人と関わる仕事15選!向いてる人の特徴とメリット・デメリットを解説

人と関わる仕事

人と関わる仕事とは、人と対面形式で接することが多い仕事のことです。人のことが好き、人との会話が多い職場で働きたい、未経験OKな仕事に就きたいという気持ちが強い人には向いてる仕事である可能性があります。

今回は、人と関わる仕事の特徴について理解度を高め、おすすめの職種15選中から、自分に向いてる仕事を発見するのに役立つ情報を紹介します。

記事の後半では、人と関わる仕事に就くメリット/デメリット、資格やスキルについての解説も用意していますので仕事選びの参考にしてみてください。

人と関わる仕事とは?

人と関わる仕事というのは、主に接客を伴う業務を担う職種を指しています。その職種は多岐にわたり、営業職/コンサル/人事/広報/プロジェクトマネージャーやアパレル販売員など、様々な業界に「人と関わる仕事」が存在しています。

ただし、人には「社内の人」「社外の人」2種類がおり、常に人と接しながら仕事をすることとなります。相手が、法人のお客様の場合「B(ビジネス)」、個人のお客様の場合「C(コンシューマー)」という具合に、就労する会社が提供する商材によって関わる人も様々です。

ここで大切なことは、人と関わる仕事をするなら、コミュニケーション力は必須スキルとなるということです。自分はコミュ障だけど、人と関わりたいという人は、成長目標の中に「コミュ力アップ」を掲げながら挑戦してみてください。

お客様との距離が近いポジションでの仕事は、いろんな面で役立つ自己成長につながるので、これから解説する人と関わる仕事についてのガイドを参考にしてみてください。

人と関わる仕事の特徴

人と関わる仕事
3つの特徴

特徴1お客様との距離が近い

人と関わる仕事は、他の仕事よりもお客様の笑顔を引き出すお手伝いができることが多いのが魅力です。お客様と身近な距離感で接することもあるため、長く顧客になっている方などとは、親密な関係性を築けることもあります。

親身になって応対した後などに、お客様から「ありがとう」という言葉や笑顔をもらえた時は、この仕事をしていて良かったという達成感が生まれるでしょう。

ななか編集員

人と関わる仕事は、自分の仕事が誰かの役になっていると強く感じられるのが特徴です。

特徴2学歴を問わずキャリアアップしやすい

人と関わる仕事は、学歴よりも成果を求める傾向が強いため、他の仕事よりもキャリアアップしやすいのが特徴です。

学歴を問う仕事は、転職活動時に大卒かそうでないかで、または有名大学出身かどうかで、書類選考の際に落とされるケースが多々あります。

ななか編集員

人と関わる仕事なら学歴で落とされるケースは低く、選べる仕事の選択肢も増えるでしょう。成果を上げた分だけボーナスやキャリアアップも可能なので、努力をすればするだけ実を結ぶことが多い仕事です。

特徴3対人スキルを高められる

人と関わる仕事に就くメリットは、対人スキルを高められることです。特に、提案力や質問力を高められます。お客様がどのようなことを望んでいるか、どのようなことがお客様のためになるかを把握するには、質問力が大事になります。

質問力があると、お客様のニーズに合ったアプローチができるようになるからです。また、提案力があれば、お客様の購買意識も高めることができます。

ななか編集員

これら対人スキルは、どのような仕事をしていても、大なり小なり必要となってくるものです。仕事を通して人間的な成長が望めるでしょう。

人と関わる仕事15選 ≪おすすめ≫

人と関わる仕事には、どのような職種があるのでしょうか。ここでは、自分に向いてる仕事を探している人にお役立ちできる情報を掲載しています。人と人が関わり合いを持ちながら、その中で自分自身が成長していきたい人は、今回紹介する仕事15選を参考にして、未来の天職を発見するキッカケを掴んでください。

人と関わる仕事
15選!

営業職 [人と関わる仕事 1/15]

営業職の仕事

【仕事内容】
自社の製品やサービスを販売することが主な仕事内容となります。相手方にアポイントを取り付け、または飛び込みで訪問します。契約が成立しても顧客との関係性は続き、アフターフォローや定期的な挨拶回りなど、仕事内容は多岐にわたります。

▽おすすめする理由
顧客が何を欲しいのか、どんなことをして欲しいのかが分からなければ、購入にはつながりません。必然的に、対人スキルが求められます。人と関わる仕事をしたい人にはぴったりです。また、学歴よりも結果がすべての世界のため、未経験でも参入しやすい職業で、高収入も夢ではありません。

平均年収:320万円~560万円

コンサルタント職 [人と関わる仕事 2/15]

コンサルタント職の仕事

【仕事内容】
主に、企業や医療機関などに対して、課題となっている問題解決に向けた支援をする仕事です。企業の経営上の課題の相談に乗ったり、財政状態が悪い企業を立て直したり、IT化への移行支援を行ったりします。

▽おすすめする理由
コンサルタント職は、一般的にエリート職とイメージされることの多い職種です。コンサルタント業界は実力や成果第一主義なため、学歴は関係ありません。結果を残せればどんどんキャリアアップしていくことが可能です。

クライアント側が求めることや悩みを正確に把握しておかねばならないため、リサーチ力や分析力よりも、人と関わる上で大事な、聞く力や共感力などの要素がある方だと向いているでしょう。

平均年収:600万円~1,000万円

講師職 [人と関わる仕事 3/15]

講師職の仕事

【仕事内容】
生徒に授業を教えることです。塾講師や予備校講師なら、前準備として、どのポイントがテストで出やすいかなどを把握しておく必要があります。その他にもカリキュラムの作成、答案採点などの仕事もあります。

また、勉強の理解度は生徒によって異なるため、生徒一人一人の熟練度を理解しておくことが肝心です。そのため、生徒と常にコミュニケーションを図っていく必要があります。生徒の質問や相談に真摯に対応することも大切な要素です。

▽おすすめする理由
人と関わる仕事の中でも、相手と深い信頼関係が結べる仕事です。生徒の成績が向上した時などに見せる笑顔やありがとうの言葉は、何事も代えがたいものになるでしょう。

平均年収:350万円~680万円

キャリアコンサルタント職 [人と関わる仕事 4/15]

キャリアコンサルタント職の仕事

【仕事内容】
主に人材確保を求めている企業側と、求職者側をマッチングさせることです。求職者側には書類選考のアドバイスや面接応対の方法、仕事の悩みや不安の相談などを行います。企業側には雇用だけでなく、人材育成支援などもしています。また、大学などでキャリア相談を設けている学校も多く、そこで生徒の就職支援に乗ることもしています。

▽おすすめする理由
仕事に悩んでいる人と関わる仕事です。支援して解決に導いた時に見られる笑顔が達成感になります。自分事のように喜びを感じられる人が向いているでしょう。なお、キャリアコンサルタントを名乗るためには国家資格を取る必要があります。

平均年収:200万円~500万円

人事職 [人と関わる仕事 5/15]

人事職の仕事

【仕事内容】
人材の確保と育成を行います。新規採用や中途採用の募集や採用を担当したり、社内人事のときに配属先を決めたりします。また、近年問題視されている社員のメンタルヘルスを図り、ハラスメント対策を取るのも重要な仕事となってきます。

責任ある仕事ですが、採用した社員が能力を発揮し、楽しそうに働いている様子を見ることがやりがいとなる面もあります。

▽おすすめする理由
人を育てて生かす仕事です。社員の成長を促すのはもちろん、社員が能力を発揮しやすいような場を整えることが大切です。どの人材をどのポストに就けるかは会社の業績にも関わるため、常日頃から人と関わることが必要です。人事職は、一般職の中でも給料が高い傾向があるのが特徴です。

平均年収:450万円~550万円

広報担当職 [人と関わる仕事 6/15]

広報担当職の仕事

【仕事内容】
広報担当職の仕事は、報道担当業務が一般的に知られている仕事でしょう。雑誌やテレビなどのメディアからの取材に応じて、企業をPRして世間に認知させていくのが仕事です。その他、CMや自社ホームページなどを用いて、自社の認知度アップを図ります。

また、外部だけではなく、社内報の発行など、内部に向けた広報活動も担当します。社内で働く従業員に会社への愛着ややりがいを感じてもらうためです。

▽おすすめする理由
こうした広報活動は、社内だけでなく、社外の人と関わることが多いです。自社の理念や活動、商品をより誤解なく理解してもらうためにも、コミュニケーション能力が高い方だと向いているでしょう。

平均年収:400万円~460万円

プロジェクトマネージャー職 [人と関わる仕事 7/15]

プロジェクトマネージャー職の仕事

【仕事内容】
プロジェクトを企画して進行させ、チーム全体を管理して、プロジェクトを成功に導くことです。クライアントから依頼を受けたプロジェクトマネージャーは、企画を立ち上げて、予算やスケジュールを計画し、その内容に合ったメンバーを選定して、チームを結成します。

その間、スケジュール管理や他部署との調整、クライアントとのやり取りなどを行います。

▽おすすめする理由
プロジェクトマネージャー職は、社内外問わず、人と関わる必要がある仕事です。プロジェクトに対するスキルが必要となってきますが、一番重要なのが、人と関わる上で大切なコミュニケーション能力です。

常に問題がないか確認し、どんな部署の人ともスムーズに連携できるようにしておく必要があります。

平均年収:680万円~890万円

イベント運営者 [人と関わる仕事 8/15]

イベント運営者の仕事

【仕事内容】
イベント運営者は、イベントに関連するすべてが仕事となります。イベント開催を検討している顧客にヒアリングを行い、どのような開催を目指すかのプランを立てていきます。現地に調査に赴いたり、宣伝を行ったり、会場の設置や設備などに携わるのも、イベント運営者の仕事です。

企業やタレント、歌手からだけではなく、自治体からもオファーを受けることが多いです。最近はオンラインイベント開催も増えており、色んな人と関わることのできる仕事です。

▽おすすめする理由
自分が携わった仕事で多くの人に夢や笑顔を与えるため、とてもやりがいが持てる仕事です。顧客や仲間と一緒にイベント開催までを盛り上げていくため、コミュニケーション能力の高い方が向いています。

平均年収:600万円~750万円

客室乗務員(キャビンクルー) [人と関わる仕事 9/15]

客室乗務員(キャビンクルー)の仕事

【仕事内容】
搭乗客に、居心地に良いフライト時間を提供することです。飲食の提供やブランケットの貸し出し、ゴミの回収などを行い、乗客に快適な空の旅を提供します。また、サービスの提供だけでなく、搭乗前や搭乗時の安全確保も、客室乗務員の大事な仕事です。

▽おすすめする理由
初対面の人と関わることが多く、人と接することが好きな方に向いている仕事です。細やかで質の高いサービスが求められる業界のため、ホスピタリティ力の向上を目指していけるでしょう。

女性が多い職場なので、結婚や出産などがあっても続けやすい点も魅力です。国際線の担当になると、いろんな国に訪れられるのも良い刺激となります。

平均年収:430万円~650万円

ホテルマン [人と関わる仕事 10/15]

ホテルマンの仕事

【仕事内容】
主に、ホテルのフロントでの受付担当や電話・デリバリー対応など、ホテルに泊まるお客様への接客を行います。その他にも、車で来られるお客様のドア開けや、ホテル外での広報活動など、多岐にわたって仕事を任されるケースもあります。最近では、英語や中国語などを話せるスタッフは、インバウンド客の対応を任されることがあります。

▽おすすめする理由
転職する上でのメリットは、対人スキルを磨けることでしょう。お客様にくつろいでもらうために、きめ細やかな接客が必要となるため、自然と対人スキルが身につくようになります。マナーも研修の際に習うために、人と関わる仕事を行う上で必須のマナースキルも手に入れることができます。

平均年収:300万円~350万円

アパレル店員 [人と関わる仕事 11/15]

アパレル店員の仕事

【仕事内容】
主に、取り扱っているアパレル製品を購入してもらうように勧めることです。お店に訪問されたお客様の好みや似合うものを会話から把握して、最適な方法でお勧めします。その際、レジ業務や梱包作業なども行います。

▽おすすめする理由
一部大手ブランド以外、アパレル店員は学歴関係なく、どんどんキャリアアップできるのが嬉しい点です。資格も必要なく、その業界で経験さえ積めば、副支店長や店長も夢ではありません。

日々多くの人と関わる仕事のため、清潔感や礼儀作法、高いコミュニケーション能力が必要となります。良いコーデを勧めた場合に喜んでもらえることが、やりがいとなる仕事です。

平均年収:300万円~400万円

エステティシャン [人と関わる仕事 12/15]

エステティシャンの仕事

【仕事内容】
エステティシャンの仕事は、お客様がきれいになるお手伝いをすることです。手や専用機器、または化粧品などを使って、顔や身体の施術を行います。また、施術だけでなく、お客様に食事指導をしたりする場合もあります。

▽おすすめする理由
人と関わる仕事の中でも、癒しを求めるお客様が多いのがエステティシャンの特徴です。施術中にお客様にリラックスして過ごしてもらう環境を整える必要があります。心地よい空間に浸れるように心配りをして信頼関係を結ぶために、コミュニケーション能力が高い方に向いた仕事です。

お客様が満足いく結果になった時の「ありがとう」の言葉と笑顔が、この仕事のやりがいではないでしょうか。

平均年収:300万円~400万円

セラピスト [人と関わる仕事 13/15]

セラピストの仕事

【仕事内容】
対話や施術を用いて、癒しを与える仕事です。セラピストには色んな種類がありますが、アロマオイルを使ったマッサージを行うアロマセラピーや、整体を行い、身体と心のコリをほぐすボディ系セラピーなどが主流です。

どちらにしても、セラピストは心身の不調を軽減、または解消することが仕事なため、施術前のカウンセリングに力を注ぐ場合が多いです。対話を通して、どこに不調を抱えているのかを把握し、最適な施術方法を模索します。

▽おすすめする理由
人と関わる仕事でも、特に信頼関係や共感力、対話力が求められる仕事です。そもそも信頼がなければ悩みを話してはくれませんし、対話力や共感力がなければ、リラックスして会話を続けられません。お客様が施術に満足して笑顔で帰る姿に、やりがいを感じるでしょう。

平均年収:200万円~370万円

看護師 [人と関わる仕事 14/15]

看護師の仕事

【仕事内容】
看護師の勤め先には、病院や診療所、老人ホーム、保育所などがあります。仕事内容は所属部署や規模により異なり、大病院などでは、外来担当や病棟担当、手術室担当などと分かれているケースが多いです。

外来では医師の診察の補助やカルテの入力作業、病棟では入院患者の食事補助や入浴補助などの身の回りの世話を行います。手術室担当の場合は、オペの準備やオペ中に執刀医に器具を手渡すなど、スムーズにオペに入れるような環境に整えます。

▽おすすめする理由
医師や他の看護師と連携して事に当たるため、コミュニケーション能力が求められる仕事です。人と関わる仕事の中でも社会貢献度が高く、感謝されることも多いため、やりがいがあります。

平均年収:400万円~500万円

学校教師 [人と関わる仕事 15/15]

学校教師の仕事

【仕事内容】
勉強を教えるだけではなく、学校生活全般に関わることが業務となります。部活動指導や生活指導、進路指導とさまざまな指導を行っていきます。家庭訪問や三者面談など保護者とも交流を行い、体育祭や文化祭など、各種イベントの準備、設置、開催まで、仕事内容は広範囲です。

▽おすすめする理由
人と関わる仕事の中でも、学校教師は、生徒に人格形成に関わってくる大変な仕事です。その分やりがいがありますし、一緒に喜怒哀楽を感じて成長していける場所でもあります。生徒の卒業時の感動もひとしおでしょう。公立学校の教師なら公務員となるため、失業の心配がなく、安定した仕事となります。

平均年収:360万円~647万円

ななか編集員

逆に人と関わらない仕事をチェックする場合は、下記の記事がおすすめです。

人と関わらない仕事

人と関わる仕事の求人が多い業界

人と関わる仕事の求人が多い業界

人と関わる仕事を探すなら、どんな業界の求人が多い傾向にあるかを知っておけば、初動が素早くなり無駄な動きをしなくて済むので、参考までにチェックしてみましょう。

人材業界 [人と関わる仕事の求人が多い業界No1]

【人材業界の特徴】
雇用者と被雇用者の仲介を行う業界です。人材を紹介してほしい雇用者側(企業)に対して、要望に合った人材を斡旋します。被雇用者側(個人)には人材支援を行い、仕事を紹介します。また、自己の能力を高めたいという人には、研修など人材育成を行います。

▽人と関わる仕事の求人が多い理由
人材業界は、「物」や「サービス」などの商品を扱う他の職種とは異なり、知識や経験、労働力を持つ「人」を扱います。その特質上、人と関わる仕事が圧倒的に多いと言えるでしょう。また、人材業界の市場規模は、海外企業との資本提携や外国人雇用の拡大などにより、年々増加傾向にあります。将来性が高い業種です。

≫主な職種に、人材派遣や転職支援、人材紹介、求人広告などがあります。

ファッション業界 [人と関わる仕事の求人が多い業界No2]

【ファッション業界の特徴】
仕事を探す時には販売業に目を向けがちですが、それだけではありません。生糸を加工して染色する素材産業から、企画開発を行い、製品に仕上げるアパレル産業、百貨店や量販店で販売する流通産業、これらの産業を通り、私たち消費者の元にやっと製品が届くようになります。

▽人と関わる仕事の求人が多い理由
ファッション業界は、消費者のニーズに合ったブランドを提供するために、お客様との距離が近くなければなりません。そのために、ファッション業界では違う職種であっても、一度はアパレル店員の体験をさせる会社もあると言います。人と関わることで、顧客のニーズを学べるからです。

≫代表的な職種に、アパレル店員、スタイリスト、PR(広報、プレス)があります。

旅行業界 [人と関わる仕事の求人が多い業界No3]

【旅行業界の特徴】
旅行プランのパッケージの企画業務や、旅行先の提案や販売、移動手段や宿泊施設の手配などの仕事を行う業界です。

旅行業界は、旅行業と旅行代理業の大きく2つに分けられます。旅行業では、パッケージツアーなどの企画を行います。旅行代理業とは、旅行会社と代理契約を結び、旅行会社のツアープランなどを代わりに販売する業者のことです。

▽人と関わる仕事の求人が多い理由
旅行業界では、観光地の案内、街歩き体験やツアー、伝統行事、イベントなど、さまざまなパッケージを扱います。お客様により良いプランを提供し、お客様と行動する仕事も多いため、人と関わることが多い職種です。

≫主な職種には、法人営業(企業、官公庁、学校)、カウンター営業(店頭販売)、添乗員(ガイド、ツアーコンダクター)があります。

人と関わる仕事に向いてる人の特徴

向いてる人の特徴

人と関わる仕事が自分に向いてる人には3つの特徴があります。今回紹介した職種意外にも、人と関わる仕事をする上では欠かせないので、自分自身が持ち合わせている特徴であるか確認してみてください。

特徴1 社交性が高い人

社交性が高い人は、話し上手で聞き上手です。どんな年齢や職業、立場の人とも物怖じせずに接することができます。

▽人と関わる仕事が向いている理由
人と関わる仕事は、相手に人見知りしていては始まりません。どのような相手でも、笑顔で気兼ねせずに話す必要があります。それが相手の心を掴み、売り上げに貢献するからです。社交性が高い人は、人と関わる仕事に向いていると言えます。

▽オススメな仕事
特に、営業職やアパレル店員、ホテルマンの仕事がおすすめです。話題豊富な会話術があれば、さらにキャリアアップを目指していけるでしょう。

特徴2 協調性が高い人

協調性が高い人とは、相手の立場になって考えることができる人のことです。

▽人と関わる仕事が向いている理由
相手が何を感じ、求めているのかを理解したいと思う心がなければ、人と関わる仕事には向いていません。相手のニーズに合った対応をすることを求められているからです。

相手の話を聞いて自分事のように共感できれば、相手に喜んでもらえるサービスが浮かんでくるはずです。協調性が高いということは、人と関わる仕事をする上で大切な要素です。

▽オススメな仕事
協調性が高い人におすすめの仕事は、営業職、コンサルト職、看護師です。

特徴3 責任感が強い人

責任感が強い人とは、どんな逆境に立たされても決して逃げずに、むしろ挑もうとする人です。難局な場面ほど、モチベーションが高いのが特徴的です。同僚などから頼まれた仕事でも、自分事としてとらえて、最後まで気を抜かずにやり切ります。

▽人と関わる仕事が向いている理由
責任感が強い人は、人から信頼されやすく、遅刻やいい加減な仕事をしないため、人と関わる仕事が適職と言えるでしょう。

▽オススメな仕事
向いている仕事は、人事職やプロジェクトマネージャー職、看護師です。人への配慮が持っている方なら、さらに重宝されるようになるでしょう。

人と関わる仕事に就くメリット

メリット

人と関わる仕事に就くことには3つのメリットがあります。お客様の前に立って仕事をする立場の職種ならではの内容なので参考にしてみてください。

お客様の反応を目の当たりにできる [メリット1]

人と関わる仕事に就くメリットは、お客様の笑顔や喜びを間近で見られることです。人と関わる仕事の場合、目の前のお客様が困っていることや悩んでいることに対処する場面が出てきます。とても大変な仕事ですが、その分やりがいもあり、充実感のある瞬間です。自分なりに一生懸命お客様のニーズに応えることで、喜んでもらうことができます。笑顔でお礼を言われた瞬間は、何事にも代えがたいものでしょう。その笑顔を見ることが自分の喜びになります。

経験とスキルを活かしやすい [メリット2]

人と接する仕事に就いた場合は、もし今後ライフスタイルの変化などで転職を考えた時に、つちかってきた経験やスキルが活かしやすいという特徴があります。人と直接交流する仕事のため、マナーや接客スキル以外にも、ホスピタリティやマルチタスク能力、状況判断能力が身につきます。

ホスピタリティとは、おもてなしの心のことです。どんな仕事であっても、思いやりや優しさは大事です。人と接する仕事は、些細なことにもすぐに気づく観察眼がつちかわれやすいため、転職先でも存分に活かすことができるでしょう。

キャリアアップしやすい [メリット3]

自分が行った仕事の出来や成果、評価などは見えにくいものです。そのため、賞賛されるということはあまりなく、モチベーションアップに苦労することが多いでしょう。

しかし、人と関わる仕事は直接お客様と触れ合う機会が多いため、ダイレクトにお褒めの声をかけられることがあります。例えば接客業だったら、自分の接客が気に入られてファンがつくケースがあり、そのまま自分への評価につながります。その評価がボーナスや昇進など反映されるため、キャリアアップの方法がわかりやすいです。

人と関わる仕事に就くデメリット

デメリット

人と関わる仕事に就くことには3つのデメリットがついてまわります。お客様との距離が近い職域ならではの内容なので参考にして、事前に心構えをしておくようにしましょう。

クレームがダイレクトに伝わってくる [デメリット1]

人と関わる仕事に就くと、直に接することが多いため、クレームがあった場合に、お客様から怒りを間近で浴びせられることがあります。

特に接客業では、店舗内など他の客や従業員が見ている前で怒られるため、いたたまれない気持ちになります。しかも、そのまま耐えなければなりません。

理不尽な理由で怒られるケースもあり、言い返せずに穏便にしなければならず、ストレスが溜まります。人と関わる仕事は、忍耐力が必要です。

気力・体力の消耗が激しい傾向がある [デメリット2]

人と関わる仕事は、座り仕事はあまりないことが多いです。長時間立ちっぱなしで、力仕事も多いです。

例えば、アパレル店員は営業中ずっと立って接客をする必要がありますし、キャビンクルーも飛行機のフライト中以外は立っています。

看護師も病人を支えたり、器具を持ち運んだりするため、意外と力仕事です。このように、人と関わる仕事は体力勝負な面も多少あるため、体力に自信がある方が適しているでしょう。

また、人に気を使っていくうちに人間関係に疲れてしまい、メンタルが消耗する場合もあります。

常に見られるプレッシャーがある [デメリット3]

人と関わる仕事は、お客様に不快にさせないように、常に気を張っている必要があります。

従業員は会社の顔となるため、だらっとした態度や気を抜いた話し方ではいけません。店舗内勤務などでは、営業中は常に見られているという意識で過ごす必要があるため、常にプレッシャーがある環境で過ごすことになります。

特に、マナーや身だしなみには気を使います。人は見た目が9割と言われているくらいですから、外見から判断されやすい身だしなみは重要です。

人と関わる仕事に強い資格・スキル

資格・スキル

マイクロソフトオフィススペシャリスト(MOS)

マイクロソフトオフィススペシャリストは、主にワード、エクセル、パワーポイントといったソフトの資格を取ることができます。例えば、ワードだったら会議録などの文章作成全般に、エクセルは顧客名簿の管理や会計処理に役立ちます。パワーポイントは、プレゼンテーション用資料や企画書の作成時に役立つソフトです。

▽取得にかかる期間と費用
費用は14,000円~46,000円で、習得には2週間~4か月かかります。

おさむ編集員

事務職のように、デスクワークの仕事におすすめの資格ですが、営業や広報、コンサルティングなどで、プレゼンテーションや企画の資料を作成する際にも使えます。

メンタルヘルス・マネジメント(R)検定

メンタルヘルス・マネジメント(R)検定は、現在人気の資格です。ストレス予防の仕方や、ストレスの対処法を学びます。

3種類のレベルがあり、セルフケアコース(III種)では自分のメンタルケアを、ラインケアコース(II種)では上司として、部下のメンタルケアを行います。マスターコース(I種)では人事労務スタッフ、経営陣が対象となり、会社全体のメンタルケアを目指します。

▽取得にかかる期間と費用
費用は16,000円~48,000円です。取得にかかる期間は、1か月~4か月くらいです。

おさむ編集員

どんな仕事でもメンタルヘルスは重要ですが、特に人の成長に関わる人事職や教師職などに向いている資格です。その他に、人を癒す仕事であるセラピストや看護師などにもおすすめです。

キャリアカウンセラー

この資格を習得するメリットは、分析力や質問力、感情のコントロール力が上がることです。相手の本音や悩みを引き出し、的確なアドバイスができるようになります。会話を通して相談者に寄り添うことができるため、相談者のモチベーションアップにも貢献できます。

特にお客様や部下のキャリアに対しての問題解決に役立つため、人と関わる仕事に就いた場合に向いた資格です。

▽取得にかかる期間と費用
取得にかかる費用は、26万円〜46万円ほどです。学習期間は2か月ほどです。

おさむ編集員

合格した場合は、人のキャリアに関わる仕事である求職者支援業や人事職、教育機関の進路担当などで役立つでしょう。

人と関わる仕事が辛くなったときの回復術

人と関わる仕事が辛くなったときの回復術

リフレッシュするため休暇をとる(休む)

「仕事場に行きたくない」「気分が乗らない」など、仕事がつらくなる場合があります。その症状は、心身に異変を感じている証拠です。すぐに身体や心を休めるようにしましょう。無理をすれば、限界まで自分を追い込んでしまいかねません。

できれば有給休暇やリフレッシュ休暇など、長期的に休暇をとるようにしましょう。一度、仕事場から距離を置くことで、心身ともにリフレッシュすることができます。仕事場により、リフレッシュ休暇を設けているケースがあるため、一度適用できないかを確認しておきましょう。

心理カウンセラーに相談する(心の健康が不安なとき)

「仕事のモチベーションが上がらない」「食欲が湧かない」「何もする気が起きない」などの症状はありませんか。これはうつ病の初期症状に当たります。このまま放っておくと、重篤化する可能性があります。

心の限界が来る前に、一度心理カウンセラーに相談してみましょう。心理カウンセラーとは、対話を通して悩みや症状を解決に導いてくれるスペシャリストです。誰かに話を聞いてもらうことで心の整理ができて、気持ちが晴れやかになることもあります。大切な心身をこれ以上追い込まないためにも、早めの対策を取りましょう。

思い切って転職を検討する

どうしても今の職場がつらくなった場合は、転職を検討するのも良いでしょう。ただし、きちんと自分に向いてる仕事(適職)を選ばないと、またつらくなり、転職することになりかねません。自分の適職を事前に確認しておくことをおすすめします。

適職は自分が好きな職業だけでなく、今までの仕事でやりがいを感じた仕事や、嫌だった仕事などから割り出せます。難しい場合は、世の中にどんな職業があるのかを把握できていない可能性があるので、一度調べてみましょう。転職サイトで「適職診断テスト」という簡易的に適職を判断してくれるサイトもあるため、利用してみるのもおすすめです。

人と関わる仕事に就く方法

人と関わる仕事に就く方法

人と関わる仕事に就くためには、どんな企業があるかを知る必要があります。そのとき、3つの王道とも言える探し方があるので、人と関わる仕事に就く方法として選択肢に入れてみてください。

求人サイトから仕事を探す

求人サイトとは、運営会社が無料で求人情報を掲載しているサイトのことで、求人には公開型/非公開型の2種類があります。

会員登録をすることで、より多くの求人票を閲覧できるようになり、更に面談を受けることで一般公開されていない非公開求人を案内してもらうことも可能です。

▽利用する利点
求人情報誌やハローワークよりも、多くの求人情報を一度に見られるのが特徴です。

ネットから閲覧できるため、空いた時間に、スマホなどから手軽に利用することができます。また、気になった求人はお気に入り登録しておけば、いつでも見返すことができます。

ななか編集員

求人サイトを利用するときは、複数サイトに登録しておく方法がおすすめです。1サイトだけでは、限られた求人情報しか見つからないためです。複数社登録して、自分に合った求人を探しましょう。

エージェントに紹介を依頼する

転職エージェントという名が一般的に知られていると思いますが、無料で求人情報を紹介してくれて、転職に対する支援を受けられるサービスを行っています。

▽利用する利点
紹介される求人は非公開求人や独占求人など、一般のサイトには載らないものもあるため、思いもよらない掘り出し物の求人情報が手に入る場合があります。

また、転職に対するバックアップが厚いのもポイントです。履歴書などの添削から、面接指導、面接日程の調整まで行ってくれます。転職が初めてでやり方がわからない方や転職に不安を抱えている方におすすめです。

ななか編集員

最初のうちはどのエージェントを利用したら良いか迷うと思うので、複数社を利用してみて、良かったものをメインに使ってみる方法が良いでしょう。

直接企業の採用サイトから応募する

求人サイトやエージェントなどを通さず、企業に応募する方法が直接応募です。

検索窓に企業名を打ち込めば、企業の公式サイトが見つかります。サイト内には「リクルート」などと記載されたページがありますので、そこで申し込み方法を確認して、履歴書を郵送するか、応募フォームから送信します。

▽利用する利点
直接応募のメリットは、企業に熱意が伝わりやすいことです。直接応募は効率的にはあまり良くため、時間が取られる中で、自社にわざわざ応募しているという気持ちが伝わります。

ななか編集員

企業名が浮かばない場合は、求人サイトを利用して直接応募することもできます。求人サイトにはリンクされている企業のホームページが掲載されているからです。そこから直接応募しましょう。(企業名がわかったら検索してもOKですね!)

今後へ向けてのアドバイス

今後へ向けてのアドバイス

人と関わる仕事は、元気ややりがいなど、ポジティブな感情をもらえることが多い仕事です。自分の仕事で誰かを笑顔にすることができるのも魅力的でしょう。

人と関わる仕事の中で、より多くの人を笑顔にしたいのであれば、イベント運営者がおすすめです。自身の携わった仕事でたくさんの人を喜ばせられることは、何よりの充足感を得られるでしょう。オンラインでのイベントもあるため、色んな道が模索していけます。

安定した収入が得たいのなら、学校教師がおすすめです。公立なら公務員となるため、失業することはありません。生徒たちと関わりながら自分も成長していけます。

未経験でどんどんキャリアアップしていきたいのなら、営業職がおすすめです。どの業界の営業職でも入社するまでの敷居が低く、結果さえ残せれば昇給していけます。

ぜひ自分に合った職業を探してみてください。

「人と関わる仕事」に関するよくある質問

人と関わる仕事とはどんな仕事ですか?

人と関わる仕事というのは、主に接客を伴う業務を担う職種を指しています。その職種は多岐にわたり、営業職/コンサル/人事/広報/プロジェクトマネージャーやアパレル販売員など、様々な業界に「人と関わる仕事」が存在しています。

人と関わる仕事の職種を教えてください。

人と関わる仕事には、社員と関わる仕事も含まれますので、即答はできませんが、本記事内「人と関わる仕事15選」の中で具体的な職種と仕事内容や年収などの情報を公開していますので、よろしければ参考にしてみてください。

人と関わる仕事のメリットはなんですか?

メリットと感じることは人によって異なりますが、「お客様の反応をダイレクトに確認できること」や「自分のせいかがわかりやすい」といったことは、人と関わる仕事をするメリットと言えるでしょう。

人と関わる仕事のデメリットはなんですか?

何がデメリットと感じるかは人それぞれではありますが、お客様との距離が近いため、「クレームが直に届く」「気力・体力ともに消耗しやすい」「常にみられるプレッシャーがある」の3つは、人と関わる仕事をする上でデメリットとなりやすいことではないでしょうか。

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F.Osamu外部編集員
中堅人材紹介会社の経営者。 既婚、子供2人、転職回数:5回、年収1,200万円、資格:なし。自己分析が腑に落ち、強みを発揮するコトに注力して道が拓けたタイプです。仕事以外では、適職発見同好会の立上げメンバーとして、転職者向けメディア「向いてる仕事.com」の運営を経験。転活ラボの外部編集員として活動中。