会社を辞めてから転職は不利?退職後の転職活動を有利にするポイント

先に仕事を辞める転職

会社を辞めて転職すると不利?

会社を辞めてから転職活動をスタートすると不利になる!というのは、あくまでも、人材紹介会社のキャリアカウンセラーや営業目線での話。問題は誰にとって、「何が起こると不利になった」と感じて、どんな恩恵があれば「会社を辞めてからの転職で有利になった」と感じるかが重要です。

一般論として、転職のアドバイスをする側にとっては、採用する企業の人事から「責任感のある人を採用したい」など紹介して欲しい人物の性質を指定されています。そのため、前職を円満退職して、空白の期間を設けず速やかに新しい職場に入社することができる人を紹介したがります。

理由は簡単!前職を円満退社する人は信用できる。そして、速やかに転職してもらえば、経歴にも傷がつかず、紹介先企業からも喜ばれて報酬が貰える。ざっくりいえば「会社を辞めた後の転職は不利になる」という一般論の根底はこれにあります。

会社を辞めてから転職した方が有利

先に結論を述べます!転職活動は会社を辞めてからの方が有利です。

重要なことは『どんな理由でやめたか』『転職して何を実現したいのか』という2点だけです。腰を据え、未来を見据えた転職活動をするには、どうしても時間が必要なので先に辞めたからといって転職活動で不利になるなんてことは誰にも言い切れません!

▼例えば

  • すぐに面接に来て欲しい企業
  • 役員面接の日程が少ない企業
  • 内定後、速やかに入社して欲しい企業
  • 面接対策の時間をとりたいとき
  • いろんなエージェントと面談したいとき

このように、会社を辞めるか、長期有休消化ができる職場からの転職でも無い限り、時間的に対応が難しい場合が沢山出てきます。

ただし、先に断っておくと、前職を無責任な辞め方をするような人は例外です。無責任な人は、応募した会社の選考の中で、退職理由/先に辞めた理由をヒアリングされた段階でアウト!(嘘はつかないこと)

逆に、在職しながら転職活動をしていると、会社を辞めるまでの間に、他の選考受験者の方が先に内定承諾をすることがあり機会損失してしまうので、あなたにとっては不利になります。人脈を活用しての転職、十分なキャリアを活かしての確度が高い転職以外は、先に会社を辞めるスタイルの転職活動が有利になると覚えておきましょう。

補足情報『会社を辞めてからの転職が不利になる人』について

転職活動が不利になる辞め方は、前職を無責任な退職の仕方で去った人、自分勝手な退職理由で早期離職した人などです。人生はやり直しがききます。このような場合は、転職エージェントのようなプロに相談して、人生の棚卸し/転職の目的・目標設定に協力してもらい、きちんと出直しましょう!

会社を辞めてからの転職が有利になる理由

会社を辞めてからの転職が有利になる理由は5つあります。

会社を辞める前、仕事が忙しくて、人生やキャリアを振り返る時間が持てず、結局、すぐに採用してくれそうなハードルが低めの会社を選んでしまい失敗を繰り返す人がいます。理想は、時間的余裕をもって、自己分析/向いてる仕事選び/転職活動の目的を明確にして『達成日を決めて動く』ということ。

まだ会社を辞めていない人、既に退職して転職活動をしているあなたも、今回紹介する「5つの理由」を確認して不利にならないための予防に活用してください。アドバイスを含めて掲載していますので、不安な点があったら、メモして会社を辞めた後の転職活動中に読み返してください。

有利になる理由1:今後の進路を見直す時間がある

会社を辞めてからの転職活動をすれば、時間の余裕ができて、自分の心にゆとりが持てます。

自分の気持ちがまっさらな状態になるので、本当に自分がしたいことが整理できる時間ができます。辞める予定の仕事をしながらだと、様々なしがらみやストレスもかかってくるので、自分の気持ちが分からなくなってしまうことが多いのです。

仕事を辞める時は同僚や上司に止められて心が揺れてしまうことが多くなってきます。心が揺れることで辞めることができないのであれば、仕事に未練がある状態なので、今は辞めない方が良いでしょう。

転職活動は仕事を辞めた状態で進路を考えた方が、心の余裕ができるので自分のキャリアを見直すことができ、本当に自分がやりたい仕事に巡り合える可能性が高くなってきます。

有利になる理由2:いつでも面接が受けられる

転職活動は仕事を辞めている状態の方が、書類選考の通過から面接となった時、面接スケジュールが企業と自分の予定を合わせることが容易になり、いつでも面接が受けることができます。

転職前から相手企業の要望に答えることができれば、印象がよくなるので採用されやすくなる傾向です。

仕事をしている状態で転職先に面接に行くなら、転職先の面接や研修を優先に考え、いつでも面接を受けられるように行動する方が良いでしょう。

有利になる理由3:転職活動だけに集中できる

仕事を辞めた状態の方が、転職活動だけに集中ができます。転職活動において大切なポイントは、自分が気になった企業の求人募集に応募したいと思ったら、応募資料の作成や面接対策などの準備が重要になってきます。

仕事のストレスや転職の不安を抱えながら転職活動をすると、面接などで自分の持っている力を十分に出し切れずに、残念な結果に終わってしまう可能性が高くなってしまいます。

転職活動を自分のベストコンディションで進めていくためにも、先に今の仕事を辞めてから転職活動を進めていく方が、転職活動に集中することができます。

有利になる理由4:入社時期はいつでも可能

入社時期はいつでも可能というのは、面接した企業から優待されるひとつの条件になります。

どんな仕事でも、求人を出している企業は人員が必要なために募集をかけています。採用側としては求職中の人と働いている人でいえば、どちらを採用するか迷っている場合、より条件が良い方を採用する可能性は高いです。

仕事を辞めた状態ならスケジュールを合わせることは容易なので、入社意欲が伝わり企業側の印象として良い印象となります。

転職活動で入社時期がいつでも可能というのは、採用をする側としても採用の判断基準として大切なポイントになってくるでしょう。

有利になる理由5:自分の適性を考える時間がある

仕事を辞めた状態で転職活動をおこなうなら、時間的な余裕があるので、自分の適性をじっくりと考える時間を持つことができます。

転職活動を働きながらすると、どうしても自分の思考が今の仕事のことを考えている状態になるので、時間的余裕はもちろんのこと、心の余裕を持つことができません。

本当に自分が働きたい仕事は何なのかを考える時は、転職活動で考える時間をつくることがとても大切なポイントなのではないでしょうか。

辞めてから転職しても失敗させないポイント

会社を辞めてからでも、失敗しない転職活動ポイントは、自分にとって興味がない業種をはじめから選択をしないということです。

どんな仕事でも自分の興味がない仕事や嫌々している仕事は、周りにも伝わりますし、自分自身のキャリア成長にとって何も有益なものを生み出すことはありません。

まずは転職をする目的を定め、転職のプロである人に相談し、自分が納得のいく転職を目指しましょう。

失敗しないポイント1:転職の目的を明確にする

転職する時に大事になってくるのが転職の目的を明確にすることです。

転職の目的は人によって違ってきますが、家族のため、キャリアアップのため、自分のスキルを生かす仕事がしたい、職場の人間関係や給料・待遇が悪いなども理由となってくることがあるかもしれません。

何のために転職するのか、何が改善されれば満足なのか、これらの点をはっきりさせ目的を達成するために就くべき仕事は何かを考えるのがポイントになってきます。

まず転職の目的を明確にし、自分が失敗しない転職先選びをすることが大切です。

失敗しないポイント2:転職先の情報収集が大事!ギャップを埋める事

転職先の情報収集は、転職を考える上でとても大事なポイントとなってきます。

情報収集もせずに転職先企業の情報がないまま、面接を受けてしまうと面接を受けさせてくれた会社側に「この人はやる気のない人だ」と判断されがちになってしまいます。

転職を本気で考えているなら、しっかりと転職先企業の情報や仕事内容などを確認して、自分が興味を持って仕事を続けていけるのか、仕事にプライドを持ち続けられるのかなどを考えた上で面接を受けることが大切です。

面接を受けてくれた会社側に「この人はこの会社には必要だ」と思ってもらえるように、情報収集などの面接準備をして面接に望みましょう。

失敗しないポイント3:転職先の内情も確認!転職エージェントの活用

応募条件に記載している内容も大事ですが、転職先の詳しい内情を知っているのが転職エージェントです。

転職エージェントは登録制で利用ができ、自分の希望条件や応募資格に適した企業を紹介してくれて、書類の添削や面接対策までサポートしてくれる、転職を考える人にとっての心強いサービスです。

転職エージェントを活用するなら情報収集がしやすくなるので、相談してみるのも企業を選ぶ上で大切なポイントになってきます。

人気の採用企業の場合、その会社組織内での定着率が高く、なかなか人が辞めなかったり、募集人数枠や職種が少なかったりもします。そのような時でも、転職エージェントは会社が募集背景、企業の内情までを詳しく取材、熟知している場合があるので、悩んだら紹介元の転職エージェントに相談することをおすすめします。

失敗しないポイント4:複数の選択肢をもって「心の安定」を得る

転職先に複数の選択肢を持っておくことは、自分自身の「心の安定」につながってきます。ひとつの就職先に思いを強く持ってしまうと、面接などに力が入りすぎて、本来もっている『自分の良さ』を出せずに不利な状態に陥ることがあります。

また、選択肢が少ない状態では、ストレス等、疲労の元となってしまい、次の行動へ移す気力まで削いでしまうことになりかねません。

先に仕事を辞める転職のメリットを忘れず、複数の企業をリストアップ、豊富な選択肢を持つことで心に余裕を持つことも失敗しないためのポイントです。自分自身の「心の安定」を得ながら、自分に合った転職先をしっかり見つけて、腰を据えて働けるような仕事探しを行っていきましょう。

失敗しないポイント5:期間を決める!できるだけ短期間で転職する

期間を決め短期間で転職する方法は、転職をうまく進めていくためのひとつの方法です。

長期間に渡って転職活動をしていると、自分自身の集中力が切れてしますことや、面接官からの印象も「この人が転職できない理由は何かあるのか」など、あなたへの印象がマイナスに働いてしまったりすることが起こります。

転職エージェントや転職サイトは有効活用し、応募や日程調整などの作業を短縮させ、転職するためにしっかりとした計画を立て、転職活動を進めていくことが失敗せずに転職するポイントとなってきます。

【まとめ】会社を辞めてからの転職は有利だから挑戦しよう!

先に仕事を辞めてから転職活動を開始する方法だと、不利になる論があるものの、転職する人の側から考えると解説したとおり「むしろ、転職活動は有利になる」ということをご理解いただけましたでしょうか。

転職するにあたって仕事を辞めているからといって不利になることはなく、目的があって転職をするように思っていただけるので逆に転職を希望する先には歓迎されます。

既に退職済みで、仕事をしていない人に面接に来てもらえれば、採用企業側の立場で考えても、その後のスケジュールを組みやすくなり、選考はスムーズに進んでいきます。できる限り転職先にとって有利な条件を持って面接を受けた方が、採用されやすくなるので転職活動のポイントをおさえて成功させていきましょう。

辞めてからの転職が不利かについて「よくある質問」

会社を辞めて転職すると不利?

必ずしも不利とは言えません。人材紹介会社の立場だと、紹介する人が「空白期間」のある人だと紹介しにくいという定説がありますが、自分主導で転職活動をする場合はメリットの方が多くなる場合も少なくありません。記事内「会社を辞めてから転職した方が有利」で理由を解説します。

辞めてからの転職は印象が悪いですか?

いいえ。大切なことは、責任ある辞め方をして、円満退職をするための努力をしたかどうかです。じっくり時間を掛けて、自分に向いてる仕事と巡り会いたいと切に願い、計画性を持って辞めたなら逆に高評価に繋がるため印象が悪くなると言うことは考えにくいでしょう。

辞めてから転職しても失敗しないためには?

5つのポイントがあります。1.転職の目的を明確にする/2.転職先の情報収集/3.転職先の内情も確認/4.複数の選択肢をもつ/5.期間を決める。記事内「辞めてから転職しても失敗させないポイント」で詳細とアドバイスを掲載していますので参考にしてみてください。

辞める前に転職すると内定を得やすいですか?

いいえ、必ずしもそうではありません。よく言う「空白期間が無いこと=時間管理ができる/目的が明確な人」とは、逆に言えば、転職活動に使える潤沢な時間があるともいえます。会社で成果を出している人ほど、転職活動に時間を割けない状況に置かれる傾向があります。そのため、人事が強い会社は、空白期間を気にしないというのがトレンドとなっています。

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ABOUT US
けんた
職業紹介会社(東証マザーズ上場)にて6年間勤務。WEBマーケティング職を経て、転職エージェントサービス立上げ、リサーチャー、キャリアアドバイザーなど多くの職種を経験。転職経験も豊富な現会社役員。