年収200万円の手取りはいくら?生活レベル・月収・リアルな実態を解説!

年収200万円の手取りや生活水準

年収200万円の手取りや生活レベル(水準)、暮らしぶりの実態はどういったものなのでしょうか、その実態について解説しますので転職などの参考にしてみてください。

年収200万円は、金額だけで考えれば高卒1年目の平均年収です。そして年収200万円の手取りはおよそ160万円です。18歳の年収として妥当であっても、20代、30代以降も月収が変わらず、年収200万であるなら、生活水準がいつまでも変わらないことは勿論、マイホームの購入といった資産構築面、結婚・子供といった人生設計の多くもまた困難になる可能性が高まります。

年収200万円の暮らしは?

暮らしは?

2022年の7月頃、SNSである本のタイトルが話題になりました。本の内容は年収200万円の生活に肯定的で、年収200万円でも豊かな生活をするにはという、本筋としては節約奨励の本でした。しかしSNS「年収200万の暮らしを『豊か』と見なすな」といった否定的な声が数多く上がりました。

2019年の国民生活基盤調査によれば、手取りが200万円台以下になる所得の分布はおよそ26.4%でした。本が多くの人に非難されたことは、そのまま「現代日本では、きちんと働いていても年収・手取りが200万円以下の暮らしに苦しんでいる人が1/4を超える」ことの証左に繋がります。

実際に2020年の民間給与実態統計調査では、「給与所得者のおよそ6人に1人が年収200万台」という数字も出ていました。

年収200万円の社会保険料

様々なシミュレーション方法がありますが、例えばボーナスなし・東京で1人暮らし、40歳未満の人の場合、年収200万の社会保険料は月割でおよそ1万1,200円、年間で13万4,500円です。

ななか編集員

残りの手取りから考えれば1人暮らしであれば慎ましく暮らせる額だとしても、突発的な事故・病気に対応できる額ではありません。

年収200万円の住民税と所得税

上記と同じシミュレーションでは、住民税は月割約7,416円/年間約8万9,000円で、所得税は月割約8,541円/年間約10万2,500円です。

ななか編集員

会社員であれば年末調整が行われますが、医療費控除や寄付金控除などは個人での確定申告が必要です。年収200万円なら、医療費控除による節税対策は重要です。必ず申請しておきましょう。

年収200万円の暮らしで使えるお金は?

年収200万=手取り160万円とした場合、1月あたりに使える金額は約13万3,3000円です。ひとり暮らしの場合、次のような生活費が支出されます。

  • 食費 2万~4万円
  • 住居 3万~5万円
  • 光熱、水道費 ~1万円

最大で10万円が生活する上でかかり、残りの3万3,000円から衣服費、家具や交通費を捻出する必要があります。

おさむ編集員

可能なら実家暮らしにすることで、使える金額は大きく増やせますが、月1~2万円は貯金したほうが良いでしょう。

補足情報
さらに40歳以上になると、介護保険への支払い義務が生じます。年収や自治体によって金額は変わりますが、年間でおよそ4万円以上の支出となります。

年収200万円の人の割合

割合は?

全体の割合

国税庁調査による令和元年(2019年)の年収ごとの分布図によれば、年収100万円以下は全体の8.7%、年収100万~200万以下は14.2%です。

年収200万円以下の割合『22.9%』

さらに手取りが200万円未満~200万円台となる、年収200万~300万円以下の割合は14.9%でした。こちらも合算すれば37.8%と、40%近い割合がこの水準に入ることが分かります。さらにその後、日本では2020年から発生したコロナ禍を鑑みれば、よりこの層が増えている可能性があります。

男女別の割合

上記の割合を男女別に直すと、まず年収100万円以下は男性が3.8%、女性が15.4%です。続いて100~200万円以下の男性が7.2%、女性が23.7%です。

年収200万円以下の男女の割合
男性:11% / 女性:39.1%

さらにこちらも手取りが200万円以下~200万円台となる年収200万~300万円台以下では、男性が10.9%、女性が20.3%です。合算して、男性21.9%、女性は59.1%という明らかな年収差がうかがえます。

年代別の割合

令和元年の賃金構造基本統計調査で年代別の年収を見てみると、20代の平均年収は318万円、30代では406万円となり、40代では475万円、50代は517万円となっています。

年齢別にすれば右肩上がりになっていますが、これは正社員年収です。契約派遣社員年収にすると、20代では277~300万円弱、30代~50代までが320万円前後と、こちらは手取り200万台の世帯の厚さが見られます。50代以降は多少増えますが、それでも60代の360万円台がピークです。

年収200万円の仕事

年収200万円の人の月収

月収は?

年収200万円・ボーナスなしの人の月収

▼月収
ボーナスなしの人の場合、年収200万円の月収は約16.5万円です。

▼年収
基本給として160,000万円が支払われ、一般的な企業ならば住宅手当、通勤手当などで5,000円が支給されることもあります。これにより、総支給額が16.5万円となります。

▼差し引き手取り額
控除によって支給額から減らされた額が手取りとなりますが、大まかには「総支給額の80%が手取り」となります。16.5万円の80%は13万2000円です。

年収200万円・ボーナスあり、年1回の人の月収

▼月収
ボーナスは会社ごとに金額が異なりますが、基本的には基本給×〇ヶ月分で支給されます。基本給16万円、ボーナスは額面2ヶ月分の場合、ボーナス額は32万円です。

▼年収
年収と合わせて232万円とした場合、月収はおよそ19万8,000円となります。

▼差し引き手取り額
差し引きの手取り額は19万8,000円×0.8=15万8,400円です。厳密な計算ではボーナスそのものから所得税・社会保険料が引かれますが、その場合32万円ボーナスの手取りはおよそ4万円8,000円が引かれた27万2,000円となります。

年収200万円・ボーナスあり、年2回の人の月収

▼月収
上記と同条件でボーナスが年2回であれば、基本給16万円、ボーナスは額面4ヶ月分となり、ボーナス額は64万円です。

▼年収
年収と合わせて264万円とした場合、月収はおよそ22万円となります。

▼差し引き手取り額
こちらも「およそ8割」で計算すると、22万円×0.8=17万6,000円が手取りとなります。64万円ボーナスの手取りは、およそ97,000円が引かれた54万3,000円です。

年収200万円の人の生活レベル

生活水準は?

独身×実家暮らしの生活レベル

独身で実家暮らしの場合、手取り13万円から引かれる生活費は、家賃分が0円になるので大きく支出を下げられます。

食費:2万~4万円
水道光熱費:~1万円

残金は13万円-5万円としても8万円です。

実家で1人暮らしは最も貯金がしやすい生活形態です。基本的には毎月5万円をあらかじめ預けたままにしてしまい、残りの3万円を雑費、娯楽費などに使えるのが理想です。

ただし実際には、この3万円から1万円程度は会社の飲み会、同僚・上司との飲みなど「交際費」が発生するケースもあります。特に年末・年始の交際費支出は多くなりがちなので、その時期に向けた「交際費貯蓄」として、それ以外の月は財布を引き締めておきましょう。

独身×一人暮らしの生活レベル

こちらは上の項目でもリスト化しましたが、独身で賃貸での一人暮らしの場合、食費は2万~4万円、住居は3万~5万円、光熱、水道費~1万円が生活水準となります。

生活支出の中で大きくなりがちなのが家賃です。家賃は月々の手取り額の1/3を越えない額、手取り13万円なら4万円前後が妥当であり、5万円は身の丈を越えた額と言えます。セキュリティが欲しい女性の1人暮らしであれば妥協しにくいところですが、代わりに食費を節約するなど、生活費の引き締めが必須となります。

食費を3万、住居を4万とした場合、13万-8万円で残りは5万円です。独身、賃貸で1人暮らしならば、月々の貯金額は2万ずつ行っていきましょう。

結婚や子供ができた場合の生活レベル

年収200万円での結婚生活、子育ては現代社会において極めて難しいものとなります。夫婦どちらもが働き、200万+200万=400万の年収を目指す必要があるでしょう。

配偶者控除の法律が改正された事で、配偶者控除の範囲は従来の103万円から条件を満たせば150万円まで引き上げられるようになりましたが、それでも400万には届いていません。可能ならば正社員、契約社員でのフルタイム勤務でのまとまった収入が必要です。

配偶者控除を活かすならば、「一方が300万円稼ぐ」「もう一方が103万円以内に収める」という稼ぎ方が必須です。またこうした配偶者控除の相談については、実際に働き出す前にお近くの納税者支援センターなどに相談するのも確実な方法です。

年収200万円の人の将来設計

将来設計は?

年収200万円・貯金額の目安

将来設計において、年収200万円の人の貯金額は月々1~3万円を目指しましょう。仮にボーナスなし・手取り13万円のうち、1.3万円を毎月、20歳から貯金できたとします。単純計算では1年間で15万6,000円、30歳では10倍の156万円になり、40歳では312万円が貯金できている見込みになります。

これはあくまで手取りが13万円のまま一切変化しなかったケースであり、実際にはそうした職場は40代になる前に、速やかに転職したほうが良いでしょう。先輩や上司とのコミュニケーションで、その会社における昇進、給与アップの実態を知ることもあります。先輩や上司の年齢になっても手取り額が大して変わらないと分かったならば、働きつつも転職の準備を進めるべきです。

年収200万円・結婚/マイホーム購入は可能?

年収が200万でも結婚自体は、双方が納得の上であれば可能です。しかし先述したように、子どもを作るならば「夫婦双方の年収で400万」を目指す必要があります。

年収200万でマイホームを購入するならば、「年収200万でも利用できる住宅ローン」を探すことが必須になります。

住宅ローンで利用できる金額、月々の返済額はケースバイケースです。例えば年収200万、年齢30歳、返金期間を35年とした場合、借入限度額は1,238万円、毎月の返済額は4万1,000円です。

年収200万のみ、手取り13万、生活費を引いた5万円からさらにこの返済額が生じることを考えると、1月あたりの雑出費は1万円未満となり、かなりひっ迫した生活になることが明らかです。

年収200万円・老後資金2,000万円は可能?どれくらいで貯まる?

先ほど、最低でも20歳から1.3万円を貯金すれば10年ごとに156万円が貯まると記述しました。しかし老後に必要な貯金はおよそ2,000万円だと言われています。定年年齢が上がりつつある時代ですが、同ペースでしか貯蓄しなかった場合、70歳まで貯金したとしても780万円が限度となります。

ただしこれはあくまで「月々1.3万円」だった場合です。実家で暮らし、毎月5万円が貯蓄できていれば、5万円×12ヶ月×50年で、20~70歳までの貯金額は3,000万円となります。

結婚をしない、実家持ちでの一人暮らし、毎月5万円貯金出来た場合に限りますが、年収200万円での「老後資金2,000万円」は、30~40歳間で達成できると言えます。

年収200万円で役立つ節約術

節約術は?

1.水道光熱費

  • 日頃の出しっぱなし、点けっぱなしを減らす
  • 風呂の残り湯を洗濯に利用する
  • 古い家電はエコ家電に買い替える
  • ガス、電気の契約プランを見直す

水道光熱費を押さえるには、いかに「本来必要ないのに消費してしまっている光熱費」を押さえられるかにかかっています。毎日少しずつ無駄にしている光熱費をきちんと押さえられれば、塵も積もれば山となるように出費が抑えられます。

一見出費の大きいように思える「家電の買い替え」ですが、これは古い家電は機能不良・機能効率の低下から消費電力が大きくなってしまっているケースがあるためです。分かりやすい例で言えばエアコンです。古いエアコンは機能が落ちて、部屋全体を冷やすにも大きく電力を消費し、さらにエコ機能などが無いので、部屋を冷やし続ける=大きい電力を消費しつづけてしまうこともあるのです。

2.通信費

  • 月々の通信量を見直して、消費量に見合ったプランにする
  • 格安SIMを利用する
  • 固定回線(光回線)の代わりにポケットWi-Fiを利用する

携帯電話の頃から激しい通信キャリア競争ですが、スマホの普及によってさらに各通信会社が顧客を得るために、お得なキャンペーンやプランを設けています。

しかし今現在使っているスマホの設定から月々の通信消費量を調べてみると、意外と月々あたりのギガを使いきれていないことがあります。

ギガを来月に繰り越せるプランもありますが、基本的には普段使いで使いきれていない=無駄に高いプランを契約していることになります。

より安価なプランに変更してしまってもいいでしょう。制限こそありますが、月々1,000円以下、0円の利用プランも少なくありません。

3.食費

  • 大量自炊と冷凍保存は必ずセットで
  • 割高なコンビニ利用をしない
  • 食材はまとめて買う
  • 近所で安いスーパーを探す

「自炊って結局高い」という話を聞いたことはありませんか?これはよくある勘違いの1つです。自炊のアドバンテージは「まとめて買った食材」を「一度に多く調理」して、「冷蔵・冷凍保存して小出しに使う」ことで、食費のみならず、1回当たりの光熱費を押さえる方法です。

1食分を1回の食事ごとに作っていては、光熱費はそれだけかかってしまい、まとめて買った食材は傷みだしてしまいます。

自炊にハードルがある人は、まずはお米を一度に4~5合炊き、おにぎり・タッパー保存することから始めてみましょう。また当然、外食・コンビニでの散財は推奨できません。

4.交際費

  • 飲み会は宅飲み、リモート飲みを定着させる
  • 映画鑑賞などは動画配信サービスを利用する
  • 無料で行けるレジャー施設を利用する

上司や同僚との飲み会、友人づきあいで発生する交際費は中々削りにくいものです。コロナ禍になり、生活様式は不便を強いられることも増えましたが、「会社絡みの飲み会が無くなって交際費がかからなくなった」と喜ぶ声も少なからずありました。

例年通りであれば、年末年始はまた感染の波が来てしまう恐れがあります。交際費の観点においては、出費の面でも感染対策の面でも、「今年も年末年始の飲み会はやらないようにしましょう」、もしくは「リモート飲みにしましょう」という提案は積極的にしていったほうがいいでしょう。

5.娯楽費

  • 月々の娯楽費は上限を定める
  • 大きな出費がある娯楽なら、その為に娯楽費を貯めておく
  • なるべくお金のかからない趣味を見つける
  • 趣味そのものが無い、大好きな趣味を諦めることは避ける

娯楽費は出費の中でも難しい部類にあたります。基本的に人間はお金のために働くものですが、お金は何のために使うかと言えば、「自分のため」に使うものです。

貯金をするために長年大好きだったアーティストのライブを諦める、趣味活動の機材を諦めるなどを続けてしまうと、結局は心身のリフレッシュが出来なくなってしまい、身体に変調を起こしてしまいます。

毎月の貯金額を減らすほど、毎日こまごまと使い過ぎる趣味ならば節制が急務ですが、「月に1回、大きく使う」「数ヶ月に1回、大きく使う」趣味ならば、老後に向けた貯蓄とは別に、「娯楽費貯金」をしてみましょう。

年収200万円から目指せる年収アップ

年収アップ

キャリアアップ転職(エージェント活用)

年収200万から年収アップを目指すならば、手に職をつける、その仕事の資格を取得しての「キャリアアップ転職」がおすすめです。年収200万の仕事の多くは「未経験者でも出来る」ものが多く、誰でもできる仕事=代替が多いので安い仕事であるケースが多くなっています。

しかしそういった仕事であっても、その仕事の技術を活かせる別企業や、その仕事に関する資格を取得する事で、給与がより良い条件での転職が出来る可能性が高まります。まずは転職エージェントを利用して、「自分がやってきた仕事」と「給与を上げる転職」について相談してみましょう。より給与条件の良い企業や、キャリアアップ転職に必要な資格についての情報・アドバイスが得られます。

年収200万円のメリット

メリット

メリット1.余裕をもてる仕事が多い

年収200万の仕事は、基本的に「大きな責任」を求められることはありません。もちろん失敗に対しては相応に叱責を受けることもありますが、それによって業績が悪化する、取引先との関係が悪化するといった、「社運」に関わるような仕事ではないケースが多いのです。

実家暮らしであればそれなりに悠々自適に暮らしつつ、貯金も貯められる、落ち着いた働き方が可能です。中には薄給なのに激務という会社もありますが、それは心身に異常が出る前に転職を検討しましょう。

メリット2.副業で好きなことをやる余裕がある

年収200万の仕事はフルタイムではない、フルタイムであっても週あたりの勤務数が少ない仕事が多くなっています。そのため、空いた時間で副業として「本来これを本職にしたかった、好きな仕事」を副業としてやれる時間的余裕が生まれます。

趣味と仕事を兼ねるようなものなのでこうした副業はおすすめですが、副業で生まれた所得は年末調整に含まれないので、3月の確定申告を必ず忘れないようにしましょう。

メリット3.余暇を充実させやすい

副業としてやりたいことが無いなら、空いた時間はそのまま「余暇」となります。年収200万では中々日常的に出費の大きい余暇の過ごし方は出来ませんが、家でのんびりと過ごして疲れをリフレッシュする、見たかった映画を動画配信で、映画館で見るよりも安価に視聴するなど、余暇を有意義に過ごす方法はその人次第でたくさんあります。

電子書籍、特に著作権が既に切れている作品が掲載されている「青空文庫」などで読書の幅を広げれば、時間を有意義に過ごすことができます。

年収200万円のデメリット

デメリット

デメリット1.金銭的な余裕がない

年収200万円の当然のデメリットとして、金銭的な余裕が無いので、お金のかかる事態には大変弱いものとなります。突発的な事故、病気療養が起こって入院したとしても、貯金がなければ入院費用が支払えません。

医療費自体は病院側との交渉で分割払いの申し出が可能なので、入院が必要だと分かった時には、必ず入院前に病院に相談しましょう。また所属している自治体、国の医療制度が助けになることもあります。

デメリット2.キャリアアップに役立つ職が少ない

年収200万の仕事は未経験者でも出来るものが多く、そのまま働き続けるだけではキャリアアップに繋げられる職がとても少ないものです。しかし昇格の指標として資格制度がある業界ならば、その資格の取得を積極的に行っていきましょう。

資格の取得は「その職に関する知識を十分以上に有している」という証明であり、所属している企業で人を育てる立場、まとめる立場への昇格・昇給がしやすくなります。

デメリット3.将来の蓄えに手が回らない

手取り13万円で安定した将来の蓄えが可能なのは、実家暮らしの人に限られます。仮に月々の出費を切り詰めて月々3万程度の貯金が出来たとしても、それが2,000万円になるには20歳から貯金を始めたとしても60年、80歳まで働き続ける計算になります。

退職が促される60歳では1,440万程度に留まります。貯金が出来るだけ御の字、という環境ではありますが、老後資金の2,000万円を目指すなら、キャリアアップか、実家に戻り賃貸暮らしを止める選択肢が現実的な手段となります。

年収200万円の注意点

ここまで老後資金に関する試算では年収200万円とはいえ、「何十年も働き続けられる」ことを前提での試算を行ってきました。しかし実際には、年収200万の仕事は将来性が低いことや、誰でも出来る仕事である=誰かに仕事を奪われやすい仕事ことから、失業リスクが高い仕事だという認識も必要です。

失業してしまえば当然ながら収入は0になり、再び就職するまで貯金は出来ず、逆に折角貯めた貯金を目減りさせながら転職活動をしなければいけません。ただし、転職エージェントサイトの多くは「転職者本人」ではなく「マッチングした企業」から仲介利用費を得て利益としているので、「お金を使えないから自力で転職しなければいけない」という考えは誤解です。

初めての転職、自分の強みの生かし方が一人では分からない人ほど、転職エージェントを利用しましょう。

まとめ

まとめ(今後へのアドバイス)

年収200万の仕事は、結婚をしない、実家暮らしであるならば貯金もしやすい仕事と言えます。しかし将来的なデメリットが非常に大きく、駆け出し、下積みの期間であるならともかく、そのまま働き盛りを過ぎてしまうと、人生設計や老後の資金構築に多大なデメリットを生じることもあります。

ただし、年収200万の仕事しかできない、と卑下する必要はありません。どんな仕事であれ、その仕事が出来ない人、続けられない人は存在しています。逆に言えば、「その仕事が続けられる」以上はそこに自分が理解していない強みがあります。自分はその仕事をどんな要因で続けられているのか、似た環境で職を選ぶならどんな職がいいかなど、「自分が出来ていること」から逆算的に、年収200万を脱却するキャリアアップ転職を目指していきましょう。

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F.Osamu外部編集員
中堅人材紹介会社の経営者。 既婚、子供2人、転職回数:5回、年収1,200万円、資格:なし。自己分析が腑に落ち、強みを発揮するコトに注力して道が拓けたタイプです。仕事以外では、適職発見同好会の立上げメンバーとして、転職者向けメディア「向いてる仕事.com」の運営を経験。転活ラボの外部編集員として活動中。