サービス業の定義や接客業との違い!27職種から向いてる仕事を選ぼう

サービス業の話
おさむ編集員

サービス業とは、どの種類の業種を指す言葉なの?サービス業に分類される仕事(職種)の種類、接客業との違いや定義についておさらいしていきましょう。

今回は、サービス業の仕事を「法人向け」「個人向け」に分けて、全27職種・仕事内容・年収なども紹介しますので、キャリア選択の幅を広げるための情報としてご活用ください。

サービス業の仕事に向いてる人の特徴について、具体的に案内しているので、自分に合いそうかどうかの判断するときの参考にしてみてください。

サービス業とは?<定義>

サービス業の定義をおさらい

一般的に呼ばれる「サービス業」の仕事内容は、顧客の欲を満たすために手伝う仕事です。快適な物や情報などさまざまなものを提供し、報酬を得ています。そのため、顧客欲求が増加することで、サービス業として活躍する業種も増加することになります。

近年では、これまでサービス業と関わりが少なかった製造業や農業などの第一次産業と第二次産業も、「ものづくり」だけでなく、顧客が商品を購入後のアフターフォローを行うなど、サービス業の進歩も見られるようになりました。今後もこれら業種はより一層サービス業が発展すると考えられています。

サービス業の定義として「サービスを提供すること」「サービスを直接提供することで対価を貰うこと」が該当します。

そのため、ハウスメーカーなどは営業職だけでなく、家を作る仕事もあるためサービス業とは言えません。しかし、飲食業は接客が多く料理を提供する仕事なのでサービス業に当てはまるでしょう。

接客業との違い

接客業とサービス業を混同している人が多いことは、筆者自身、キャリアカウンセリングの中で求職者の方との会話で実感しています。実際、接客業は「お客様に直接応対する仕事」であるという特徴があります。

同じく、サービス業も顧客の要望に対して、応える(応対する)サービスを提供する性質がある点で共通しています。つまり、『接客業=サービス業』であり、大きな枠組みなのはサービス業であると考えてください。

サービス業は幅広い業種があり、人々の生活を便利にするために支えています。また、サービス業は「第3次産業」に該当し、これらを全てまとめると「サービス業」と呼ぶことができます。同じ意味で使われやすい言い回しとして、「サービス業の中の接客」と表現されることも少なくありません。

そこで、求人サイトや転職エージェント、企業の採用サイトに掲載されている「求人票」を読み込んで、文脈のから前述したような違いが無いかを判断することで、間違えてエントリーするリスクを避けることができます。

おさむ編集員

接客業との違いをもう少し詳しく知りたい人は、特徴と種類、どんな仕事があるのかを紹介しているこちらの記事も参考にしてみてください。

接客業の詳しい話

サービス業の分類(9種類)

サービス業の分類について

サービス業は第三次産業に属しており、経済産業省の業種分類表によると、下記の9種類の業種に分類することができます。

  1. 情報通信業
    情報を扱う業種で、インターネットに関するサービスも含まれます。
  2. 運輸業
    さまざまな運送器具を用いて荷物を運送する業種で、タクシー会社なども含まれます。
  3. 不動産業
    物品貸借業が含まれレンタルを取り扱う企業が該当します。
  4. 学術研究
    専門的な知識を必要とした業務が該当し、研究所や法律事務所が挙げられます。
  5. 宿泊業
    宿泊の提供や飲食物の提供を行う業種で、ホテルやレストランが含まれます。
  6. 生産関連サービス業
    生活に関連するサービスを提供し、遊園地や美容院など該当します。
  7. 教育学習支援業
    学習に関わるサポートを行う業種を指します。
  8. 医療福祉
    病院や老人ホームなどのサービスが挙げられます。
  9. そのほかのサービス業

一般的にサービス業と聞いてイメージされやすい飲食店や宿泊業、美容などの顧客をもてなすサービスだけでなく、学術研究や教育学習支援、医療福祉もサービス業として分類されています。

サービス業の特徴

サービス業の特徴を解説

サービス業が提供するのは、サービスそのものであることから、取扱い商材としては『無形商材』に分類されます。ここでは、サービス業の大きな特徴を3つ紹介します。

ななか編集員

その前に、無形商材についての補足です。

例えば、旅行など飛行機を利用する乗客へ提供するものは「飛行機」ではありませんよね。飛行機は移動手段として提供しただけで、「移動」は目に見えているものではありません。

このように、無形性なものを提供するサービス商材のことを『無形商材』と呼びます。※逆は有形商材です。

  • 特徴1)生産と消費が同時に起きる!
    製品が完成した後、消費者の元へ届くまで一定時間がかかりますが、サービス業の場合は、生産と消費が同時に起きることが特徴的です。サービスを提供している間、顧客の欲求が満たされるため、サービス業では生産と提供の同時性を見ることが必要です。
  • 特徴2)顧客満足を獲得し続けるのが難しい!
    サービス業では提供する人の技術力や能力、個性によって、顧客の満足度が変化します。一度受けたサービスを同じように受けることは、多少の誤差が起きるため、不可能と考えられるでしょう。多少の誤差は製造業にも見られることですが、サービス業では特に大きく表れることが考えられます。
  • 特徴3)新規参入/競争が激しい!
    サービス業は、専門的な知識や職業が存在することで顧客の欲を満たすことができます。そのため、新しい会社の新規参入が多く、さまざまな企業が進出してくるのが特徴です。近年の日本では、高齢化社会に伴い医療、介護サービスが増加傾向にあります。

また、流行りの変化が激しい日本では、サービス業にも影響しています。サービス業は消費者の目線で考える必要があるため、発展と変化が激しいでしょう。

サービス業の仕事一覧【個人向け】

個人向けサービス業種

個人向けのサービス業には「娯楽一般」「理容・美容関係」「旅行関係」があり、主に個人に向けた奉仕を提供しているサービス業が分類されます。

  • 娯楽一般
    映画やスポーツ観戦などの娯楽施設を指します。
  • 理容・美容関係
    お客様の期待に応えた美しく見せるサービスです。近年では、忙しく時間がないお客様へ向けた短いサービス時間での提供も人気です。
  • 旅行関係
    旅行に関わるサービス全般を提供しています。

サービス業の定義には特にルールが定められていないため、仕事一覧をよく確認することが大切です。

個人向けサービス業
職種1~17

店長職 [サービス業の仕事 1/27]

店長職の仕事とは?

▼仕事内容
店長職は、飲食、アパレル、小売りなど、さまざまな業種の店舗責任者です。店舗で働く従業員の勤務管理や育成のほか、商品の発注や売り上げなどの管理も担当します。運営における様々な運用方法を理解し、実行する力が求められます。

さらに、エリアマネージャーやスーパーバイザーといった本部側との連絡も担当します。業種や経営店舗によっては形態に違いがありますが、基本的にバックオフィスでの業務が主な仕事内容になるでしょう。

▼アドバイス
店長職に就くことで、お客様の満足した顔や従業員の成長を見られることにやりがいを感じる人が多いでしょう。店舗の売り上げについて日々考え、工夫することが必要です。自身の判断が店舗の売り上げを左右することもあり、プレッシャーを感じることもあるでしょう。プレッシャーからの忍耐力ややり遂げる能力が優れた人に向いている職種です。

平均年収:300~400万円程度

販売職 [サービス業の仕事 2/27 ]

販売職の仕事とは?

▼仕事内容
販売職の魅力は、お客様とのコミュニケーションの中で接客スキルや販売能力を向上できることです。近年ではインターネットショップでの買い物が増え、ビジネスの基本とされる店頭での商品サービスを販売する機会が減少傾向にあります。

▼アドバイス
しかし、さまざまなところで仕事に生かすことができるでしょう。「コミュニケーション能力が高い」「効率がよく、要望に応じた提案力がある」「ディスプレー力がある」などの能力がある人が販売員に向いていると言えます。従業員と協力しながら店づくりをする必要もあり、要領よく臨機応変に応えられることが大切でしょう。

平均年収:300万円程度

美容師・理容師 [サービス業の仕事 3/27]

美容師・理容師の仕事とは?

▼仕事内容
美容師や理容師はカットやパーマなどの技術を駆使し、お客様の頭髪を整えるのが仕事です。近年ではヘアーカットだけでなく、美容室ではネイルやメーク、着付けのサービスも広まってきています。そのため、その時代のさまざまなおしゃれを捉える力も必要です。

また、理容室へは男性が多く来店するため、顔のシェービングなど細かな技術を磨くことが求められるでしょう。

▼アドバイス
店舗へ勤める場合、勤務時間は店舗の営業時間に合わせて1日8時間から9時間程度で、週休2日です。しかし、技術を磨くためには閉店後に多くの練習が必要です。

平均年収:300~350万円

ネイリスト [サービス業の仕事 4/27]

ネイリストの仕事とは?

▼仕事内容
ネイリストは、ネイルアートやネイルケアによってお客様の爪を美しく魅せる仕事です。基本技術の習得のほかに、最新技術を使ったネイルデザインや新たなトレンドを察知する技術の習得が必要になります。

▼アドバイス
お客様との会話から好みやライフスタイルを知り、デザインの提案やアドバイスを行うため、コミュニケーション能力と洞察力が求められます。

平均年収:330万程度

エステティシャン [サービス業の仕事 5/27]

エステティシャンの仕事とは?

▼仕事内容
全身美容のプロフェッショナルとも言われるエステティシャンは、お客様の身体の悩みを解決し、美しくする職業です。お客様の心の特徴も理解し、特別な美容機械や技術を用いて、心地よさや満足感を与えていきます。業務内容は「フェイシャルエステ」「ボディエステ」「脱毛」の3種類に分かれ、お客様に『美』を提供します。

▼アドバイス
エステティシャンは技術だけでなく、施術前のカウンセリングで相手のことを見極めることが大切です。エステでは身体の悩みだけでなく、癒しも求めて来店する人もいるため、リラックスできる雰囲気も大切です。

平均年収:300~400万円程度

年収補足
店舗を運営する企業の制度により、歩合制を導入している企業があるのでご注意ください。

調理師 [サービス業の仕事 6/27]

調理師の仕事とは?

▼仕事内容
調理師の仕事は、レストランやホテルの飲食店で料理を作ることです。飲食店で調理をするために必ず調理師の免許が必要ということではありませんが、「調理師」と名乗るためには国家資格免許が必要です。

▼アドバイス
食材の基本的な知識から栄養管理など、食と料理の専門知識を活かしたおいしい料理をお客様へ提供することが調理師の仕事です。調理師免許を取得していても、一人前の調理師になるには、長い道のりが必要と言われています。

平均年収:330万円程度

年収補足
見習い期間は更に低所得となる可能性がある一方で、一流料亭などの場合、年収500万円を超える人もザラにいます。

ホール・フロアスタッフ [サービス業の仕事7/27]

ホール・フロアスタッフの仕事とは?

▼仕事内容
主にレストランなどの接客サービスがメインの仕事になり、お客様の席への案内、注文を取る、料理の配膳、後片付け、レジでの精算を行います。店舗の顔としてお客様と直接接する大切な仕事なので、正しい礼儀作法が重要です。

▼アドバイス
店舗の開店・閉店作業を任されることもあり、シフト制での勤務が多く立ち仕事になるため、常に体力が必要になるでしょう。スタッフの経験を積んだ後は、店長やマネージャーへ昇格できる可能性もあります。向いている人は、人との関わりが好きで、お客様が食事を通して喜ぶ顔が見たい方などです。

平均年収:500~700万円程度

ホテルマン [サービス業の仕事 8/27]

ホテルマンの仕事とは?

▼仕事内容
ホテルマンは、宿泊施設でお客様が心地よく過ごすために、おもてなしで歓迎します。一言で「ホテルマン」と言っても、仕事内容は幅広くあります。

代表的なものは、フロントでのお客様応対、宿泊客へのフロント業務、お客様の要望に応えるコンシェルジュ、客室の掃除を行うハウスキーピングなどあります。ホテルでは「宿泊」「飲料」「宴会」などの部門に分かれており、各従業員は割り当てられた職場で働いています。

▼アドバイス
採用人数も多く、人気も高い仕事なので、競争率が激しい業務です。特に、大手のホテルを希望している場合には、どのような仕事をしたいかを明確にしておく必要があるでしょう。

平均年収:320万円程度

衣装コーディネーター [サービス業の仕事 9/27]

衣装コーディネーターの仕事とは?

▼仕事内容
衣装コーディネーターは、主にウエディングドレスといったブライダルでの衣装をコーディネートする仕事です。お客様の好みや結婚式の会場に合わせたドレス選びをお手伝いします。また、衣装を決めることは挙式の打ち合わせよりも先の場合が多いため、心のこもった接客が重要になるでしょう。

▼アドバイス
さらに、衣装の案内だけでなく、挙式に合わせた衣装小物の手配や列席者衣裳の案内も、衣装コーディネーターの役割です。学ぶことも多いですが、やりがいを感じることができる仕事でしょう。

平均年収:350万円程度

キャビンアテンダント [サービス業の仕事 10/27]

キャビンアテンダントの仕事とは?

▼仕事内容
お客様を旅客機への搭乗案内から到着まで、機内でのさまざまな業務を行います。キャビンアテンダントのほかに「キャビンクルー」と呼ばれることもあります。新卒は数百人単位で採用しますが、人気の職業のため、倍率が高いとされています。就職先には、中小規模の国内航空会社や外資系航空会社、格安航空会社などがあります。

▼アドバイス
キャビンアテンダントはベースとなる空港へ出社し、機長やほかのキャビンアテンダントと出発前の打ち合わせを行います。お客様を機内に迎える準備をし、出発後は機内でのサービスを行うのが仕事です。

平均年収:550万円程度

年収補足
キャビンアテンダントの場合、フライトへの乗務手当等が会社の規模などにより差が大きいため、年収額も大きく変わることがあります。

鉄道職員 [サービス業の仕事 11/27]

鉄道職員の仕事とは?

▼仕事内容
鉄道は、生活の中で欠かせない身近な公共交通機関で鉄道会社へ勤務する職員は、さまざまな仕事を行っています。「みどりの窓口」では新幹線の乗車券や定期券、きっぷなどを販売しています。さまざまなお客様が購入するため、お客様に合わせた接客スキルが重要です。

▼アドバイス
「ホーム業務」では、ホームでの安全確認のほか、電車のダイヤが乱れた場合には乗務員と連携を取り、列車を通常運行へ戻す役割を担当します。「改札業務」では、お客様のご案内やきっぷの確認などを行います。お客様からは駅周辺についての質問も多いため、幅広い知識が必要になるでしょう。

平均年収:650~750万円程度

鉄道職員は、サービス業の中でも、職員の中で多岐にわたる職種があるため、各々の手当などにより支給額の開きがあります。

タクシードライバー [サービス業の仕事 12/27]

タクシードライバーの仕事とは?

▼仕事内容
タクシードライバーは、車の運転が好きであることのほかに、渋滞の回避方法や裏道の把握など、状況に応じて臨機応変に対応できる人が向いているでしょう。また、車内ではお客様と会話するコミュニケーション力が高いと、さらに良いでしょう。

▼アドバイス
タクシードライバーになるためには「普通自動車第二種運転免許」が必要です。タクシー会社へ就職する前に資格がなくても、会社側が取得費用を負担してくれるケースが多いです。タクシードライバーの平均年齢は高く、高齢者になっても目指せる仕事のひとつですが、日々安全運転を行うことが重要なため、体調管理を整える必要があります。

平均年収:300万円程度

個人タクシーの場合を除く年収を掲載しています。

ファイナンシャルプランナー [サービス業の仕事 13/27]

ファイナンシャルプランナーの仕事とは?

▼仕事内容
お金のエキスパートとして、個人のお客様にアドバイスを行うのがファイナンシャルプランナーです。住宅ローンや不動産、税金、保険、資産、金融など、さまざまなお金の分野でアドバイスを行います。

今後の人生設計とお金に関わる問題点を挙げ、お客様の立場で考えていく大切な役割を果たします。その他にも、病気やケガなどのリスクに備えて、保険を案内する場合もあります。

▼アドバイス
資格は必要ありませんが、代表的な国家資格「FP技能士」と呼ばれる資格があります。専門知識を求められるため、資格を持って働くと、お客様からの信頼度も上がるでしょう。

平均年収:300~400万円程度

独立開業者の場合を除く平均年収を掲載しています。

介護職 [サービス業の仕事 14/27]

介護職の仕事とは?

▼仕事内容
介護職は、老人ホームや介護保険施設、福祉センターなどで、高齢者の身の回りの世話や介護を行います。介護士の職場は介護施設だけでなく、利用者様の自宅や診療所でも勤務します。介護の仕事は対人援助業務なので、利用者様とのコミュニケーションが重要です。

▼アドバイス
日々介護に取り組み、信頼関係ができることで、利用者様から感謝されることがやりがいにつながるでしょう。介護職はほとんどの場合、無資格でできますが、介護訪問を行うためには「介護職員初任者研修」以上の資格が必要です。

平均年収:300万円程度

医療事務 [サービス業の仕事 15/27]

医療事務の仕事とは?

▼仕事内容
病院やクリニックといった医療機関等で働く事務職を医療事務と言います。医療事務の中でよく知られているのが「受付・会計業務」の業務です。患者の受付やカルテ作成をはじめ、診療費の会計といった、病院で接する機会が多い業務です。

他にも「クラーク業務」と「レセプト業務」があり、患者と医師、看護師をつなぐ役割を担います。

▼アドバイス
医療事務になるためには、資格の取得は必要ありません。しかし、スキルアップのため、民間でのさまざまな資格があるので、知識を増やすために合格することも大切です。

平均年収:300万円程度

保育士 [サービス業の仕事 16/27]

保育士の仕事とは?

▼仕事内容
保育士の仕事は子供を預かって親の代わりに世話をするだけではなく、保育園での生活を行う中で園児たちの心身の発達や社会性を養うことを目的としています。保育士は、子供たちの日々の成長を身近で感じることができ、やりがいが感じられる職業です。

▼アドバイス
業務は1日8時間勤務で、週休2日です。しかし、早朝保育や延長保育を行っている場合、シフトを組みながら仕事時間が決まります。土日保育を行う保育園も少なくないため、平日休みになる可能性が高いでしょう。さらに、閉園後はお遊戯会・園イベントの計画準備や保育園だよりなど作成することもあります。

平均年収:340万円程度

スポーツインストラクター [サービス業の仕事 17/27]

スポーツインストラクターの仕事とは?

▼仕事内容
スポーツインストラクターは、会員制のジムや運動施設などの利用者をサポートする仕事です。利用者が安全に施設を利用できるように、運動時の指導を行います。スイミングスクールやスタジオ、ヨガスクールなどの指導者の総称として、「スポーツインストラクター」と呼ぶこともあります。

▼アドバイス
スポーツインストラクターになるためには資格は必要ありませんが、自分のレベルに合わせた資格の取得を目指すことも良いでしょう。また、スポーツ指導は相手に合わせた指導方法が重要です。

平均年収:330万円程度

サービス業の仕事一覧【法人向け】

法人向けサービス業種

事業者向けのサービス業は「法人」「税務」「ローン関係」など、専門的知識を提供する仕事を指しています。企業や組織に向けたサービスが中心になっています。仕事一覧では、国家資格が必要な「弁護士」「税理士」やその他の法務や給与代行業などが、専門サービス業に分けられます。

法人向けは、商品力や取引条件に利益を持つことが重要です。法人向けの場合、長期的な取引が続くことが想定されるため良好な関係を続かせることも大切です。法人向け企業が、個人へ向けたサービスを展開することになると、これまでとアプローチ方法が変わるため、難しいでしょう。

しかし、法人向けもサービス業の中のひとつなので、お客様への奉仕を大切にする気持ちが大切です。

法人向けサービス業
職種18~27

弁護士 [サービス業の仕事 18/27]

弁護士の仕事とは?

▼仕事内容
弁護士は法律の専門家であるため、さまざまな事件に関するトラブルの相談業務や法的手続きを行うのが仕事です。基本的人権を厳守し、社会的平和を実現することを目標としています。近年では女性の弁護士志望者も増加し、これまで以上に人気がある職種のひとつです。

▼アドバイス
弁護士を目指すためには、国家資格である「司法試験」に合格することが重要です。受験資格を得るためには、大学卒業後、法科大学院へ進学して卒業、もしくは司法試験予備試験への合格が必要です。さらに司法試験合格後、司法修習考試合格が必須になるでしょう。

平均年収:1,000~1,500万円

高い年収を目標にするためには、営業力が必要です。

社会保険労務士 [サービス業の仕事 19/27]

社会保険労務士の仕事とは?

▼仕事内容
社会保険関係や労働に関する法律など、労働に関する専門家と呼ばれる社会保険労務士は、社会保険に関する書類作成や申請、事務手続き、代行業務などを行います。これらの業務は専門的知識を要し、頻繁に法改正が行われるため、非常に複雑です。

しかし、働く人すべてに関わることなので、さまざまな人の役に立つことができ、日々変わりゆく法律の勉強を続けることが重要です。

▼アドバイス
また、国家資格である「社会保険労務士試験」に合格する必要があります。合格率は毎年1割を切るほど難関とされており、合格後には2年以上の実務と講習の受講を終了後、社会保険労務士として働くことができます。

平均年収:500万円程度

税理士 [サービス業の仕事 20/27]

税理士の仕事とは?

▼仕事内容
税理士とは、企業や個人に向けて税金やお金に関わることをアドバイスする職業です。税理士資格合格後、多くの人が税理士事務所へ就職します。大手税理士法人では国際税務など、高い知識で活躍することができ、中小税理士法人ではクライアントに関する税理の業務を担当します。

▼アドバイス
幅広い税理業務を任されるでしょう。他にも、一般企業や銀行へ就職し、活躍できます。税理の知識が少ない企業では頼りにされることが多く、やりがいに繋がります。

平均年収:900万円程度

年齢が上がると年収も上がる傾向にあります。

通訳・翻訳者 [サービス業の仕事 21/27]

通訳・翻訳者の仕事とは?

▼仕事内容
通訳・翻訳者は、外国語の言葉を日本語へ翻訳する仕事です。フリーランスとして働く人が多く、他の仕事を持ちながら、通訳・翻訳者として活躍しています。特定の企業へ所属し、企業内で翻訳している人もいますが、働き方によって年収が変化します。通訳・翻訳者には、英語だけでなく、中国語など多くの語学が必要です。

▼アドバイス
難しい内容の場合、1つの言葉を翻訳するのに何日もかかったりすることもあります。文化の違いもあり、言葉の伝え方で意味が変わることも考えられるため、海外の文化や風習を理解し、高い日本語能力も重要になるでしょう。経験を重ね、文化を幅広く学び、向上する意欲が求められます。

平均年収:400~470万円程度

人材紹介会社の営業職 [サービス業の仕事 22/27]

人材紹介会社の営業職の仕事とは?

▼仕事内容
分業しない企業もありますが、営業職とコンサルタントが分かれている人材紹介会社があります。営業職の仕事内容は、企業への人材紹介、新卒や中途の人事採用のコンサルディングなどです。

▼アドバイス
成約者と企業の求める人材がマッチングできれば成功報酬がもらえる仕組みになっており、営業としての高いスキルが求められるでしょう。また、マッチング後も求職者へのサポートを考え、信頼関係を築くことが大切です。

平均年収:450万円程度

社員研修講師 [サービス業の仕事 23/27]

社員研修講師の仕事とは?

▼仕事内容
社員研修講師は、会社員に対して研修を行う講師のことを言います。「ビジネスマインド研修」「スキルアップ研修」「階層別研修」など、さまざまな研修を設けている企業が多く、近年では多くの企業が研修を取り入れています。

▼アドバイス
研修講師は個人で受ける研修とは違い、ビジネスで使う「チーム力を培う脳」へと変えていく能力が必要です。そのためには、研修内容を工夫し、書籍やセミナーなどで理解を深め続けることが重要でしょう。

平均年収:400~1,000万円

システムエンジニア職 [サービス業の仕事 24/27]

システムエンジニア職の仕事とは?

▼仕事内容
システムエンジニアは、SEとも呼ばれるエンジニア職のひとつです。プログラマーたちと協力しながら、技術者としてチームをまとめ、プロジェクトを円滑に進めていきます。サーバーなどの各種構築も行います。

▼アドバイス
システムエンジニアのキャリアは、開発業務のプログラマーからスタートするケースがあります。大学で情報処理を学んでおくと、有利になる可能性もあるでしょう。さらに、セキュリティエンジニアなど、高度な技術へキャリアアップすることも可能でしょう。

平均年収:500~700万円

ITコンサルタント職 [サービス業の仕事 25/27]

ITコンサルタント職の仕事とは?

▼仕事内容
ITコンサルタントは、IT戦略を元にシステム開発を提案し、企業の課題を解決に導く仕事です。システム導入の場合、設計から開発までの作業に携わり、バックオフィスのソフトウェア周りから幅広い作業を行うことができます。幅広い知識と経験を得られるというところが魅力的な仕事です。

▼アドバイス
知識ゼロからでも、無形商材の営業経験と、前職(現職)において良い成績を残している人なら十分に狙える職種です。ただし、入社後の学習は必須で、お客様との商談で専門用語や開発可否の判断ができることが求められるため、最低でも1~2年は勉強の毎日となるでしょう。

平均年収:620万円程度

WEBディレクター職 [サービス業の仕事 26/27]

WEBディレクター職の仕事とは?

▼仕事内容
WEB業界のプロジェクトを監督、指揮、管理するWEBディレクター職は、WEB制作に関わるスタッフを取りまとめます。外部の企業からホームページの作成依頼やサイトの改修などの依頼を受け、さまざまなWEBに関する業務を経験することができるでしょう。

▼アドバイス
企業のブランディングを理解し、問題解決へチームで協力することが重要です。責任がある仕事だからこそ、やりがいも大きく感じることができるでしょう。

平均年収:450万円程度

スマホアプリ開発職 [サービス業の仕事 27/27]

スマホアプリ開発職の仕事とは?

▼仕事内容
スマートフォンアプリを開発するエンジニア職です。スマートフォンは多くの人が利用し、Web業界の中でも盛り上がりのある職業です。開発に必要なプログラミング言語はプロジェクトによって異なり、ネットワークなどの知識も必要です。

▼アドバイス
開発者として要求されるスキルは高く、今後も需要が高くなる職業でしょう。資格は必要ありませんが、スキルアップを目指すことも可能で、コンピューターに関する国家試験もあります。

平均年収:490万円程度

サービス業の仕事に対するイメージ

サービス業の仕事に対するイメージ

サービス業に対して、キャリアがうまく見えてこない、働く場所が現場になるのでいつ抜け出せるかわからない、というイメージがあるのが現状です。

また、休みが少ないなど、働き方にマイナスのイメージを持っている人も多いようです。しかし、専門店ならではの知識を必要とするため、勉強することにやりがいを感じ、社員を大切にする企業も多そう、という前向きなイメージもあります。

年間休日数が少ない [サービス業へのイメージ1]

年間休日が少ないイメージのあるサービス業ですが、理由として、人手不足や定休日が少ないという原因が考えられます。

しかし、労働基準法で定められた法定休日があるため、毎週少なくとも1回の休日をとらなくてはいけません。もし7日間の連続出勤を命じている企業があると、労働基準法違反になります。1日8時間労働の場合は、年間休日が最低でも105日になりますが、ほとんどの企業では週休2日制度を取り入れているため、年間休日は120日前後となります。

最近の大手サービス業では従業員のことを考慮し、休みを多く取り入れている企業もあります。また、休みが少ないイメージのサービス業で休みが多い企業は、求職者にとってメリットのポイントにもなるため、魅力に繋がるでしょう。

勤務時間が不規則 [サービス業へのイメージ2]

サービス業は休日・祝日も営業する店舗も多いため、シフト勤務が多く、労働時間が変則的なのが特徴です。

正社員でも勤務時間が不規則で遅いことや勤務時間が長いことも考えられます。勤務時間が不規則であるといった理由から、生活リズムが崩れ、連休が取りにくいなどといった声が少なくありません。また、人手不足になる原因にも繋がります。

シフト制であることで平日に休みが取りやすくなり、混雑を避けて休日を楽しむことも可能です。サービス業の中では、フレックス制度を取り入れる企業も増えつつあり、労働時間が増えないように考慮されていることもありますが、日々の残業申請がないため勤務時間が不定期になる可能性もあるでしょう。

人事制度が曖昧 [サービス業へのイメージ3]

評価者の中には、私情で評価する人、責任を逃れるために一定な評価を下す人もいます。

このような昇給や昇格のチャンスが整っていない企業で働き続けることに、不満を抱く人も少なくありません。人事制度でのトラブルを「人事エラー」と呼び、サービス業の中では起こりやすいトラブルとされています。

評価者を直属の上司だけでなく複数の従業員にしたり、目標設定を決めて達成度を評価したりなど、評価方法を工夫した人事制度が必要になるでしょう。サービス業では、接客態度面での評価が重要になるため、アンケートを実施する企業も多くあります。お客様からの声を直接聞くことができると、曖昧な人事にならずに評価することができるでしょう。

サービス業で仕事をするメリット

サービス業で働くことのメリット

サービス業は、お客様から直接感謝の言葉を伝えてもらえる、喜びを実感しやすい数少ない仕事です。主なメリットは下記の3つ。

  • お客様の笑顔が観られる!
    多くのお客様が喜ぶ顔を見ることがやりがいに繋がります。お客様との会話の中でコミュニケーション能力も身につけることができるでしょう。
  • コミュニケーション力が高まる!
    コミュニケーション能力が向上し、他の業種で活躍することも可能になります。お客様の中にはさまざまな年齢層や国籍の方がいて、幅広いコミュニケーションが取れることも良い点とされています。
  • 挑戦する際のハードルが低い!
    さらに専門スキルや資格がなくても、未経験からでも働くことが可能で、活躍できるチャンスが多い業種です。

他にも、店舗のマネジメントについて、店長や社員だけでなく、シフトリーダーを任されることもあります。店長や社員が不在の時間に、店舗の責任者として店を運営していく経験ができます。

将来、管理職に就くことを想定すると、若い間に経験しスキルアップできるチャンスがあるのはサービス業だからこそのメリットでしょう。

サービス業で仕事をするデメリット

サービス業で働くことによるデメリット

今後のキャリアを考えた際に、サービス業はスキルや実績が少ないため、異業種へ転職がしにくいでしょう。主なデメリットは下記の3つ。

  • キャリアアップの幅が狭い・・・。
    店長職以上のキャリアが狭くなるケースが多いとされています。しかし、サービス業として働いているうちに専門スキルの知識を勉強することで転職した際に有利になることも可能です。個人のスキルを高めるために、資格取得など将来的なキャリアも考えておくとよいでしょう。
  • ビジネススキルが付きにくい・・・。
    接客が多いため、ビジネス面での対人スキルが身につきにくいのも悪い点です。お客様から感謝を言われる反面、クレームを言われることも考えられます。企業でのクレーマー対策もありますが、自分の気持ちをコントロールする技術も大切です。
  • 生活の形を作りづらい・・・。
    将来的に転勤の可能性も高く、生活リズムが崩れる可能性もあるため体力も必要になります。平日に休暇を取ることはできますが、一般的な祝日では休むことが難しく、友達とプライベートでの予定を合わせることも厳しく悩む人も少なくありません。

未経験でも比較的簡単に入り込める業界でチャンスも多い反面、他の業種と比べてしまうと、将来性が高い企業が少ないというのがデメリットです。

サービス業の仕事に向いてる人の特徴

サービス業の仕事に向いてる人の特徴

サービス業は特別な資格がなくても働くことができますが、性格によって向き不向きが分かれる職業でもあります。この項目では、どんな人がサービス業の仕事に従事する人として、向いてる人物といえるのか、その特徴について紹介しながら個々に解説していきます。

特徴1「人と接することに意欲的な人」

人とのコミュニケーションが大切になる仕事なので、人との関わりといった話すことや接することが好きな人が向いています。

接客をすることはさまざまな人と出会うこともでき、企業によっては、イベントなど開催することもあり、多くの人と関わることが可能でしょう。人と接する上で好奇心が強いことも重要なポイントです。

特徴2「礼儀やマナーを大切にする人」

最近では企業のサポートサービスが増え、電話やメールを使った丁寧なサポートなど、サービスの種類も増えてきました。そのため、礼儀やマナーが重要視される他、対応力も必要になります。

飲食店では、お客様への気配りが重要になりお客様の様子を随時確認し、状況に応じた適応力も必要です。

特徴3「提案力に自身がある人」

アパレルでは、お客様がどんなものを探しているかなど、すぐに察知し、提案することでお客様を満足にすることができます。お客様への気配りができることもサービス業では、重要なポイントになるでしょう。

特徴4「目標達成欲が強い人」

サービス業をしている人は、目標を持って取り組むことができると仕事のモチベーションに繋げることができます。また、目標があることで将来の自分がどのようになりたいか見えることができるので、多くの仕事をこなすことができます。

自分の目標が見えてくることで、自分に足りないものやこれから意識していくスキルを見つけることができ、自分のスキルアップに繋げることができます。

特徴5「ストレス耐性が高めの人」

サービス業は責任感を求められる仕事なので、ストレスからの耐久性のあるタイプも向いてる人に含まれるでしょう。サービス業は、主に人と接する業務なので常にマニュアル通りにいきません。

そのため、お客様に対して柔軟に対応する必要があります。トラブルがあった場合でも臨機応変に対応することで、今後のリーダーとして活躍できる可能性もあります。チャレンジ精神を持ち続けることができることが大切でしょう。

おさむ編集員

サービス業に向いてる人の特徴を5つ紹介しましたが、あなたは、いくつの特徴に当てはまりましたか?目安として2つ以上当てはまれば適性はあるので、興味がある限りは、挑戦してみて欲しいと思います。

まとめ

サービス業について「まとめ」

サービス業は就職人口が多い業界で、業種や職種もさまざまです。サービス業の中には、多くの種類があり自分の希望の仕事につくためには、詳しい情報収集が必要になります。

サービス業はお客様との関わりが多いため、コミュニケーションスキルの他に、細かい心配りやイレギュラーケースの臨機応変な対応力、責任感も重要になります。お客様から感謝の気持ちを言われることができるため、モチベーションに繋がりやすいことも特徴的です。しかし、体力が必要になりストレスが溜まる可能性がある仕事なので、ストレスを溜め込まない方法など自分なりに身につけておくとよいでしょう。

お客様の気持ちに寄り添うことで、お客様を満足させることができるため、常にお客様がなにを考えているのか理解することも重要です。サービス業は、目に見えないものを提供する必要があるため、お客様の悩みや問題点を十分に理解し、解決するために対応する必要があるでしょう。

▼業種&職種分類も解説中

業種と職種の分類

サービス業について「よくある質問」

よくある質問と答え
サービス業は、年齢制限がありますか?

サービス業には年齢制限などありません。しかし、基本立ち仕事が多くなるため、若い年齢が多いです。マネージャーや店長は、若い頃からサービス業に就き、キャリアアップした人が多いです。そのため、サービス業への転職は周囲との差を感じる可能性もあります。しかし、高齢者を採用している企業も増えているため、体力と熱意があれば年齢に関わらず働くことができるでしょう。

サービス業で将来性が高い職種は何?

介護職や保育職と言われています。日本は高齢化社会になり、今後も介護のニーズはとても多くなると考えられます。女性も男性と同様に仕事をすることが定着した近年では、保育業界のサービスが今後も増えると予想されています。保育士不足や待機児童問題など、保育においてさまざまな問題があるため、解決するには人の手が必要とされるでしょう。

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F.Osamu外部編集員
中堅人材紹介会社の経営者。 既婚、子供2人、転職回数:5回、年収1,200万円、資格:なし。自己分析が腑に落ち、強みを発揮するコトに注力して道が拓けたタイプです。仕事以外では、適職発見同好会の立上げメンバーとして、転職者向けメディア「向いてる仕事.com」の運営を経験。転活ラボの外部編集員として活動中。