薄給の定義って?給与が安い薄給でいるメリット/デメリット/脱出方法

給与問題「薄給」

給料が安いと感じたら読んで欲しい「薄給の定義」「薄給正社員のメリット」「薄給のデメリット」、給料が安くて悩ましい状況からの抜け出し方までを丁寧に解説。仕事をする上で、給料が安いと感じながらでは「モチベーションの低下」につながり、退職を考え始めたりしてしまいますよね。

仕事における給料を考えた場合、手取り額は低いよりも高いに越したことはありません。しかし、世の中には所謂、薄給に苦しむ正社員も大勢います。

薄給とは、要は給料が少ない状態を指すのですが、ではどの程度の額がそのボーダーラインになってくるのでしょうか。そして薄給から抜け出すにはどうすれば良いのか?ここではそんな疑問について解説をしていきます。

言葉の解説

薄給
【読み】はっきゅう【意味】俸給の額が少ない状態をいう。【同義語】安月給(やすげっきゅう)【対義語】高給(こうにゅう)

薄給の定義について

はじめに、薄給の定義について解説をすると、一般的には年収が300万円未満の待遇を薄給と呼ぶことが多いようです。

年間の給与の内訳を例に挙げると、毎月の給与が20万円をベースに、月給3ヶ月分のボーナスが年2回支給される待遇が該当します。

一方、厚生労働省の調査では給与の平均は420万円となっており、平均値と比較してみた場合、100万円以上の差があることが分かります。

金額の差だけを見ても辛く感じる上、平均以上の年収でありながら、薄給の人よりも仕事が楽なこともあるわけですから、差額の問題だけに留まらない格差も考えられるでしょう。

薄給でも正社員ならあるメリット5選

薄給ということは、当然、手に入れる収入が少ない訳なので、給与面だけで考えるとマイナス面しか見えないかもしれません。逆に高給取りを目指す場合、指摘生活面を仕事に捧げ、やりたいことを諦めたりする必要だって発生する場合もあるので、どちらのメリットとデメリットを選ぶかは自分次第なのです。

給与が安い生活を、自ら選択した場合、どのような恩恵があるのでしょうか。非正規雇用なら掛け持ちすることができるメリットがありますが、雇用も収入も不安定になり、安心して生活するには相応の知識と努力が必要となるでしょう。(コントロール不可能な現実さえあります)

ここでは、薄給でも正社員として働く人が享受できる、メリットを5つ紹介します。

薄給正社員のメリット1:社会的信用を得られる

薄給だろうと正社員の場合は社会的信用を獲得できる点にメリットがあります。

仕事における、人からの評価ポイントの一つに、正規雇用で働いているかどうかが挙げられますが、一般的には正社員の方が立場として良いとされています。

言うまでもありませんが、非正規雇用よりも安定していると見られやすく、しっかりとした人間と判断されやすいです。

また、昨今では非正規雇用の人材が多く存在する現状があり、派遣やフリーターなどで生計を立てているケースも決して珍しくありません。

それゆえ、余計に正社員であることがステータスとなり、信用の度合いを左右する大きなファクターになっているのです。

薄給正社員のメリット2:ローン&クレジットカード作成に有利

正社員の場合ローンが組みやすく、また、クレジットカードを作成する際の審査にも通過しやすいというメリットもあります。

ローンの内容やクレジットカードの限度額の面においては、薄給ということで上限が低くなることはあるものの、しかし、そもそもの審査に通過しやすいだけでも優位と言えます。

これが非正規雇用となると、根本的に審査が通らないこともあるため、たとえ薄給であっても、正社員の立場によるアドバンテージが有効に働いてくれるのです。

薄給正社員のメリット3:雇用の安定性に期待ができる

雇用の安定性の面でも優位になれるのがひとつのメリットです。

まだまだ不況の昨今では、たとえ正社員だろうと、定年まで勤めあげることができるかどうかは不明と言えます。

しかし、立場的に強いのは間違いありません。

例えば、人員整理でリストラをするとなった時に、真っ先にターゲットになるのは非正規雇用者と言えるでしょう。

正社員の場合は簡単にクビにすることができないため、どのような雇用形態かによって安定の度合いも大きく左右されるのです。

薄給正社員の4:ボーナスや昇給に期待ができる

これもまた正社員ならではの良さと言えるでしょう。

もちろん会社の業績によるところも大きいですから、必ずボーナスが出たり昇給がされたりするわけではありません。

しかし、正社員であれば期待を持つことは可能です。

これが非正規雇用の立場ですと、ほぼ期待することはできませんし、給与面でうまみがないことでモチベーションが上がりにくくなる上、将来にも不安を抱きやすいでしょう。

薄給正社員のメリット5:福利厚生の充実

薄給の場合、年収面で辛く感じるかもしれませんが、しかし、給与面以外の面で恩恵を受けられることもあります。

それが福利厚生の充実であり、社員の安定性や快適性などのサポートとなる存在です。

例えば、家賃手当や食費の補助、資格取得手当、財形貯蓄、法定以外の育児・介護休暇、所定の施設の優待など、様々な項目が挙げられますが、これらも正社員ではないと付与されない待遇であることが少なくありません。

会社の中には、年収はそこまで高くないものの、福利厚生が充実しているところもあります。それゆえに薄給でも、社員が満足しながら働けているケースもあるのです。そのため、単に年収の高い安いだけで考えず、その他のメリットにも目を向けることで正社員であることの喜びを感じられるかもしれません。

薄給のデメリット「3選」

薄給でも正社員だとメリットがあるということは、これまでの解説で分かってきましたが、最大の関心事は「デメリットは何なのか」「どれほど酷いデメリットなのか」ではないでしょうか。デメリットなので、損するイメージで、生活やマインド面での痛みを伴うと言うことです。

実際に、薄給で困っている人に電話して聴いてみたところ、浮かび上がってきた薄給生活のデメリットは次の3選にまとまりました。

薄給のデメリット1:実家暮らしなら貯金も不可能ではない。

お金の面で苦労することと言えば貯金があるでしょう。特に薄給ですと貯金にまわす余裕が持てず大変さを感じるものです。

しかし、実家暮らしの場合では貯金ができる可能性があります。独り暮らしにおける生活費の中でも、大きな負担になりやすいのが家賃であって、固定費として収入を蝕んでいきます。

実家ならばその負担をなくすことができるため、浮いたお金を丸々貯金にまわすことも可能でしょう。一方、薄給であることで現実的に辛く感じるデメリットもあります。

薄給のデメリット2:独り暮らしだと生活で苦労しやすい

薄給且つ、独り暮らしをしていると生活費の面で苦労しやすいのがデメリットになります。

自分一人だけであればいくらでも節制ができることもあるものの、ただ薄給では節制にも限度があります。

現にぎりぎりの生活で苦しむケースは多く、誰にも頼れない辛さを感じることもあるでしょう。

薄給のデメリット:高給の友人がコンプレックスへと変化

友人に高収入の人がいると、自分の状況をコンプレックスに感じやすいのもデメリットと言えます。

例えば、飲み会などで話題にのぼりやすいネタと言えば年収に関することも少なくありません。

その際に、友人よりも低い給与の場合辛く感じる面もあるのではないでしょうか。数字で示されると優劣が露骨に表現され、低いよりも高い方が優れているように考えられる風潮も否定できません。

「薄給で仕事が楽」「高給で激務」どっちが良い?

薄給は何かと悩みの種になりやすい要素ですが、しかし、仕事面のことで考えてみると喜べるところもあるかもしれません。

給与が安いながらも楽な仕事と、高給ではあるものの激務の仕事を比較すると、むしろ薄給で良かったと思えるところも見付かる可能性があります。

そこで、以下に高給取りの実態と、薄給の仕事との比較を交えながら紹介してみます。

お金と引き換えに待っている激務

高給取りと言えば全国的に有名な大企業が代表的です。大手ゆえに待遇が良く、薄給の人からすると憧れるほどの年収の場合がままあります。

しかし、それと引き換えに、激務なケースが多い実態にも目を向けて考えてみた方が良いでしょう。

例えば、朝の7時頃に出社をしてから、帰宅は終電の時間という人も珍しくありません。そんな生活を5日間ずっと続けていることもざらで、プライベートを充実させる時間がないと嘆く人もいるのです。

高給取りになるには、それなりの負担が圧し掛かってくる傾向が強く、生活を犠牲にした毎日を強いられる現実も珍しいことではありません。

一方、仕事が楽ながらも薄給の場合は、年収こそ低いものの、時間的な余裕を持てる場合が多いです。

仕事は定時に終わり、後は自由な時間を過ごすことができます。

仕事に掛ける密度が異なるために年収にもそれが反映されてきますが、しかし自分の時間を大切にしたい人からすると、むしろマッチした生活と言える面もあるはずです。

健康を損ねてしまうリスク

高給取りは確かに魅力的に感じられるものです。自由に使えるお金が沢山あって、貯金にもまわす余裕が持てるでしょう。

また、毎日が忙しければお金を使う暇すら持てないこともあるはずです。

しかし、忙しい生活は、健康を著しく損ねる可能性があることも知っておきましょう。

毎日休む暇がないくらいに忙しい場合、リフレッシュする余裕も持てず疲労が抜けにくくなります。

そして、クタクタの日々で心身共に辛くなることが考えられます。

そのような毎日を送っていると、鬱になるリスクが高まる可能性を否定できません。

自身が耐え得る容量を超えてしまうと精神に異常をきたしてしまうことも多く、真っ当な社会生活を送れない精神状態にもなり得ます。

最悪の場合には、生命の問題にも関わってきてしまい、悲惨な結末を迎えるケースも実際にあるのです。

一方で、仕事が楽な薄給の場合はどうでしょう。仕事による負担が小さいことで心身共に健康を維持しやすいはずです。

さらに、プライベートな時間が多ければ体調管理をしやすく鬱はおろか、諸々の病気に掛かるリスクも減らすことができます。

お金で健康を買うことはできませんので、その健康を守りやすいというのは、高給取りになることよりもずっと大切なことだと言えるかもしれません。

薄給から抜け出す方法を教えて!

薄給ならではの良さがあり、そこにメリットを見出すことで思ったよりも悲観すべき現実ではないと考えられるようになることもあります。

しかしそれでも、現実的な問題としてもっと年収をアップさせたいと考える人もいるはずです。

そのような場合に考えられる選択肢があります。

副業で収入を底上げ

ひとつの方法は副業にトライしてみることです。

本業で十分に稼ぐことができないのならば、他の手段で稼ぐ努力をするのも選択肢と言えるでしょう。

本業とは別に仕事を持つことで収入を簡単にアップさせることができます。加えて、他にやりたいことがあれば本業を持ちつつそれも実現できますから一石二鳥です。

そして、副業での経験が本業にも活かされるようになれば、自身にとっても会社にとってもメリットがあります。

なお、副業をするには会社への申請及び許可を得なければいけないことが多いです。

就業規則に則り判断をしなければならず、こっそりとやってしまうとトラブルになる恐れがあるために注意しなければいけません。

しかし、昨今では副業を解禁する会社もジワジワと増えてきているようです。

大手企業からその動きが広がり、中小企業にも波及していくと見られていますので、これからは副業をもっとやりやすい世の中になるかもしれません。

転職を決断する

副業をして収入をアップさせるプランが魅力的に感じる人がいる一方、そうは思わない人もいるはずです。本業以外で仕事をしたくない、プライベートは自由な時間に使いたいという人がいるのも至極当然と言えます。

メインの仕事でしっかりと稼ぎたい、そのような考えがある場合は転職をするのが良いかもしれません。薄給の会社がいきなり高給へと変化することはなく、将来に期待するのは難しいです。

それならば、待遇に魅力のある会社へと移動するのが手っ取り早いプランと言えそうです。実際、転職を機に年収を飛躍的にアップさせることができたケースは珍しくありません。

中には、倍近くも年収が上がったという転職者もおり、そのような実態を知ると益々魅力を感じられるものです。

ただ、転職は必ずしも成功することばかりではない点に注意しましょう。

逆に年収が下がってしまったり、あるいは仕事が忙しく自由な時間が少なくなったりと、嬉しい結果に繋がることばかりではありません。成功例の一方では失敗例も存在し、転職にはリスクが付き物でもあるために計画的な行動が求められます。

なお、転職を成功させるために、転職のエージェントサービスを利用してみるのもおすすめです。転職に慣れていない人が無計画に行動をすると失敗する可能性が低くなく、下手をすれば転職地獄に陥ってしまう恐れがあります。

職場を転々とすると、どんどん不利な状況になることも考えられますから、プロのサポートを利用して失敗のない転職を目指すことが大切です。

結論:薄給でも正社員ならメリットはある!

薄給でも正社員なら意外とメリットがあります。給与が高くなくても、様々な面で負担が小さかったり自由な時間が持ちやすかったりと、喜べるところがいくつか存在します。

それは、高給取りの人では得にくいメリットであり、むしろ羨ましく感じられるところもあるはずです。しかし、それでも年収は大事という人もいるでしょう。

その場合は、昇給や昇格を目指して地道に働くか、あるいは副業にトライしてみるのも良いでしょう。もしそれらの選択肢が難しく感じる場合は、転職を考えてみるのもおすすめです。

待遇を手っ取り早く改善するには職場を変えてしまうのが簡単で、尚且つ、確実性があります。無論、それは転職に成功できてこそのものですが、転職のエージェントサービスを利用すれば、満足のいく結果を得やすくなるはずです。

積極的に有用なサポートを取り入れ成功を実現しましょう。

よくある質問

薄給の定義は何ですか?

一般的に、年収300万円未満の所得が続いている状態を意味するとされています。

薄給の正社員より高額バイトが良い?

いいえ。短期的な視点ではなく、人生を設計する上で、厚生年金/健康保険への加入、クレジットカードや各種ローンを組む場合の信用など、正社員の方が良い点が多いです。

給与が低い状況を変える方法は?

あります。最もシンプルな方法は、今よりも好条件な職場へ転職することで、「転職の準備を整えて不安解消!転職成功のステップを解説」に掲載してます。条件などの見分け方は「儲かる仕事と儲からない仕事10職種!違い/見分け方を転職向けに解説」をご覧ください。

薄給からの脱出に副業は有効?

はい。有効だと思います。ただし、本業である勤務先が副業を禁止している場合、税金を払う際にバレて解雇されるリスクがあるため、事前に許可をとってから始めましょう。

年収を上げるための相談相手は?

お金が絡む相談なので、守秘義務を守ってくれるプロの転職エージェントを推奨します。包み隠さず相談することで、あなたに向いてる仕事と、希望条件として年収アップに繋がる会社をマッチング。就業できるように無料で支援してくれます。

薄給だと転職は難しいですか?

いいえ、そんなことはありません。今までの経験から得たスキルは、必ずどこか活かせる場所があるはずです。まずは「転職エージェント選びが安心になる!初めてでも賢く使うスターターガイド」をご覧になってから、自分に合いそうなプロを探して相談を持ちかけましょう。

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