何がしたいかわからない人が向いてる仕事を選ぶ基準と軸の見つけ方

何がしたいかわからない

何がしたいかわからない…と、仕事の悩みを抱えている全ての人のために、自分に向いてる仕事がわからない原因と解決方法、働き方やNG行動までを説明していきます。

今の職場に不満や問題があって、転職をしたいと考えている人は少なくありませんが、なかには転職しようにも、自分が仕事として何をしたいかわからず、どう転職してよいか悩んでいるという方もいらっしゃるかと思います。

仕事として何をしたいかわからない人のタイプと何がしたいかわからない原因を分析することで、やりたい仕事やできる仕事が見つかるようになります。さあ、今からチェンジングプランを一緒に練り上げていきましょう!!

何がしたいかわからないとは?

今の仕事や職場に満足しておらず、転職を考えている方の中には、自分が何に不満を感じて転職したいのか、自分自身でよくわからないという方も少なくありません。何をやりたいかわからず、つまりやりたい仕事も見えてないのではないでしょうか?

物事には何であれ、必ず理由や原因というものがあり、問題を改善するために必要なのは、現在起きている問題の理由や原因を客観的に分析するということです。それなしには、同じ過ちを繰り返してしまいます。

つまり、あなた自身が抱えている「やりたいことがわからない」理由や原因を分析しないまま転職しても、同じ過ちを繰り返すだけになるということです。

仕事に関し、「何がしたいかわからない」人にはいくつかのタイプがあり、また原因も人によって違います。まず、自分自身のタイプとわからない原因について考えてみましょう。

何がしたいかがわからない人のタイプ

何がしたいかわからない人を3タイプ分類。それぞれの特徴・やりたいことがわからない理由を解説していきます。

  • 何でも器用にできてしまうタイプ
  • 真面目で慎重なタイプ
  • 新しいことが好きなタイプ

これから説明していく「何がしたいかわからない原因を見つける方法」の項目にも繋がる解説なので、まずは自分がどのタイプに当てはまるのかを把握しておきましょう。

何でも器用にできてしまうタイプ

このタイプの人の特徴
今の仕事に対し、その面白さややりがいが実感できていない人、仕事の価値が見出せていないのであれば、あなたは何でも起用にこなせてしまう、言い換えれば「器用貧乏タイプ」である可能性が高いです。

やりたいことがわからない理由
このタイプの人が何がやりたいのか、やりたいことがわからないのは、どんな仕事でも一通りそつなくこなす反面、裏返せばそれは自分の強み、あるいは長所が上手く把握できないことにもつながっているからです。

また、大抵の仕事がこなせてしまう分、ある程度の段階まで仕事ができると、そこで仕事に飽きてしまいがちです。結果として、他にももっと自分にあった仕事があるはずだと考えがちですが、何でもこなせてしまう分、自分にあった仕事がわからなくなりがちです。

真面目で慎重なタイプ

このタイプの人の特徴
次に考えられるのは、仕事に対し、「失敗したくない」という思いから慎重になりすぎた結果、自分のやりたい仕事が見つからない「慎重タイプ」の人です。特に、初めて転職を考えている人や、社会人としての経験がまだ浅い20代の若手に多いタイプと言えます。

やりたいことがわからない理由
仕事に対して真面目過ぎて慎重なタイプの人は、自分の仕事にミスがあることを恐れ、とにかく「何がなんでも失敗したくない」という思いから、万事に対して慎重になる傾向があります。それは転職に関しても同じことが言えます。

転職に失敗したくないという気持ちから、転職することに対して過度に身構えてしまい、結果的に自分がやりたいことが見えなくなってしまうのです。そのせいで、やりたいことがわからない状態になりがちです。

新しいことが好きなタイプ

このタイプの人の特徴
やりたいことがわからない、もうひとつのタイプは、今の仕事は自分に不向きであると考えがちで、他の仕事であれば本当の能力を発揮することができると思いがちな人、言い換えれば「変身願望タイプ」の人です。

やりたいことがわからない理由
このタイプの人は、転職への願望が強くても、何が自分の「発揮したい能力」であるかわからず、自信が持てずにいることが少なくありません。

自分の「発揮できる能力」がわからないから、転職先を考えるにあたって、結局何をやりたいのかが自分でもわからず、不安の方が大きくなってしまい、「これこそが自分のやりたい仕事だ」と確信することができなくなってしまっているのです。

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何がしたいかわからない原因を見つける方法

自分自身、何がしたいかわからないとき、まずは原因を特定することで正しい解決策を考える良い流れができます。逆に、ステップを踏み間違えると、状況が悪化することもあるので冷静に、一つずつ丁寧に紐解いていきましょう。

下記、何がしたいかわからない原因を見つける方法です。

  1. 今の仕事で嫌なことをリスト化する
  2. どの仕事ならワクワクするかと理由を考える
  3. 自分が会社で貢献できていることを見つける
  4. 自分が得意なことは何かを振り返る
  5. 自分が不得意なことをリスト化する
  6. 自分の経験・スキルをまとめる
  7. 自分が必要とされる仕事を考える

大切なことは『自分』が主体者であるということです。そのため、自分がどうして何がしたいかわからない状態になっているのか、7つの原因究明方法をつかって書き出していきましょう。

今の仕事で嫌なことをリスト化する

何がしたいかわからない原因を見つける方法 1/7

この方法の特徴
自分を客観的に捉え、今の仕事や職場環境にどのような問題があるかを把握することができます。

どんな意味があるか
自分が今の仕事や職場に対して、どんなところが嫌だったり不向きと感じているのか、それを理解することで、転職先を考える際、ミスマッチを防ぐ効果があります

また、自分がやりたくない仕事を書き出すことで、何がしたいかわからない状況を脱し、やりたいことが見えてきて、弱みを克服しようというモチベーションを作ることにもつながる場合があります。

▼ここがポイント!
最初からあまりに何でも「やりたくない」とか「できない」と決めつけてしまうと、転職先を探す場合、選択肢を狭める恐れもあるので注意しましょう。避けたいことの優先度を決めておくと良いでしょう。

ななか編集員

前述したタイプのうち「慎重すぎる人」は、本当はできるはずの仕事なのに「できない」と思い込み、それが「やりたくない」になっている場合もあります。まずは挑戦してみるのも一手です。

どの仕事ならワクワクするかと理由を考える

何がしたいかわからない原因を見つける方法 2/7

この方法の特徴
どんな仕事ならワクワクできるかを考えることで「何がしたいかわからない」状況から脱することができます。

どんな意味があるか
ワクワクできる仕事を考えることで、仕事に対するやる気やテンションを高め、前向きに自分に向いた仕事を探すための転職に臨むことができます。

▼ここがポイント!
仕事以外にも自分がどんなことに興味を持っているかを考えてみるとやりたい仕事へのヒントが見つかりやすくなります。また、子どもや学生の頃になりたかった職業を考えるとそれに近い業界への足掛かりが見えてきます。

ななか編集員

まずは、楽しいと思える仕事を考えることで、働くことへのモチベーションを上げていきましょう。

自分が会社で貢献できていることを見つける

何がしたいかわからない原因を見つける方法 3/7

この方法の特徴
自分が会社にどのように貢献できるかを考えることで「何がしたいかわからない」感から脱却し自己効力感を高めることができます。

どんな意味があるか
会社に対する貢献というものは、例えば営業職における営業成績のように、より客観的なデータとして目に見えやすく、より具体的に、自分が会社組織の中でどのような仕事に就けば成果を出すことができるか把握しやすくなり、転職先での希望職種を考えることにも役立ちます。

▼ここがポイント!
具体的なデータとして会社への貢献度が見当たらないという場合は、どれだけ積極的に仕事に対応したかを考えてみましょう。自分が積極的になれた仕事であれば、適性が高いとも言えます。

ななか編集員

自分の仕事の成果をデータとして記録しておくと、会社への貢献度が把握しやすくなります。

自分が得意なことは何かを振り返る

何がしたいかわからない原因を見つける方法 4/7

この方法の特徴
仕事に限らず、勉強や趣味の事なども含め、自分が得意とすることを棚卸しすることで、自分の向いてる仕事を発見し「何がしたいかわからない」感覚を抜け出すことができます。

どんな意味があるか
自分が得意している事柄に対しては、人間はモチベーションの維持がしやすくなります。得意な仕事ほど効率的にこなすことができるので、長期間同じ仕事に従事することがしやすくなります。

ここがポイント!
具体的な教科や職種に限らず、子どもの頃からの得意だったこと(例えば何かを記憶すること等)を振り返ってみましょう。その「得意なこと」をどう仕事に活かせるか考えることもポイントです。

ななか編集員

どうしても「得意」なことが思い浮かばないという場合は、自分にできそうなことを考えてみましょう。

自分が不得意なことをリスト化する

何がしたいかわからない原因を見つける方法 5/7

この方法の特徴
何がしたいかわからない時は仕事に限らず、自分が不得意とすることをリスト化することで、自分の不得手を可視化することができます。

どんな意味があるか
前述した「得意なことを振り返る」と合わせて行うと、自分の職業に対する適正がより明確に可視化されます。人間は、得意ではないことを続けても集中を持続することはできません。不得手なことを把握することで、適性のない仕事を選ぶリスクを回避できます。

▼ここがポイント!
「得意ではないこと」だけをリスト化するのでは、「できないこと」ばかりが多くなって、かえって転職先を見つけにくいことになりかねません。「得意なこと」を考えるのとセットでリスト化するとよいでしょう。

ななか編集員

不得意なことをリスト化することで、逆にその不得意なことに挑戦して克服しようというモチベーションが湧いてくることもあるでしょう。そんな場合は、思い切って挑戦してみるのも良い方法です。

自分の経験・スキルをまとめる

何がしたいかわからない原因を見つける方法 6/7

この方法の特徴
自分がこれまで仕事で身につけてきた経験やスキルをまとめて可視化することで、自分に何ができるかを明確化し、何がしたいかわからない状態から抜けることができます。

どんな意味があるか
自分が身につけている経験やスキルを明確化することで、転職先とのミスマッチのリスクを下げ、より活躍できる転職先を見つけることができます。

▼ここがポイント!
資格等、はっきりと分かるスキルが身についていない場合は、自分が仕事でどんな経験をし、どんな業務をこなしてきたかを客観的にまとめてみましょう。転職先への自己アピールにも役立ちます。

ななか編集員

逆に、自分が身につけたいと思うスキルを考えてみるのも良いでしょう。そのスキルが身につけられそうな会社は、優良な転職先候補になります。

自分が必要とされる仕事を考える

何がしたいかわからない原因を見つける方法 7/7

この方法の特徴
上記の方法を試しても、まだ仕事として何がしたいかわからない人は、自分がどのような仕事において会社から必要とされたかを考えてみることで自分に向いた仕事が見えてきます。

どんな意味があるか
仕事として何がしたいかわからないという人は、意外に自分自身では自分自身の向き不向きがわからないという場合が多いようです。自分が求められる場面があったことを思い出すことで、自分では気づかなかった適性が見える可能性があります。

▼ここがポイント!
些細なことでも、仕事をする上で誰かに感謝されたり、礼を言われたりしたことを思い返してみましょう。

ななか編集員

自分が必要とされる仕事を思い返すことは自己肯定にもつながり、自信を持って転職できるきっかけともなるでしょう。

何がしたいかわからないを解決する方法

何がしたいかわからない悩みを解決するため、自分からアクションを起こすことができる方法を4つ紹介しながら、解決方法の利点や目的、解決策となる理由、最終的なゴールイメージについて解説していきます。

下記、今回紹介する解決方法です。

  1. 上司に自分への期待事項を確認する
  2. 同僚にお願いして他己分析してもらう
  3. 適職診断テストを受ける
  4. 転職のプロに適職の相談をする

自分自身、今は何がしたいかわからない状態でも、これらの方法はハードルが低めであるため、比較的試しやすいかと思います。

おさむ編集員

どれか1つを試すだけでも、何がしたいかわからない状態のままでいるより前進しますが、確証をつかむためには全て試してみることをおすすめします。

上司に自分への期待事項を確認する

何がしたいかわからないを解決する方法 1/4

上司に自分への期待事項を伝えてもらうことで、相手から見た場合の自分の評価を知ることができます。

目的≫ 上司がどのように自分を評価しているか、会社の方針に合った業務をこなせているか、また上司からどのように評価されているかや自分に対してどのような期待感を持っているかを確認することです。

▼解決策になる理由
現在の上司が自分をどのように見ているかを確認するこで、自分の問題点や伸ばすべき点に気づくことができます。その評価基準を基に、自分の改めるべき点を見つけて改善することで、仕事に対するモチベーションを高め、「何がしたいかわからない」状態
を脱することができます。

ゴールイメージ!
自分の問題点や伸ばすべき点に気付いて、改善・成長することで、より希望する転職先に転職できる可能性を高めます。

同僚にお願いして他己分析してもらう

何がしたいかわからないを解決する方法 2/4

仕事で何がしたいかわからない場合、自分自身で短所や長所を考えることが難しいのであれば、同僚に他己分析してもらうことで、客観的に見た自己像を把握することができます。

目的≫ 自分では見えていない「職場での自分」の同僚から見たイメージを、屈託のない意見として素直に聞くことで、より正確な自己像を把握してから転職に役立てるためです。

▼解決策になる理由
他人から見た自分のイメージを把握するということは、転職の際の面接試験に際しても「自分がどう他人から見られるか」を意識するために役立ちます。

ゴールイメージ!
他人から見た自己像を把握できれば、より他人からどのように見られたいか、あるいは見られるべきかを考えられるようになり、自己像の改善につながります。

適職診断テストを受ける

何がしたいかわからないを解決する方法 3/4

仕事で何がしたいかわからない人は、「16タイプ」「エニアグラム」「エゴグラム」などを用いた適職診断テストを受けてみることで、客観的基準に基づく自己像や適正を把握することができます。

目的≫ 最近は転職試験に際して、「16タイプ」「エニアグラム」「エゴグラム」といったタイプ別の判定法を用い、適職診断テストを行う企業も増えています。あらかじめ同様のテストを試しておくことで、自分が類型的な基準でどのように判断されるかを予測しておくことが目的となります。

▼解決策になる理由
適職診断テストに使用される性格判定法では、それぞれのタイプの長所短所やその改善方法をアドバイスしてくれるケースが多いので、そのアドバイスに従って、自分を改善できるようになります。

ゴールイメージ!
適職診断テストの結果を受けて、客観的に見た場合における自分の長所・短所を把握し、改めるべきところは改めることで、より求められる人材に近づくことができます。

転職のプロに適職の相談をする

何がしたいかわからないを解決する方法 4/4

転職に関するプロであるエージェントによる、キャリア分析やカウンセリングが受けられることで、より自分に適した転職先を選ぶことができます。

目的≫ 自分でいろいろ考えても仕事で何がしたいかわからない場合、転職のプロであるエージェントに相談を行うことで、自分では見つけることのできない転職先候補を見つけ出します。

▼解決策になる理由
どうしても自分で何をしたいか思いつかない場合、判断を他人に委ねることで、自分では見つけることのできなかった転職先候補を見つけられることで解決策となります。

ゴールイメージ!
転職エージェントからヒントをえることで、自分の適職を見つけることができて、仕事に対するやる気が充実します。

20代/30代で何がしたいかわからない場合の考え方

20代、30代の若いうちは、転職しやすい年代であるため、何がしたいかわからない状態のまま離職を繰り返してしまう人が少なくありません。若いうちこそ、先々のために社会人としての土台を築く時期なので、しっかりと考え方を身につけておきましょう。

下記、20代/30代で何がしたいかわからない場合の考え方です。

  • やりたい仕事ではなく「求められてること」を見つける
  • 希望する待遇ではなく「自分にとってのやりがい」を考える
  • 自分を冷静に客観視する時間をつくる

若いうちはいくらでも挑戦することができます!悔いが残らぬように動く前に、これらの考え方を用いて、「私はこの仕事が向いている!転職だ!」と旨を張れる人へと成長してまいりましょう

やりたい仕事ではなく「求められてること」を見つける

仕事として何がしたいかわからない場合は、まず会社から求められていることを見つけてみましょう。

理由≫ 何がしたいかわからない人の場合、自分の強みが見えていないことが多いものです。自分ではわからない強みは、会社から求められることから見つけることができるからです。それが見えればやりたい仕事も見えてきます。

▼考え方のポイント!
まず、上司に指示を仰いでみましょう。上司から指示される内容には、あなたが会社から求められていることが含まれています。

おさむ編集員

指示されるのをただ待つのでは解決になりません。自分が何をすべきか、会社が自分に何をして欲しいのかを考え、積極的に動きましょう。

希望する待遇ではなく「自分にとってのやりがい」を考える

雇用待遇のことばかりを意識するのではなく、「自分にとっての仕事のやりがい」を考えてみることです。

理由≫ 何がしたいかわからない人の場合、待遇面の良し悪しばかりを意識しすぎて、仕事の本質を見ていないことが多い傾向にあります。自分にとっての仕事のやりがいを意識することで、働くことが楽しいと感じられるからです。

▼考え方のポイント!
自分が何のため、誰のために仕事をしているのかを考えてみましょう。

おさむ編集員

仕事のやりがいは待遇面ばかりで決まるものではありません。働くことそのもののやりがいを考え、楽しいと感じることで、自然と仕事をすることへの喜びを感じることができるでしょう。

自分を冷静に客観視する時間をつくる

自分を振り返って冷静に客観視し、自己分析をすることで、ヒントを得ることができます。

理由≫ 仕事として何がしたいかわからないという人は、状況に流されて自分のことが見えなくなっているケースが多く見受けられます。まず一度立ち止まって、冷静に自分を客観視して自己分析を行うことで、今自分が本当にやりたい仕事やできることに気づけるためです。

▼考え方のポイント!
落ち着いて冷静に考えてみることが重要です。無理にでも、自分を振り返るための時間をつくりましょう。

おさむ編集員

自分を冷静に客観視すると同時に、これから自分がどのような行動を起こすべきか、優先順位を考えてToDOリストを作ってみると、転職への行動が起こしやすくなります。


20代/30代ならではのやりたい仕事探しのポイント

20代から30代にかけての若い年代は、様々な経験を積んで実力を上げる期間であり、挑戦することが課題と言えます。また、30代に入ると、これからのキャリア形成を考慮しながら仕事を選択するという課題も生まれてきます。

特に、20代のうちはどん仕事でも挑戦してみるのが良いでしょう。自分がワクワクできそうだと感じる仕事があるなら、思い切ってぶつかってみてください。30代に入ったらキャリア形成を考慮し、スキルアップを重視した仕事の選択をメインとすると良いでしょう。

おさむ編集員

挑戦できるのは若い年代の特権です。何でも試したいと思う仕事があったら、積極的にチャレンジしていきましょう。

何がしたいかがわからない時に大切なのは「働き方」

何がしたいかわからない時、職種が合っているかと同じくらい大切なこととして『働き方』があります。自分が向いてる仕事だと思える人は、働き方のマッチ度合いが非常に高いと言われています。業務内容などの条件、人間関係、経験とスキルなど3つの確認事項を案内します。

職場での動き方は自分に合っているか

仕事として何がしたいかがわからない人の場合、その不満は、現在の会社の業務内容や勤務時間の問題に原因がある可能性が考えられます。まず、現在の職場での働き方を見直してみましょう。

メリット≫ 業務内容や勤務時間の問題を再確認することで、職場の問題点を把握することが可能となり、その問題が転職によってしか解決できないことかどうかを判断することができます。

▼ポイント!
指示された業務内容や自分の残業時間等の状況をチェックしましょう。

ななか編集員

業務内容や勤務時間に対する不満がある場合は、上司に改善を提案してみましょう。改善が望めない場合、転職する方がベターです。

自分はどんな人と働けば満たされるか

会社で働く以上、一人で仕事をするわけにはいきません。上司や同僚がいて、初めて仕事というものが成立しています。つまり、職場でどのような人間関係が形成できれば最も理想的な状態で仕事に臨めるかを考えるということは、あなたが本当に働きたい会社を選ぶ基準にもなるということです。何がしたいかがわからない人は、この点にも留意してみましょう。

メリット≫ 自分が本当に働きたい職場環境がどのようなものであるか、その具体的な形が見えてきます。

▼ここがポイント!
求めるだけの関係は成立しません。上司や同僚との人間関係の原則は「ギブ&テイク」です。自分が上司や同僚の望むことをどのように叶えることができるかも考えてみましょう。

ななか編集員

職場の人間関係を見直すことは、職場環境を変えるきっかけにもなります。転職だけではなく、現状の職場環境の改善につながる可能性もあるので、よく考えてみましょう。

経験とスキルが活かせる仕事かどうか

自分がこれまでの仕事で積んできた経験とスキルを活かせる仕事がどのようなものかを考えることは、何がしたいかがわからない人が転職先を探すために重要なポイントとなるからです。

メリット≫ 自分の経験とスキルを見直すことで、本当に転職したいと思える会社を見極める視点を得ることができます。

▼ここがポイント!
特に30代を過ぎてからの転職では、前職でどのような経験を積んだか、どのようなスキルがあるかが重視されますので、現在の会社でできるだけ経験を蓄積し、スキルアップを図ると良いでしょう。

ななか編集員

スキルアップを狙うなら、自分の仕事に関連する資格試験や通信教育を受けるのも役に立ちます。

何がしたいかがわからないときのNG行動

何がしたいかわからないとき、社会人として絶対にNGといわれる行動があります。社会的信頼を失ったり、負のスパイラルから抜け出せない自分になってしまうなど、問題を解決しないままNG行動にはしってしまううちは半人前です。

責任ある社会人は、相手にだけでなく、自分自身に責任を持つことで評価され、信頼を得て新しいことにもチャレンジできるようになってくるので、今だけではなく明るい未来を見据えて行動していきましょう。

投げやりな発言や行動に走る

何がしたいかわからないときのNG行動 1/4

例えば…仕事にやる気が出ないからといって「こんな仕事はしても無駄」等、投げやりな言動を社内でするとか、遅刻や無断欠勤は厳禁です。

デメリット≫ 今働いている会社での社内評価が落ちますし、遅刻や無断欠勤は最悪の場合、解雇につながります。解雇の前歴が再就職に悪影響があることはもちろん、転職者を募集する企業の中には希望者の前の職場での勤務態度などを確認するケースもあり、転職に影響を及ぼす恐れもあります。

▼NGである理由
現在の仕事や職場にある限りは、その会社の業務規則に基づいて働くことが社員として求められます。結果的に、規則違反をしたのは自分自身ということになってしまい、履歴に傷をつけてしまうためです。

おさむ編集員

仕事や職場環境への不満は、会社に対し、正しい形で改善要求しましょう。転職しても何がしたいかがわからない場合は、前述してきた考え方を基に、転職希望先を早目に見つけ、転職活動を進めましょう。

衝動的に会社を退職する

何がしたいかわからないときのNG行動 2/4

例えば…自分が仕事として何をしたいかわからないからといって、転職先の目途も経たないうちに会社を辞めてしまうのは絶対NGです。

デメリット≫ 転職しても仕事とのミスマッチが起こる可能性が高く、最悪、相同的な退職と目的性のない転職を短期で繰り返すことになりかねません。

▼NGである理由
自分が何をしたいのかわからないまま、会社を辞めて次の転職先を探しても、希望する職を見つけることは困難です。仮に転職できても、結局、仕事とのミスマッチを感じて、同じ不満を持つ可能性が非常に高くなるからです。

おさむ編集員

有意義な転職のためには、明確な目的意識を持つことが最も重要です。自分が何を仕事としてやっていきたいのかをきちんと考え、目的を持って転職活動に臨むようにしましょう。

年収や待遇だけで仕事を決める

何がしたいかわからないときのNG行動 3/4

例えば…求人情報等で今の職場よりも年収や待遇面で良い募集広告を見つけ、その情報だけを基に、その会社に転職してしまうことなどです。

デメリット≫ 求人情報と会社の実態が異なり、結局、希望する年収や待遇を得られない可能性が高いことです。

▼NGである理由
求人情報と実態が異なるという企業は、残念ながら少なくありません。いわゆるブラック企業の可能性もあることも考慮する必要があります。また、年収や待遇は良くても、仕事のミスマッチが生じれば、結局何をしたいかわからないという元の状態に陥る危険性も否めないことから、年収や待遇だけを基準に転職先を決めるのはNGです。

おさむ編集員

年収や待遇は、あくまで転職先を決める基準のひとつと考えた方が良いでしょう。

その他のNG行動

何がしたいかわからないときのNG行動 4/4

その他のNG行動を3つ紹介します。

  • 今の仕事で手抜きをしたりサボる
  • 就業規則で禁止されているのに副業をする
  • 賭け事など憂さ晴らしのつもりで良くない趣味に走る

いずれも、就業規則に違反していたり、社会的に問題のある行動として会社から悪い評価を受けたり、最悪の場合、解雇という危険性もある行為です。

おさむ編集員

上記した事例は、いずれも「逃避行動」にしかなりません。結果的に、自分自身にとって悪い影響しか与えないでしょう。

何がやりたいのかわからない、それによって生じる仕事や職場への不満は、自分の希望する仕事を発見し、マッチする転職先を見つけるためのバネとした方が建設的です。

今後へ向けてのアドバイス

今後へ向けてのアドバイス

働いていると、自分は本当にこの仕事をしたいのだろうか…と疑問に思う瞬間は誰にでもあるものです。何がしたいかがわからない、そんな気持ちになった時は、一旦立ち止まって、冷静に自分の将来を考えてみることが大切です。

将来、自分はどのようになっていたいか、そのことがわかることが可能になり、自然と自分のやりたい仕事が見えてくるものです。

まずは、自分が仕事に対する態度においてどのようなタイプであり、「何がしたいかがわからない」と思ってしまう原因がどこにあるのかを考えてみましょう。そうすれば、自分が陥っている状況を打開するための道筋が必ず見えてきます。また、悩み事は一人で抱えず、上司や同僚に相談するのも有効な解決法につながります。

何がしたいかわからない人から「よくある質問」

よくある質問
何がしたいかわからないのは何故ですか?

人それぞれ理由が異なるので、記事内の「何がしたいかわからない原因を見つける方法」を試してみて、ご自身が納得の行く原因を見つけることをおすすめします。わからないまま、何か行動してしまうと、誤った決断をしてしまうリスクがあるのでご注意ください。

どうすれば「やりたいこと」は見つかりますか?

自分がやりたいことを見つけるには、まず自分のことを知ることが先決です。記事の中に「何がしたいかわからないを解決する方法」を紹介しているので、他己分析などを用いた解決方法で、やりたいことを発見してみてください。

何がしたいのか分からないとき大切なことはなんですか?

何がしたいかわからない時、今の会社での自分の『働き方』は、本来の自分自身の特性と合っているのかに目を向けてみることが大切です。職種や待遇を優先して就職した人は、特に、働き方があっていないことが考えられるので、原因を棚卸ししてみましょう!

何がしたいかわからない場合の注意点を教えて下さい。

はい。私達の人生は、自分自身が思っているほど短いものではありませんので、今のことばかりにフォーカスしないように注意しましょう。考えすぎて先走ると、後先で、思いも寄らないしっぺ返しにあう可能性があるので、一時停止して、周囲の人からの意見をもらうなどしながら自己分析をしましょう。

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ななか編集員

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Y.Nanaka外部編集員
中堅人材紹介会社のキャリアコンサルタント職。 独身、転職回数:3回、年収:550万円、国家資格:複数保有。自分にとって、向いてる仕事がわからなくて悩んでいた時期は、年収が全くアップしませんでした。現在はボランティアとして、転職活動に奮闘する人達へ向け、情報発信をする適職発見同好会のライターとしても活動中。