何もしたくない気持ちになることは皆が経験していることで、そのこと事態は悪くないと言えます。しかし、そうした感情が長く続くと、思いがけない精神疾患などにつながるリスクも考えられます。
そのため、何もしたくないと感じる理由を生み出す「原因TOP10」を取り上げ、自分の状態にあっているものを参考に、対処法を使って解決する段階までの全てを解説しています。
何もしたくないときは、間違った方法で対処すると状況が悪化するリスクがあるので、正しい方法を理解しておくことは重要です。そうすればネガティブな感情に負けずにポジティブな生活を送ることができます。
コンテンツ一覧
何もしたくない=身体から「休め」のサイン
最初に覚えておきたいのは、「何もしたくない」「ただ寝ていたい」と思うことは、人間誰でも起こり得るということです。そのように感じることを他の人に相談しても、「それはただの怠け者だ」と言われてしまうのではないかと思うかもしれません。
そのため、多くの人が「何もしたくない」という気持ちを押し殺して、いつも通りの生活を続けています。
しかし、そう感じることには何かしらの原因があります。もしかすると、体や心に何か負担がかかっているため、自分を守るために、体が「休め」というサインを出している可能性もあります。では、何もしたくないと感じるのは一体どんな状態のことを言うのでしょうか。
何もしたくない状態とは?
何もしたくないと感じるとき、主に3つの状態になっていることが考えられます。それは、精神的/肉体的/気分的な面に分けて考えて考えることができます。
- 今の状況から逃げ出したい
- 肉体的に疲れている
- 楽しくない
上記の状態に陥る理由や原因は、人によって環境などの条件面が異なるので、別途解説してきますので、まずは3つの状態についての理解を深めていきましょう。
現状から逃げたい、終わらせたい状態
何もしたくないと感じる時に疑われる原因の1つ目は、「今の状況から逃げ出したい」と思っているということです。
つまり、現状に何かしらのストレスを感じており、そのストレスが無気力や喪失感をもたらしていると考えられます。わたしたちは、何かと問題が発生しやすい環境で生活しているので、自分では知らないうちにストレスを溜め込んでいる可能性があります。
逆に仕事でのトラブルや人間関係のトラブルなど、ハッキリとストレスの原因がわかっていることもあるでしょう。いずれにせよ、ストレスに圧迫されていて、そのような状況が改善されないようだと現状から逃げたいと思い、何もしたくなくなることがあります。
肉体的に疲れた状態で動けない状態
何もしたくないと感じる原因の2つ目は、「肉体的に疲れている」からです。
つまり、身体的にかなり疲労が蓄積されている状態であり、物理的にも動くことが難しいような状況です。そのように肉体的に疲れていると、何かをすることが億劫になったり、体のいろいろな部分に不調が生じたりします。
体調不良は精神的にも悪影響を及ぼすため、負のスパイラルに陥ってしまい、何もしたくないと感じるようになるのです。病気になると身体を休めることが必要になるので、発熱など体が「休め」のサインを出します。
同じように、肉体的にすごく疲れている時も、熱などの病気の症状は出ていなくても、体が「休め」のサインを出すのです。
楽しくない、何がしたいかわからない状態
何もしたくないと感じる3つ目の原因は、生活が「楽しくない」と感じているからです。
このことは、「何がしたいかわからない」ということも含まれます。
つまり、生活の中で張り合いのあるものが無いと、自分は生きていて何がしたいかわからない、という気持ちになることがあります。同じことを淡々と繰り返す毎日で、気分が高揚することもなく、人生が退屈だと感じてしまうかもしれません。
そのような状態が続くと、生活は楽しくなくなりますし、イライラすることもあるでしょう。退屈を発散する方法もわからない、イライラしたストレスを発散できるものもなく、何をしたいかわからない状態が続いてしまいます。
何もしたくない原因TOP10
何もしたくないと感じる原因には、どのような種類があるのでしょうか。精神的・肉体的・気分的といった3つの視点から、代表的な原因を上位から10個紹介し、それぞれについて「どうして何もしたくなくなるのか」を解説していきます。
何もしたくない原因
TOP10
人間関係がうまくいっていない【精神面】 [何もしたくない原因 1/10]
タスク量が多くて気持ちの余裕がない【精神面】 [何もしたくない原因 2/10]
≫仕事が忙しすぎることも、人を精神的に疲弊させます。
仕事が忙しいと身体的に疲れを引き起こしますが、こなさなければならない仕事量が多いと、精神的にも大きな影響を与えます。
例えば、納期までに間に合わせなければならないとか、いくつかの仕事を同時に進めていかなければならない場合などは、精神的に大きな負担になり、気持ちに余裕がなくなってしまいます。
そのようなプレッシャーの中で仕事をすると、ミスや失敗も起こりがちです。ミスや失敗は、さらに精神的に人を追い込むことになります。
肉体的な疲れだけでなく、精神的にも疲れ果ててしまい、何もしたくないという気持ちになってしまうことがあるようです。
不得意なことを強いられている【精神面】 [何もしたくない原因 3/10]
≫自分があまり好きではないこと、特に苦手としていることをしなければならないような状況も、人を精神的に疲弊させます。
例えば、周りが勝手に自分のスキルやキャパを勘違いしており、自分にとって負担になるような仕事を任されているようなケースがあります。
本来ならばやりたくない仕事であっても、それを断ることができないでいると、大きなストレスになりかねません。自分が好きではない仕事、さらには不得意な分野であれば、当然ながら、仕事の進捗状況や結果も悪くなります。
仕事がうまくいかないと、それはさらなるストレスになり、もう何もしたくない、という気持ちになってしまうことがあります。
転属や引っ越しなど新生活に慣れない【精神面】 [何もしたくない原因 4/10]
≫環境の変化に適応することは、人に大きなストレスを与えます。
例えば、職場が変わったり転属しなければならなかったりする時などは、大きなストレスになります。仕事の内容が変わると覚えなければならないことがたくさんあり、新しい人間関係も築かなければならないため、身体的にも精神的にも大きなストレスになります。
同じように、引っ越しも大きなストレスになります。引っ越しする時には、荷物の整理や各種手続きの変更など、しなければならない仕事がたくさんあります。それに加えて、覚えなければならないこともたくさん出てきますし、ご近所さんとの人間関係も大きなストレスになることがあります。
常に身体のどこかが調子悪い【肉体面】 [何もしたくない原因 5/10]
≫肉体面での不調もまた、ストレスを引き起こします。
風邪をひいたり、身体のどこかが痛んだりなど、一時的な体の不調は誰にでも起り得ますが、長期的または慢性的に肉体的な不調が続くと、それは精神面にも大きな影響を与えます。動こうと思っても体が思うように動かない、頑張って動いたら次の日に大きなしっぺ返しが来て、さらに動くことが辛くなるということがあるかもしれません。
肉体面での不調から、何もしたくない気持ちがさらに強くなってしまいます。もし一時的ではない体調不良、常に身体のどこかが調子の悪い場合には、最悪の場合、病気にかかっている可能性も考えられます。早めに医療機関を受診した方が良いでしょう。
休みが取れずに疲れが抜けない【肉体面】 [何もしたくない原因 6/10]
≫仕事をしていると、誰もが疲れを感じます。通常は休日に体を休めることができますが、あまりにも忙しくて、休みを取ることが難しい場合があります。
そのような状況が長く続くと、段々と疲れが蓄積してしまい、寝ても疲れが抜けない状態になってしまうことがあります。
本来であれば、企業は適正な休みを社員に与えることが義務付けられていますが、人手不足などの理由から休みが取りづらい状況に置かれている人は、身体的にも精神的にも大きなストレスを抱えてしまうでしょう。
疲れが溜まりすぎると、1日中寝ていても疲れが抜けなくなってしまい、疲れた体では何もしたくないという気持ちになってしまうかもしれません。
勤務時間が変則的で疲れがとれない【肉体面】 [何もしたくない原因 7/10]
≫他にも仕事をしていてなかなか疲れが抜けなくなってしまう原因に、不規則な時間の勤務を挙げることができます。
例えば、シフト制勤務の職場で働いていると、週や月によって勤務時間がいつも違うため、きちんと休めないと感じる人がいます。さらに日勤と夜勤とがミックスされているシフトであればなおさら、不規則な勤務時間によって疲れが身体に蓄積されていくでしょう。
昼夜が逆転してしまうことが起こり得るので、休日に寝ていても疲れが抜けないこともあります。
休みが無いとか、自由に取れないというわけではありませんが、休んでも疲れが抜けないので、何もしたくないという気持ちになってしまうかもしれません。
短期的に重労働をして疲弊している【肉体面】 [何もしたくない原因 8/10]
≫どんなに健康な人でも、肉体労働をすれば疲れを感じるでしょう。
肉体労働のような仕事をするのであれば、それに見合った体力や休息が必要になりますが、一時的にそうした仕事が生じた時には、とりあえず仕事をこなさなければならず、結果的に疲弊してしまうことがあるかもしれません。
例えば、期日までに仕事を終えなければならないため、長時間辛い仕事をしなければならないような状況です。
それは、引っ越しなどのプライベートでも起こり得る状況かもしれません。短期間だと休みたいのに休めないような状況になり、疲れが一気に溜まってしまうかもしれません。場合によっては、身体に不調が出ることもあるでしょう。
日々に変化がなくて楽しくない【気分】 [何もしたくない原因 9/10]
≫何をしていても楽しくないとかつまらないと感じていると、何もしたくないと思う原因になってしまうかもしれません。
もちろん、人間いつでもどこでも楽しく生活できるわけではありません。
しかし、趣味や目標などの楽しみごとがあると、そうした楽しみをモチベーションに日々の仕事などを頑張れるのに対し、趣味や楽しいと思えるものがないと、無気力になってしまうかもしれません。
毎日が同じことの繰り返しのように感じてしまい、日々の生活が退屈で楽しくなくなってしまうのです。
そのような退屈な日々を過ごしていると、もはや何もしたくない、何をやっていてもつまらないと感じるようになってしまう可能性があります。
自分は何がしたいかわからない【気分】 [何もしたくない原因 10/10]
≫仕事があまりにも忙しくて、思うように休みが取れないことはストレスになります。
そのため、忙しい人はストレスを発散するために休みを取ること、その時に楽しめる趣味を持つと良いでしょう。
しかし、趣味を持ったり息抜きになることをしようにも、何をすれば良いのかわからない、何がしたいかわからないため、そのことがストレスになってしまう場合があります。
何かを始めた方が良いことは十分に理解しているものの、その何かがわからないため、何もしたくなくなってしまうのです。もはや趣味を探すことや新しいことにトライすることも面倒くさくなってしまい、結果的に何もしたくないと思うようになります。
何もしたくないときの対処法「9選」
何もしたくないときの対処法を9つ紹介していきながら、どんな方法なのかや、勧める理由などのアドバイスを御覧ください。何もしたくないときは、仕事はもちろん、日常を見直すチャンスでもあります。対処法を参考にしながら自分のリズムを修正してみてください。
何もしたくないときの
対処法9選!
休んで完全オフの状態をつくる [何もしたくないときの対処法 1/9]
休日などに無理して、外出や趣味などの楽しみごとをしてリラックスするように努めるのではなく、敢えて何もしないでいましょう。思い切って、ゆっくりと休むことに集中するのです。
▼勧める理由
何もしたくない時は、身体が「休め」のサインを出している可能性が高いです。そのような時には、身体からの声に従って、何もしないでいることが一番の解決策になるかもしれません。
▼アドバイス
ダラダラと寝ていたいのであれば、それでもOKです。また、ゆっくりとお風呂に入るとか、窓からのんびりと外を眺めているだけでも良いでしょう。スマホやパソコンは使わずに、完全にオフの状態を作ります。
思いっきり笑う工夫をする [何もしたくないときの対処法 2/9]
何もしたくない時、お笑い動画やコメディ映画などを見て、思いっきり笑うようにしてみます。わざわざ映画を見るのが面倒なら、テレビを見る時に敢えてお笑い番組を選択して、バラエティを中心に見るだけでも良いでしょう。
▼勧める理由
笑うことには医学的な効果があるようです。笑うことは人の免疫力を高め、自律神経のバランスを整える働きをします。そのため、笑うことはストレス解消に作用します。
▼アドバイス
意識的に、お笑いやコメディを見るようにしましょう。おもしろいと感じた時には、声に出して笑いましょう。最初は抵抗があるかもしれませんが、声に出して笑うと効果が増すようです。
心許せる友達と会話する [何もしたくないときの対処法 3/9]
何もしたくない時には、何気ない、普段通りの会話で良いので、友達と電話したり、実際に会ってお茶を飲んだりしてみましょう。
▼勧める理由
何もしたくない時はネガティブになっているため、1人でいると、さらにネガティブになっていきます。盛り上がる会話ができたり、愚痴を聞いてもらえたりすると、ストレス発散にもなります。
▼アドバイス
何もしたくないという気持ちのことを相談しなければならないわけではありません。普段の何気ない会話で十分です。何気ない会話をしていると、自分の境遇を客観視できますし、大変な状況に友達が感情移入してくれるかもしれず、そのような会話はポジティブな思考に役立ちます。
生活に軽い運動を取り入れる [何もしたくないときの対処法 4/9]
軽い運動には、ストレッチやヨガなど簡単な体操などが含まれます。こうした運動は、動画を見ながら自宅で簡単にできるのでおすすめです。天気の良い日にはウォーキングやジョギングなど、近所にお出かけするのも良いかもしれません。
▼勧める理由
運動は自律神経を整える働きをするので、心にも良い効果があります。また、適度に運動することで、夜にはぐっすりと眠ることができます。良い睡眠はストレスを軽減します。
▼アドバイス
何もしたくない時にポイントとなるのは、軽い運動です。体を動かすことは健康に良いですが、激しいスポーツをすると疲れすぎてしまい、逆効果になってしまうかもしれません。
毎日小さな目標を決めてクリアする [何もしたくないときの対処法 5/9]
自尊心を高め、自信をつけるために毎日小さな目標を作り、それを達成できるように行動してみます。そうした経験を積み重ねていくことが大切です。
▼勧める理由
人は目標を達成できた時に、自己効力感、つまり、何かを成し遂げたという感情を持つことができるのです。このことは、何もしたくない時にネガティブ思考をポジティブな思考に切り替えるのに役立ちます。
▼アドバイス
達成可能な小さな目標を設定しましょう。ただ目標をこなしていく毎日では退屈してしまいますし、目標が義務のようになってしまいます。目標達成後の自分へのご褒美なども考えておくなど、楽しめる工夫をしましょう。
生活リズムを整える [何もしたくないときの対処法 6/9]
何もしたくない時には、生活のリズムを見直すようにしましょう。リズムが乱れていると、疲れが溜まります。休日も含め、毎日同じ時間に起きることは効果的です。
▼勧める理由
睡眠不足は生活のリズムやバランスを乱します。寝不足になると、朝遅くまで寝ていたり、昼寝をしてしまって夜に眠くならなくなったりと、さらにバランスが乱れます。寝る時間や食事の時間、頻度などを整えて、規則正しい生活リズムを持つと、身体面だけでなく、精神面にも良い影響があります。
▼アドバイス
まずは簡単なルールで始めてみましょう。寝る時間には布団に入るようにすることや、その後はスマホを見ないことなどから始められるかもしれません。
自分の人生を振り返る(棚卸し) [何もしたくないときの対処法 7/9]
時折、自分の生活を振り返ることを「自分の棚卸し」と言います。このことは、何もしたくない時にも効果的です。
▼勧める理由
自分の生活を振り返ることによって、自分の目標やその目標の達成度合いを確認することができます。そうすることで、自分にはどんなことが向いているのか、もしくは合わないことなどを見つけることができます。このように自己分析できると、自分のやりたいことがはっきりしたり、新しい目標が立てやすくなったりして、人生が充実します。
▼アドバイス
月に一度は自分の棚卸しをしてみましょう。実際に、振り返った内容や新しく立てた目標を紙などに書き出してみると、より効果的かもしれません。
楽しくないことリストを書き出す [何もしたくないときの対処法 8/9]
何もしたくない時、楽しいことが無いと感じる時には、逆に楽しくないと思っていることをリスト化して、書き出してみると良いかもしれません。
▼勧める理由
リストを作ることで、漠然とではなく、具体的に考えるようになります。そうすると、何が原因で楽しくないのかを突き止めることができるようになります。頭で考えるだけだとネガティブ思考になってしまうので、書いてみると、考えているだけはわからなかったことが整理できるかもしれません。
▼アドバイス
きちんとしたリストを作る必要はありません。メモ紙などで良いので、嫌だと思っていることや楽しくないと感じることをとりあえず書いてみましょう。
クリニック等の専門家に相談する [何もしたくないときの対処法 9/9]
何もしたくない時の対処法をいろいろと試してみても、なかなか症状が改善されず、疲れが抜けないようであれば、専門の医療機関を受診しましょう。
▼勧める理由
休んでも気持ちが変わらない、長期的に何もしたくない時が続くようであれば、病気の可能性も考えられます。そのような病気は、身体的な疾患だけでなく、精神的な疾患であることも考えられます。精神的な疾患の治療には、心理カウンセリングなどの専門家に打ち明けることも必要です。
▼アドバイス
病気の可能性が考えられるような状況で、無理をすることは危険です。電話やチャットでも気軽に相談できる病院もあるので、早めに相談しましょう。
何もしたくないとき悪化につながる行動
誰にも相談しないで自分を責める
何もしたくない時にやってはいけないことの1つ目は、自分を責めることです。
自分を責めてしまう典型的な考え方は、「何もしたくないなんて、自分はダメな人間だ」という考え方です。
このようなネガティブな考えを抱き続けると、それがさらに自尊心や自信を奪うことになります。
自尊心や自信がなくなると、それまでにも増してやる気が起きなくなったり、やっても失敗したり、無駄になるのではないかという気持ちになります。
自分を責めると精神的に負のスパイラルに陥ってしまい、より一層何もしたくなくなってしまうので、誰にも相談しないで自分を責めるのはNG行動の1つと言えます。信頼できる人に相談しましょう。
他人に迷惑な行動をとる
人に迷惑をかけるのは、どんな状況でも良いことではありません。何もしたくない時など、気持ちがかなりネガティブになっている時でもそうです。
特にそのような時には自分を正当化してしまう傾向があるので、より注意が必要です。
例えば、何もしたくないゆえに約束を破ったり、仕事などの提出期限を守らなかったりすることは、他人にも迷惑がかかります。
更にひどいケースとして、八つ当たりのような振る舞いも絶対にNGです。愚痴などを聞いてもらうのは良いことですが、何でもかんでも人のせいにしたり、ストレスやイライラを他の人にぶつけたるするような言動は、信頼を失うことになります。
結果的に、更に状況は悪化してしまうため、辛くなるだけです。
暴飲暴食を繰り返す
ストレスなどで感情的に辛い時には、美味しいものを食べたり、お酒を飲んだりして、気分転換を図ることがあります。時折そのような方法を取るのは、気分をリフレッシュさせるのに良いかもしれません。
しかし、常習的に暴飲暴食を繰り返すのはかなり危険な行動です。そのような乱れた食生活を続けると、必ず健康を損ねることになります。精神的に大きなストレスを抱えている状況で、身体的にも病気になってしまったら、回復にかなりの時間が必要になります。
体調が悪くなれば当然のことながら、更に動くのが辛いことになってしまうので、より何もしたくないという気持ちになってしまう可能性も高いでしょう。過度の飲酒や食べ過ぎもまた、NG行動の1つです。
仕事を休む場合の伝え方
何もしたくないとき、職場などへ連絡をすることは、社会人として信用につながる大切なことです。余裕がないときほど、しっかりと、丁寧な報告・連絡・相談を心がければ、互いの信頼関係に余計な傷をつけることなく休むことができるでしょう。
ここでは、何もしたくないという身体からの危険シグナルをキャッチした場合の報連相について、流れに沿って「理由付け」「伝え方」やポイントとなる部分を解説します。
上司に電話をして伝える
どうしても仕事に行くのがつらい時には、上司に電話して休む旨を伝えましょう。
▼理由
メールやメッセージアプリが主流の時代ではありますが、仕事を休む連絡は電話でするのが社会人としての常識です。
▼マナー
電話する時間帯やタイミングに注意しましょう。会社のルールに従ってください。
何もしたくないときでも、相手のことを考えながら、丁寧な話し方をしましょう。
休む理由を簡潔に伝える
仕事を休む理由は、簡潔かつしっかりと伝えましょう。
理由 長々と説明すると、変に疑われてしまう可能性があります。また、忙しい時には不必要に時間を奪ってしまうので、短く伝えましょう。
マナー 簡潔に、しかし、内容はしっかりとわかりやすく伝えるべきです。
いざとなると緊張してしまうこともあるので、予めメモなど準備しておくと良いかもしれません。
残タスクと出勤再開予定日を伝える
仕事の進捗状況や引継ぎ事項をしっかりと伝えます。また、次回の出勤の予定も具体的に伝えます。
理由 自分が休むことで、会社で働く他の人に不必要に迷惑や心配をかけないためです。
マナー できないということだけではなく、対応策も伝えましょう。感謝も忘れないようにします。
「トラブルが生じた際には連絡をください」と付け加えると信用されます。
連絡時のポイント
【連絡するタイミング】 当日であれば、仕事が始まる15分前に連絡をすると良いでしょう。はっきりしている場合には、前日に連絡をすることもできます。
【連絡する相手】 決まった連絡先が無い場合、直属の上司に電話連絡します。必要に応じて、取引先にも自身で直接電話をする必要があるでしょう。
仕事を休む連絡は報告ではなく『お願い』という形で行いましょう。また、同じ理由を多用しないように注意しましょう。
今後へ向けたアドバイス
何もしたくないとか、ただ寝ていたいという気持ちは、誰にでも起り得ることです。しかし、そのような状況が続く場合には、自分の状況を少し分析してみると、原因がわかるかもしれません。
身体が疲れていてストレスを感じていることもあれば、精神的に疲れていることも考えられます。何か思い当たることが見つかったなら、心身ともにリフレッシュできるように、いくつか対処法を試してみましょう。
それでも一向に良くならなうようであれば、無理はせずに、医療機関を受診しましょう。何もしたくないという気持ちは、身体が発する休めのサインです。軽視していたり、間違った対処を続けたりしていると、大きな病気につながる危険もあります。
「何もしたくない」についてよくある質問
それは、ご自身の身体から発せられている「休まなきゃダメ」というサインであると考えられます。原因は人により異なりますが、精神的・肉体的・気分的の3つの要因にわけて紹介している「何もしたくない原因TOP10」を参考にしてみてください。
はい。何もしたくない感情が強いときは、無理をせず、何もしないでゆっくりと休む/笑う工夫をする/心許せる仲間と会話するなど心身をリラックスさせることが対処法としてあります。他にも、何もしたくないときの対処法「9選」で解説しているので御覧ください。
はい。何もしたくない場合、そのことで自分を責めたり、暴飲暴食に走ったりすることは逆に体調悪化を招くことがあるので控えましょう。
精神的・肉体的に限界を感じてからでは遅いので、「いつもの自分じゃない感じがする」「体調が悪い」「改善する気がしない」など、不安を感じながら生活し続けて悪化するよりも、一度、専門医に相談してみることはリスクヘッジにつながる可能性があります。
≫人を精神的に疲弊させる原因の1つが人間関係です。
人間関係は、私たちの生活を楽しくもすれば、ストレスの多いものにもします。特に、逃げられない場所で人間関係のトラブルを抱えてしまうと、それは大きなストレスになります。
例えば、職場での人間関係のトラブルなどです。
職場で同僚や上司とのトラブルを抱えてしまい、意思疎通に問題があって話をするのが大変な場合でも、簡単に仕事を変えるわけにはいきません。
そして、嫌でも毎日その人と顔を合わせなければならないため、仕事に行くことが憂鬱になる原因となり、憂鬱な気持ちが続くと、何もしたくない、全てがめんどくさいというネガティブな感情を生み出します。