年収600万円の手取りはいくら?生活レベル・月収・リアルな実態を解説!

年収600万円の手取りや生活水準

年収600万円の手取り月収や生活レベルが、どれくらいになるのか、生活水準はどれくらいのレベルなのか具体的な部分まで理解すると、自分が望んでいるライフスタイルを実現できる収入なのかがわかるので、リアルな実態を解説していきます。

これから転職を考えている20~30代の社会人の中には、「年収600万円」をひとつの目安もしくは目標としている人は少なくないでしょう。

この記事を通して「年収600万円」は、平均的な日本人よりも良い生活が送れるということが見えてきます。

年収600万円の暮らしは?

暮らしは?

目標年収を設定するうえで参考になるのは、ある年収を得ている人が、どれくらいの生活レベルで暮らせるかを知ることです。もちろん同じ収入でも世帯構成が異なれば生活水準は変わってきますので、様々なパターンでシミュレーションすることが必要です。

ちなみに厚生労働省は、日本人の平均収入を知る目安となる「一般労働者平均賃金」というデータを公表していますが、その情報によると男性の平均月収が33.7万円で女性は25.3万円という結果となっています。男女合わせて平均値を算出すると30.7万円という金額です。

そして年収600万円の人の場合ですが、実際の手取り額は456万円ほどになり、月あたりは、およそ38万円です。

つまり年収600万円は、平均的な日本人よりもゆとりのある暮らしを送れるということになります。

年収600万円の社会保険料

厚生年金・医療保険などの総称が「社会保険料」となるわけですが、それぞれ支払うことのなる金額は異なります。

厚生年金の場合は、基本的に収入の18.3%が年金率となるのですが勤め先が半分を負担するため実際の支払額は9.15%です。年収600万円の場合は、年間549,000円・月割45,750円となります。

医療保険は、勤め先が加入する健康保険組合によって異なるものの「協会けんぽ」の場合は、毎月9.87%が保険料率となります。こちらも半分は勤め先が負担してくれます。

そのため、年収600万円の場合は、年間295,800円・月割24,650円ということになります。

ななか編集員

企業側が半分、負担してくれるという点で国民年金・国民健康保険よりメリットがある一方で収入が増えれば増えるほど収入から差し引かれる金額が大きくなるというデメリットもあります。

年収600万円の住民税と所得税

年間収入から差し引かれる税金で主な項目が、住民税と所得税です。
住民税に関しては、居住地によって若干の金額差が生じますが、前年所得の10%に均等割りという地域ごとの金額が上乗せされた額となります。

そのため、年収600万円の場合は翌年に年間60万円・月割5万円に均等割りの額が加算された税金を納めることになります。

所得税に関しては、累進課税制度が適用され年収600万円の人は手取り額がおよそ456万円となり税率は20%です。年間912,000円・月割76,000円ということです。

ななか編集員

例えサラリーマンであってもいくつかの控除制度を活用すれば節税対策は可能です。例えば、生命保険や個人年金を払っている場合は所得控除を受けることができるので活用すると良いでしょう。

年収600万円の暮らしで使えるお金は?

▼概ね、毎月使える生活費
年収600万円の場合、ボーナスを考慮せずに単純計算した場合手取りは毎月38万円ほどなので、生活費としては以下を目安にできるでしょう。

・家賃10万円
・食費 7万円
・水道光熱費 3万円
・交通費 2万円
・通信費 2万円
・交際費 3万円
・娯楽費 3万円
・貯金 8万円
・合計 38万円

おさむ編集員

家賃に関しては、住む地域により変動するでしょう。また郊外であれば家賃が安くても自家用車が必要になり燃料費や維持費が増えることもあります。通勤環境や利便性を考慮して住む場所を決定することで貯金額や余剰金をさらに増やすことも可能でしょう。

補足情報
40歳以上から負担することになるものに介護保険料があります。こちらも勤め先の加入する組合により料率は異なりますが、「協会けんぽ」の場合は1.64%です。本人負担は半額の0.82%となるので、年間49,200円・月割4,100円です。

年収600万円台の仕事

年収600万円の人の割合

割合は?

全体の割合

国税庁が令和2年分としてまとめた「民間給与実態統計調査」によると年収600万円台に該当する割合は全体の僅か6.5%という調査結果となっています。

最も割合が大きくなったゾーンは、年収300万円台で調査対象の17.4%を占めるという結果でした。ちなみに年収600万円以上というくくりでデータを見てみると、全体の20%ほどが該当する結果となっています。

これらの数値はあくまでも性別・年齢でのデータ細分化は行っていないので自身の状況と比較するためには、さらに細かく分析する必要があるでしょう。

男女別の割合

国税庁のデータを男女別で細分化してみると、年収600万円台に該当するのは男性の場合が9.2%と約1割弱という結果でした。一方、女性に関しては僅か2.6%と大きく差をつける結果となりました。さらに600万円以上という線引きで見てみると男性は全体の29.7%と約3割に上昇するのに対して、女性に関しては6.4%とという低い水準で推移しています。

日本国内の雇用環境において、男女間での収入格差がとても大きいということが分かるでしょう

年代別の割合

転職サイト大手が公表するデータによると、年代別で平均年収を見た時に600万円を超えてくるのは50代以上という結果になりました。この数値は男女を含めた数値となります。

男女別で50代以上の平均年収を見てみると、男性は664万円に対して女性は435万円となります。女性に関しては、50代以上でも年収600万円という数値には大きな隔たりがあるということです。

ちなみに30代の男性平均は474万円で女性が378万円という結果になっています。

年収600万円の人の月収

月収はどう?

年収600万円・ボーナスなしの人の月収

年収600万円とひとことで言っても雇用形態や条件、支給方法は異なるため毎月の手取りは、異なってきます。

ボーナス無しの場合の月収は、勤め先からの総支給額が50万円になります。そこから社会保険料などが差し引かれることで手取り額は38万円となるという計算です。

ボーナスシーズンの楽しみはないものの月ごとに一定の金額が手元に残るので、家計管理や計算がシンプルで将来設計もしやすいでしょう。

年収600万円・ボーナスあり、年1回の人の月収

年に1回50万円のボーナスがある場合は、毎月の支給額がおよそ45.8万円になります。
そこから社会保険料などが差し引かれると、世帯構成によりますが毎月の手取り額はおよそ33.5万円が残るでしょう。

毎月の出費に加えて、自動車や住宅ローンなど大きな買い物をする際には、ボーナス時の支払いを設定して年に一度、多めに返済するという計画が立てられます。

年収600万円・ボーナスあり、年2回の人の月収

多くの企業が、夏季と冬季の年2回ボーナスを支給するという形態を採用しています。
夏のボーナス40万円、冬のボーナス60万円をもらえる年収600万円の人は、ボーナス月以外の月収は、総支給額が41.5万円ほどとなります。そして、差し引き手取り額は31万円ほどになります。

ボーナスが年1回の人よりも毎月2万円ほど手取りが少なくなる計算ですが、ボーナスの楽しみが年に2回あるというのは、仕事のモチベーションも変わってくるでしょう。

年収600万円の人の生活レベル

生活水準

独身×実家暮らしの生活レベル

実家暮らしの独身で年収600万円を稼ぐことができるとすると、毎月の生活費としては以下の内容が参考になるでしょう。

  • 家賃 5万円(水道光熱費・食費等として)
  • 通信費 1万円
  • 交通費 2万円
  • 交際費 3万円
  • 趣味等 2万円

合計 13万円

実家に生活費としていくらくらい支払うかによって異なりますが、ボーナス無しで月の手取りが38万円ほどの収入であれば、毎月25万円の貯金が可能ということになります。

将来のためのマイホーム資金を貯めたり海外旅行、習い事といった自分磨きのための余力も十分にあるでしょう。

また、実家に駐車スペースがあればマイカーを購入して維持することで趣味や行動範囲を広げるという選択肢も可能です。

独身×一人暮らしの生活レベル

独身であっても実家ではなくて一人暮らしとなると、どうしても毎月の固定費は増えるので自由に使えるお金は減ってしまいます。家賃は手取り月収の3割以下が限界という一般的な考えに基づいて、家賃8万円の物件で生活する場合を想定すると、生活費は以下のようになるでしょう。

  • 家賃 8万円
  • 水道光熱費 1.5万円
  • 通信費 1万円
  • 食費 7万円
  • 交通費 2万円
  • 交際費 3万円
  • 趣味費 2万円

合計 24.5万円

実家暮らしと比較すると毎月の固定費は10万円以上高くなります。ボーナス無しで月の手取りが38万円であれば13万円ほど自由になるお金が手元に残ります。
家賃に関しては地域差が大きいので、交通の便やセキュリティ面、デザイン面といったこだわりとの兼ね合いでバランスの良い物件を見つけることができれば、固定費の圧縮も可能でしょう。

結婚や子供ができた場合の生活レベル

結婚で家族が増えた場合、当然のことながら毎月の固定は上昇しますが変わらない部分もあります。家賃に関しては独身時代と同程度の金額で広めの物件を探すということも視野に入れることができます。

  • 家賃 9万円
  • 水道光熱費 2万円
  • 通信費 1.5万円
  • 食費 6万円(基本自炊)
  • 医療費 1万円
  • 被服費 1万円
  • 交通費 2万円
  • レジャー費 2万円
  • 小遣い 2万円(夫1.5万円・妻1.5万円)

合計26.5万円

家族が増えることによって、衣服などの消耗する日用品費は増えますが、食事を自炊で済ますように心がけることによって節約することができます。毎月の手取りが38万円ほどあれば、夫婦2人暮らしでも10万円ほど貯金することも可能です。

お子さんを授かった場合は、教育費等で毎月4万円ほど見ておくと良いでしょう。それでも毎月の固定費はおよそ30万円なので、年収600万円であれば必要な費用は賄えるでしょう。

年収600万円の人の将来設計

将来設計は?

年収600万円の人の貯金額の目安

独身かつ実家暮らしで年収600万円を稼いでいれば、毎月25万円という貯金額も達成不可能ではありません。すべてを銀行預金にする必要は無く、外貨預金や投資信託、株取引といった投資資金として運用することも一つの方法です。積立NISAといった制度を活用すれば節税効果も得られるので検討する価値はあるでしょう。

たとえ、一人暮らしをしていても毎月10万円ほど貯金に回すことは可能な範囲でしょう。ひとり暮らしをしていると、どうしても外食の回数が増えがちで食費が毎月の出費の中でも大きなウェイトを占める場合が少なくありません。自炊する習慣を身に着けることで、この部分を圧縮することに成功すれば毎月15万円の貯金も夢ではないでしょう。

結婚していたり子供がいる場合は、独身ほど自由なお金は残らないものの年収600万円という金額は日本の平均収入を大きく上回っているので毎月貯金をすることはできるでしょう。

世帯人数が増える分に日用品費や食費を増えるものの、独身同様に外食の回数を減らすことで自由なお金を増やすことは可能です。夫婦2人暮らしであれば10万円、子供一人家庭で5万円ほどは貯金に回すことができるでしょう。

年収600万円の人の結婚/マイホーム購入は可能?

人生の将来設計を立てる上で、結婚とマイホームは誰もが考える人生のビッグイベントと言えるでしょう。年収600万円の人が、結婚やマイホームの実現が可能かといえば十分可能です。

実のところ、国税庁の令和2年度分「民間給与実態統計調査」で日本の年収の中央値が約399万円というデータが出ている中で、年収600万円という数値は結婚相手を探している人からすると魅力的に映るでしょう。経済面での安定性や将来性があると判断されるからです。そのため、生活を維持していくという面で年収600万円という収入は問題のない稼ぎであり結婚は可能であると言えるでしょう。

マイホームの購入に関しては、新築か中古、戸建てかマンション、都心部か郊外かなど、様々な要素が絡み合うものの、毎月のローン返済に充てる銀額が収支のバランスにおいて現実的な範囲内であれば可能でしょう。

毎月10万円ほどの家賃を払う夫婦でも年収が600万あれば毎月10万円ほど貯金が可能です。それらの一部を住宅ローンに充てたとしても現状の生活水準を大きくかげる必要な無いでしょう。

年収600万円だと老後資金2,000万円は可能?どれくらいで貯まる?

金融庁の「市場ワーキング・グループ」のまとめによると老後30年間で約2000万円が不足するという、いわゆる「老後2,000万円問題」の試算が提起されました。

人生100年時代とも言われる時代で将来設計を行うにあたって、資産設計は人生における重要な課題となりつつあります。

年収600万円世帯が2,000万円を貯めるには、毎月15万円の貯金ができれば、1年で180万円となり12年で2,160万円に到達します。

毎月10万円の貯金であれば、1年で120万円となり17年で2,040万円となります。

月5万円ずつ貯めていくと34年かかります。65歳までに2,000万円を貯めるためには長期的な計画が必要ということになります。

年収600万円で役立つ節約術

節約術は?

1.水道光熱費

水道光熱費を節約するためにできること

  • お風呂の残り湯を洗濯に再利用
  • 省エネタイプの家電に買い替え
  • 電気やガスの契約プラン見直し

水道光熱費は日ごろのちょっとした心がけで大きな節約効果を期待することができます。
一日の疲れをいやすお風呂も入った後の残り湯を流して処分してしまうのではなく洗濯に利用することで有効活用できます。湯船からポンプを使って吸い上げて洗濯機へ流し込める機会が数千円で購入できるので試してみる価値はあるでしょう。

また、エアコンや冷蔵庫といった消費電力が大きめの家電製品は技術の進歩とともに省エネ効果が高められています。そのため、今使っている機種が古ければ新製品に入れ替えるのも一つの方法です。

これらに加えて、エネルギー消費量が少なくなったらガスや電気の契約プランを1段階小容量タイプに変更できるかもしれません。

新製品の購入などで初期投資は必要ですが、長い目で見ると年間で数万円単位の節約につながることもあります。

2.通信費

高速通信回線は、今となっては無くてはならないインフラになっていますが毎月の固定費としては大きなウェイトを占める場合があります。この部分を節約する方法としては、以下の方法が挙げられます。

  • 格安SIMを使う
  • 自宅インターネットをポケットWIFIにする
  • 料金プランの見直し

携帯電話の契約回線は大手通信会社だけでなく、大手の回線を間借りして運用している格安SIM会社も多数あります。中には数ギガ分のモバイルデータ通信を含めても月あたり1,000円以下で運用できるプランも存在します。自宅にはWIFI環境が整っており外出時にはそれほどデータ通信を使用しないのであれば思い切って格安SIMに変更するのも良いでしょう。

もしくは、インターネットはスマホがメインという場合であれば自宅のネット環境を価格の高い光ファイバー回線ではなくリーズナブルなプランも選択できるポケットWIFIに変更するという方法もあります。

3.食費

食事は毎日の生活の中でも楽しみのひとつであり健康状態にも直結する重要な部分ですが、この面でも節約は可能です。

  • 外食を控える
  • 作り置きをする
  • お買い得情報をリサーチしておく

コンビニでの買い食いから自販機でのジュースを含め、家の外で飲み食いする習慣がある場合は見直すことで節約効果を期待できます。お茶やコーヒーはマイボトルを持ち歩くようにすれば1回あたり数百円の出費であったとしても月単位になると数千円も節約できる場合があります。

また食材を安売り時にまとめて買って料理を作り、小分けにして冷凍保存するなど作り置きすることで買い物に出かける回数を減らすことも効果的でしょう。

4.交際費

仕事上の付き合いや友人間のお出かけで使う交際費も楽しみを残しつつ節約することは可能です。

  • 居酒屋でなく宅飲みにする
  • 毎月の参加回数を決めておく
  • 無料施設を活用

気の知れた仲間内での飲み会であれば、金額が高くなりがちな居酒屋を利用するのではなくリカーショップで好みのドリンクを買って宅飲みにするのも一つの方法です。それぞれが食べたいものを持ち寄るのも良いでしょう。

外でレジャーや飲食を楽しむのであれば、月に何回までと限度を決めておくと、いつの間にか交際費で使い過ぎてしまうといった事態も避けることができるでしょう。

また友人と出かける際には無料の施設を活用することで費用を節約できます。大きめの公園やビーチ、山間部の施設など道具や食材を持ち込んで無料で楽しめる施設が近隣にないかリサーチしてみると良いでしょう。

5.娯楽費

家計における娯楽費には、レジャーから旅行、外食や習い事といった趣味的要素まで幅広く含まれます。この部分を節約する方法にはいくつかポイントがあります。

  • 優先順位をつける
  • 回数を決める
  • 割引クーポンを活用する

楽しいことはいくらでも思いつくものですが、すべてをしようとするとお金だけでなく時間やエネルギーも消耗して逆に疲れてしまうことにもなり兼ねません。そのため、優先順位をつけて絞り込むことで節約することができます。また、毎月のレジャーに出かける回数を予め決めておき1ヶ月分の予定を立ててしまえば、費用の計算もし易くなります。

そしてレジャー施設や外食をする場合はサービスデーやクーポン券を活用することで費用を抑えることもできるでしょう。

年収600万円から目指せる年収アップ

年収アップ

キャリアアップ転職(エージェント活用)

年収600万円という一つの目標を達成することに成功したのであれば、さらにその先のステップアップも視野に入れることができるでしょう。

特定の分野における技術や知識をレベルアップさせ経歴を高めていくことによって自身の市場価値を高めるのです。年収アップをさらに目指す場合に頼りになるのが転職エージェントの活用です。キャリアップ転職ということになると、まずは自分自身がこの先、何を目指していくのかという「キャリアプラン」を明確にすることが必要です。

将来に向けての長期的なゴールを設定し、そこに到達するための短期的な目標を立てていくのです。その実現をサポートしてくれるのがエージェントということになります。

年収600万円のメリット

メリット

メリット1.NISA/iDeco/株式投資など幅を広げられてくる

年収が600万円あると毎月、自由になるお金が残ります。このお金を運用することでNISAやiDeco、株式投資や投資信託の購入によって節税対策や将来のための資産形成が可能となります。お金を運用してさらにお金を生み出すということが現実味を帯びてくるのです。

投資は基本的に余剰金の中から行うこととなります。この点で、年収600万円あれば資産運用をするための資金の捻出が可能となるのです。

メリット2.不動産投資による資産形成が視野に入る

資産形成の方法は多々あり、株式や投資信託、外貨など金融商品を購入することもあれば、大きな資金が必要となりますが不動産投資も一つの方法となります。

アパート経営や中古物件を購入して貸し出すといった運用があります。いずれの場合も不動産となると数百万円からという単位の資金が必要となります。この点で、年収600万円を実現できているのであれば、月々の自由になるお金を用いて不動産投資を始めることも現実的な資産形成として候補に挙がってくることでしょう。

メリット3.住宅ローン/自動車ローンの限度額が十分になる

人生の中での大きな買い物として上位にランクインするのが、マイホームや自家用車でしょう。特に住宅に関しては現金一括ではなくローンで購入する人が大半です。その際に、当然の異ながら審査が行われるわけですが、当人の収入によってローンの限度額が変わります。

年収600万円ということであれば、平均的な日本人よりも多い収入なわけですから、ワンランク上の住宅や自動車のローンも通りやすくなるでしょう。

年収600万円のデメリット

デメリット

デメリット1.住民税と所得税の負担額が大きくなってくる

住民税や所得税といった税金は収入が増えれば増えるほど金額が高くなります。住民税に関しては、前年の収入を基準にして税率が計算されるため600万円の収入があった翌年に何らかの事情で収入が減ってしまうと、その1年は税金の負担が特に大きく感じることになるでしょう。

そして、所得税は累進課税制度となっています。大半の人たちよりも多くを稼ぐということは税金の負担額も大きくなるということになのです。

デメリット2.社会的責任が大きくなり心身の負荷が高まる

収入が多いということは、それだけ職場や社会の中でも責任のある業務やポジションを任されるということが通常です。するとミスに対する恐れや周囲への気配りに起因するストレスや心配ごとも増えることでしょう。あまりに度を越してしまうと心身面の健康状態にも影響を与えてしまうことにもなり兼ねません。

そのため、社会的責任の重さ故に健康状態の維持という面でも日ごろから気を付ける必要があるでしょう。

デメリット3.部下が増えて業務量のコントロール権が他人になる

年収600万円クラスの人材ともなると社内でも部下を持ち、プロジェクトやチームの人材をマネージメントする業務も任されることが少なくないでしょう。そうなると自分自身の業務量が部下の仕事の出来具合によって左右さることになり自身ではコントロールできないという状況になります。

そうなると業務時間外での作業が増えるなどプライベートの時間が仕事で犠牲になるというシチュエーションにも見舞われる可能性があります。

年収600万円の注意点

平均年収から考えると年収600万円は多くの人よりもたくさん稼いでいることになります。趣味や娯楽など、ある程度の余裕を楽しむことができるわけですが、マイホームといった人生の中でも大きなイベントとなる買い物をする際には、現実的な計画を立てたうえでローンを組まなければいけません。

背伸びをしてしまうと、後々生活が苦しくなることもあり得ます。そのため、節税や節約といった意識は常に頭の片隅に置いておくと良いでしょう。

また、たくさんのお金を稼げるということは、それだけ社会的責任の重い業務を任されるということです。仕事上のストレスや悩み心身面の健康状態に気を配る必要も生じるでしょう。

まとめ

まとめ(今後へのアドバイス)

年収600万円は、単純に1年の間に手元に受け取るお金が600万円というわけではありません。社会保険料や税金など差し引かれるものも多く、手取り額は年間456万円ほどとなります。

それでも日本の平均年収よりは多い額なので、生活にはある程度のゆとりを見込むことができるでしょう。日々の生活の固定費の見直しや節約、節税対策を行うことで、さらに自由になるお金を捻出することもできます。

そして夢のマイホームやマイカーの購入、貯蓄や投資を行うことによって老後に向けての資産形成を考えることも十分可能です。

そして、エージェントを活用したキャリアップ転職によって、さらなる収入アップも実現可能な目標として据えることができます。年収600万円は人生のゴールというよりも一つの通過点として設定するのも一つのライフスタイルでしょう。

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