転職時の面接で名刺を渡されたら!?受取方のマナーと対処方法を解説

面接「名刺の受取りマナー」

転職時の面接!名刺交換は必要の有無?!


名刺とはあくまでも、会社に所属していることの証明のために用いるものです。会社の看板を背負っているサラリーマンならまだしも、中途採用面接の際は個人としてきているわけなので、面接官との名刺の交換は不要です。 しかし受付や面接室で、名刺の提示を求められる企業もあるため、念のために面接の際は、個人名刺を作って持っていく方が無難でしょう。

転職時の面接で名刺を渡された時


名刺交換は不要ですが、企業側から名刺を渡された場合に関しては、丁寧に受け取ってください。職場で相手方と名刺交換する際と同様の所作で、全く問題はありません。面接官も採用面接では名刺交換しないことは重々承知しています。もしも名刺交換となった場合は「ありがとうございます。頂戴いたします。」と一言添えつつ、受け取った後は大切に扱うよう心掛けましょう。

名刺の正しい受け取り方のマナー

転職活動において、名刺を渡す機会は少なくても、受け取る機会については度々あります。正しい名刺の受け取り方は最低限覚えておく必要があります。名刺の受取方を知らないと一般常識のない人と判断されてしまい、面接で不利になる可能性が高くなるかもしれません。

名刺は両手で受け取り、御礼と一礼

名刺を出された時は、必ず両手で受け取ります。受け取る際は「ありがとうございます、頂戴いたします」と一言添えるのを忘れないようにしましょう。丁寧に「一礼」することも大切です。人によっては名刺を受け取る時の礼が雑で悪印象を与えてしまうこともあります。丁寧な礼を心がけることで企業側にもより好印象を与えられます。

名刺を受け取ったら、一度見て確認する

受け取った名刺をすぐに名刺入れにしまってしまうと、相手方を軽んじているイメージを持たれてしまい、あまり印象が良くありません。名刺は相手の存在そのものです。一度名刺の中身を見て確認するように心掛けましょう。

名刺を受取る時の注意点

名刺を受け取る際は、必ず立って行います。座りながらテーブルを挟んで受け取るのはマナー違反です。また、名刺はポケットなどに直接入れず、名刺入れの上に置くようにしましょう。汚れた名刺、折れ曲がった名刺を渡すのも失礼にあたりますので、渡す前にしっかりと確認するようにしましょう。

また、途中で名刺が不足することのないように、前もって事前に多めに用意しておくと良いでしょう。名刺交換の場は、不意に訪れることも多いため、名刺入れをいつでも取り出しやすい場所に入れておくことをおすすめします。

転職時の面接!名刺を渡された対処方法


名刺を渡された場合は、「頂戴いたします」と言葉を添えながら両手で受け取りましょう。相手から名刺を貰ったら胸の高さよりも上で持ち、名刺の内容を確認します。

名刺の内容を確認の際、「○○様ですね」と復唱するとより丁寧です。また、珍しい苗字や読み方が難しい名前の場合は、後々失礼がないように、すぐにしっかり確認しておきましょう。簡単な会話の取り掛かりにも繋がります。

次に、名刺を渡された場合について、面接室にテーブルがある場合と面接室にテーブルが無い場合ではどのような違いがあるのか、名刺にメモはしないということは必須なのかということについて紹介します。

面接室にテーブルがある場合

面接室にテーブルがある場合、名刺の受け取り方や扱い方について注意が必要です。今回は2つの注意点を確認していきます。

まず、いただいた名刺は椅子に座った後、自分から見てテーブルの「左側」に乗せるようにしましょう。日本では「左上右下」という言葉があり、「左が格上」で「右が格下」という意味を指します。この左上右下が名刺の置き場所に関係しているのです。

次に、面接室において1対1で名刺を受け取る場合は、テーブルの上に直接置くのはNGです。自分の名刺入れの上にのせることがマナーです。複数人から名刺を受け取る場合には、役職が最も高い人の名刺のみ名刺入れの上にのせ、その他の名刺に関してはテーブルの上にのせましょう。

また、複数の名刺を見て、どの役職が一番高いのか分からない場合は、名刺入れの上には置かずに、自分から見た相手の座席順にそれぞれの名刺を並べます。マナーとしても問題ありませんし、視覚的に面接官の顔と名前が一致しやすいでしょう。

面接室にテーブルが無い場合

面接室にテーブルがない場合、名刺は名刺入れの上に置いて両手で持ちます。万が一名刺入れを持っていない場合は、両手で扱うと良いでしょう。常に気にするポイントは丁寧に扱うということであり、片手で雑に扱うことは厳禁です。また、名刺をしまうということはあなたとはこれ以上話すことはありませんといった意思表示になるとの説もあり、失礼にあたる場合もあります。

名刺をしまう場合にしても、相手方に断りを入れるなどして、丁寧にするようにしましょう。いずれにせよ、名刺を頂戴した後、すぐカバンにしまうなどの行為は失礼にあたります。なるべく名刺には一通り目を通した後にすると良いです。
相手に悪い印象を与えないように、最低限のマナーは守るようにしましょう。

名刺にメモはしない

名刺交換をした際に、相手の目の前で名刺にメモをしてはいけません。目の前で名刺にメモをすることはマナー違反であり、相手にも大変失礼です。もしも自分が渡した名刺にその場でメモをされたら、決して良い気はしないでしょう。名刺を交換した相手側に関する情報の中で、どうしても残しておきたい情報がある場合には、メモ帳を活用して情報を書き残すようにしましょう。

転職時の面接終了後!企業にお礼のメールの必要無し

新卒の就職活動では、お礼状を出すことで選考通過の可能性が上がることがあります。社会人経験のない学生を採用する新卒採用はポテンシャル採用となるため、お礼メールの書き方や、就職に込められた熱意を採用のポイントの一つとして見ている企業もあります。

それに比べ、中途採用は基本的にはキャリア採用です。個々が今まで培ってきた経験や技能が評価され、即戦力としての採用になります。お礼のメールを送ったからといって選考が有利になる、採否が大きく変わるということはありません。

転職時の面接で名刺を渡されたら時の対処方法を知っておこう

転職時の面接では名刺交換は不要ですが、企業側から名刺を渡された場合に関しては、丁寧に受け取ってください。名刺はあくまでも、会社に所属していることの証明であり、中途採用面接の際には個人として、面接官との名刺の交換は不要です。しかし実際には名刺交換の場はいついかなる時に訪れるか分かりません。念のために枚数を多めに、かつ綺麗な状態の個人の名刺を常備しておきましょう。