メーカー営業に向いてる人と向いてない人の特徴/やりがいときつい訳

メーカー営業職の仕事と向いてる人について

メーカー営業に向いてる人の特徴/タイプ/必要な資格&スキル、仕事内容や年代・役職ごとの平均年収といった本質的な情報をまとめて紹介。メーカー営業と代理店営業の違いや、仕事の「やりがい」「キツイと感じる場面」についても解説していますので、これから転職する人は、自分に向いてる仕事かどうかの参考にしてみてください。

メーカー営業の仕事とは?

メーカー営業でメインとなる仕事は、自社製品を購入・導入してもらうことです。新規顧客の開拓だけでなく、すでに採用してもらっている顧客に継続して使用してもらうことや、購入数を増やしてもらうことも大きな目的となっています。

こうした仕事内容から、主に企業(法人)が対象となる他、医療や福祉関連など特殊な業界が顧客になるケースもありますし、さらに海外の顧客獲得を目指すケースなども見られます。いわゆる「BtoB」の業務がメインとなるのが特徴です。

メーカー営業の社内での位置づけ、役割

営業と言えば社外での活動がメインの印象が強いですが、メーカー営業職の場合、社内における製造部門と顧客との橋渡しも重要な役割となってきます。

顧客、あるいは新規顧客になってもらうべく交渉している相手から、製品に関する問い合わせが来た場合には、製造部門に質問や疑問点などを伝える役割を担います。

場合によっては苦情や要望を伝え、その解決を目指す他、こうした顧客の意見をフィードバックして、製品・サービスのさらなる向上・発展に貢献する役割が求められることもあります。

メーカー営業の仕事内容

大きく分けるとルート営業と新規営業の二種類に分けることができます。ルート営業とは既存の顧客を回って自社の新製品を購入してもらったり、あるいはすでに購入してもらっている製品の契約を継続してもらうことを主な目的としたものです。またアフターケアも重要な役割です。

一方、新規営業とはその名前の通り、自社製品の販売数を伸ばすために新たな顧客の獲得を目指しい企業、小売店、あるいは卸売業者をまわって営業をかける仕事です。

一般的にメーカー営業はルート営業の比重が高い傾向があり、転職を目指す場合でもこのルート営業の求人を探すのが原則となるでしょう。いずれにしろ、自社製品のよさをアピールするだけでなく、契約後のアフターケアやクレームにも対応できる仕事ぶりが求められます。

メーカー営業の仕事の特徴

特徴はルート営業に代表されるように既存の顧客と長く継続的な関係を築いていく必要があることです。アフターケア・クレーム対応はもちろんのこと、ちょっとした問い合わせにもきめ細かに対応する必要があるだけでなく、信頼関係を築いていくことが求められます。

新製品の売り込みをかけたときに「あなたたちの会社なら安心して導入できる」と言ってもらえるような関係を築くのが理想的です。

一方、自社の広告やWebサイトを通じて問い合わせがあった場合に先方を訪れて製品の売り込み・宣伝を行う仕事では先方が何を求めているのかを事前に把握したうえでの売り込みが求められます。

これは飛び込み型の新規営業との大きな違いで、事前に見込み客が製品についての情報を入手しやすいメーカー営業ならではの特徴と言えるでしょう。

メーカー営業と代理店営業の違い

メーカー営業と代理店営業の最大の違いは、製品を製造している会社が顧客に対して直接対応できるかどうかです。

メーカー営業では、顧客から問い合わせがあった場合に製造部門に直接問い合わせをするなど、迅速に対応しやすいのに対し、代理店営業では代理店からメーカーに問い合わせをする必要があるため、どうしてもスピードに劣り、こまめな対応が難しくなります。

逆に言えば、メーカー営業ではこうした迅速できめ細かな対応ができるかどうかが問われるとも言えるでしょう。

メーカー営業に向いてる人の特徴

向いてる人の特徴

特徴1「継続・忍耐力のある人」

新規顧客の獲得と既存の顧客との継続的な付き合いが必要です。業種を問わず、営業職には継続・忍耐力が求められるものですが、既存の顧客に継続して新製品を購入してもらうためにも、メーカー営業の場合は重要な資質として求められます。自社製品を購入してもらうだけでなく、その製品に満足してもらい、企業そのものを評価してもらう必要があるからです。

この人が適任者である理由

新製品を売り込むために、きめ細かな対応と粘り強い交渉が必要になるのはもちろんですが、要望や苦情が来たときにもこまめな対応が必須です。顧客が継続的に自社製品を購入し続けてもらうためにも忍耐強く信頼関係を築いていく必要があるため、メーカー営業にとって、継続・忍耐力のある人は特に向いてる人として、重要な資質となってくるのです。

特徴2「信頼第一で考え行動する人」

顧客と継続的な関係を築くためにも、信頼関係は必須です。メーカー営業は新規顧客の開拓だけでなく、既存の顧客に新製品を購入してもらう役割も担っています。そうなると、いわゆる「製品を買ってもらえればOK」といった営業スタイルではなく、顧客と信頼関係を構築したうえで、継続的な関係を築いていく必要があります。

この人が適任者である理由

自社製品を使用していた顧客が何らかのトラブルを抱えた場合、いかに迅速に対応できるか、そして適切な対応の繰り返しで信頼を獲得できるかが、メーカー営業と顧客との信頼関係が自社製品を継続して購入してくれるかどうかを決める要素となります。誠意のあるきめ細かな対応こそ、顧客との信頼関係を握る鍵です。信頼第一を考え、誠意に溢れた真摯な行動こそ、メーカー営業に向いてる人として欠かせない資質なのです。

特徴3「社内営業ができる人」

メーカー営業において、社内営業はそれほど重要なポイントとは言えないかも知れません。ただ、やはりできる人のほうが適性を持っているのは事実です。これは、自分の業績を伸ばすためだけでなく、社内での人間関係をうまく構築していく上で重要なポイントとなってくるからです。

この人が適任者である理由

顧客からの問い合わせに応じて製造部門と連絡をとるなど、社内調整もメーカー営業の重要な役割です。また、製造部門のミスに対して、営業部門が顧客に対応しなければならないケースなども出てきます。こうした状況で、社内に波風を立てずにうまく調整できるかどうかは、日頃の社内での人間関係の構築がモノを言うものです。社内営業は、そうした社内調整の環境を整える意味でも、メーカー営業に向いてる人の条件として挙げられるのです。

メーカー営業に向いてる人(素養/能力)

向いてる人のタイプ

几帳面な人 [メーカー営業に向いてる人 1/3]

几帳面な人は時間に正確で与えられた役割を丁寧にこなすのを得意としています。細部に目が行き届くのもこのタイプの特徴です。

▼向いてる理由
アフターケアやクレーム対応の際などに顧客からの要望に迅速かつ丁寧に対応すること、この点がメーカー営業に向いてる人の特徴と言えます。

おさむ編集員

几帳面なタイプの人はやや神経質な面もあり、他人に対しても正確性や計画性を求める傾向が見られます。そのため「自分は几帳面に、他人に対してはおおらかに」を心がけることがまず第一。

その上で、顧客に対して持ち前の正確さと計画性で真摯に対応し、顧客が求めている以上にきめ細かく要望に対応するよう心がければ、確実に信頼を獲得し、継続的な取引関係の構築に役立つことでしょう。

マイペースな人 [メーカー営業に向いてる人 2/3]

几帳面さとともに、メーカー営業に向いてるタイプがマイペースな人です。周囲の状況に惑わされることなく、自分のペースで物事を進めていくところが、向いてる人と言えます。

▼向いてる理由
コツコツと仕事を続けていけるため、着実に与えられた仕事・役割をこなすことができます。

おさむ編集員

メーカー営業の仕事はどうしても周囲の影響にさらされがちです。会社からのノルマ、顧客からの要望、さらには社内調整の難しさ…顧客から「早く対応してくれ」と迫られて焦ってしまった結果、十分な対応ができないといったことがあるかもしれません。

マイペースな人は長所を活かし、周囲に振り回されず、求められる役割をしっかりこなしましょう。それが、結果的に丁寧な仕事と信頼の獲得に役立つはずです。

のんびりした性格の人 [メーカー営業に向いてる人3/3]

気持ちが安定していてつねに穏やか、そしてそんな態度が周囲の人も穏やかにし、落ち着かせることができるのがこのタイプの特徴です。これらの点は顧客とのコミュニケーションが重視されるメーカー営業に向いてる人としての重要なポイントとなります。

▼向いてる理由
どんな状況でも焦らない、そして他人にも急ぐことを強要しない、これが顧客との付き合いや社内調整に役立ちます。

おさむ編集員

のんびりした人はどうしても、相手に「もっと真面目にやれ」と思われてしまいがちです。しかし、顧客対応や社内調整は焦ったからと言って、うまくいくわけではありません。

「のんびり」を「どっしり」した印象に見せることで、相手の焦りやいらだちを和らげましょう。「焦らなくても大丈夫、ちゃんと対応いたします」と安心感を与えられるような振る舞いを心がけてみてください。

メーカー営業に向いてる人へおすすめな資格&スキル

資格・スキル

資格&スキル1「提案力(魅了付)」

製品の有効な活用法や使用するシチュエーションなどを顧客に提案できる能力であり、新製品を売り込む際に「この製品はどんな風に役立つのか?」といった質問を受けた時にこの提案力がメーカー営業に向いてる人のスキルとして威力を発揮します。

▼能力を発揮できる場面
特に、新製品を売り込む場面では役に立ちます。先方が自社製品のさまざまな魅力を目を向け、検討してくれるようになります。

おさむ編集員

「この製品をどう利用すればメリットが活かせるのか」「先方の状況ではどんな利用方法が適しているのか」を提案することで、相手の購買意欲を高めることができます。

この提案はあくまで控えめに、製品の魅力を売り込む過程として行うか、先方の質問に応じる形で行うのが原則です。一方的に押し付けると、過剰なセールスとしか受け止めてもらえない恐れがあるので気をつけましょう。

資格&スキル2「ヒアリング力」

商品の機能について顧客が知りたいことをきちんと理解し、説明するためには、ヒアリング能力が必須です。つまり、顧客とのコミュニケーションにおいては、まず「話を聴く力」が求められるのです。

▼能力を発揮できる場面
一方的に商品の魅力をアピールするだけでは、メーカー営業に向いてる人とは言えません。売り込みにおいては相手の反応を見て、話を聞いた上で、臨機応変にアピールするスキルが問われます。クレーム対応の際には、特に聴く能力が大きな意味を持つでしょう。

おさむ編集員

ヒアリングだけで相手の話にしっかり耳を傾けることで適切な対応をしやすくなります。そのためにも、商品の知識や相手のニーズなどを確認しておく工夫も求められます。

資格&スキル3「社内外の調整力」

メーカー営業に向いてる人は、顧客だけでなく、社内での調整力のスキルも持ち合わせています。顧客からの問い合わせなど、社内での調整が必要になったときに、このスキルが役立つからです。メーカー営業は社内外どちらに対してもうまくコミュニケーションをとり、双方を満足させられるような環境づくりが求められます。

▼能力を発揮できる場面
顧客から製品に対して問い合わせが来た場合、あるいはクレームが来た場合には、製造部門に話を持っていきつつ、問い合わせへの対応を検討することになります。製造部門に責任を押し付けることなく、顧客の要望にいかに応えるか、手腕が問われます。

おさむ編集員

社内外の橋渡し役として、調整力は欠かせません。セールストークなど「外向けのスキル」だけでなく、社内の調整力・コミュニケーションスキルといった「内向けのスキル」も磨いていきたいところです。

メーカー営業に向いていない人

向いていない人

タイプ1:おっとりしている人[メーカー営業に向いていない人]

押しが弱く、しばしば振る舞いが緊張感に欠ける傾向が見られます。

▼不向きな理由
態度に緊張感に欠ける傾向があるため、本人は一生懸命商品を売り込んでいるつもりなのに、真剣さや意欲が感じられず、アピールが弱くなりがちです。自社製品の魅力をアピールする必要があるメーカー営業としては、かなり向いていない人と言わざるを得ないでしょう。

ななか編集員

経理や事務、あるいはプログラマーやデザイナーといった、正確さと安定性が求められる仕事に向いています。のんびりした面が、周囲に流されず、しっかりと自分の役割をこなせるメリットに結びつくことが多いからです。

タイプ2:飽き性な人[メーカー営業に向いていない人]

飽き性の人はその名称の通り、何事も飽きっぽく、継続するのが難しいのが特徴です。

▼不向きな理由
自社製品を継続的に顧客に購入してもらい、かつクレーム対応や営業部門と顧客との橋渡しを担うメーカー営業は、継続的な関係を結び、辛抱強い売り込みやコミュニケーションが求められます。ですから、飽き性は向いていない人と言えるのです。

ななか編集員

移り変わりが激しい業種、最新の情報が重視される分野が向いているでしょう。飽き性の人は飽きっぽい反面、短期間の集中力に優れた面があるため、こうした仕事でその長所が活きます。メーカー営業でも、新規顧客の仕事に専念できれば、かなりの活躍が期待できるでしょう。

タイプ3:完璧主義な人[メーカー営業に向いていない人]

完璧主義者は何でも完璧に、欠点が見つからないレベルにまで、物事を追求する傾向があります。

▼不向きな理由
メーカー営業に向いていない最大の理由は「自分ではカバーできない面があること」です。いくら完璧を目指そうとしても商品に魅力がなければ、また市況が芳しく無ければ、期待した結果は得られないかもしれません。

ななか編集員

やはり持ち前の完璧主義が活かせる自分の努力次第で結果を出せる仕事が向いているでしょう。プログラミングや経理、メーカー系の仕事なら開発研究がピッタリです。

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メーカー営業に向いてる人がやりがいを感じること

この仕事のやりがい

自分を通じて商品・サービスを世に広められる [メーカー営業に向いてる人のやりがい1]

ちょっと大げさな表現になりますが、自社の商品・サービスが売れるかどうかは自分の売り込み次第!という面も、メーカー営業にはあります。それがやりがいでもあり、プレッシャーともなるわけですが、実際に商品がヒットしたときには最高の満足感とやりがいを味わえるでしょう。

おさむ編集員

このやりがいを十分に味わうためには、まず扱っている商品・サービスについてよく理解し、その質に対して責任を負うことです。そして顧客との間に信頼関係を構築し、より多くの企業に製品を売り、多くの人たちに使ってもらえるような環境を作っていく。

製品をよく理解し、「自分はよいものを売っている」という自負と責任のもとで営業を続けていくことで売れた時の喜び、達成感がさらに高まることでしょう。

ものづくりの一端を担っていると実感 [メーカー営業に向いてる人のやりがい2]

ものづくりというのは、単にモノを製造するだけでなく、それがしかるべき形で宣伝され、売るべき場所で売られ、買うべき人が買い、ふさわしい形で使われることで、完結するものです。メーカー営業は、現場と市場の橋渡しです。宣伝と売るべき場所を用意する、そんなものづくりの一端を担っていることを実感し、やりがいを感じることができます。

おさむ編集員

自社製品を理解し、より良いセールスを目指しましょう。単に「売れればいい」ではなく、扱っている自社製品の魅力を把握し、ふさわしい形で売り込み、顧客にふさわしい形で扱ってもらうようなセールスのアプローチが必要になってきます。自社製品を愛し、誇りに思うような心がけも欲しいところです。

展示会などが成功したとき [メーカー営業に向いてる人のやりがい3]

メーカー営業では、展示会で自社製品を紹介し、自ら売り込みを行う機会もあります。そんな展示会が成功したときには、製品の魅力を知ってもらうことができた喜びと、展示会そのものの成功に自分が貢献できたという、二重の充実感を味わえます。それがやりがいにもつながり、結果的に製品の売上アップに結びつけば言うことなしでしょう。

おさむ編集員

展示会の場合、既存の顧客だけでなく、見込み客を相手に製品の紹介や売り込みを行う機会もあります。両方に対応できることが第一です。

通常、展示会ではさまざまな製品、自分が担当しない製品も展示されますから、他のスタッフや会社の営業職の邪魔をせず、顧客の奪い合いになるようなことは避け、「Win-Win」の結果を得られるようなアプローチも欠かせないでしょう。

広い視点でのセールスが求められます。展示会の成功とは「自分のセールスの成功」ではなく、イベントそのものの成功を意味することも忘れないようにしたいものです。

メーカー営業の仕事がキツイと感じる場面(理由)

この仕事がキツイと感じる場面

ヒット商材に恵まれない時期 [メーカー営業の仕事がキツイと感じる場面1]

どんなに幅広い人脈を獲得していても、優れたセールストークを発揮しても「売れない商品」はどうやっても売れない、そんな現実があります。

しかし、ノルマは確実に存在し、会社やプレッシャーを感じながらの営業…ヒット商材に恵まれない時期ほど、メーカー営業の仕事がきついと感じる場面は滅多にないでしょう。営業は商品の魅力がないと思い、営業・企画は売れないのは営業の努力不足だと批判する、そんな永遠のテーマが何度も繰り返されることもあります。

実際問題として、売れない商材はメーカー営業がどう頑張ったところで売れず、しかも売り込み先からの厳しい意見を現場にどうフィードバックするか、社内での調整やコミュニケーションがつらく感じることもしばしばです。

市況が悪い時期 [メーカー営業の仕事がキツイと感じる場面2]

いかに魅力的な商材であっても、市況が悪いとなかなかヒットに結びつきません。「いい製品だと思うんだけど、市場が冷え込んでるんで、なかなか売れないんだよね」などと、お得意先から言われてしまうこともしばしばです。

製造・企画する側は良い製品を作ったと自負し、実際に良い商品にも関わらず売れない…そんなときに、そのしわ寄せが営業に一気にのしかかることもあるのです。このきつい状況は、メーカー営業の最大の悩みかもしれません。

さらにもうひとつ、市場全体の不況ではなく、手掛けている商品がうまく市場のニーズに乗れないいために、売れないケースもあります。これもメーカー営業の努力だけではいかんともしがたく、せっかくの製品が「埋もれた名作」として終わってしまうこともあるでしょう。

品物が売れず返品されたとき [メーカー営業の仕事がキツイと感じる場面3]

商品を売り込むことに成功した!と思ったら、売れずに返品された…というのは、卸売店に営業しているメーカー営業がしばしば味わうきついシチュエーションです。

一応売り込みに成功したので、会社側から責められるケースは少ないのですが、返品が来るとせっかくの努力が無駄になったような気がしてガッカリするものです。自分だけでなく、営業全体、さらに製造も含めた現場全体のモチベーションが下がってしまうことも珍しくありません。そして、やはりノルマの問題がのしかかります。

返品する側も申し訳なさそうに対応してくることも多く、気を使わせてしまったことになんだか申し訳ない気持ちになります。そして、次はなんとしても売れる商品を売り込まないとマズい、とプレッシャーを感じてしまうでしょう。

メーカー営業の求人が多い業界

この仕事の求人が多い業界

食品業界 [メーカー営業の求人が多い業界 1/3]

食品業界の求人傾向

食品業界では常に販路開拓と新製品の売り込みが求められるため、営業職の求人が積極的に行われています。

▼求人が多い理由
求人が多い具体的な理由として、販路が多い点が挙げられます。量販店と飲食店はもちろん、卸売店も重要な顧客となりますし、他にも飲食店街や観光地など、開拓するルートが多様です。そのため、それぞれを担当できるメーカー営業を求める企業が多いのです。

おさむ編集員

食を扱うだけに安全性や鮮度、状態が厳しく問われるため、どうしても顧客からクレームが来る機会が多くなります。最大のポイントは、その対応をうまくこなせるかどうかでしょう。顧客との信頼関係を崩すことなく、クリアする工夫が重要になってきます。

自動車業界 [メーカー営業の求人が多い業界 2/3]

自動車業界の求人傾向

自動車業界では、一般の消費者ではなく、ディーラーや大口顧客を対象に商品を売り込むメーカー営業職の需要が高く、求人数も見つけやすい傾向が見られます。

▼求人が多い理由
ディーラーの営業を支援する一方、大口の顧客を獲得する役割を担います。売上を左右する重要な立ち位置にあり、優秀な人材が常に求められていることが、求人が多い主な理由として挙げられます。

おさむ編集員

働く上で、常にノルマの達成が求められます。もちろん、どの業種でも営業職にはノルマが課せられるものですが、自動車業界は特に数字で評価される面があるため、忍耐力・コミュニケーションスキルなど、営業職の核となる部分をいかに伸ばせるかが問われます。

アパレル業界 [メーカー営業の求人が多い業界 3/3]

アパレル業界の求人傾向

アパレル業界における求人動向の最大の特徴は、多彩な仕事先や業務内容の仕事があり、応募の際には具体的な仕事内容について、よく検討する必要がある点です。

▼求人が多い理由
百貨店やデパート、フッション向けの大規模商業施設などで続々と新店舗がオープンする機会が多く、そこに販路を拡大するために、営業職の人材が求められているのが理由の一つです。そして、アパレル業界内部でリテール営業、ホールセール営業、百貨店開業など、複数の担当部署があるのも理由として挙げられるでしょう。

おさむ編集員

アパレル業界のメーカー営業には、こまめな情報収集と市場・消費者のトレンドをチェックする姿勢が求められます。それをデザイナーや製造部門にフィードバックできるような環境づくりが欲しいところです。

メーカー営業の年収を紹介(平均/年代別)

この仕事の年収について

平均年収/中央値

メーカー営業の平均年収を出すのは、企業の規模や業種ごとに異なるために難しいのですが、もっとも高い部類に入るとされる医薬品メーカーで平均489万円程度、海外に進出しているメーカーだと507万円です。中央値だと、450~470万円程度になります。

年齢別(20代/30代/40代/50代)

20代で360~450万円、30代は20代とあまり変わらないことが多く、500万円に達するかどうかくらいが平均的な数値です。

この段階で役職に就くことができるかで、差がつくのでしょう。

40代が450~800万円、50代で560~1000万円です。年齢が上になるほど、役職や企業の規模によって差が開きます。

役職別(一般/主任/係長/課長/部長/役員など)

あくまで大まかな数字ですが、

  • 一般・主任クラス:400~500万円
  • 係長:500~550万円
  • 課長:500~1,000万円

かなりバラつきがあるのは、企業の規模によって差が生じやすい他、業種によっては低くなるケースも見られるからです。

これが部長クラスになると、平均で1,000万円程度に達します。ただし、大企業が1,200万円超、中小企業が700万円超と、やはり企業の規模によって異なります。

役員になると会社の経営にも関与するだけあって、平均で3,000万円を超えることも少なくありません。ただし、そもそもこの役職に就くと営業を担当することはほとんどなくなるので、営業職の収入とは言えないかもしれません。

メーカー営業の仕事に就くメリット

メリット

メリット1:ノルマがきつくない

あくまで一般的な営業職と比較しての話ではありますが、メーカー営業はノルマがあまりきつくありません。その理由として、すでに開拓されている顧客を対象としたルート営業が多い点が挙げられます。

メーカー営業では法人がメインの顧客となることもあり、ノルマも個人ではなく、部署全体で課せられるケースが見られます。例えば、「営業2課でこれだけの売上アップを目指す」といった形です。その分、個人の負担が少ない面があります。

ななか編集員

もちろんノルマがないわけではなく、プレッシャーにさらされることもあります。ただ、比較的ノルマに関して厳しい環境ではないため、マイペースで売り込みを図り、自分のやるべきことをこなしましょう。顧客との信頼関係を構築していくことがポイントとなります。

メリット2:退職金制度などが充実

どんな業種であれ、自社で製品を開発・製造しているメーカーは業績が安定していることもあり、平均の勤続年数も長めです。その分、退職金制度などが充実している傾向が見られます。

退職金制度が充実していればもし中途退職・転職する場合でも次の仕事を見つける歳に退職金を頼りにすることができます。そして職探しの段階で「何年勤務すればこれくらい退職金を受け取れる」とシミュレーションしながら待遇をチェックできるのも魅力です。

ななか編集員

せっかく昇給の余地もあり、退職金制度が充実しているといったメーカー営業のメリットを活かすためにも、キャリアプランをしっかり考え、安定した環境とキャリアアップの両方を得られる勤務環境を築いていくとさらに良くなるでしょう。

メリット3:収入が安定傾向

収入が安定していれば業績をもっと伸ばそうと焦ることもなく、また既存の顧客を対象としたルート営業の場合は厳しいノルマが設定されることもなく、金銭的な面はもちろん、精神的にも安定した環境で働くことができます。

実績のあるメーカー企業ほど既存の営業を獲得しているため、これまでの業務を引き継ぐ形になり、仕事を覚えやすい面もあります。その分職場に定着しやすく、収入も安定しやすいのです。

ななか編集員

だからといって、指示されたとおりの仕事をしていれば、昇給も期待できるというわけではありません。リストラのリスクがつきまとうため、自分のスキルに磨きをかけつつ、キャリアップを目指していけるような環境づくりも欠かせません。安定した収入を土台にして、いかに上を目指せるかが問われます。

メーカー営業の仕事に就くデメリット

デメリット

デメリット1:リストラ策は当たり前

メーカー企業の業績は、商品が売れるかどうかにかかってきます。売れなかったときには、技術を持った製造・開発部門よりも、営業部門がリストラされるケースが多くなります。つまり、結果が残せなければ、リストラになる不安を抱えているのです。

メーカー営業は既存の顧客を回るルート営業が多いのですが、この部門を担当している人は、商品が売れなくなるとリストラの対象になる恐れがあります。どうしても、新規顧客の開拓や新製品の売り込みを得意としたスタッフの方が重宝されるからです。押しが弱い人も要注意です。

おさむ編集員

メーカー営業の業績は、営業努力だけではどうにもならない部分もあるので難しいですが、いざ営業部門がリストラの危機にさらされたときに「この人は必要」と思われるような独自のスキル、ルート、顧客との信頼関係を構築していくことが、一番の対策となるでしょう。自分なりの営業スキルを身につけましょう。

デメリット2:社内手続きに忙殺されやすい

メーカー営業には、社内調整やクレーム対応などをはじめ、顧客と製造部門との橋渡し役が求められます。こうしたケースでは社内手続きが煩雑になることが多く、メインの顧客相手の営業よりも、こちらに時間と手間が奪われてしまいがちです。

外回りやルート営業がメインの場合、社内での人間関係を構築する機会が少ない面もあります。日頃から社内でのコミュニケーションを図っていないと、いざ手続きや調整が必要になったときに、意思疎通がうまくいかない恐れも出てきます。社内での人間関係がうまくいっていない人は要注意です。

おさむ編集員

社内調整の必要も考慮した上で、日頃から社内でのコミュニケーションを図る機会を確保しておいた方が良いでしょう。

デメリット3:成果が市況に左右されやすい

どんなにいい製品でも、そして営業が頑張っても、市況が悪いと売れないこともあります。そんなときには不振の責任が営業にのしかかることが多く、頑張っても報われない状況になりがちです。メーカー営業の宿命です。

市況が悪くて売れない場合、新規顧客を開拓する担当者は同情される面があるのに対し、既存の顧客を対象としたルート営業は、買ってもらえないと社内で厳しい評価を受けてしまうことが多く、きついでしょう。

おさむ編集員

市況が悪ければ売れないのは当たり前です。営業努力だけではどうにもならない部分だけに、周囲の厳しい意見を神経質に捉えすぎないことです。なぜ売れないのか、客観的なデータとともに説明を心がけることで、この問題がもたらす悩みを軽減できます。

メーカー営業の仕事に就く方法

この仕事に転職する方法

方法1:転職サイトの公開求人から探す

もっと手軽で確実なのが、転職サイトで公開されている求人情報をチェックする方法です。いろいろな企業からの募集を確認することができますし、比較検討も容易です。メーカー営業の平均的な給与や待遇を確認する上でも役立つでしょう。

注意したいのは、求人の中には一般公開されていないものもあり、公開求人だけでは良い求人・理想の求人を見つけられない可能性があることです。あくまで選択肢の一つとして利用するのが賢い方法となるでしょう。

方法2:転職エージェントに非公開求人を紹介してもらう

こちらも、メーカー営業の職探しにおいて必須の選択肢となります。転職活動のサポートを手掛けている転職エージェントに登録して、求人探しを行う方法です。キャリアコンサルタントやアドバイザーといった肩書のスタッフから、求人の紹介や面接対策、さらに条件交渉の代行といったサポートを受けることができます。

見逃せないのが、一般公開されていない非公開求人の存在です。応募者を絞りたいなど、さまざまな事情で非公開の形で募集されている求人に、応募することができます。他では見つからない、好条件の求人と出会う機会にも恵まれるでしょう。

方法3:知人や友人の紹介をもらう

すでにある程度のキャリアがある人に限定されますが、知人や友人から紹介してもらう方法もあります。いわゆるコネの活用です。ひと足先に転職した元の同僚の他、同業のメーカー営業に紹介してもらうことで、スムーズに求人活動ができます。紹介してくれた人があなたの能力や適性を保証してくれ、紹介先の待遇や環境の保証もしてくれる形になりますから、安心して就職・転職しやすいメリットがあります。

今後へ向けてのアドバイス

まとめ(今後へのアドバイス)

メーカー営業への転職を考えている人は、まず自分が向いてる人なのか、向いていない人なのかを自己分析してみましょう。その上で、向いてる部分、適性を伸ばせる環境、そして向いてない部分を改善していけるような職場を探していくのがポイントとなります。

クレーム処理が得意、売り込みが得意、社内調整が得意といった具体的な適性はもちろん、粘り強さ、几帳面さといった性格面の適性を発揮できる職場を見つけることができるかです。

給与・待遇だけでなく、企業の将来性もチェックし、5年、10年とキャリアを重ねていける環境かどうかを確認することも大事です。

そのメーカーならではの強み、独創性があるか、自分で「売り込みたい」と思えるような製品を作っているか、求人情報だけに頼るのではなく、幅広いアプローチでその企業の情報を調べましょう。いろいろなことが見えてくるはずです。

「メーカー営業の仕事」に関するよくある質問

よくある質問
メーカー営業に向いてる人は?

メーカー営業は、几帳面な人、マイペースな人、のんびりした性格といった3つのタイプの人に向いてる仕事です。お客様と社内(開発/資材調達/品質保証など)との間に立つ仕事なので、チームワークを大切に、調整役としての能力に長けた人が求められています。

メーカー営業はキツイ仕事ですか?

メーカー営業は、物品を扱う有形商材の提案が多く、ヒット商材に恵まれない時期/市況が悪い時期/品物が売れず返品されたときにはキツイ仕事になりがちです。

メーカー営業の年収はいくら位?

20代 30代 で360~450万円、40代が450~800万円、50代で560~1000万円です。会社が取り扱っている商材と金額、企業規模などによっても年収帯は変化しますが、インセンティブ制度を導入している傾向は低く、年収は良い意味で安定しています。

メーカー営業の「やりがい」は何?

メーカー営業のやりがいは、なんといっても「自分を通じて商品・サービスを世に広められる」です。ものづくりに関わる人の中で、最もお客様に違い職種のひとつが「メーカー営業」なので、専門職以外でやりがいある仕事へ転職するなら非常におすすめです。

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F.Osamu外部編集員
中堅人材紹介会社の経営者。 既婚、子供2人、転職回数:5回、年収1,200万円、資格:なし。自己分析が腑に落ち、強みを発揮するコトに注力して道が拓けたタイプです。仕事以外では、適職発見同好会の立上げメンバーとして、転職者向けメディア「向いてる仕事.com」の運営を経験。転活ラボの外部編集員として活動中。