数字が得意な人に向いてる仕事とは?社会人であっても、数字や数学を苦手としている人は珍しくはありません。数字に強いという才能は非常に有用ではありますが、数字に強いからといって、どの仕事でも活躍できるとは限らないのが実情です。
向いていない仕事では実力を発揮するのは難しいですし、向いてる仕事であっても、性格的な問題などが原因で仕事がうまくいかないということも十分にあり得ます。
数字が得意、かつ転職を考えているのであれば、これからの社会人生活をよいものにするためのポイントを知っておきたいところです。向いてる仕事、向いていない仕事、数字が得意な人の性格的な特徴や、気をつけたい注意点などをくわしく知りたいのであれば、ぜひ記事を最後まで確認してください。
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数字が得意な人とは?
数学を得意とする人は、左脳の働きが強いのが大きな特徴です。右脳が感性に大きく影響するのに対し、左脳は論理や言語といった要素に強く影響します。左脳は言語に大きく関係している一方、記憶力では右脳と比べて劣っているため、数学を得意とする人が、漢字など覚えることの多い国語を得意とするとは限りません。
左脳の働きが強い点は性格にも大きな影響を与えており、数学を得意とする人は論理的思考に基づいた行動を取るのが普通です。様々な情報を元に、脳内で綿密にシミュレートを行う慎重な性格の人が多く、気分にむらが出ることはあまりありません。常に冷静な判断を下せる一方、合理性を追求する傾向があるため、右脳の働きが強く感覚を重視する人との折り合いが悪くなることも珍しくはありません。
数字が得意な人が向いてる仕事の特徴
数字が得意な人向いてる仕事
その特徴を5つ紹介!
★特徴1「リーダーシップを発揮する仕事」
ビジネスではチームで仕事に取り組むのが一般的で、起業した場合や、昇進して部下を持つようになった場合は、リーダーとしてプロジェクトの方向性を決め、部下を導いていくことも珍しくはありません。
管理職として活躍する上で必須なリーダーシップ、マネジメント能力を育てられるのは大きな特徴です。
数学、そして数字に強いという点はビジネスではとても強力な武器になるので、数学が得意な人は頼られやすく、リーダーシップを発揮する仕事で活躍する機会も多いわけです。
★特徴2「数的根拠が求められる仕事」
予算、納期、労働時間を始めとする各種数字でビジネスは成り立っているため、多くの仕事で数的根拠が求められます。
数滴根拠が求められる仕事は、精神論のような根拠が曖昧なものとは縁遠い場合が多く、数学的な考えをベースに働けるのが特徴です。
社会人であっても、数学的な考えを苦手としている人は多く、数的根拠が求められる仕事では数学が得意な人が力を活かすことができます。
一部の仕事を除き、業務で高度な計算は求められませんが、確率や統計は頻出なので、これらに強い人は実務で有利です。
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★特徴3「ロジカル・シンキングを磨く仕事」
ビジネスでは、論理的思考ことロジカル・シンキングが求められる場面が多く、社内での立ち回り、顧客との対話などで論理的思考を活用できる場面は珍しくはありません。
論理的思考を活用すれば、より効率よく考えをまとめられるようになるので、論理的思考が当たり前の職場で働くことは、自身の成長につながります。
数学が得意な人の特徴として挙げられるのが、論理的思考の下地ができている点で、数学が得意な人はロジカル・シンキングを磨く仕事にうってつけです。
論理的思考の能力を効率よく成長させるためには、うまくいかなかった経験から学ぶことも大事なので、失敗をチャンスと捉えるようにしてください。
★特徴4「先の見通しを立てる仕事」
金融機関や保険会社を始めとして、先の見通しを立てることが大きな利益につながる仕事は珍しくはありません。
見通しを立てる仕事は、数字の動きを予測する仕事とも言い換えられるため、数学の考え方やスキルを存分に活かせます。
論理的思考が苦手な人は直近のことに目が向きやすいのに対し、論理的思考のスキルが十分な数学が得意な人は、将来を予測する力に長けているという特徴を持つため、先の見通しを立てる仕事向きです。
先の見通しを立てるためには様々な情報が必要なので、常にアンテナを張っておくことが欠かせません。
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★特徴5「方向性を導き出す仕事」
ビジネスに正解はなく、方向性を導き出すのは簡単ではありませんが、だからこそ様々な数字から仮説を立て、方向性を模索する仕事が存在します。
方向性を導き出す仕事は非常に難度が高く、責任も重大ですが、非常にやりがいを感じられるのが魅力です。
方向性を導き出す仕事は、仮説を立てれば終わりではなく、その仮説が有用だという根拠を説明する必要があります。数学が得意な人は数字から方向性を導き出すこと、簡潔に説明することの両方を得意としているのが特徴で、活躍が期待できるわけです。
判断材料が多いほど方向性を導き出しやすくなるので、他社の成功事例や失敗事例を研究することも欠かせません。
数字が得意な人に向いてる仕事10選<おすすめ順>
向いてる仕事を発見!
営業職 [数字が得意な人に向いてる仕事 1/10]
【仕事内容】
営業職の仕事内容は、自社の製品やサービスを一般ユーザー、法人などに売り込み契約につなげ、会社の利益に貢献することです。
▼向いてる理由
数学と営業職は無関係なように感じられるかもしれませんが、営業職で好成績を収めるためには、論理的思考による試行錯誤が欠かせません。また、大まかな確率から営業先の優先順位をつける考え方は、営業職にとって非常に有用で、数字が得意な人にとって営業職は向いてる仕事です。
平均年収:400万円
営業職の平均年収は、20代だと350万円から400万円、30代だと400万円から450万円程度です。ただ、営業職は成果を上げた分だけ稼げるインセンティブ制度が一般的で、大きく稼げる可能性がある一方、成果を上げられず年収が平均に届かないこともあり得ます。
マネージャー職 [数字が得意な人に向いてる仕事 2/10]
【仕事内容】
マネージャー職の仕事内容は多岐に渡っており、業務の目標や方向性の設定、部下の育成、進捗管理などが代表的な仕事です。
▼向いてる理由
マネージャー職は業務の方向性を左右するとても大事な仕事で、数字を重視することが欠かせません。数字を軽視すると迷走のリスクが大きく高まるため、マネージャー職は数字を苦手としている人に向いてる仕事ではありません。明確な根拠を元に自身と部下の仕事の方向性を決めていく、このような理想的な上司になれる素質を持っているのは、数字が得意な人です。
平均年収:480万円
マネージャー職は、役職によって平均年収が大きく異なってきます。課長の平均年収は約480万円、部長の平均年収は約580万円で、昇進に伴い収入が大きく増えるのが特徴です。
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経営者 [数字が得意な人に向いてる仕事 3/10]
【仕事内容】
具体的な仕事内容は業種によって大きく異なるものの、いずれの業種でも必要となるのが、会社の経営方針の決定、資金調達などの手段による経営の安定化、マネージャー職のように社員を育成することなどです。
▼向いてる理由
会社経営者は、希望的観測を排除し、データを根拠とする足が地についた決断をしないといけません。利益を上げるためシビアな判断が求められるため、論理的思考の癖がついている数字が得意な人に向いてる仕事です。
平均年収:3,000万円
会社経営者の年収はピンキリですが、従業員300人未満の比較的小規模な会社の場合でも経営者の平均年収は3,000万円を超えています。従業員1,000人以上の会社に限ると、経営者の平均年収は6,000万円オーバーで、非常に夢がある仕事なのは間違いありません。
カスタマーサクセス [数字が得意な人に向いてる仕事 4/10]
【仕事内容】
カスタマーサクセスはマーケティング職の一種で、自社、そして自社のサービスを導入している顧客の両方が利益を上げられるよう、win-winの関係を目指し顧客に働きかけを行う仕事です。主な仕事内容は、役立つ自社サービスの活用方法、顧客が抱えている問題の解決法を提案することです。
▼向いてる理由
すでに一定の関係性が築かれている顧客相手であっても、各種の提案に頷いてもらうためには説得力が欠かせません。論理的思考のスキル、要約に長けている数字が得意な人にとって、カスタマーサクセスは向いてる仕事です。
平均年収:500万円
カスタマーサクセスの平均年収は約500万円ですが、収入の個人差がかなり大きいため、平均年収の数字はさほどあてになりません。年収が平均にまるで届かないこともあれば、年収が1,000万円を超えることもあり、勤める会社や実力によって収入は大きく変わってきます。
向いてる仕事を発見!
データサイエンティスト [数字が得意な人に向いてる仕事 5/10]
【仕事内容】
ビッグデータの収集や解析を行い、会社が抱えている問題の解決法を導き出すのが、データサイエンティストの仕事です。
▼向いてる理由
データサイエンティストの仕事に就くためには、統計学などの高度な数学的スキルが欠かせません。また、論理的思考や、コツコツと地道な作業をこなすこともデータサイエンティストの仕事では求められますが、数字が得意な人はこれらの素養も持っているケースが多く、データサイエンティストは数字が得意な人に向いてる仕事です。
平均年収:700万円
データサイエンティストの平均年収は、約700万円と高めです。もっとも、年収が300万円台のケースもあれば1,000万円を超えているケースもあり、実際の収入は働く会社、スキルなどの条件によって大きく変わってきます。
Ai/システム開発者 [数字が得意な人に向いてる仕事 6/10]
【仕事内容】
プログラミング言語を駆使し、人工知能ことAiを開発したり、Aiの精度をより高めたりするのがAi/システム開発者の主な仕事です。
▼向いてる理由
Webエンジニアのように、数字の力がさほど求められない職種も存在するものの、基本的に各種エンジニアには数字の力が求められます。Aiの開発や精度を高める仕事には高度な数学のスキルが欠かせない上に、Aiを欲している企業が何に困っているのか、その本質を的確に見抜く分析力も必要です。数字が得意な人は分析力も優れている傾向があるため、Ai/システム開発者は数字が得意な人に向いてる仕事です。
平均年収:550万円
Ai/システム開発者の平均年収は600万円で、正社員の場合、年収は550万円から650万円の範囲に収まるのが一般的です。
向いてる仕事を発見!
グロースハッカー [数字が得意な人に向いてる仕事 7/10]
【仕事内容】
会社が手掛ける商品、サービスなどのさらなる発展、成長を促すのがグロースハッカーの仕事です。具体的な仕事内容として挙げられるのが商品やサービスの開発、ユーザーの声などの分析で、開発とマーケティングの両方の素養が求められます。
▼向いてる理由
グロースハッカーはIT系企業で需要が多く、仕事内容はプログラミング、データの分析など数字が得意な人と相性のよいものです。そのため、グロースハッカーは数字が得意な人に向いてる仕事と言っても過言ではありません。
平均年収:600万円
グロースハッカーの平均年収は約600万円と、比較的高めな数字です。海外ではグロースハッカーの需要も多く、年収が1,000万円どころか2,000万円を軽く超えることも珍しくはありません。
アクチュアリー [数字が得意な人に向いてる仕事 8/10]
【仕事内容】
アクチュアリーが働くのは主に保険会社や金融機関で、仕事内容は顧客の病気や事故などのリスクマネジメント、高度な計算による生命保険や企業年金の業務のサポートなどです。
▼向いてる理由
レベルの高い統計学や確率論が仕事で求められるため、数字が得意な人であっても、アクチュアリーが向いてる仕事とは限りません。しかし、数学の分野のスキルが仕事内容に直結するため、数字が不得手な人と比べれば、数字が得意な人の方が適性があります。
平均年収:1,200万円
保険数理士ことアクチュアリーの平均年収は1,200万円と、かなり高い部類です。勤める企業によって年収はだいぶ異なってくるものの、外資系の企業に勤めた場合は年収が2,000万円を超えることも珍しくはなく、収入に大きな期待が持てます。
向いてる仕事を発見!
ファイナンシャルプランナー/FP [数字が得意な人に向いてる仕事 9/10]
【仕事内容】
ファイナンシャルプランナー/FPは金融機関や保険会社などに勤め、資産運用に関するアドバイスを行うのが仕事です。基本的には個人に対してアドバイスを行いますが、独立したファイナンシャルプランナー/FPは企業の相談に対応することもあります。
▼向いてる理由
ファイナンシャルプランナー/FPは数字を扱う仕事なので、数字が苦手だと実力を発揮するのは困難です。投資、年金、各種の保険やローンなど幅広い分野の知識量も求められますが、基本的には数字が得意な人に向いてる仕事です。
平均年収:420万円
20代のファイナンシャルプランナー/FPの平均年収は約420万円で、若いうちから高収入が期待できます。また、年齢を重ねるごとに収入は上がっていき、40代から50代にかけての平均年収は800万円ほどです。
税理士 [数字が得意な人に向いてる仕事 10/10]
【仕事内容】
税理士の仕事内容は主に3つで、1つ目は確定申告などの税務の代理、2つ目は確定申告書などの税務に関する書類の作成、3つ目は継続的、もしくは単発の税務相談です。
▼向いてる理由
税理士試験の難易度はかなり高い部類で、科目や年度によってやや差はあるものの、概ね合格率は10%から20%程度しかありません。高度な計算が必要となることはないものの、試験と仕事内容で常に数字がつきまとうため、数字が苦手だと税理士になるのは難しいのが実情です。そのため、数字を苦手としている人よりは、数字が得意な人の方が税理士には向いています。
平均年収:950万円
税理士の平均年収は約950万円で、一般的な平均年収と比べるとかなり高い部類です。30代から40代にかけては平均年収が1,000万円を超えることも珍しくはなく、高収入を狙う場合に向いてる仕事の1つとして挙げられます。
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数字が得意な人には不向きな仕事
こんな仕事は
数字が得意な人に向かない!
事務職の主な仕事は書類やデータの整理、来客や電話の対応などで、ルーチンワークが基本です。絶対に向かないとは限りませんが、数学が得意な人は事務職を不得手とする傾向があります。事務職で必要となるルーチンワークでは、得意の数学に基づいた能力を発揮できる機会が少なく、やりがいを感じにくいのが実情です。
来客の対応、来客のデータ管理、電話対応などが受付の主な仕事です。受付の仕事で特に重視される能力はコミュニケーション能力で、数学的スキルが役立つことがほとんどないため、受付は数学が得意な人には向かない部類の仕事です。
コールスタッフは、コールセンターにかけられる問い合わせの電話の対応をしたり、コールセンターからサービスの案内などを発信したりする仕事です。話す内容はマニュアルで定められている場合が多く、工夫の余地があまりないため、コールスタッフは数学が得意な人が実力を発揮しにくい、向かない仕事です。
ドライバーはトラックを運転し、荷物の配送、引っ越しなどを行う仕事です。荷物の効率的な持ち方、詰め方などといった部分で数学的な思考が役立つことはあるものの、基本的には体力や技術が重要となるので、数学が得意な人には向かない仕事です。
工場などで働く生産作業員は、ベルトコンベアに流れてくる製品の加工や箱詰め、検査などの作業を担当します。生産作業員の仕事は、効率化という意味ではすでに完成されており、手を加える余地はほとんどないため、数学が得意な人がやりがいを感じにくい、向かない仕事です。
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数字が得意な人の性格的な特徴
数字が得意な人は、仕事に対して真面目、モチベーションが高めなど様々なよいところを持っています。一方で、周囲に対して気が回りにくく、周囲からの評価が下がりやすいという難点を抱えているので、注意しなければいけません。
長所1「新しい目標にたいして柔軟」
数学が得意な人は、目標の達成に向けて歩みを進めることを好む傾向があり、新しい目標に対しても柔軟に対応できるのが性格的な長所です。
▼プラスのポイント
根気強く数学の問題に取り組んだ経験が、目標を達成することへの前向きな姿勢につながっています。
現実的に達成可能な目標の他に、長期的な目標を立てておくと、より一層のモチベーションにつながるはずです。
長所2「決めたルーティンに真面目」
数学が得意な人は決めたルーティンに真面目で、たとえ逆境の中でも、黙々と仕事に取り組める性格の人が多めです。
▼プラスのポイント
たとえ複雑な問題であっても、基本的な数式などに忠実に従って解いていくのが数学という科目の特徴なので、数学が得意な人は自身が決めたことに対しても忠実に従う傾向があります。
決めたルーティンを黙々とこなせるのは素晴らしい長所ですが、一方でよくないルーティンを行っていないかの自問自答は欠かせません。結果が伴わない時には、このルーティンが本当に必要なのかと見つめ直すことも必要です。
長所3「目的目標の達成意欲が高い」
数学が得意な人は目的や目標の達成意欲が高く、困難なものに立ち向かうことを楽しむ性格的な傾向があります。
▼プラスのポイント
テストなどで難しい問題が出ると、拒否反応よりやりがいを感じるのが、数学を得意とする人の長所です。困難に挑戦することに慣れているので、ビジネスでも目的や目標への達成意欲が高いわけです。
数学が得意な人は単純、あるいは簡単な物事に対して興味が向きにくいという難点を抱えている場合が多いので、様々なものに興味を向けるよう意識すると、より仕事の幅が広がります。
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短所1「異なる意見の尊重が苦手」
効率的に物事を考えられるのは、数学が得意な人のよいところです。一方で、数学が得意な人は、効率的でないなどの理由から、他人の意見に反発しやすいという性格的な短所を抱えています。
▼マイナスのポイント
数学の醍醐味は効率よく問題を解くところにあるため、数学にどっぷり浸かると、非効率的な部分に対しての理解が深まりにくいわけです。社会人であっても数学を得意としている人はそう多くはないため、異なる意見とぶつかることも珍しくはありません。
社会人の仕事の多くはチームで行うものなので、チームがバラバラにならないよう、異なる意見を尊重することを心掛けたいところです。
短所2「プライベートの幸福度を軽視しがち」
仕事で結果を出すための取捨選択を得意とする人が多い一方で、性格的な短所として挙げられるのが、プライベートを軽視しやすい点です。趣味にのめり込みお金をつぎ込みすぎて生活に悪影響が出る、仕事に打ち込みすぎて家族を顧みないなどが、数学が得意な人に起こりやすい問題です。
▼マイナスのポイント
数学が得意な人は自身の世界を大事にする傾向がありますが、これ自体は悪いことではありません。しかし、それが行き過ぎると、プライベートの方で大きな問題を引き起こすことにつながります。
仕事もプライベートも充実している状態が、本当の意味での幸福につながってくるので、プライベートで極端な行動に走らないよう意識することも大事です。
短所3「他人にもストイックさを求めてしまう」
数学が得意な人は、仕事でもプライベートでも、ストイックに物事に取り組むよう他人に要求する傾向があるので、結果的に疎まれてしまうことも十分にあり得る話です。
▼マイナスのポイント
自分ができることは他人もできるだろうという、誤った思考に陥ってしまう人は珍しくありません。数学が得意な人は、自身のストイックさを誰でもできることと捉え、他人に求めてしまうわけです。
たとえストイックになれない性格の人でも、長所は必ずあるので、他人の短所ではなく長所を積極的に探すよう意識したいところです。
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数字が得意な人に対する職場からの評価
ポジティブな評価1「他者を牽引する能力に長けている」
数学が得意な人は合理的、論理的な思考をする能力が高く、要約も得意なため、仕事で他者から頼られやすく、他者を牽引する立場で大きな活躍が期待できます。
対人関係に自信がない人もいるかもしれませんが、仕事で頼られやすいという点は評価されるべき立派な才能です。頼られやすい特徴を良い点と捉え、コミュニケーション能力のスキルアップに積極的に取り組んでみるのも手です。
数学が得意な人は、組織を引っ張っていく人となれる可能性が十分にある一方、きつい物言いをすると信頼を失う恐れもあります。そのため、合理的、論理的な思考を受け入れてもらえるよう、周囲に気を配ることも大事です。
ポジティブな評価2「新事業を立ち上げるのが得意」
新事業を立ち上げる際に欠かせないのが、この事業は利益を上げられるという根拠を示すことです。数学が得意な人は、客観的なデータに基づいて考えを巡らせられるため、新事業を立ち上げやすく、この点が高く評価されています。
ゼロイチという、誰も成し遂げていない分野で成果を残すことを実現するだけの力が、数学的な考え方ができる人には十分にあるので、評価を前向きに捉えると良いでしょう。
各種のデータに基づく需要と、自らがやりたいことの折り合いをうまくつけるのが大事です。
ポジティブな評価3「経営目線をもって意見を出せる」
数学が得意な人は売上や予算、費用などの数字を冷静に判断することが可能です。そのため、会議などで意見を求められた時、俯瞰的な、経営者目線の意見を出しやすく、この点で良い評価を受けています。
社員視点の意見は社内のモチベーションを高める上で必要ですが、社員視点での意見ばかりが出てくる状態はあまりよくありません。客観的な目線で、目標を達成するための道のりや、リソースの使い方を提案できる数学が得意な人の力も絶対に必要なので、評価を前向きに受け止めてください。
経営者目線の意見を押し通しすぎると、周囲とのトラブルにつながる恐れもあるので、周囲の意見をないがしろにしないよう意識することも大事です。
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ネガティブな評価1「自分の目標が最優先」
数学を得意としている人は課題解決能力が高く実力がある反面、自分の仕事に集中するマイペースな面を持っており、会社のことより自分の目標を優先していると周囲に誤解される恐れがあります。
必ずしも、数学が得意イコール自分中心、他人に関心がないというわけではありませんが、協調性で良くない評価を受けやすい点は忘れないようにしたいところです。
数学が得意な人はマイペースなところがある反面、冷静に周囲を見渡すのが苦手なわけではないので、少しの心掛けで良くない評価を避けることは十分可能です。
ネガティブな評価2「異なる職種の人を軽視しがち」
数学が得意な人は、実力があり仕事で結果を残しやすいものの、一方で過信から自らの職種至上主義のような感じになると、異なる職種の人に興味がない、軽視しているとの評価を受けてしまうことがあります。
異なる職種を軽視しているという良くない評価を受けると、連携が必要な場面で大きくつまずくことになりかねません。そのため、他の職種を軽視しているという評価を受けないよう、普段から気をつける必要があります。
自身の仕事と直接的な関係がない場合、分かりづらいかもしれませんが、どの職種も会社にとっては必要なので、この職種は役に立たないというような偏見を持つのは避けるようにしてください。
ネガティブな評価3「一緒に居る人に休む暇を与えない」
数学が得意な人のマイペースで、自分の仕事に集中しやすい性格は、一緒に居る人に悪影響をもたらす場合があるのが難点です。集中している時には一緒に居る人に対して気が回りにくく、これが休む暇を与えないという良くない評価につながります。
仕事で数字ばかり追っていて周囲の心を無視していると評価されないためにも、周囲の人に対する気遣いを忘れないようにしたいところです。
集中力が十分で、自分自身があまり休みを必要としない場合、周囲の疲れに気づきにくいのが実情です。自分以外の周囲の人は疲れやすいものだという意識を持っておくと、比較的周囲の異変に気づきやすいでしょう。
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数字が得意な人が上手に仕事を進めるコツ
コツ1「上司との関わり方」
会社の上司と馬が合えばよいのですが、必ずしも相性のよい人ばかりとは限りません。関係の悪化が避けられない場合もあるものの、心掛け次第で、上司との関係が悪化するリスクを抑えることは十分可能です。
苦手と感じる上司がいる場合、上司を避けようとすると逆効果になる可能性大なので注意しないといけません。積極的な関わりは拒否したいという態度をとると、その気持ちは相手に伝わり、余計に関係が悪化するのが普通ですので、自分から積極的に苦手な上司に話しかけるのが関係をよくするコツです。
▼日頃から心掛けること
上司は優秀かつ自分を認めてくれるもの、といった感じに、上司に対して期待しすぎるのはよくありません。過剰に期待すると、期待に応えてくれない上司に対して苛立つ結果になるので、上司というものに対してフラットな気持ちを持つことも大事です。
考え過ぎると会話で不自然さが出やすいので、明るく挨拶するなどの簡単なことから実践してみてください。
コツ2「同僚との関わり方」
同僚との関係性も、上司との関係性と同様に、会社で働く上で問題になりやすいポイントです。
基本的には、考え方が似ている同僚より、考え方が異なる同僚の方が関係性が悪化しやすいものです。しかし、考え方が異なる同僚に対して壁を作っていては、社内に味方がまるでいないなんてことにもなりかねません。そのため、考え方が異なる同僚の悪いところを気にするのではなく、よいところを積極的に見つけていくことを心掛けるのが大事です。
▼日頃から心掛けること
挨拶は何気に重要なポイントで、自ら積極的に挨拶することは、よい人間関係を構築する上で役立ってくれます。渋々挨拶をするような態度は敵を作るリスクを高めるだけですので、苦手だなと感じる同僚にこそ積極的に明るく挨拶をするのがコツです。
実力があっても、社内で浮いていては長く働き続けるのは難しいので、できる限り同僚のよいところを見つけ、頼れる仲間を増やしてください。
コツ3「自分の仕事の進め方」
数学が得意で実力のある人であっても、仕事が順調に進むことばかりではありませんので、自分の仕事の進め方について改めて考える機会を定期的に設けたいところです。
合理的な思考ができる点は数学が得意な人の特徴ですが、仕事では合理的が必ずしも最適解とは限りません。特に、同僚など他の人が関係してくる仕事ではその傾向が強いので、他の人へ配慮しながら妥協点を探すことも必要です。
▼日頃から心掛けること
目標から逆算する形で現在やるべきことを割り出す逆算思考は、ビジネスで非常に役に立ちますが、ゴールが見えにくい場面だと逆算思考で最適解を割り出すのは困難です。目の前の課題を1つ1つ解決していく積み上げ思考も時には必要となるので、逆算思考と積み上げ思考をうまく使い分けてください。
時間配分を意識して段取りをよくすること、そして必要であれば積極的に周囲の力を借りることを意識するとよいでしょう。
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向いてる仕事がわからない場合の自己分析
自己分析の手法は数多くありますが、その中の1つの『マインドマップ』は、お手軽に始められる上に効果的です。
どんな使い方ができるか
マインドマップは、様々な情報を書き出していき現状を整理するタイプの自己分析で、紙と筆記用具、もしくはパソコンやスマホのメモ機能があればすぐに始められます。自分自身の考えや性格的傾向などを十分に知れるので、転職活動に臨む際にはマインドマップを行っておきたいところです。
やり方
自分自身と深く向き合うことで情報を整理するタイプの自己分析とは違い、マインドマップでは深く考えず、思いつく限りの情報を羅列していきます。マインドマップのやり方は非常にシンプルで、テーマを決め、そのテーマについて思いつくことをひたすら書き出していくだけです。
転職活動でマインドマップを活用するのであれば、職歴や資格を含む過去の実績、自身の長所と短所、志望動機をテーマとして設定してください。
情報の取捨選択は後から行えばよいですし、人に見せる必要もないので、志望動機にとにかくお金を多く稼ぎたい、みたいなことを書いてもOKです。テーマに沿っていればOKという軽い気持ちで、思いつきをまとめていけば、自分自身についての情報を整理できます。
どんな理論についての説明
突拍子のない記述が多くなることもあるかもしれませんが、多くの情報を書き出していけば、必ずどこかに共通点が見えてくるものです。情報を書き出し共通点をまとめることで、自分自身の性格や望むもの、向いているものが分かります。
考え方
自分自身についてくわしく知ることは難しく、社会人として活躍している人であっても、意外と自分自身の本質を知らないものです。自己分析を行うイコール転職活動がうまくいくとは限りませんが、自分自身について深く知ることは今後の社会人人生で役立ってくれます。自己分析の作業を面倒に感じられるかもしれませんが、ぜひマインドマップを試してみてください。
仕事選びへの活かし方
マインドマップで自分自身について深く知れば適職、理想とする待遇などの情報が浮かび上がります。しかし、マインドマップで浮かび上がった情報こそ全てだと考えると、逆に転職の可能性を狭めてしまう恐れがあるので、臨機応変に対応することも大事です。
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まとめ
数字が得意な人は、その数学的な思考により、様々な職種で活躍することができます。論理的な解説、統計や確率による提案など、数学を得意とする人は多くの役立つスキルを持っているので、自信を持って転職に取り組んでください。役立つスキルをより活かすために重要なのが、数字が得意な人に向いてる仕事を狙うことなので、今回の記事で紹介した仕事や職種を積極的に狙ってみるとよいでしょう。
一方で、数字が得意な人が陥りやすい、性格的な問題点も少なからずあるので、その辺りに気をつけることも欠かせません。数字が得意でない人の話をまともに聞こうとしない、冷たく接するといった行動を取り、仕事場で浮いてしまわないよう注意する必要があります。
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