好印象を与える転職面接のマナーの基本!受付から入室と退出時の注意点

面接「入退出マナー」

転職面接で押さえておきたいマナーの基本

企業に応募して書類選考が通り、面接の日程が近づいてくる時に押さえておきたいは面接マナーの基本です。転職活動における面接は、企業の方々に「お客さんとして邪魔をする」のではなく「一人のビジネスパーソンとして自分を売り込む」ためのステージでもあります。

面接での立ち振るまいや言葉遣い、姿勢やコミュニケーションスキルなど、面接で受かるポイントは数多くあります。今回の記事では、面接の流れを各ステップごとに解説していきます。

転職の面接前日の確認しておきたい事

転職するとき面接を成功させるためには、前日から準備することが大切です。前もって準備することにより、面接日の当日は心に余裕が出て実力通りの面接ができます。また、移動途中にトラブルが起こったとしても慌てずに対処することもできるはずです。

特に、面接を受ける際の服装や身だしなみの確認と企業の住所と移動手段は前日までにしっかり確認をしていきましょう。

服装と身だしなみの確認

服装と身だしなみは面接において重要なポイントです。面接官の方があなたの第一印象を決める上で身だしなみは見ています。社会人として最低限の身だしなみをすることはマナーとして大切です。家を出る前には自分の服装が「清潔感」があるのかをしっかり確認してから出発しましょう。

スーツの場合は清潔感とフィット感にも注意します。大事なのはブランドや価格ではなく、きれいなスーツであるということです。私服で面接を受ける際は、オフィスカジュアルな服までが面接では許される範囲です。派手な柄物やダメージジーンズ、露出が多い服は特に避けてください。

スーツの場合は汚れていたり、シワが寄っていないかやネクタイが曲がったり、歪んだりしていないかなど服装の清潔感に注意してください。髪が伸びすぎていないか、タバコの臭いや口臭のケアなど身だしなみの清潔感もしっかり確認してから面接に臨みましょう。

企業の場所と移動手段

面接日の前日に企業の場所と企業への移動手段を確認することが大切です。もし企業の場所がわからない場合は、インターネットで検索をして調べておきましょう。企業への移動手段は、電車やバスを使う人もいれば歩いていく人、自家用車でいる人もいます。バスや電車を使い面接に向かうという方は、ひとつの経路だけを確認するのではなく複数の企業への移動手段を確認してください。

もしも、企業への移動手段が何かしらのトラブルで使えなくなってしまった時は、他の移動手段を知らないと困ります。そうならないためにも複数の企業への移動手段を用意しておくのはとても大切です。自家用車や歩いて面接に向かわれるという方は、面接時間に遅れないように移動時間に余裕を持って行動するようにしてください。

転職面接の当日!訪問から受付のマナーと注意点

企業に着いたら、受付があれば採用担当の方につないでもらいましょう。企業に面接で伺う際は受付から面接は始まっています。訪問の時から注意が必要で、面接官だけでなく実際に働いている社員の方々もあなたを見ています。

面接中がどんなに好印象だったとしても、受付時や待機時のマナーが悪ければ、あなたの転職が成功することはまずありません。それくらい、受付時のマナーや訪問時のマナーは重要ですのでしっかり見ていきましょう。

受付でのマナー

面接を受ける際、企業に着いたら受付があります。先ずはしっかり受付の人に挨拶をしましょう。受付で伝えないといけないのは「約束の時間と目的」「自分の名前」「取り次いでもらいたい相手」の3つです。

まず受付についたら、面接のために訪問したことを伝え、面接担当の方に取り次いでもらう必要があります。特に注意しないといけないのが、取り次いでもらいたい相手の名前です。忘れていて間違ったりすることもあるので、事前に確認しておくことをおすすめします。もしどうしてもわからない場合は、「採用担当の方をお願いします」と言えばその場はしのげるでしょう。

余裕をもって企業へ訪問

企業への訪問は余裕を持って訪問してください。基本的には約束の時間より10分前に到着できるのがべストです。何度も企業の方へ訪問しており、確実に5分前に着けるのでしたら問題ないのですが、もし何かの間違いやトラブルに遭ってしまい時間ギリギリに到着してしまう可能性があります。訪問先には早くつくことも考えられます、早く到着してしまうと面接担当者の仕事を中断させてしまうことになりますので要注意です。

大切なことは、「相手の立場を考えて行動する」ということです。このような気遣いも転職を成功させるためには大切なポイントです。余裕も必要ですが仕事するには相手のことを考えて行動することが一番のポイントです。

万が一遅刻する場合のマナー

どんなに対策をしっかりしていても、万が一のことが起こってしまい約束の時間に遅刻してしまうこと
もあります。もし遅刻しそうになったら、なるべく早く企業の方へ連絡してください。遅刻の連絡をしなければ、採用担当に大事な連絡もできない人だと印象づけてしまいます。

採用担当の方も仕事のスケジュールを調整して面接の時間をつくってくれていますので、企業側のスケジュールも崩してしまうことになりますので要注意です。遅刻してしまうことがわかった時点で、早急に正しい情報を連絡しましょう。

転職面接の当日!入室時のマナーと注意点

転職時の面接当日のマナーを紹介していきます。面接会場に着くと、いろんなビジネスマナーが試される機会がやってきます。その時に困らないように対応方法を知っておくと対応がスムーズにいきますのでしっかり見ていきましょう。

ドアのノックの仕方

面接する部屋に入る時は、まずノックを3回します。実際に、ノックの回数に決まりはありませんが、ビジネスの場では3回ノックするのは基本です。ノックに対して、採用担当の方が「どうぞ」と声をかけてきたら、「失礼します」と言って入室します。

もしノックをしても返事がない場合は、再度ノックをしてください。2度ノックしても返事がない場合は、「失礼します」といいながらドアを開けて確認してください。入出する時は、はっきりと「失礼します」と発言するように意識してください。

ドアの閉める方法

面接室に入って一呼吸置いたらドアを閉めます。このときに、面接官の方を向いたままドアを閉めるのは良くありません。ドアを閉める時は必ずドアの方に体を向けて閉めるようにします。またドアを締める時の力加減にも注意してください。

力強くドアを閉めると、音が絶ってしまい採用担当の方に悪い印象を与えてしまいます。ですので、なるべく音が立たないように注意しながら扉を閉めるのがポイントです。

入室後のお辞儀

部屋に入室した時にお辞儀をする時にもマナーはあります。深いお辞儀や軽いお辞儀など、お辞儀の角度にその場に応じたお辞儀の角度が大事です。退出時には、「失礼いたします」と敬礼で30度の会釈、自己紹介の時には「よろしくおねがいいたします」や面接終了の時「ありがとうございます」という時は最敬礼で45度の会釈をしてください。

そして、男性の場合の手の位置は体の脇に揃え、女性は手を体の前に揃えるのがポイントです。

転職面接の当日!面接中のマナーと注意点

転職面接中のマナーと注意点の説明です。面接中は、面接官からの質問に対して答えを考えないといけません、回答の方に集中してしまうためマナー面の気が緩みがちです。面接官からの質問中や質問への回答中であっても気を抜かないように注意しましょう。

話し方のポイント

転職面接中に押さえておきたい話し方のポイントですが、面接が始まれば話す前に面接官の質問をしっかり聞き、話が長くならないように完結に答えるのがおすすめ。結論から伝えたり、話すポイントを明確にすることも大切です。話す時は、はっきりとした口調で、適度に身振り手振りを加えて話します。

小さい声で話すよりもはっきり話すほうがいい印象を持たれます。正しい言葉使いも社会人として大きなポイントです。砕けた話し方ではなく、適切な敬語を使うことを心がけてください。

リラックスした表情

転職面接中の目線は常に面接官に向けるようにしてください。相手の目を見てしっかり受け答えすることは社会人としても、とても大切です。挙動不審でキョロキョロしてしまうと、落ち着きがない印象を持たれてしまいます。途中でうつむいたり、視線をそらしたりすると、自分の意見に自信がないという印象を持たれるので要注意です。

回答に詰まっても焦る必要はありません。しっかりと前を向き凛とした姿勢で面接は乗りこえましょう。面接官が複数いる場合は、話している人の方に視線を向けるようにします。そして、表情も固くならず、基本的にはリラックスした表情を心がけてください。大笑いじゃなければ、笑みを溢れるのも良いです。

座ってる時の姿勢

転職面接中は正しい姿勢をキープするようにしてください。猫背や首が前に傾いた姿勢でいると、採用担当の方から悪い印象を受けてしまいます。採用担当の方はたくさんの転職者と面接をしていますので、最後まで気を抜かないようにしてください。

男性の場合は、耳と肩の位置を垂直にするイメージにすると自然と良い姿勢になります。女性の場合は、足をしっかり閉じて太もも付近に両手を置くようにするのが良いです。転職面接中は自然な雰囲気で、誰が見ても良い印象になるような姿勢でいることがおすすめです。

名刺の受け取り方

転職面接の場合は、たまに採用担当の方から名刺を渡されることがあります。この時は、しっかり自分の名前を名乗り相手の名刺を丁寧に受けとりましょう。転職面接なので名刺を受け取ってもいいのですが、名刺は渡す必要はありません。その後、採用担当の方から「お座りください」など指示があってから着席するようにしましょう。

もらった名刺ですが机に置く場合では、自分から見て左側に置くようにするのが社会人のマナーです。面接が終わったあとは名刺をしまって退出します。

転職面接の当日!退出時のマナーと注意点

転職面接の当日、面接が終われば終わりではなく家に着くまでが面接です。採用担当の方は、あなたが部屋から出ていく後ろ姿もしっかり見ています。企業から出ていくまでしっかり気を抜かないように注意しましょう。

席を立って挨拶

面接官が「それでは、これで面接は以上です。」と発声すれば面接は終了です。少し間を空けて立ち上がり、席の横にたって「ありがとうございました」と御礼の言葉を伝えます。礼が終われば荷物を持ちドアの前まで移動してから再度一礼します。

面接官の中には、気軽に話しかけてくる時もあります。その時は臨機応変な対応をとって、退出へと繋げましょう。

退出時のお辞儀

転職面接が終わり、最後にドアから出て行く時のお辞儀方法です。退出する時、面接官の方に向き帰り、最後に「失礼します」ときちんとお辞儀をしてから退出します。このときもしっかり面接官の目を見て、30度のお辞儀をします。大切なのは、最後まで相手の目を見てお辞儀をすることで、採用担当の方に最後まで好印象を残せるように努力してから退出しましょう。

転職面接は好印象を与えるのがポイント

転職面接に向かう上で準備をするというのはとても大切です。準備が整っていないと行きあたりばったりに対応する姿をチェックされてしまいます。そして面接官に好印象を与えることも大切です。面接官が自分を見て「この会社にふさわしい存在」だと思わせる絶好の機会です。自分自身を売り込む営業だと思い、今回紹介したポイントをしっかり抑えた上で、面接に望みましょう。