転職者向け一般常識問題とは?筆記試験の出題範囲/おすすめ対策を解説

一般常識問題

【転職者向け】一般常識問題の筆記試験とは?

転職時の一般常識筆記試験で出題のほか、面接と同日に実施するというのが一般的ですが、オンライン試験や郵送で書類選考の時に受けることを要求されることがあります。

一般常識を入社試験に採用する理由としては、社会人として必要である為、適性診断、文章力や数的処理能力、時事問題などの基礎学力や知識を客観的に測る意図で行われます。

ただし、全ての企業で実施されているわけではなく、会社単位で対応は異なっており、適性検査だけを導入しているケースもあります。(上場企業や人数が多い企業ほど受けさせる傾向はあります)

転職時の一般常識テストは、小学や中学や高校で習った国語・数学・英語・社会・理科の5科目とビジネスマナー、時事問題から出題されています。

一般常識と言うほどなので、広く実施され、既に過去問の本やスマホアプリなどが数多くリリースされているので、傾向を把握しながら過去問による対策が可能です。

ここからは、転職活動における、一般常識問題を中心とした筆記試験に出題されている科目と範囲などについて解説していきますので、試験対策をすすめる際の参考にお役立てください。

一般常識問題:筆記試験科目と出題範囲

社会人としての価値が問われる一般常識、大きくは5つの教科(国語、数学、英語、社会、理科)とビジネスマナーや時事問題など幅広い知識と教養が求められてきます。

実際に、中途採用を行っている企業が筆記試験で出題している科目毎に、出題範囲を紹介するので、傾向を把握して試験対策に役立てられるようにしましょう。

副変種長

一般常識問題の試験は、「各企業のオリジナル」「購入した問題を出題」「適性検査会社に委託する形式」の3種類があります。どれも対策が可能です。しかし、性格特性を見極める試験は対策できませんので、これから紹介する一般常識問題の試験対策に時間をつかったほうが価値的であるといえます。

一般常識問題「国語」

国語の問題は、ことわざ、漢字の読み方、漢字書き取り、四字熟語、多義語、反対語、同意語、敬語、熟語、同音異義語、慣用句、有名作家の作品と作者の名前などが出題範囲となります。

ポイントとして、普段は使わない漢字や意識していない知識などが多く出題される傾向があります。過去問題を繰り返し、勉強すれば簡単に覚えられる分野なので繰り返しながら覚えていきましょう。

多義語は文脈から意味合いをしっかり察知していく必要があります。分からない時は必ず意味を調べながら復習するといいでしょう。

国語の例題

理論だけを詳しく知っていても実際には役に立たないことを意味する『ことわざ』として正しいのは次のうちどれ?

  1. 机上の空論
  2. 畳の上の水練
  3. 諸悪の根源

答え:2番

一般常識問題「数学(算数)」

数学の問題例は、旅人算、流水算、鶴亀算、損益、濃度、数量、比例、等分、組み合わせ、命題、因数分解、分数などが出題範囲となります。

企業によって出題範囲は異なってきますが、基本的に小中高レベルの問題が出題される傾向にあります。大学で学んだ専門的な範囲まで対象になっていないことが多く、数学的な思考力、問題解決力があるとスムーズに解ける問題が中心です。

試験は時間制限が設定されていて、短時間で問題を解いていかないといけません。高得点を出すには対策しておくことが重要で、実際に問題集やインターネットで公開されている問題を繰り返し実践しておくことで本番はスムーズに解答しやすくなります。

一般常識問題「理科」

学校教育である理科の問題は、物理、化学、生物、地学といった項目から出題されています。

小学校と中学校の中心で勉強する昆虫、植物、動物といった生物の環境に触れた問題の出題率が高い傾向があり、習った範囲は復習するなりしておさえておきましょう。

物質の化学変化、水や空気に関する問題も問題集ではよくまとめられていますので、チェックしながら対策しておくことはおすすめです。

一般常識問題「社会」

社会の問題は地理、歴史、経済、政治、法律、国と首都、都道府県庁の所在地などから出題される傾向があります。

社会の問題では歴史にまつわる問題が多く出題される傾向があり、人間が時間の経過とともに体験された日本の文化は問題集を確認しながら勉強しておきましょう。

経済や政治は社会の領域に所属していますので、ルールやマナーといった社会システム、人間の生活と密着する経済活動の問題も増えてきています。

社会の例題

日本の歴代総理大臣の中で、在任期間最長として知られる総理大臣は次のうち誰?

  1. 佐藤 栄作
  2. 伊藤 博文
  3. 安倍 晋三

答え:3番

一般常識問題「英語」

英語は熟語、ことわざ、発音、アクセント、熟語、慣用句、英会話、文法などから出題されます。試験は中学レベルの英語が出題される傾向があり、日常会話で使う単語や文法を抑えておくことがおすすめです。

問題の形式自体は、そこまで多くありませんが、文脈と単語の意味を暗記しておくことと外国人とコミュニケーションがとれるぐらいまで英語スキルがあれば問題ありません。

熟語やことわざの問題から出題される企業も多いので、問題集で一度自分の実力を確認しておきましょう。

英語の例題

「5W1H」について正しい単語のグループは次のうちどれ?

  1. When,Where,Who,What,Why,How
  2. When,Where,Who,What,Why,Hot
  3. When,Where,Who,Want,Why,How

答え:1番

一般常識問題「ビジネスマナー」

ビジネスマナーの問題は、ルール、身だしなみ、服装や話し方、接客マナー、他社訪問のマナー、電話マナーなどが出題される項目となっています。

知ってそうだったことが知らなかったり、間違っていたり、企業や業界が変わればマナーも変わってきます。

転職する時は言葉遣いが重要になってきます。ビジネスは受け答えする時が非常に多いので、丁寧な言葉遣いや言葉の使い分けは社会人としての基礎は覚えておきましょう。

一般常識問題「時事」

業界と関係性が時事問題から出題される傾向があり、日本国、自治体、化学、医療、生き物などが出題範囲としてあげられます。

時事の問題は、常に世間に目を向けて情報収集しているのかをみています。一般常識として問われる時事問題は、企業で働く上で知っておいてもらいたい情報を出題されるケースがあります。

過去の時事問題から目を通しておくことや、タイムリーなニュースは取り入れて、アウトプットできるようにまとめておくことがおすすめです。

一般常識問題のおすすめ対策

転職時の筆記試験で出題される一般常識問題の5科目、国語・数学(算数)・理科・社会・英語については、書店やネットショップで販売している問題集(参考書)が、よくまとまっているのでおすすめ。最近では、一般常識問題に特化したスマホアプリもあるので、アプリストアでゲットして自分に合ったモノをチョイスしましょう。

時事については、日頃からニュースになっていることをこまめにチェックし、選考応募している会社の人事なら気になるであろうネタを把握しておくことがおすすめです。

働きながら転職活動を進めていると、勉強する時間は限られていますので、効率よく勉強していくことが重要となってきます。特に朝は、人間の頭に知識が入りやすいため、短期間で資格取得を目指している人は、朝の時間を活用して試験対策していたりします。

副編集長

ありがたいことに、1,000円程度で過去問の本が多数販売されているので、問題を解いてみながら『弱点』を見つけましょう!そのあとは傾向と対策。時間が無いときは、通勤途中などで無料アプリを使ってみるのもいいでしょう。

一般常識問題対策1:問題集で慣れる

一般常識は問題集で慣れることが、転職における最良の近道だといえます。問題集は過去の出題傾向からまとめているのがほとんどですので、問題の傾向から問題への回答の仕方が覚えられます。

問題を解きながら慣れることで、転職試験を受ける自信へとつながってきます。出題形式がどんなものかをわかっておくことで、試験の際の緊張感が薄れ、集中しながらの筆記試験かWEB試験に望むことができます。

問題集を解くときは、実際に入社試験を受けていると思いながら解くことを極めると、本番でも普段のパフォーマンスが発揮できるようになってくるのでトレーニングは重要です。

一般常識問題対策2:スマホアプリを活用

毎日コツコツと勉強ができるスマートフォンのアプリを活用した勉強法、隙間時間で活用することができるのできわめて合理的な勉強方法になります。

アプリで一般常識を勉強するには「ニュースアプリ」と「一般常識問題集アプリ」の項目があります。ニュースアプリも一般常識問題集アプリも自分にあったアプリが選択できますので、スマートフォンを使っている方にとっておすすめのツールです。

アプリをつかっていて問題集などでわからないことが出てきた場合には、インターネットの検索窓ですぐに調べることができますので非常に便利です。

一般常識問題対策3:数学や物理や化学を優先しておさらいする

転職時の一般常識の試験は、事前に対策はやっておきたいが出題範囲は幅広いので全て覚えるのは難しくなってきます。

優先して勉強しておきたいのが数学や物理や化学などの公式をおさらいすることです。暗記系の問題は勉強にかかる時間が多くなってしまうので、数学や物理や化学などの公式などを覚えて応用が効かせると点数が取りやすいです。

勉強する時間が少ない、忙しい人にとっては数学や物理や化学などの公式を覚えておくことだけで効率よく問題対策ができます。時間があれば、暗記系の勉強も重ねて進めていくことをおすすめします。

一般常識問題対策4:ニュースをチェックする

一般常識問題「時事」の対策方法は、こまめにニュースをチェックすることです。ニュースをチェックする習慣がない人は、最初はきつく感じることがあるかもしれませんが、慣れてしまえば知識の量を増やせる効率のいい勉強法です。

新聞、テレビ、インターネットと日頃から目を通す機会があれば、ニュースが確認でき速報で入ってくるタイムリーなニュースまでこまめにチェックできる時代がやってきています。

ただニュースをチェックするだけでしたら誰でもできますが、できれば誰かに教えたり、説明できたりできるようにインプットし、頭に要点をまとめておきましょう。

どうして転職の筆記試験で一般常識なの?

そもそも、なぜ、転職して仕事をするために一般常識の筆記試験なんかを受ける必要があるのでしょうか。新卒の就職なら納得できる部分もありますが、中途採用なんだから、経験とスキルを見極める試験をするべきじゃないかと感じることはありませんか?

一般常識問題なら、「時事」「ビジネスマナー」までは理解できますが、社会人として経験を積んだ人に対して「国語・数学(算数)・理科・社会・英語」を出題するだなんて、がっかりしてしまう気持ちはお察しします。

ただし、これらの一般常識問題で「落第点をとってしまったら?」と考えた場合、どのように感じますか?確かに、多くの業界と職種において、ビジネス用語は使っても一般常識問題に出題されるような内容は職務上は使いません。

要するに『物差し』なのです。

転職者は沢山いますが、企業の採用枠数は限られています。当然、人気企業/不人気企業で、応募者数には差が生じますが、何重にもふるいに掛けて、できる限り求める人物像に合う人を採用しようとすると一般常識問題は欠かせない仕組みなのでしょう。

注意点

技術・研究・開発など、専門性が高い分野を中心に、専門知識を見極めるための採用試験を受ける必要がある企業も存在します。そのような場合、過去問が販売されていないので、傾向と対策をするためには、転職エージェントに相談することをお勧めします。

一般常識問題だけじゃない!その他の検査と試験

転職時の筆記試験で求められることは、面接では確認しにくい「基礎能力」です。基礎能力は筆記試験ではかられることが多く「性格適性」と「能力適性」の2つのテーマから出題される傾向があります。

中途採用の場合、多様なキャリアを積んだ転職者が求人に応募するため、採用企業側が求める適性があるかチェックしなくてはなりません。つまり、一般常識問題の試験だけ良くても、いまから紹介する検査や試験で条件を満たさないと内定には至らないということになります。

性格や職業への適性をはかるクレペリンテスト、性格と能力をはかるSPI、文章能力や数理的能力および時事に関する基礎学力や知識を問う基礎学力テスト、文章能力や実務スキルをはかる論文テストの4つ試験が筆記試験としてありますのでみていきましょう。

クレペリン検査:性格適性・心理を知る

クレペリン検査とは古くからおこなわれている心理検査で「学力」と「性格的な特徴」の2つをはかる適性検査です。1桁の数字を足し算する検査方法で、隣りあった数字を足し算する計算量の多い少ないで集中力と行動力と性格を見極めることができます。

計算量の変化で「発動性」「可変性」「亢進性」の3つをはかっていて、各種鉄道会社採用試験や公務員採用試験で採用されている検査です。集中力や正確な判断力を必要とする職業に多く採用されている検査となっています。

問題がスムーズに取り組めるかどうかをはかる発動性、強かったら慣れが早く仕事に取り組めるスピードが速いことが特徴です。弱いと自分から進んで行動する傾向があるのと内にこもるような習性があります。

課題への対応力をはかる可変性が強いと機転が効いて、柔軟ではあるが感情的になりやすい傾向があります。弱いと地道で粘り強く、機転がきかない面があります。

仕事に対する意欲をはかる亢進性、強ければ行動力があり強引さもあるので無理をしがちです。弱ければ控えめな性格で妥協をしやすいところがあります。

クレペリン検査は強弱を見るものですが、強ければいい、弱ければいいというものではなく、企業とマッチしているかをみるテストでもあるので普段から計算問題に慣れておくことがおすすめです。

SPI:性格と能力適性を同時に見る

多くの企業選考で使われているSPI検査は、「能力検査」と「性格検査」の2つの項目があり、能力検査は数学的な処理や論理に従って物事の考えを促す非言語能力と文章や言葉の意味から具体的に伝える言語能力の2つで効率よく処理ができるかをはかります。

性格検査では、「性格的特徴」「職務適応性」「組織適応性」の項目から性格上の適正をはかります。3つの項目から人となりを知ることができる検査となっています。

SPI検査を受ける上での注意点は、企業によりWEB受験と筆記でされる場合がありWEB受験ではPC操作が必要となるので、事前に操作方法や出題される形式を確認しておくのがおすすめです。

SPI検査を受けるには事前に対策しておいた方が、転職に有利になってきます。「能力検査」は、普段から言葉の意味や話の趣旨が捉えられるか、数的処理や論理的考察力を磨く必要があります。

対策本等で問題を解いて精度を高めることが大事で、検査に慣れることでスピーディに効率良く回答できるようになってきます。「性格検査」はどんな性格なのか、企業に向いているのか不向きをはかれるので、日頃から組織の特徴や性格に合わせた回答ができるようにしておきましょう。

企業や業種・職種による専門知識の試験

企業によっては業界で必要とされる専門知識を出題する筆記試験がおこなわれます。プログラミングのスキル、金融では確率・統計などの数理能力、研究開発であれば物理や化学についての知識が問われてきます。

実施される内容は企業によって異なってきますが、専門分野の高度な知識を確認するのではなく、基礎的な知識を持っているのかを確認する為の試験をされる企業が大半です。

「仕事をする上で必要な知識・資格」は、インターネットの分野であればITパスポートや基本情報技術者の資格、金融であれば金融業務能力検定など転職希望なら専門的な知識を少しぐらい勉強しておくことがおすすめです。

論理性・漢字力・表現力・理解力を問う論文テスト

論文テストでは筋道をたてて物事を整理する論理性、正しい日本語となる漢字力、自分の思いや感情をあらわす表現力、物事の仕組みや状況を判断する理解力などが問われます。

出題されるテーマには「自分について」や「過去の経験談」、「キャリアや成果」、「専門的なニュース」などが出題される確率が多いです。

幅広いテーマによって論文テストは出題される傾向がありますので、どのテーマが出題されてもいいように幅広い内容で対策していきましょう。

効率的に対策をおこなう方法は、志望先の専門分野や過去の例題をリサーチして、どんなテーマが出るかを予想しながら勉強することです。

まとめ

一般常識問題で転職が上手くいかないということは誰しもが避けたい状況ですよね。ここまで案内してきた通り、傾向と対策により、主要5科目・時事・ビジネスマナーについては、事前準備を怠らなければ十分な採用試験対策が可能です。

一方で、人の性質を見抜くために用いられる「クレペリン検査」と「SPI」については、根本的な対策が困難であるため、どんな内容なのかを理解することで、回答に一貫性を持たせるなど一定の準備を行う程度で考えておくのが良いでしょう。

履歴書/職務経歴書の書類選考対策、一般常識問題の筆記試験対策、面接対策など改善方法についての情報が豊富なものに時間を割いてください。そして、とにかく、手を抜かず・不安が残らない状態で本番へ臨むことが大切です。

自分を客観的に見た際の意見が必要な人は、転職経験がある先輩、プロのキャリアコンサルタントなに無料相談するなどして万全の体制で臨みましょう!

さあ、人それぞれの事情、そして様々な状況がある中での転職活動ではありますが、なによりご自身の将来を豊かなものにする転職となるよう、励んでいってください。最後まで読んでいただき、有り難うございました!

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