絵を描く仕事に憧れを抱いている人のためにキャリアアドバイザーがが解説。夢と現実のギャップが大きいと言われるクリエイティブ業界での仕事には、職場ごとに制度や社風に大きな違いがありますが、ここでは、仕事選びをするときに役立つ客観的な情報を15職種分提供します。
絵を描く仕事に就くためには、どんな点に留意すれば採用されやすくなるかという役立つポイントも掲載していますので、職種への理解を深めた後に確認して見てください。他にも、メリット・デメリットや注意すべき点についても確認していただくことが可能ですので、ミスマッチ防止にご活用ください。
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絵を描く仕事とは?
絵を描く仕事とは、絵画やイラストを書き、その対価として支払いを受ける仕事もしくは職業の総称です。デザイナーやイラストレーターのように、クライアントとなる個人や企業と契約し、与えられた指示や内容に沿って絵を描くこともあれば、画家のようにフリーランスの立場で、自分のインスピレーションに促されて作品を制作し、それを個展や画商などを通じて販売するということもあります。
ただし、絵を描く仕事は、自分自身がクリエイターとして作品を作ることだけに限定されません。美術講師のように、絵画やイラストの書き方について他の人を指導することも含まれます。キャンバスと塗料を使って教えることもあれば、PCの画面上で2Dあるいは3Dの描き方について教えることもあるでしょう。
絵を描く仕事の特徴
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特徴1.専門性が問われやすい
絵を描く仕事は、スキルや知識に応じて作品の仕上がりに明確な差が出ます。誰がやってもそこそこのものができるということはまずありません。ですから、専門的な技術や理解が必要とされるという特徴があるのです。
クライアントとしてはより専門性に長けた人へ仕事を依頼したいと思うことでしょう。ですから、継続的にスキルを磨いていく必要があります。そこに自分が持つ個性を発揮することができれば、魅力的な作品を生み出すことに繋がるでしょう。これは、どのようなプラットフォームで作業するにしても大切なことです。確かな専門性や技術に裏打ちされたユニークな作品を作ることができるなら、知名度は確実に向上していくことでしょう。
特徴2.形に残り、やりがいを感じやすい
絵を描く仕事では、フォーマットがアナログであれデジタルであれ、作品が残るという特徴があります。インターネットとSNSが普及した今では、ちょっとしたきっかけで世界中の人に見てもらうことが可能です。特に、絵画やイラストは言語の壁による影響を受けにくいため、拡散しやすいのです。
一方で、時代を超えて様々な世代の人から愛されている作品も少なくありません。そうした形に残るものを作ることができるというのは、絵を描く仕事の持つ際立った特徴であり、やりがいを感じやすいポイントでもあります。もちろん、作品だけでなく、作者として自分の名前が世に知られるというのも魅力的なことと言えるでしょう。
特徴3.自分だけの表現を形にできる
大抵の仕事では事前に指定された通りの形式で結果を出す必要があります。一方、絵を描く仕事では、クライアントが指定したテーマに沿っていれば、他のディテールに関しては多くの場合作者の判断やインスピレーションに任されています。つまり、作業する人によって同じテーマでも出来上がる作品は異なるわけです。
このように、自分だけの表現を形にしてメッセージを発信できるというのは絵を描く仕事が持つ特徴であり魅力でしょう。また、自分だけが持つユニークな表現方法でイラストや挿絵などの作品に思いを込め、それが人種や国籍を超えて伝わっていく様子を体験できるというのも興味深いポイントです。
絵を描く仕事ベスト15
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CGクリエイター [絵を描く仕事 1/15]
CGクリエイターは2Dもしくは3Dデザインのソフトを使い、ゲームや映画向けのデザイン画やアニメーションなどを制作していきます。CGでキャラクターを描くだけでなく、背景やエフェクトなど、細かい部分まで作りこむ必要があるため、1つのプロジェクトが完了するまで何年もかかるというケースも珍しくありません。
▼この仕事をオススメする理由
CGクリエイターは絵を描く仕事の中でも高いデッサン力が求められる仕事です。特に、3Dデザインでは様々な角度から見て違和感のないように仕上げなければなりません。ですから、ディテールにこだわった仕事をしたい人は大いに楽しめるでしょう。
平均年収:500万円
WEBデザイナー [絵を描く仕事 2/15]
WEBデザイナーは個人もしくは企業のクライアントと契約をしてWEBサイトを制作する仕事です。クライアントの持つイメージや展開するブランディングを念頭に置きつつ、魅力的なメッセージが発信できるようなサイトをデザインしていきます。そのため、デザイン業務だけでなく市場調査や丁寧なヒアリングなどの業務も必要です。
▼この仕事をオススメする理由
サイト全体の配色やアイコン・バナーの配置など、絵を描く仕事の中でも特に構成力が求められる内容です。また、グラフィックソフトだけでなくプログラミングの技術も求められるため、プログラマーとしてのスキルを持つ人にはおすすめです。
平均年収:400万円
グラフィックデザイナー [絵を描く仕事 3/15]
グラフィックデザイナーはクライアントのために広告のデザインをするのが主な業務です。ポスターやチラシ、雑誌に掲載される広告だけでなく、WEBサイトのバナー作成なども行います。限られたスペースの中で消費者に対して効果的にメッセージを伝えることが求められるため、各コンテンツの配置に関して高いレイアウト力が必要です。
▼この仕事をオススメする理由
絵を描く仕事の中でも各プロジェクトにかける納期が比較的短いという特徴があります。そのため、変化に富んだデザインの仕事がしたい、短期間で新しい作品をどんどん生み出していきたいという人には適した仕事でしょう。
平均年収:350万円
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キャラクターデザイナー [絵を描く仕事 4/15]
キャラクターデザイナーが多く担当するのはゲームやアニメに登場するキャラクターのデザインです。人間だけでなく、動物やモンスターなども描きます。ロボットや架空の生物など、モデルがないキャラクターを描くことも少なくありません。
▼この仕事をオススメする理由
絵を描く仕事の中でも作者の想像力が生かせる職業です。特に、ライトノベルが原作となっているゲームやアニメのキャラクターデザインをする場合、文章で示唆されているキャラクターの特徴を正確に反映した仕上がりが求められます。原作者のイメージするキャラクターを描くことができたときの満足感は大きいでしょう。
平均年収:350万円
イラストレーター [絵を描く仕事 5/15]
イラストレーターで最も多いのはポスターや冊子のイラストを書く仕事です。また、企業広告のキャラクターを描くこともあれば、ゲームやアニメに登場するキャラクターの挿絵を描くこともあります。最近では、WEBサイトに掲載する漫画を書いてほしいと依頼されることも少なくありません。
▼この仕事をオススメする理由
イラストレーターは絵を描く仕事の中でも特に作者の作画力が発揮できる職業です。特に、ゲームやアニメのキャラクターをクライアントのイメージに沿ってイラストへ投影するというのは楽しい作業でしょう。各種メディアと非常に繋がりが強いので、こうした業界に関心を持っている人にはおすすめです。
平均年収:400万円
漫画家 [絵を描く仕事 6/15]
漫画家は出版社から打診を受けて、契約をした内容に基づき漫画の原稿を作っていきます。掲載されるのが週刊誌なのか月刊誌なのか、それとも読み切りの作品なのかによって制作の頻度が変わります。
最近では、WEBメディアで掲載する漫画の制作を依頼されるケースが少なくありません。また、ラノベのコミカライズという仕事も増えています。
▼この仕事をオススメする理由
絵を描く仕事としてイラスト制作だけでなくストーリーや世界観なども考えたいという人にはおすすめです。自分の生み出したキャラクターを通して読む人を感動させたり、メッセージを伝えたりできるというのは魅力的でしょう。
平均年収:400万円
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絵本作家 [絵を描く仕事 7/15]
絵本作家は絵本を作るのが仕事です。クライアントや出版社から依頼を受けて既存の物語にあった絵を描くこともあれば、自分でイラストとストーリーの両方を作ることもあります。すべてを自作する場合は、市場調査を行って子どもたちに人気のある物語のテーマや、親が子どもたちに学んでほしいメッセージなどを考える必要もあるでしょう。
▼この仕事をオススメする理由
「読者は常に子どもたち」というユニークな特徴を持つのがこの仕事です。ですから、絵を描く仕事が好きで子どもたちに喜んでほしい、子どもたちの健やかな成長に貢献したいと思っている人には最適な職種と言えるでしょう。
平均年収:180万円
画家 [絵を描く仕事 8/15]
画家の仕事は絵を描くことです。完成した作品を個展で販売したり、画商に買い取ってもらったりすることで収入が発生します。キャンバスにデッサンをしたら塗料を使って色を加えて仕上げていきます。とはいえ、モノクロの絵画を専門に作っている画家も少なくありません。最近では、デジタル画面のキャンバスで絵を作る人も増えてきています。
▼この仕事をオススメする理由
画家は自分の内面から湧き上がる創作への意欲に促されて作品を作っていきます。そのため、絵を描く仕事の中としては圧倒的な自由度が特徴です。また、規模の大きなコンクールで入賞すれば世界的な知名度を得ることになるでしょう。
平均年収:250万円
アニメーター [絵を描く仕事 9/15]
アニメーターはアニメーション作品の原画を作成するのが主な仕事です。提供された絵コンテの内容に基づいて、アニメの全シーンを構成する原画を作成する必要があるため、作業量は膨大になります。アニメーションの原画および動画のデータはほぼすべてデジタルなので、液晶のペンタブレットもしくは板状のタブレットを使用して作業をするのが一般的です。
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▼この仕事をオススメする理由
世界的な人気を誇る日本のアニメ制作に関わることができるというのがアニメーターの持つ魅力でしょう。絵を描く仕事が好きで、アニメの魅力を発信したいという熱い想いを持っている人にはおすすめです。
平均年収:250万円
アートディレクター [絵を描く仕事 10/15]
アートディレクターはWEBサイトやそこに掲載する広告、アニメーションやグラフィックデザインなど、絵を描く仕事に関連して制作を管理する立場のことです。クリエイティブな作業そのものよりも、主に全体のディレクションを担当しています。クライアントと折衝をしたり、プロジェクトのメンバーを選抜したり、進捗を管理したりといったことも行います。
▼この仕事をオススメする理由
アートディレクターはデザインやアニメーション制作など、絵を描く仕事に関して幅広いな知識が求められます。ですから、これまでのキャリアを生かして現場で頑張るクリエイターたちを支えたいという人にぜひおすすめします。
平均年収:500万円
コンセプトアーティスト [絵を描く仕事 11/15]
コンセプトアーティストは、ゲームやアニメなどの仮想世界においてビジュアルのコンセプトを作成する仕事です。原作者やクライアントからヒアリングを行い、そのイメージを基にCGやイラストなど実際のビジュアルに起こしていきます。作品の世界観を決める重要な役割なので、定期的に他の製作スタッフと打ち合わせをしつつ進行していくことが肝要です。
▼この仕事をオススメする理由
近未来やSFなど、現実に存在していない世界観を創造していくというユニークな特徴を持つ仕事です。コンセプト(概念)からイマジネーションを膨らませて絵を描く仕事がしてみたいという人にはもってこいでしょう。
平均年収:400万円
絵コンテライター [絵を描く仕事 12/15]
絵コンテライターとは、CMやドラマ、アニメなど動画のあらすじ・登場人物の動きなどをイラストと文字でまとめた絵コンテを作る仕事のことです。台詞だけでなく効果音なども書き加えることで、それを見るすべてのスタッフが共通のイメージを持てるようにする必要があります。そのため、監督やディレクターと頻繁に打ち合わせをすることも業務として欠かせません。
▼この仕事をオススメする理由
絵コンテは作品全体の印象を決めるものとなるため、その仕上がりは動画そのもののクオリティに大きく影響します。ですから、絵を描く仕事としてイラストだけでなく映像コンテンツの制作に携わりたいなら、この仕事はやりがいを感じるでしょう。
平均年収:350万円
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3Dモデラー [絵を描く仕事 13/15]
3Dモデラーは、2Dのイラストや画像などをベースとして、専用のCGソフトウェアを使いデータを3D化する仕事を担当します。シンプルに立体化するだけでなく、その表面の質感や陰影などを調整して、より現実に近い印象になるよう調整するのも大切な業務です。ゲームや広告動画、映画など様々なコンテンツ制作で必要とされる存在です。
▼この仕事をオススメする理由
ゲームやアニメにおいて3Dで描かれるシーンは非常に多くなっており、3Dモデラーの需要が高まっています。ですから、2Dのイラスト制作で一定のキャリアを持っており、新たな絵を描く仕事の分野に挑戦したいと考えている人にはおすすめです。
平均年収:500万円
絵画教室講師[絵を描く仕事 14/15]
絵画教室講師は、スケッチやデッサンに関する基礎からコンペティションへ出展する作品の制作サポートまで、幅広い内容を教室の生徒たちへ指導していきます。教室に来るのは小さい子どもから年配の方まで幅広く、画力も人によって異なります。ですから、1人1人にあったオーダーメイドのカリキュラムを立てて指導していくことが重要です。
▼この仕事をオススメする理由
絵画教室講師になると、イラストや絵を描く楽しさ・面白さを他の人に伝える喜びが味わえます。特に、幼い子どもたちと接することが好きで、周りの人と楽しく会話をしながら絵を描く仕事を見つけたいという人にはおすすめでしょう。
平均年収:400万円
美術教師 [絵を描く仕事 15/15]
美術教師は、小中学校もしくは高校において、生徒たちに絵画や木工・金工、さらには陶芸など、美術に関する知識と技能全般を教える仕事です。最近では、デジタルフォーマットでのデザインやイラスト作成を指導することもあります。作品を作る際に生徒が持つ個性を発揮できるよう、1人1人と上手にコミュニケーションを図ることが必要です。
▼この仕事をオススメする理由
美術教師には、個々の生徒たちが持つ美術のセンスを見極めて、それを伸ばしていくようサポートするチャンスがあります。ですから、絵を描く仕事を通して才能を持つ若者たちに美術の楽しさやスキルを教えたいという人にとっては理想的でしょう。
平均年収:450万円
絵を描く仕事を選ぶメリット
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好きなことを仕事にできる
絵を描くことが大好きな人であれば、絵を描く仕事に就くことで趣味に多く時間を充てることができ、さらにお金がもらえるという良いこと尽くしです。フリーランスであれば、作業をする環境もある程度自由に選ぶことができます。楽しくお金を稼ぐことが可能というのは大きなメリットと言えるでしょう。
クライアントには色々なタイプの人がいて、発注の内容も様々です。自分があまり好きではないスタイルのデザインやイラストの制作を依頼されることもあるでしょう。とはいえ、どんな仕事でもいったん引き受けたのであれば真面目に取り組むことが大切です。そうすることで評価は高まり、さらに多くの仕事を依頼されるという良い循環が出来上がっていくでしょう。
自分の名前で仕事ができる
フリーランスとして絵を描く仕事に携わっている人の場合、どの作品にも制作者の名前が付され、それがずっと記録に残っていくことになります。特に、その作品がコンペティションなどで入賞したり、SNSなどで大きな注目を浴びたりするなら、歴史に名を刻まれることになるでしょう。これは絵を描く仕事をしている人にとっては大きな栄誉でありメリットと言えます。
制作したものに自分の名前が残るということは、それだけ責任が伴うことも意味します。特に、他のデザイナーや制作者の作品をコピーしたものとならないよう注意を払いましょう。ユニークでオリジナリティのある作品を作り続けることが肝要です。
働き方を選ぶことができる
一般的な事務職とは異なり、絵を描く仕事は決まった時間に決められた場所で作業をしなければならないというルールがほぼありません。リラックスして作業ができる場所をある程度自分で選ぶことができます。また、どの依頼を受けてどの依頼を断るかを自分で決めることが可能というのもメリットでしょう。
フリーランスとは異なり、社員として絵を描く仕事をしている場合、働き方に関してそれほど自由度の高さはないでしょう。とはいえ、期日やクオリティを意識して作業を行い、実績を作ることで働く時間帯や場所などに関してより多くの自由が与えられるようになるはずです。
絵を描く仕事を選ぶデメリット
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給与を上げるのに時間がかかる
会社員として絵を描く仕事をしている場合、どれほど作品を仕上げてもすぐに給与が上がることはまずありません。むしろ、仕事なのだから指定された期限までに作品を提出して当たり前という見方をされるのが一般的です。入社から何年も給与が上がらないというケースも珍しくありません。このデメリットを解消するには基本的に昇進することが必要です。
クオリティの高い作品を作り、社内およびクライアントの評価が高くなるよう努力することが不可欠です。複数のクライアントから指名を受けることができるようになれば、独立しフリーランスとして働くというのも1つの方策でしょう。
代わりがいないため休みづらい
絵を描く仕事は基本的に個々で作業をします。1つの作品やプロジェクトを複数の人で担当するということはまずありません。そのため、締め切りが迫っていると休みを取るのが難しく、多少体調が優れないときでも仕事をしないといけないというストレスにさらされることが多いのです。そうなると、好きだったはずの仕事が楽しめなくなるというデメリットがあります。
仕事をする際に体調管理を徹底することが最善の対策です。特に、朝食は睡眠後で栄養の枯渇した体内に必要なエネルギーを補給してくれるので必ず取るようにしましょう。また、仕事を可能な限り前倒しで進めておくなら、緊急時に休みを取りやすくなるはずです。
時代や流行を意識する必要がある
デザインやイラストなどの絵を描く仕事では、人気のある色遣いや絵柄を採用していないと評価されにくく、長時間かけて書いたものであってもやり直しを求められることが多々あります。どれほどユニークで個性的なデザインを提案したとしても、流行に沿っていなければ評価されないというのは大きなデメリットと言えるでしょう。
SNSなどを使って流行りの図柄やカラーをチェックする習慣を培いましょう。人気のあるデザイナーやイラストレーターのアカウントをフォローしておき、どんな作品を制作しているのか確認します。こうすることで、時代の流れに合った感覚にアップデートすることができるでしょう。
絵を描く仕事のポイント
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ポートフォリオを作る
絵を描く仕事でクライアントへアピールするためには、自分の作品を見てもらうのが一番です。そこで役立つのがポートフォリオでしょう。ポートフォリオとは、これまでに携わったプロジェクトや作品などをまとめたもので、クライアントはこれを見るだけで「どのような作風・画風を得意としているのか」「どれほどの規模で仕事をしたことがあるのか」といった点を知ることができます。紹介したい作品数が多いときには、紙媒体に出力するのではなく、Web上にデータをまとめておき、そのリンクを相手に手渡すという方法が効果的でしょう。Webデザイナーやイラストレーターとして活動している人の多くは、個人の名刺にQRコードを使ってポートフォリオのリンクを作っています。
SNSでも発信する
絵を描く仕事は知名度がとても重要です。より多くの人に作品を知ってもらうことで、関心を持ってくれるクライアントが見つかりやすくなります。そこで役立つのがSNSを通じた発信です。自分のアカウントで作品を紹介したらそれを見た人が情報やリンクを拡散してくれた、いわゆる「バズった」状態になり、それがきっかけとなって仕事が一気に増えたというケースは珍しくありません。
また、同じように絵を描く仕事をしているインフルエンサーが自分のSNSで紹介してくれたということもあります。もちろん、常にポジティブなコメントだけが寄せられるわけではないとはいえ、これほど強力な発信ツールを活用しない手はないでしょう。
コンテストなどで実績を積む
絵を描く仕事において特定の資格が必要となることはあまりありません。とはいえ、コンテストなどで受賞経験があると大きなアピールポイントとなります。ですから、絵画や漫画、イラストに関してコンテストが開かれ、応募資格があるのであれば積極的に参加してみましょう。そこで賞をもらうことができれば、ポートフォリオやSNSのアカウントにも記載することができます。
また、専門家に自分の作品を見てもらい、批評してもらうことで、どんな点を改善すればさらにスキルが伸ばせるのかを知ることにも繋がるでしょう。学生時代が終わるとそうしたアドバイスをもらう機会はほとんどありません。ですから、コンテストに向けた作品作りにぜひ取り組んでみましょう。
絵を描く仕事の注意点
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専門性以外にもコミュニケーション能力が必要
フリーランスとして絵を描く仕事をする場合、基本的には自分で仕事を獲得するため営業をしなければなりません。時には、複数の候補がいるコンペティションに参加することもあるでしょう。そうしたときにカギとなるのがコミュニケーション能力です。
自分の持つスキルやキャリアを巧みに紹介して、興味や関心を持ってもらう必要があります。どれほど高い技術やメッセージ性を持っていたとしても、それが相手に伝わらなければ仕事を獲得することは難しいでしょう。ですから、専門的な知識を持たない人にも理解してもらえるような平易な言葉遣いで自分の作品やイラストの良さを伝えられるように、コミュニケーション能力を磨く必要があるのです。
実績がないと仕事をもらいづらい
絵を描く仕事はこれまでの実績や作品がどれほど評価されるかによって仕事の量が大きく左右されます。そのため、専門学校などで基礎的なことから学びスキルをある程度習得した後ですぐにフリーランスとして活動しようと思っても、なかなか仕事がもらえないという人は多いのです。
こうした理由から、いきなり独立するのではなく、まずはデザイナーやイラストレーターとして企業へ就職したり、漫画家のアシスタントになったりして、人脈を作りつつコツコツ実績を積み上げていくことにしたという人は少なくありません。そうした地道な努力を続けることがやがて実を結び、独立して自分の望むスタイルで仕事ができるようになるのです。
納期に追われ、ハードワークになる可能性がある
絵を描く仕事は多くの場合、複数のプロジェクトを同時に進めていく必要があります。優先度のより高い1つの案件に関してクライアントの返事や承諾を待っている間、他の案件に関わる作業を進めていくというのが一般的です。
そのため、1つのプロジェクトが予定していた通りに進まないと、その遅れが他のプロジェクトの進行に影響してしまうということは珍しくありません。とはいえ、納期を遅らせることは余程の事情がない限りほぼ不可能です。そのため、納期に追われてしまい、休日や深夜までハードワークを続けた結果、精神的な余裕がなくなったり、体調を崩しやすくなったりということが起こり得ます。
まとめ
絵を描く仕事には、文字通りのキャンバスで絵画を制作することだけでなく、イラストや広告の作成、さらには3Dフォーマットで映画やアニメの作品作りまで、幅広い内容が含まれています。どの仕事もそれぞれユニークな特徴を持っていますから、自分の持つスキルを存分に生かせるのはどの分野なのか、どんなキャリアパスを形成していきたいのかといった点を十分に考慮してから進む道を決めましょう。
絵を描く仕事はクリエイターとして自分らしさを表現することができ、歴史に残る作品を生み出すポテンシャルを持つ非常に稀有な分野であるため、ライバルも非常に多くいます。その中で成功を手にするためには、SNSなどを介して巧みに情報発信をしていくことに加えて、クリエイターとしての技術を継続的に磨いていくことが不可欠でしょう。
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