やりたい仕事がない人が向いてる仕事を探す方法6選を解説。今の状況に不安や焦りを感じたら、その原因を特定して、特徴に合わせた方法をつかって自分に向いてる仕事を見つけてみましょう。
ここで解説する内容は、転職するときに、興味を持てる仕事が見つからない人・自分が何がやりたいかわからない人向けに、具体的な原因究明方法・他の人達の特徴・やりたい/出来る/向いている仕事の違いについてです。
やりたい仕事がない状態から、自分に向いてる仕事について、自己分析を用いた手法を中心に具体的な探し方を参考にしていただくことができます。
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やりたい仕事がないのはなぜ?
現在の仕事が「自分のやりたい仕事だ」と胸を張って言える人はそう多くありません。やりたい仕事と自分に合う仕事というのは、往々にしてイコールにはなりにくいケースが大半だからです。また、それ以前に「自分のやりたい仕事がわからない人」もたくさんいます。
昔から夢で、なりたかった職業を実際に経験して、その時点で「理想と現実とのギャップに不満を覚える」のは珍しいことではありません。それでも、私たち人間は、生活するために働く必要があります。そんな中で、自分のやりたい仕事を見つけていけたら御の字といえるでしょう。
それでは、やりたい仕事がない根本的な理由は何なのでしょうか。大きく分けて2つあるので確認していきましょう。
1)やりたい仕事がない=どんな職種があるか知らない
まず、やりたい仕事が無い人は、どんな職種があるのかあまり知らないという事も原因かもしれません。一つの分野でも細かく調べると職業選択の幅がおおきく広がって、自分が興味のある職業が見つかる可能性が出てきます。
インターネットで検索すると大抵のことがわかる時代です。上手に活用して情報収集する事でまず仕事の種類を知りましょう。その上で自分に合っているかを判断していく方法もあります。
【参考記事】業種&職種分類
2)向いてる仕事という視点で探す方法もある!
近年では、自分の「性格」や「得意分野」を書き出して、自分に向いてる仕事(適職)を探して仕事選びに活用する考え方が主流になりつつあります。この方法は、やりたい仕事がない!と決めつけず、自分が得意な事、苦手なことを自己分析して向いていることを理解します。
向いていることは覚えやすく、苦手なことよりも早く上達しやすいので、たとえやりたくなかった仕事でもだんだん好きな仕事に変わっていきます。またライフスタイルに合わせて、出勤のないリモートの仕事などと条件を絞り込んでいくのもいいでしょう。
また興味のある資格やスキルを身につける事で、職業の視野も広がり就職にも有利になります。持っている資格がどの職業に役立つかもう一度調べてみるのも一つの方法ですね。
やりたい仕事がない人の原因を特定
やりたい仕事がないと悩んでいる人は、まず「やりたい仕事がわからない原因」を見つける事から始めましょう。
本当はこうありたいと思う姿に自信が持てず、周囲の意見や評価で自分の考えを押さえ込んでしまっていないでしょうか。
評価の良い会社や収入の高い会社など周囲の目ばかり気にして、やりたくも無い仕事や行きたくも無い会社を選択していても決断に至ることは無いでしょう。何故なら自分の本心では無いからです。
原因1:自分の意思がない
周囲の意見を参考にすることは大切なことですが、まず自分の意思があってからという事を忘れてはいけません。そして今やりたいことは何か、これだけはやりたくない等、自分の気持ちを正直に吐き出すことが必要です。現状の自分の状態を知ることで前向きな気持ちになり「やりたい仕事」への意欲が生まれます。
原因2:気持ちの余裕がない
日々の生活で気持ちに余裕が無く、自分が何をしていくべきかわからなくなっている場合もあります。以前はやる気があり打ち込んでいたはずなのに、今は何をしたいのかわからないと、仕事や生活にストレスを感じている場合です。ただ生活のためだけに仕事をする毎日に、どこで挫折をしてしまったのか振り返ることも大切です。
原因3:生活のためだけに仕事をしている
仕事は生活のためだけだという考え方で働いている人は、やりたい仕事を見つける事も難しいでしょう。なぜならその時点であきらめてしまっているからです。もう少し自分の気持ちに積極的になり、興味のある事にチャレンジしていくと、その中からやりたい事が見つかることもあります。消極的なまま自分の内面と向き合わなければ、わからない理由もいつまでもわからないままになってしまいます。
原因を特定したら『自己分析』をしよう!
自己分析をして『将来的、自分はどうなりたいか』を想像してみてください。将来設計があると、それを軸に自然とどう行動していけば良いのか見えてきます。ただし、自己分析は自分だけで、納得のいく答えを導き出すには若干ですが難易度が高めです。
自己分析のコツ
やりたい仕事がないと悩んだときの自己分析は、周囲の人の客観的な意見を聞いたり、子供の頃から得意な事は何だったか親に聞いてみたりすると、自分では知らない自分の意外な一面に気づかされることがある場合があります。
▼例えばこんなことを確認!
- 幼少期の自分が得意だったこと
- 家族から見てどこが成長したか
- 家族が誇れる自分の特徴的な部分
- 今の自分に直して欲しいこと
- 自分の優れているポイントは何か
このように、家族だからこそ判るし、自分自身も受け入れやすい関係性だからこそ自己分析にはうってつけといえます。同じように、親密な関係の同僚や親友に、自己分析を手伝ってもらう方法もオススメです。
特技や才能について気付くキッカケに繋がりやすいので、「出来ること」をみつけて、やりたい仕事がみつけやすくもなります。自分の才能に気付かないまま、転職活動が進まないのは損なので、キッカケを掴んだら好き嫌いせずにチャレンジしてみましょう。
やりたい仕事がない状況から、一転して、やりたい仕事をみつけるために『自分は何が得意なのか』や『積極的になれる物事は何か』を知るために自己分析を活用してみましょう!プライスレスなのも良いですよね。
やりたい仕事がない人「3つの特徴」
やりたい仕事がないと感じている人、やりたい仕事がわからない人には、共通する3つの特徴がありますのでおさらいしていきましょう。
特徴1:過去の失敗体験がトラウマになっている
自分にはやりたい仕事がない、何をしたらいいのかわからないと感じる人の中には、進学先を選ぶ時や就職先を選ぶ時などの失敗体験がトラウマになっている人がいます。
- もう失敗したくない
- 出来なかったらどうしよう
こんなことを考えが気持ちを支配して、活力や意欲の低下を招いてしまうのです。
このような人が、いざ選択の場に立ったとき、過去のトラウマに苛まれ、自分が「やりたい仕事」ではなく、「失敗しない仕事」を選んでしまう傾向があるのです。
失敗しない仕事が悪いわけでは無いですが、それが「やりがいのある仕事」や「やりたい仕事」に変わることがあるでしょうか。
慎重になりすぎるあまり、ストレスとなり「この仕事は自分のやりたい仕事だっただろうか」と思ったときに気がつくこともあるかもしれません。
その時がチャンスです。思い切って転職を考える事も一つの方法です。
自分の慎重な面を長所と捉え、情報収集や企業説明会等に参加して、積極的にいろんな職業があるということを知る行動をとりましょう!そうすることで「やりたくなる仕事」が見つかる事でしょう。
特徴2:仕事にやりがいを見いだせない
また仕事自体にやりがいを見いだすことが出来ないこともあります。職場の環境や人間関係があまりいいと感じられていなかった場合に、他人に責任を転嫁して転職を繰り返すような人もいます。
常に、ネガティブ思考に支配されてしまうことから、仕事が長続きせず、その長続きしない事でさえも他人のせいにしてしまうのです。(これを他責といいます)
このような人は、基本的な考え方を変えてみてはどうでしょうか。
評価を得られなくても、そこまで精一杯にやった自分をねぎらい、次の転職へのステップアップになるように自己評価をする事が大切です。
マイナスの部分ばかりに目が行くようになると、興味があることでも手が出せなくなり、やりがいを見いだすチャンスさえつかめなくなってしまいます。また、コツコツと積み上げた上に自信とやりがいを見つける事もあります。
嫌だからとすぐに諦めてしまわない事も大切です。自分を理解して何事もボジティブに受け止めてみましょう。
特徴3:何をやっても「それなりに出来てしまう」
やりたい仕事がないと感じている人の中には、何をやってもそれなりに出来てしまう人がいます。そいういう人は、逆に、何が一番やりたい仕事なのかがわかりづらくなってしまいます。
人は、自分自身が「楽しい」とか「興味がある」ことから探すと、更にそれを充実させようとスキルアップをしようとします。
そしてそれに特化することで自分の強みになります。
その強みを生かせる職場を探すことで「やりたい仕事」の軸が見つかるでしょう。何でも積極的にチャレンジしていくことで「やりがい」や「やりたい仕事」を見つけて行く事が出来るので、前向きな気持ちと行動が大切なのです。
3つの特徴の中に、自分が当てはまるものはありましたか?私が子供の頃、将来なりたい職業について、家族や同級生、学校の先生の前でイキイキと発表した記憶があります。しかし、大人になってから、夢を気軽に口に出来なくなっていた自分に気付いたとき、やりたい仕事がわからないという経験をしたことがあります。
確かに・・・。
人前で語ることで、「絶対にやらなきゃいけない」気持ちに支配されて、失敗したときに叱責された経験も相まって、やりたい仕事なんてないと結論づけちゃうんですよね。私も経験があります。
ただ、やりたいことと出来る事は違うので、まずは自分でしっかり分析して自己理解を深めることが大切ですね。それでは、一緒に考えていきましょう。
やりたい仕事と「出来る」「向いている」の違い
自分のやりたい仕事、自分に出来る仕事、自分に向いてる仕事は必ずしも同じとは限りません。これらを比較して自分にあった仕事を見つけましょう。
やりたい仕事とは?
自分のやりたい仕事、なりたかった職業をするのは大きな成果につながります。好きな事をするので多少のことでストレスが溜まることもなく乗り越えられます。好きな事なのでやりがいがあり、スキルや知識の習得を苦労だと思わずスキルアップが喜びになります。
そもそも、仕事に対するモチベーションが最初から違うので、成功しやすいのかも知れません。
ただ、逆にその仕事が好きで無くなった場合には好きだった分、モチベーションが大きく下がる可能性も考えられます。こだわりすぎて失敗したり、没頭しすぎて体調を崩したり、続けられない障害にあたった時にやる気を無くしてしまわないように、注意が必要です。
こういった自分の好きな事を仕事にするのに向いているのは、好きな事でも仕事は仕事と割り切れる人です。そして好きな事以上に成果や金銭に欲を出さない人です。今居る自分の環境の中でも好きな事を見つけてやりたい仕事に変えていくのも一つの方法です。
出来る仕事とは?
自分に出来る仕事とは、持っているスキルや経験からこれなら出来ると思う仕事です。そして出来るのは自分に合っているのかもしれません。ただ経験が無いから出来ないかもと思うのは、いつまで経っても新しい知識やスキルアップも望めません。出来る仕事の中でもスキルアップや出来ることを増やしていく事はとても大切なことです。そこから経験を増やし出来る仕事が増える事で選択肢も広がります。
自分に向いてる仕事とは?
自分に向いている仕事とは、やってみて初めて気がつく場合が多く、日頃の生活の中で自然とわかる人は少ないと言われています。やりたい仕事が向いている場合や、出来る仕事が向いていたなら言う事はありませんが、挑戦してみた仕事が思いのほか向いていたとなる事もあります。それには積極的にいろんな仕事を知ることが大切です。逆に向いていないことをはっきりさせておくと向いていそうな事が見えてきます。消去法で選択肢を絞り込んでみるのもいいでしょう。
やりたい仕事がない人の『向いてる仕事の探し方6選』
どんな仕事があるのかを知ろう [やりたい仕事がない人の仕事の探し方 1/6]
世の中には20種類以上もの業界が存在します。その中でまた細かく分類されているので数え切れない種類の仕事が存在しています。自分が知らない仕事があってもおかしくはありません。
しかし、どんな職業があるのかを知っていないと自分が出来ることや、好きな事がどんな仕事につながっていくのかもわかりません。
そのため、視野を広げていろんなジャンルの仕事にも目を向けて探してみることが大切です。
情報収集の手段にはインターネットや図書館など、身近なところに溢れています。まずは自分の好きなことや得意な分野がどんな仕事に結びつくのか、身の回りにあるこの職業はどんな職種なのか等、身近な所のヒントから検索してみるのもいいでしょう。
好きな事、やりたいことを探ろう [やりたい仕事がない人の仕事の探し方 2/6]
人には好き嫌いがあります。最初に嫌いなことから始めるのはなかなかハードルが高いです。まずは自分の好きなことや、やりたいことを探ってみましょう。好きな事はなんだっただろうとか、やりたいことがわからない、なんて人も居るかも知れません。
そんな時は思いついたことを紙に書き出してみてください。以下、例です。
- 昔得意だったことや褒められたこと
- 勉強した覚えも無いのに成績が良かった教科
- 好きな芸能人の真似をして同じ趣味をやってみたい
- あの人がやっている職業に興味がある
など、気になった事を書き留めることで自分の心の中を整理します。
また今まで取った資格やアルバイトなどを振り返ることで、その時には気がつかなかった自分が出来ていたことに気づくこともあります。
そんな経験は自信にもつながります。自信のあることを書き出すことで、好きな事ややりたいことを見つけるヒントになるのです。そしてその好きな事ややりたいことから、仕事選びの手がかりになり、選択肢を絞り込めます。
自分が興味のあることや経験のあることはある程度の情報も持っています。その情報から派生して、新しい仕事を見つける事も出来ます。視野を広げるきっかけになるように自己分析をしましょう。
やりたくないことをリストアップ [やりたい仕事がない人の仕事の探し方 3/6]
逆にこれだけはやりたくないという事を書き出してみるのもいいでしょう。まずは苦手なことを書き出すことで自分には向いていない、合っていない業種がわかってきます。
【例えば】
満員電車が苦手=通勤の無い職種や自宅周辺の仕事場
やりたくない理由が当てはまる性質がある職種を消去していくことで、「これなら出来る」という仕事を見つけられる可能性があります。情報の整理で自分の気持ちを理解しておくことが大切です。
自分が出来ることを考えてみる [やりたい仕事がない人の仕事の探し方 4/6]
考えた末、やりたい仕事がないと思ったら、まずは自分が出来ることから考えてみましょう。ありきたりなことにヒントが隠れているということは少なくありません。例えば、下記のようなことってありませんか?
- 長続きしたスポーツや趣味
- 無理せずに自然と続けられた何か
- 親密な人に褒められたイラスト
- SNSを通じて綺麗と言われた写真
特別なことを考える必要はありません。趣味や特技から仕事につながるヒントが見つかることも多いです。趣味が仕事になった人も世の中にはたくさんいます。
また何気なく人から頼まれていたり、よく褒められたりしていたことは、自分が他の人より出来ている証拠です。第三者からの評価も自分の知らなかった特技を知るきっかけです。また学生の時に取った資格や、特技からそれに関わる仕事を探ってみるのも良いでしょう。
やりたい仕事がない人でも、自分のスキルが何に活かされるのかを知ることで、職業選択の自由度や可能性が広がります。
現在、何もスキルが無い人は、興味のあるスクールを体験するところから始めてみるのもいいでしょう。現在はとにかくたくさんのスクールがあります。そのスクールでスキルを取得するときにそのスキルを活かせる仕事の情報も習得出来ます。
知識は邪魔にはなりません。悩んでいるなら可能性のある事にチャレンジしてみるといいでしょう。
目標を決めてみる [やりたい仕事がない人の仕事の探し方 5/6]
やりたい仕事が何かわからないなら、目の前のことに囚われず、初めに目標を決めるのもいいでしょう。はっきりした目標でなくてもいいです。
自分が将来こうなっていたらなという理想を思い描くのです。そのビジョンを思い描くことで、その理想を叶えるためには何をしたら良いのかを考えます。
そうするだけでも、自然とそこに向かうための道筋は見えてきます。
目標に向かうには、自分が経験を積んできた「業種×職種」、磨いてきた「経験とスキル」を必要としてくれる業界と職種から絞り込んでいくのです。
将来のビジョンを仮にでも設定することで、進むべき方向性が明確になり、やる気につながるので、まずは理想の目標を決めてみましょう。
ただ、周りの環境や状況によって目標が変わるケースも十分に考えられます。「こうでなければならない」という考え方より「こうしたい」といった前向きな気持ちで取り組むといいでしょう。
自分に大切な時間の優先順位を決める [やりたい仕事がない人の仕事の探し方 6/6]
私たちの人生の時間の多くは、社会人として働くことに、その多くを費やすのが一般的とされています。なかには、プライベートを充実させるために仕事をする人もいますね。
人生の限られた時間の中で、何を優先したいのか、順番を決めることで、希望に適した業界や職種、働き方が明確になってきます。
今の自分の生活習慣を変えたい場合も、優先順位を決める方法は、参考になりますので公私ともに考え方を活用してみましょう。
他にも、理想の生活を想像することからやりたい仕事がわかるかもしれません。どんな生活をしていきたいか、未来を想像して居心地の良い場所を見つけてください。
自己分析をきちんとして探っていくことで、自分が本当にやりたい仕事を見つけられる可能性があります。積極的にいろんな事にチャレンジしていろんな可能性を試してみましょう。
仕事の選び方がわからなくて、もっと詳しく個別の知識をつけたい人は、こちらの記事もオススメなので参考にしてみてください。
やりたい仕事がない人は「求められる自分か」を確認
さあ、ここからは、やりたい仕事がない人が、遂に自分がやりたい仕事が見つけた際に確認すべきことを紹介します。
それは、その仕事で自分が求められる存在であるのか、必要とされているかをきちんと知っておくことです。自分を選考してくれる相手方(会社)に必要とされていなかったらその仕事につくことは出来ません。それにはどうしたら求められる自分になれるのか考えてみましょう。
あなたがのやりたい仕事には、どんなスキルや経験が必要でしょうか。
そのようなことを、事前に情報収集する事で、その仕事にはどんな資格が必要になるのか知ることが出来ます。また技術や知識はその資格で証明することが出来ます。
他人に自分のスキルを証明できるように、スクールで勉強したり資格を習得したりして準備をしておくことは、仕事をしていく上でとても有利になります。
採用選考を受けて、転職すると言うことは、入社後は仕事なので会社に収益を生む人は必要とされます。
自分がやりたい仕事が、人からも必要とされる仕事の中から選択できたとしたら、やりがいも感じられるので「やりたい仕事がない生活から脱出」できます。
そこで、繰り返しにはなりますが、やはり重要なのは、自己分析をして自分の出来ることを理解する事で、必要とされる分野を知ることも出来ます。
自分だけでは不安な場合はキャリアアドバイザー等、プロのアドバイスを求めることもいいでしょう。客観的な目でその仕事に向いているのかなどを判断してもらうことも、選択の参考になるでしょう。
自分が求める仕事が見つかったのなら、今度は必要とされる、求められる自分になれるよう努力することも必要です。やりたい仕事を「やりがいのある仕事」に変えてください。
やりたい仕事がない人が不採用になるケース
やりたい仕事が見つかったら、希望する職種の面接を受ける事になります。その時大切なのは「志望動機」です。この「志望動機」を自分の「好きだからやりたい」の気持ち部分だけを前面にアピールしてしまうと、受け取る側はどう感じるでしょうか。
書類選考の段階で見抜かれて「夢と現実とのギャップでやる気がなくならないだろうか」という不安を持たせることになる可能性もあり、不採用なんて事もあります。
そんなときは、企業側の視線で考える事で、自分が入ることでどれだけメリットになるかを伝えられるといいでしょう。
- すぐに活かせるスキルはあるか
- 即戦力となるだけの経験値はあるか
- 希望ばかりで嘘はついていないか
企業の人事担当者や採用を受け持つ部門管理職は、あなたを即戦力としてみていますので、上記のようなことを念頭に書類選考~面接まで取り組んでいます。
常に空いて目線で考えることで、企業側が理想とする人物として語ることが出来ると「やりたいだけ」の興味本位では無く、仕事に対する構え方も伝わるのではないでしょうか。
それでは、会社側から見た欲しい人材のタイプを見てみましょう。
- 何かしら卓越したスキルをもっている人
- 新しい環境でも周囲を巻き込んで動ける人
- どんなときも自分を客観視して改善できる人
- 自主的に協調して動ける人
- 柔軟な考えのもとスピーディーに行動できる人
- 何事にも常にアンテナを張り巡らす人
- 情勢の変化をキャッチして適切な対応ができる人
- 得た知見を会社に惜しみなくフィードバックする人
このような人は、企業が採用で求める人物像を定義する際、必ずと行っても過言ではないほどの確率で挙げられます。要するに、『私はこの仕事がやりたいんです!』という、自分本位なことを語る人材を求める会社は皆無であると言うことの表れなのです。
コミュニケーション能力は絶対的プラス要素!
履歴書・職務経歴書に書く言葉の節々に、あなた自身の、性格特性が表れます。特に、コミュニケーション能力に長けている人の文章は、相手本位で考え尽くされて出来ているので、読み手である採用企業の担当者は魅力を感じる要素になることは間違いないでしょう。
あなた自身が、誰かの上司になったとき、部下や後輩の面倒を見ることが出来ず一人よがりでは、会社は続いていけません。だからこそ、「コミュニケーション能力を持った人材」が必要とされるのです。
「コミュニケーション能力」とは、どんなときも自分自身を客観的に見ることが出来て、自主的に協調性をもった行動が出来る事です。学生のうちに柔軟性のある行動や考え方を身につけておくのは武器になります。
だからといって、社会情勢について無知でいてはいけません。変化がチャンスになる事もあります。日経電子版をよむなど、経済はもちろん、業界全体にアンテナを張っていろんな事に興味を持つことは自分を高めてくれます。それを仕事に生かしてくれる人材は会社にとっても有益です。
「やりたい仕事」が見つかったら次は長く続けていけるように考えるといいでしょう。
面接の質問:やりたい仕事に就くための回答アイデア
面接でよく聞かれる質問には「志望動機」「自己PR」「自身に関する質問」「未来設計」「逆質問」などがあります。
◎「志望動機」
真っ先に希望者の入社の意思を確認する行為です。これから一緒に働く同士の意見を聞こうとしてくれています。相手に期待を持ってもらえるような志望動機を言えるといいです。
◎「自己PR」「自身に関する質問」
ありきたりの表現では無く、自分の言葉で過去のエピソードなどを交えて話すといいでしょう。自身の言葉には説得力も生まれるのでいいアピールになります。
◎「未来設計」
将来についての質問は採用側と自分の相性をみるための質問です。向いている方向が同じかどうかを確かめようとしているのです。ですから答えには採用側の事業と関わりのある物にするといいでしょう。
◎「逆質問」
面接の最後に何か質問は無いかと聞かれることがあります。そんなときは『逆質問』をしましょう。これは企業に対する熱意を確かめられています。調べればわかるような質問では無く、きちんと企業内容を理解したいと伝わるような質問をしましょう。
やりたい仕事に就けるか不安なら無料相談しよう!
転職について一人で考えるには視野が狭すぎます。ここは相談できるところで専門知識とアドバイスをもらう事が近道でしょう。そこで転職エージェントならタダで相談に乗ってくれます。無料なので細かい費用の心配などしなくてもいいのです。
そのうえ公開されていない求人情報も教えてくれます。
自分の事を客観的に分析してくれてアドバイスをしてもらえます。採用までの面接日等のスケジュール調整や採用側に聞きにくい給与面などの交渉もやってくれます。転職エージェントが間に入って自分をアピールしてくれることで、採用側からの信用度もあがるといえます。
こうしたメリットを考えたら、転職エージェントに相談したほうが、一人で無駄な時間を費やすより、スムーズに転職を成功させる事が出来るといえます。また採用側の情報も知ることが出来るので安心して転職することが出来ます。遠慮しないで聞きたい事は聞いて、相談に乗ってもらうといいでしょう。
やりたい仕事がない人からの「よくある質問」
その理由には個人差がありますが、よくあるのは「どんな職業があるのか」を知らない人が、やりたい仕事がない人に多い傾向があるということです。原因については、「やりたい仕事がない原因を特定」で詳しく紹介しているので参考にしてみてください。
過去の失敗体験からのトラウマ、やりがいを見いだせずにいる、何をやっても「それなりに出来てしまう」など3つの特徴があります。強みを活かすための受け止め方など、アドバイスを掲載しているので、「やりたい仕事がない人の特徴」を参照してみてください。
やりたい仕事を考えるまでに、自分自身が「できる仕事」「向いてる仕事」を考えるようにしましょう。やりたい気持ちが先行しすぎてしまうと、入社後にミスマッチが発生して、早期退職につながるリスクもあります。「やりたい/出来る/向いている仕事の違い」も参考に読んでみてください。
本記事では6つの方法を紹介しています。その中には、やりたくない仕事をリストアップするという方法もあり、希望だけではなく向いてるかどうかを判断するためのアイデアについても解説しています。記事内『仕事の探し方6選』を参考にしてください。
そもそも、人は何故、自分のやりたい仕事がわからない状態になってしまうのでしょうか。考えられ原因として、最も大きな要因は「自分の考えに自信が持てない」のではないでしょうか。