だという事です。

昼間大学に通っている人は卒業までに十分な授業時間があるので、一週間のうちまるまる1日を全く大学に通わない日にすることも十分可能ですが、大学二部は一日に二時間しか授業がありません。

授業時間でいえば昼間の大学の半分以下なので、必然的に毎日学校に通う事となります。

社会人として働きながら通う場合、昼間は仕事をして夜は大学で授業を受けることになるため、かなりハードだと言えるでしょう。

授業時間は仕事が終わって自由になる時間と重なります。

普通の社会人であれば仲の良い同僚と飲みに行ったり、仕事終わりに友達と待ち合わせて遊んだりすることが出来ますが、大学二部に通っている間は平日は友達と遊ぶことはできません。

友達と遊べなくなることに耐え切れずに大学に通う意欲をなくし、留年したり場合によっては退学したりする人も少なくありません。

大学二部に通うのであれば、大学に通うことを中心とした生活に耐え抜く覚悟が必要です。

大学二部に入学する条件は昼間と比べると低いのですが、授業の内容は昼間の大学と全く変わりません。

ですから、大学に入学できたとしても授業の内容が難しすぎて内容が頭に入ってこない場合もあります。

特に専門的な科目の場合は休日を利用して個人的な勉強が必要です。

さらに、社会人として大学二部に通うのであれば、一時間目の授業が始まるのが18時ですから、ほとんどの会社の場合、仕事が終わったらすぐに大学に通うことになります。

そして21時まで授業を受け、帰宅して晩御飯を食べてお風呂などに入ったとすると、寝る時間は毎日24時を過ぎることになるでしょう。

翌日にはまた会社に行かなければいけないわけですから、大学二部に通っている間、平日は家には寝るためだけに帰っているようなものです。

生活のリズムが大きく崩れるのもデメリットの一つと言えるでしょう。

大卒資格取得方法②「通信制大学」

社会人が大卒資格を所得するための二つ目の方法は通信制の大学に入学し、規定の単位を取得することです。

通信制大学がどういうものかというと、簡単に言うと、インターネットを介して教授の授業を受けるという方法です。

インターネットを介して授業をおこなうので、学校に通う必要がありません。学校に通う必要がないというのは通信制大学の大きなメリットと言えるでしょう。

大学に通う必要がないので、授業を受ける時間も自分の好きなように決めることが出来ます。

とにかく猛勉強したいという人は一日中授業を受けることも可能ですし、自由度は大学二部よりも高いので、社会人の人が働きながら大卒資格を取得するためには最も現実的な方法と言えるかもしれません。

また、大学二部と同様に、昼間の大学に比べれば授業料が安いのも大きなメリットと言えるでしょう。

大学によって費用は多少違うので事前にしっかりと確認しておくことが大切です。

通信制大学には通信制大学ならではのデメリットももちろんあります。

最大のデメリットがモチベーションの維持の難しさです。通常の大学であれば学校に通うので同じ授業を受けていると友人などもできやすいです。

友人が居るとお互いに刺激になって、授業を受けようというモチベーションの維持につながります。

しかし、通信制大学は年に数回学校に通うことを除けば学校に行く必要はありません。

基本的にはテキストを身ながら一人で授業を聞き、一人でレポートを書いて提出することになります。

大学に通う人の中にはキャンパスライフに憧れる人も多いかもしれませんが、通信制大学は人との触れ合いがほとんど皆無なのでキャンパスライフを実感することはありません。

昼間の大学のように、みんなが行っているからなんとなく大学に入ってなんとなく卒業するというような考えでは通信制の大学を卒業することは難しいです。

それゆえに、通信制の大学に通った人の中で卒業することが出来たという人は全体の20パーセント程度というのが現状です。

卒業するためには周りに流されずに自分一人の力で卒業するという強い意志が必要なのです。

転職しやすくなる?大卒資格を取るメリット

大卒資格によって得ることが出来るメリットとはいったいどのようなものなのでしょうか。

大卒資格を取ったことによって転職活動をするうえで最もメリットを感じる事が出来るのが、転職先として候補にあげることができる企業の数が飛躍的に増えるというものです。

転職をするためには企業が出している求人情報をチェックしますが、募集要項の資格の欄に大卒以上と書かれていれば、高卒の資格しかない人はその時点でその企業の採用選考試験を受ける事すらできません。

特に大企業の場合は採用条件の一つに大卒の資格を有する人を設定していることが多いです。

また、企業に転職するときだけではなく、資格の試験を受けるとときにも大卒の資格を持っているか持っていないかが大きく影響することがあります。

例えば、国家公務員試験では、受験資格として大卒資格を持っていることを条件にあげている場合が多くなります。

大卒資格を有するだけで仕事に関する選択肢が増えることになります。

また、企業によっては高校卒の人も大卒の人も採用しているところもありますが、同じ企業で働いていても大卒の人と高卒の人とを比較すると大卒の人の方が給料の面で有利になることがほとんどです。

そして大卒以上の人を募集する職種としてよく見られるのが総合職ですが、これは課長クラス以上の幹部候補に将来なってもらうための人材です。

つまり会社の役職に就ける可能性は高卒よりも大卒の人の方が圧倒的に高いことになります。

転職活動だけではなく、昇進についても大卒資格を持っている人の方が有利に働くと言えるでしょう。

転職や資格を習得する際に影響するのはあくまでも大卒資格を持っているかどうかです。

大学二部に通ったり、通信制大学に通ったりして卒業をした人が昼間の大学に通って卒業した人よりも転職や資格の試験を受ける上で不利になるようなことはありません。

働きながらでも大卒資格は取得可能

大卒資格を持っていると転職活動をする上でも就業してからの昇進や給料面、そして何らかの資格を取りたいと思った場合においてもとても有利に働きます。

大卒資格を取得する最も簡単な方法は高校卒業後に4年制の大学に通って必要な単位を取得し、卒業することです。

しかし、途中で大学を中退した人は学校に通って授業を受けて足りていない単位を取得し、学位授与機構の試験に合格すれば大卒資格を取得できます。

また、大学を受験する機会を失って高校卒業後に働いている人であっても夜間に授業をおこなっている大学二部に通ったり、学校に行かなくても自分の好きな時間にインターネットを使って授業を受ける通信制の大学に通ったりして既定の単位を修得すれば大卒資格を取得することは可能です。

大学二部は毎日のように授業を受けなければいけないですし、通信制の大学は一人で授業を受けることになるのでモチベーションの維持が難しいなど、厳しい側面もありますが卒業することができれば得る物は大きいです。

大卒資格を取得したいと考えている人は最も自分に合った取得方法を調べ、チャレンジしてみてはどうでしょうか。

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