コミュ障な人に向いてる仕事10選をオススメ順に明確な理由を添えて紹介します。自分に合う仕事がわからないまま、コミュ障に悩んでいる人に役立つ、向いてる仕事の特徴、長所と短所を理解しながら、客観的な意見として職場評価を掲載。
コミュ障な人には不向きな仕事が何かを知ることで、根拠を持って、コミュ障な性格を活かしながら仕事選びすることができるよう、自己分析の考え方とやり方もセットで解説します。
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コミュ障とは?
コミュ障とは、一般的でシンプルな定義としては『コミュニケーションを取ることがとても苦手な人』を指す言葉で、「マイペースな人」や「メンタルが弱い人」などと混同されやすい実態があります。
しかし、実際にはただ単にコミュニケーションが苦手ということではなく、重度のコミュ障は『極度にコミュニケーションが不器用な人』を指すのが正しい認識です。そして、コミュ障といっても『アッパー系コミュ障』と『ダウナー系コミュ障』の2タイプがあり、特徴や苦手なこと、向いてる仕事と不向きな仕事に違いが生じるのです。
働く上で、人や普段はなるべく人と接しないでいれば済むかもしれませんが、社会に出て働くとなるとそうはいかないのも事実です。特に、採用活動をしている企業では、コミュニケーションスキルの高い人を求める傾向があり、コミュ障であるとバレると敬遠されることがあります。
まずは、どんなコミュ障があるのか、ご自身の特徴と照らしてみてタイプを知ることが大切です。
コミュ障の意味
コミュ障とはコミュニケーション障害の略称です。コミュニケーション不器用を総じて表す言葉として使わています。空気が読めないために変な発言をしてしまったり、不器用で人と話すことが苦手なために意思を伝えることができなかったりする人は、コミュ障と呼ばれることがあります。
コミュ障には重度のものも含まれており、そのような場合には極度の緊張から全く人と会話ができなかったり、突拍子もなく変な発言をしてしまったりと、社会生活にも大きな影響を及ぼします。そのような重度のコミュ障には別の精神疾患が関係していることもあります。一般的に言われるコミュ障と医学的な診断を伴うようなものに用いられるものには差があります。
アッパー系コミュ障について
▽アッパー系コミュ障の特徴
- 一方的に話し、会話にならない
- 突然、話題が変わる
- 人に注意ばかりする
- 空気を読まない
また、他人の言動には敏感で、しつこいくらいに注意や助言をしたり、怒ったりします。人の気持ちや場の空気を理解できていないことや、沈黙を過度に恐れ、自分が何かをしなければならないと考えていることが原因として考えられます。
ダウナー系コミュ障について
▽ダウナー系コミュ障の特徴
- 会話が苦手
- 極度の人見知り
- 発言しない
- 周りの空気を気にしすぎ
ダウナー系コミュ障とは、人との会話が苦手でほとんど発言しない、できない人のことです。多くの場合、人見知りが原因とされますが、良く知った仲間であっても自分の意見を発することに恐れを感じます。
原因として多いのは、コミュニケーションが苦手な人が会話を避けることにより、さらにコミュニケーションスキルが悪くなってしまうという負の連鎖が挙げられます。また、周りの空気や人からどう思われるのかを強く意識してしまうため、自分の考えを伝えることをためらい、その結果としてダウナー系コミュ障にまで発展してしまうことがあります。
コミュ障な人が向いてる仕事の特徴
コミュ障な人に向いてる仕事
その特徴を5つ紹介!
現在勤めている会社がある人は「今の仕事」、退職済みで転職先を探している人は「将来の仕事」をイメージしながら、5つの特徴に当てはまるかどうという視点でチェックしてください。
★特徴1「自分だけでできる仕事」
一人でできる仕事はコミュニケーションを最小限に抑えることができます。良い点としては、コミュニケーションのストレスやプレッシャーが無い分、仕事のパフォーマンスも向上するので結果も付いてきます。
一人でできる仕事であれば、自分の苦手分野を抑え、得意分野を活かすことができます。
<ワンポイントアドバイス>
もしパソコンスキルなどの特技を持っていれば、コミュ障でも有利な職種も多くあります。一人でできる仕事への関心が強い方は、こちらの記事も参考にしてみてください。
★特徴2「報連相の必要性が低い仕事」
報告や連絡であっても、会話しなければならなければコミュ障にとっては厳しいでしょう。良い点としては、報連相をしなくても良いならばコミュニケーションを取らずに済み、自分の仕事に集中できます。不必要に人との接点を持つことなく、会話をしないで済むので、ストレスを感じないで済みます。
<ワンポイントアドバイス>
報連相が必要な仕事でも、メールなどでできる仕事であればさらにやりやすいでしょう。
★特徴3「コミュニケーションを強要されない仕事」
ある程度の会話は求められても、トーク力やコミュニケーション力が要らない仕事です。良い点として、コミュ障の人にとって無理なく働きやすい環境と言えるでしょう。連絡や報告などは問題なくても、意見を述べるとなるとハードルが高くなります。
<ワンポイントアドバイス>
コミュニケーションが全く必要ない仕事はほとんどないので、指示を受けて報告する程度のもので探すと良いかもしれません。
★特徴4「基本的に一任される職場での仕事」
自分に割り当てられた仕事を果たします。在宅のものも多くあります。良い点としては、一匹狼的なコミュ障の人は責任感が強いので、仕事を任されるとやりがいを感じることができます。コミュニケーションのストレスなく、自分の仕事に集中できます。やりがいのある職種も多くあります。
<ワンポイントアドバイス>
自分の仕事の結果がはっきりとわかるため、資格や能力のある人には向いています。
★特徴5「集中力を求められる仕事」
淡々と、そして黙々とこなしていく仕事には集中力が求められます。良い点としては、主な作業を一人で行うために、コミュニケーションの必要がほとんどありません。たとえコミュニケーションスキルがなかったとしても仕事に支障はなく、むしろ集中できます。
<ワンポイントアドバイス>
自分の得意な分野であれば仕事に没頭できるため、好きな職種であればさらに能力活かすことができるでしょう。
コミュ障に向いてる仕事10選<おすすめ順>
コミュ障な人に向いてる仕事には、どのような業種の職種があるのでしょうか。性格的な特徴をチェックする前に、先ほど解説した「コミュ障に向いてる仕事の特徴」を念頭に、職種・仕事内容・おすすめする理由・平均年収を紹介します。
おすすめ順
コミュ障に向いてる仕事10選
インフラエンジニア [コミュ障に向いてる仕事 1/10]
【仕事内容】
インフラエンジニアはシステムエンジニアの一種で、ITインフラを専門とした仕事を行います。大きく分けて2種類あり、一つはネットワークエンジニアです。ネットワークエンジニアはネットワーク構築に必要な仕事をします。
もう一方はサーバーエンジニアと呼ばれ、サーバーの設計や運用などを行う仕事です。
▽おすすめする理由▽
主な仕事は一人で行うため、コミュ障の人には向いてる仕事です。もちろん依頼主とのコミュニケーションは必要ですが、クライアントの依頼内容を聞き、きちんと理解できれば問題ないでしょう。需要が高く、将来性もある職種の一つです。
平均年収:480万円~570万円
プログラマー [コミュ障に向いてる仕事 2/10]
【仕事内容】
プログラマーは、システムエンジニアが作成したソフトをプログラミングする仕事です。プログラミングの技術の習得にはある程度の時間がかかります。プログラミング言語の知識が必要とされ、扱えるプログラミング言語が多いほど仕事の幅が広がります。アプリやソフトのバグを発見したり、修正したりする仕事も行います。
▽おすすめする理由▽
プログラマーのようにWEB開発に携わる仕事は一人で集中して黙々と行う部分が多いため、コミュ障の人には向いてる仕事です。必須ではありませんが、プログラマーに関連する資格をいくつか取得しておくと就職に有利です。
平均年収:400万円~500万円
アクセス解析士 [コミュ障に向いてる仕事 3/10]
【仕事内容】
アクセス解析の仕事は、ウェブページの閲覧状況や閲覧回数などの解析や調査を行う仕事です。自分の担当するウェブページでどのような変化が起きているのかを随時チェックし、客観的に分析します。解析結果のデータに基づいて、ウェブページの運営側にさらなる改善などを提案します。そして、結果を再びチェックやモニタリングします。
▽おすすめする理由▽
分析作業を一人で黙々と行うために、コミュ障の人に向いてる仕事と言えます。分析結果の報告も、基本的にはレポート作成をして提出することが多いため、コミュニケーションの必要が少ない仕事です。
平均年収:400万円~500万円
ライター [コミュ障に向いてる仕事 4/10]
【仕事内容】
ライターは依頼された内容に沿って文章を作成する仕事です。基本的には在宅で行える仕事であり、最近ではWEBでの執筆が多くなっています。専門的な内容を扱うライターもいれば、様々なジャンルを扱うライターもいます。
▽おすすめする理由▽
ライターは在宅で、自分のペースでできる仕事なので、コミュ障の人に向いてる仕事と言えます。依頼主とコミュニケーションを取る必要もありますが、多くの場合はメールやメッセージでのやり取りになるため、実際に会話する自信がなくても問題ないでしょう。そのため、コミュ障に向いてる仕事と言えます。
平均年収:250万円~550万円
製造作業員 [コミュ障に向いてる仕事 5/10]
【仕事内容】
製造作業とは工場などでの仕事を全般的に指します。例えば、生産ラインでの流れ作業などです。ライン作業は、工場の製品を検品したり、加工したり、出荷したりすることに携わる仕事です。
3交代制の工場などでは夜勤が求められる場合もあります。
▽おすすめする理由▽
製造作業員の仕事は基本的に人と接することなく、黙々と作業を行うことが求められます。そのため、コミュ障の人に向いてる仕事と言えます。作業は単純なものが多いため、覚えることもそんなに多くはありません。正社員として働いた場合にはアルバイトや派遣社員よりも給料が多くなります。
平均年収:300万円~400万円
品質検査員 [コミュ障に向いてる仕事 6/10]
【仕事内容】
品質検査員は生産される商品に不良品などがないかをチェックし評価する仕事です。
もし不良品を発見した場合には原材料から機器に至るまで、どの工程で何が原因で不良品が発生したのかを突き止め、報告します。また、その後に同じような不良品が出ないように対策を講じます。
▽おすすめする理由▽
品質検査員は細かな作業を得意とし、頻繁には発生しない不良品を見つけるには忍耐力が求められる仕事です。派手な仕事ではないため、コツコツと働けるコミュ障の人には向いてる仕事と言えます。黙々と集中して働くことができる人はその特質を活かせるでしょう。
平均年収:400万円~700万円
警備員 [コミュ障に向いてる仕事 7/10]
【仕事内容】
警備員の仕事は警備をすることですが、大きく分けて4つの種類があります。
①施設警備
大型のモールやマンションなどの施設で警備を担当。
②交通誘導
道路工事やイベントなどで通行人や車両を誘導します。
③輸送警備
現金輸送車などのお金など大切なモノを警備します。
④身辺警護
人を守るボディーガードの仕事です。
③④の場合、危険度が高いため、手当等がつくことで一般的な警備の仕事より年収が高くなります。
▽おすすめする理由▽
身辺警備などはある程度コミュケーションを取る必要がありますが、交通誘導や施設警備はコミュケーションの必要がほとんど無いため、コミュ障の人に向いてる仕事と言えます。
平均年収:300万円~500万円
清掃員 [コミュ障に向いてる仕事 8/10]
【仕事内容】
清掃とひと口に言っても様々な分野があります。室外清掃はマンションやアパートの共用部など、室外を主に清掃します。室内清掃は家屋の水回りや設備、床や壁などを清掃します。ビルの窓などの高所を清掃する特殊なものもあります。
▽おすすめする理由▽
清掃中は一人で黙々と仕事を行うため、コミュ障の人に向いてる仕事と言えます。キレイに掃除することで依頼主からも住人からも喜ばれるため、精神衛生的にも満足度の高い仕事です。清掃の分野や頻度によって給料に差があります。資格を取得したり難易度の高い清掃の仕事をする場合には給料は高くなります。
平均年収:220万円~290万円
配達員 [コミュ障に向いてる仕事 9/10]
【仕事内容】
郵便物や宅配物を配達します。集配センターでの仕分けや積み込みなども行う場合があります。ルート配送の仕事では会社やお店を回って商品や資材を配達します。決められたルートでの配達では商談の必要が無いです。
宅配の仕事は忙しい時期があり、悪天候の日でも休みは基本的にありません。また、残業も比較的多い職種です。
▽おすすめする理由▽
配達中は一人になれるので、コミュ障の人に向いてる仕事と言えます。お客さんや取引先の人と多少のコミュケーションは必要ではありますが、会話を続ける必要は特にありませんし、明るく挨拶ができれば問題ないでしょう。
平均年収:300万円~400万円
トラック運転手 [コミュ障に向いてる仕事 9/10]
【仕事内容】
トラックで荷物を運送します。ルート配送ドライバーや長距離ドライバーなど分野も様々ですし、持っている免許によっても仕事内容が変わります。大型トラックの方が給料は高くなっており、牽引などの免許があればさらに給料は良くなります。物流関係の大手の会社に就職できればより給料は高くなります。
▽おすすめする理由▽
荷物の受け渡し時にはコミュケーションがある程度は求められますが、運転中は基本的に一人なので、コミュ障の人に向いてる仕事と言えます。トラックの中はいわばプライベートな空間にもなるため、一匹狼的な人には特に向いているかもしれません。
平均年収:420万円~450万円
コミュ障な人には不向きな仕事一覧
コミュ障な人に向いてる仕事を理解した次は、いよいよ、『不向きな仕事の紹介』をしていきます。
その前に、一点、事前にお伝えしなくてはならないことがあります。それは、コミュ障だから絶対にできない!ということの解説ではなく、精神的に辛くなってしまうので、コミュ障のままだとキツいですよ!という解説であるということです。(悪しからずご了承ください。)
こんな仕事は
コミュ障には向いていない!
営業職は、主に商品やサービスを売り込ために提案や交渉を行います。商品知識だけでなく、顧客との関係を築くことが不可欠な仕事です。
▼向かない理由
営業はコミュニケーション能力が必須の仕事だからです。
秘書のメイン業務は、上司のスケジュール調整業務や来客対応をすることです。場合によっては個人的な用事も手伝います。
▼向かない理由
上司やお客さんとコミュニケーションが必要なので、コミュ障の人にとっては、日々の通常業務自体がストレスとなり、憂鬱な気持ちになりやすくなります。
販売員の仕事は、主に、家電や家具をはじめとする各種量販店などで接客販売をすることです。お客さんとの会話はもちろん、在庫管理や各種MTG等で上司や同僚とのコミュニケーションは必須となります。
▼向かない理由
仲間内やお客さんとコミュニケーションが必要なので、コミュ障の人には向いていません。
美容部員の仕事は、化粧品の販売だけでなく、お客様のお悩み相談に対してのアドバイス、それぞれに合う商品の提案や使い方レクチャーまで行います。そのため、気さくで話題に富んだトーク力が求められます。
▼向かない理由
高い傾聴力とコミュニケーション能力を同時に発揮する必要があるので、コミュ障の人には苦しく感じてしまう可能性が高いため向いていないといえます。
教師という仕事は、自分で理解するだけでなく、子供達に理解してもらうには子供達の考えを聞き出すことが必要です。また、親とも話すのが仕事の一部になります。上司や同僚との密な情報交換、迅速な共有をもとめられ、子供達の命と将来を預かる責任の重い仕事です。
▼向かない理由
教育をする立場であり、子供達からは「師」として自分の姿がお手本となることから、コミュ障な人では決して務まるような職種ではありません。
コミュ障な人の性格的な特徴「長所/短所」
コミュ障な人は一般的にはネガティブなイメージがありますが、良い面もあります。短所があまり出ないようにし、長所を活かせるような仕事を選ぶなら、上手に自分のコミュ障な性格と付き合っていけるでしょう。人は長所を伸ばし、得意分野に集中する方が、効率的に成長できると言われています。
ポイントを押えながら、先ほど紹介した「コミュ障に向いてる仕事10選」の中に、自分に長所として当てはまる性格的な特徴を活かせる職業はどれだったかおさらいしましょう。短所は、一旦、把握して意識はしておく程度で大丈夫です。
コミュ障な人の
長所3選!
長所1:常に客観的視点を持っている
コミュ障な人の中でも、この長所が性格的な特徴にある人は、客観的に物事を判断するスキルを持っています。
【ポイント】
コミュ障で内向的なゆえに冷静に客観視できます。
【アドバイス】
能力を発揮できる得意分野を見つけましょう。
長所2:自己改善する能力が高い
コミュ障な人の中でも、この長所が性格的な特徴にある人は、人からアドバイスをもらうのではなく、自分で考え、悪かった点を分析して改善できる能力があります。
【ポイント】
他者とのコミュニケーションを通して改善を図るのではなく、コミュ障ゆえに冷静に自分を客観視できます。
【アドバイス】
現状に甘んじるのではなく、仕事などでは常に改善する意欲を持ちましょう。自分の経験から良かった点と悪かった点を分析して、改善を図ります。
長所3:自分の役割を全うする責任感が強い
コミュ障な人の中でも、この長所が性格的な特徴にある人は、コミュ障な人はゆだねられた仕事を責任を持って果たすことができます。
【ポイント】
コミュニケーションを取りながら他人に手伝ってもらうことがストレスになりますが、そのことは逆に、自分の仕事は自分なりにきちんと果たそうというモチベーションになります。
【アドバイス】
得意分野を活かせる仕事であれば一人で集中して行うことができるため、さらに結果が出るかもしれません。
コミュ障な人の
短所3選!
短所1:他人に相談するのが苦手
コミュ障な人の中でも、この短所が性格的な特徴にある人は、コミュ障な人は説明が苦手なために、他人に相談することがストレスになります。
【ポイント】
相談したらどう思われるのか、怒られるのではないかなどを考えすぎると、上手くいかないでしょう。また、自分の考えをきちんと伝えられるか、自信が無いこともネックになります。
【アドバイス】
相談事を事前にメモなどにまとめておき、相談した後はじっくりと聞くことに徹すると良いかもしれません。
短所2:ストレスに敏感で塞ぎ込んでしまう
コミュ障な人の中でも、この短所が性格的な特徴にある人は、コミュ障ゆえに人間関係のストレスで落ち込むことが多くあります。
【ポイント】
自分の意見を言うことを躊躇してしまうことがほとんどで、いつも受け身になってしまうゆえにストレスが溜まりやすいです。
【アドバイス】
憂鬱な状態が続き、体に不調が出ると怖いので、そうなる前にストレスを軽減するようにしましょう。良い生活習慣や運動などで、ストレス解消できるかもしれません。
短所3:発言を避けがちで誤解されやすい
コミュ障な人の中でも、この短所が性格的な特徴にある人は、発言をあまりしないため、排他的な人だと誤解されやすいです。
【ポイント】
コミュ障な人は意見をまとめたり、発言のタイミングをつかんだりすることに不器用です。それが続くと、さらに発言するのが難しくなるという負のスパイラルに陥ってしまいます。
【アドバイス】
発言が難しければ、まずは人の話をしっかりと聞きましょう。うなずいたり同意したりして、話に参加していることをアピールできます。
いかがでしたか?ご自分と照らしてみて、どの長所と短所が性格的特徴として強そうでしょうか。大切なことは、無理に変わることではなく、短所を上回る長所の強化です!
コミュ障な人に対する職場からの評価
コミュ障な人に対して、自分以外の人達からは、どのような眼差しが向けられているのでしょうか。良い評価を「ポジティブ」、悪い評価を「ネガティブ」として分けて、それぞれ周囲からの評価として代表的な印象を紹介します。
自己認識として、「自分はコミュ障な人間だ」と感じている人は、その理由/評価をどう受け止めるべきか/評価の活かし方へのアドバイスについて述べますので、職場での自分を客観視する参考にしてみてください。
ポジティブな評価1:専門性の高い仕事を任せられる人
コミュ障な人は黙々と仕事ができる集中力があるため、専門的で高度な知識を持っている人も少なくありません。仕事を任せてもらえても、ひけらかすようなことはしないようにしましょう。
早い、そして的確な仕事を心がけましょう。専門的な知識をさらに身につけるよう努力するなら、素晴らしい人材として認めてもらえるでしょう。
ポジティブな評価2:管理しなくても自走できる人
コミュ障な人は、自分だけなら集中することができます。そのため、細かく指示を出したり、締め切りを守るよう急かしたりしなくとも、仕事を完了させることができます。自分は仕事を任せられる人として、信頼されているということを意識しましょう。
与えられた仕事を期日内にしっかりと果たすよう心がけます。また、丁寧な仕事も意識しましょう。
ポジティブな評価3:マニュアル作りのプロ的な人
コミュ障の人は人と話さない分、マニュアルで仕事を覚えたいと思います。そのため、分かりやすいマニュアル作りを得意とします。文章で意思を伝えるのが得意であることを長所と捉えましょう。
自分ならどのようなマニュアルがあると助かるかを考え、文章だけでなく、ビジュアル資料を入れることで、分かりやすいマニュアル作成を心がけます。
ネガティブな評価1:本当は知識共有して欲しい人
コミュ障な人は専門性が高くプロ意識もあるので、経験や知識を社内で共有して欲しいと思われます。しかし、コミュ障ゆえにそれが期待できないため、上司から残念に思われてしまいます。自分の持つ経験や知識が高く評価されていることを理解しましょう。
会話で伝えるのが難しいならば、メールなどでも良いので、情報共有を心がけましょう。
ネガティブな評価2:管理職として推薦できない人
本当は優秀な人材なのに、コミュケーション適応力がないため、管理職に推薦できずにもったいないと思われます。まずは、自分が優秀な人材と認められていることに感謝しましょう。その上で、管理職に就くことだけが出世する方法ではないことを理解しておく必要があります。
コミュ障な人にとっては、管理職よりエキスパートを目指す方が向いているかもしれません。
ネガティブな評価3: ずっと同じ事を担当している人
コミュ障な人は同じ仕事を長く担当していて、本人は満足しています。しかし、後輩に追い越されてしまうため、仕事のできない人と思われがちです。あなた自身、ズルいことをせずに、コツコツと同じ事を続けることができるのは長所です。
同じ事であってもスキルを磨き、仕事のコツを共有したり、改善点を提案したりできるかもしれません。
コミュ障な人が上手に仕事を進めるコツ
コミュ障な人が、職場において『上手に仕事を進めるコツ』を3つ紹介します。たった3つですが、もっとも重要で比較的かんたんに実践、継続することにより「習慣化しやすい」内容に絞っているので、日頃から心掛けることの参考にしてみてください。
コツ1:上司との関わり方
コミュ障な人にとって、会社の上司との会話はとても緊張します。相手が上司なので、失礼なことは絶対に言えないというプレッシャーがかかり、なかなか話せないかもしれません。では、どんな点を心掛けることができるでしょうか。
上司への敬意と感謝を持つように努めましょう。表情で表すようにします。
▽日ごろから心掛けること
気持ちの良いあいさつと返事は大切です。その時のコツとして、はっきりとした口調で明るく返事するようにしましょう。
上司の話をよく聞いて、相槌を打ったり質問したりします。そして、教えてもらったことへの感謝を言い表しましょう。
コツ2:同僚との関わり方
会社などの組織にいる以上、仲間とのコミュニケーションは必要なことです。同僚との接し方においてはどんなことを心掛けると良いでしょうか。
信頼関係を築くことを目標にします。自分が先輩で仕事ができるとしても、同僚を上下関係で見るのではなく、仲間として信頼します。
▽日ごろから心掛けること
聞き上手になることが大切です。聞くことに徹しますが、コツは相槌や質問を使って、聞いていることをはっきりと見せることです。
伝えなければならないことは簡潔に伝えましょう。笑顔で感謝を述べることも常に意識しておくと、人間関係が良好になります。
コツ3:自分の仕事の進め方
自分はコミュ障だとあきらめてしまい、自分に与えられている仕事だけをすれば良いと考えてしまう人もいます。しかし、少しでもコミュ障の改善のために意識できることがあります。
一番大切なことは、自分がコミュ障であることを認識すること、そして改善する意欲を持つことです。
▽日ごろから心掛けること
相手の立場で物事を考えることが重要です。そのためには人の話をよく聞くこと、そして相手の反応に注意深くあることです。
自分の仕事や対応について、他の人からアドバイスをもらいましょう。自分では気づけない点を教えてくれるはずです。
向いている仕事がわからない場合の自己分析
コミュ障な自分の性格について、長所と短所といった「特徴」に関しての理解を深めたところで、自分を客観視して、向いてる仕事のイメージを鮮明にするために自己分析を活用してみましょう!!
名付けて「コミュ障タイプ別診断」です!自己分析には考え方や捉え方にセオリーがありますので、適職診断ツールではなく、自分自身によるセルフ診断が可能です。そんなに難しくないので、やり方と考え方を確認しながら、頭の中でチェックしてみてください。
コミュ障のタイプ別診断
まずは自分がコミュ障なのか、アッパー系なのかダウナー系なのか、そしてその程度を自己分析します。分析した結果に応じて、リストにしておいた職種からいくつかを選びます。
やり方について
アッパー系とダウナー系コミュ障には特徴がいくつかありますが、どの程度当てはまっているのか、自己分析してみます。
さらに、コミュ障の程度を見極めるために、挨拶もままならないのか、簡単な受け答えはできるものの雑談ができないのか、など自己分析をします。
また、コミュ障を改善したいと考えているのかも自己分析します。
理論について
アッパー系なのかダウナー系なのかによって、合う職種は異なります。そのため、一般的に勧められている職種の中からさらに選択肢を絞るためにも、まずは自分について良く知らなければなりません。
考え方
アッパー系なのかダウナー系なのかを理解することで、職種を絞ることができます。そして、コミュ障の程度を分析することで人と接する度合いを考えることができます。
コミュ障を改善したいと考えているのかどうかで、仕事に臨むスタンスを決めることができます。
自己分析結果を仕事選びへの活かすには
アッパー系コミュ障ならば配達員やトラック運転手、製造作業員や品質検査員など、多少のコミュケーションが求められる仕事を選択することができます。
一方、ダウナー系コミュ障であるならば、プログラマーやライター、清掃員など、ほとんど会話をしなくても良い仕事を選択することができます。
ある程度コミュケーションが取れるようであれば、製造作業員や品質検査員、プログラマーなど、組織で働く仕事に就くことができるかもしれません。
一方、コミュケーションがかなりのストレスになるようであれば、トラック運転手やライター、清掃員など、基本的に一人でできる仕事が向いているでしょう。
まとめ
たとえ、コミュ障な人であっても、社会に順応して仕事をすることは可能です。
コミュ障で悩んでいる人でも、自分に合った、自分に向いてる職種を選ぶことによって、ストレスを抱えないで働くことはできるのです。
大切なことは、自分のコミュ障のタイプや程度を正しく認識することです。記事内で紹介したように、コミュ障には『アッパー系』と『ダウナー系』があり、それぞれに異なる特徴があるので、まずは自分を良く知る目的で理解を深めておきましょう。
また、ポイントとして、自分がどの程度「コミュケーション能力があるのか」についても、自己分析を通じて把握しておくと転職活動の面接など、様々な場面でも役立ちます。
その上で、自分に合った職種を選ぶことができます。
この記事では、コミュ障な人に向いてる仕事を10職種紹介し、なぜ向いてるのかを解説しました。その情報を参考に、自分のコミュ障の程度や好み、資格の有無といった情報を照らし合わせ、セルフ適職診断をしてみましょう!
その際、やりたい仕事がないという人は、こちらの記事(下のリンク)を参考にしてみてください。
他にも、仕事の選び方そのものがわからない人は、こちらの記事(下のリンク)を参考にしてみてください。
当サイト「転活ラボ」では、自分に向いてる仕事と誇れる天職に出会いたい人のために、転職と関連性が深いお役立ち情報を執筆しています。(向いてる仕事に関する記事一覧)
今回のメインテーマは『コミュ障な人に向いてる仕事』でしたが、他にも似ている性格やタイプごとのアイデアやアドバイスを掲載中ですので、自分以外のことへも目を向けながら将来を考える時間を設けてみることをオススメします。
コミュ障な人に向いてる仕事に関して「よくある質問」
そんなことはありません。コミュ障であっても正社員として働いている人はたくさんいます。大切なことは、自分はコミュ障だから諦めず、自分に向いている仕事を選ぶことです。コミュ障な人に向いてる仕事の特徴があるので参考にしてみてください。
コミュニケーションの基礎であるあいさつから始めましょう。自分からあいさつすることを心がけます。その時にはいつもよりもワントーン高い声で、元気にあいさつすることを意識します。表情にも注意して、明るい表情を心がけましょう。あいさつから会話に発展するようになったら、相手の話をよく聞くようにします。
コミュ障が原因で体調まで崩してしまう場合には、医療機関を受診しましょう。心療内科や精神科に相談できます。そこまで深刻でない場合にも、心理カウンセラーに相談できます。
コミュ障の人に向いているとされる仕事に関連した資格、トラックや牽引などの大型免許やIT関連の資格などは役に立つでしょう。自分の好きな職種に磨きをかける意味で資格取得を目指すのが効果的です。
あいさつから始め、会話になったら当たり障りのない内容を質問します。出身地や趣味、好きな食べ物や音楽など、相手が話しやすいことを質問してみると良いでしょう。そうすれば相手がたくさん話してくれると思うので、よく聞くようにします。相槌を打ち、ところどころで感心したり相手を褒めたりするなら、良い関係が築け、次回の会話にもつながるでしょう。
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- 書類選考なしのエージェント
明るくてよくしゃべるタイプのコミュ障をアッパー系コミュ障と呼びます。アッパー系コミュ障の人は発言はたくさんしますが、一方通行で会話にならない特徴を持ちます。自分のことだけを話したり、突拍子もなく話題が変わったりするため、双方向としての会話が成り立ちません。