休職後の転職で成功する方法!休職中に転職活動を避ける理由を徹底解説

休職中の転職は避けるべき

休職から新たな職探し!転職を成功させる道へ

休職を期に新しい環境に変える事は、心身ともにリフレッシュすることができるのでおすすめです。休職からの転職は、普通の転職とは異なる部分もあります。今回は新しい会社では休職しなくてもいいような環境で働くために、活動を始めるタイミングや抑えておきたいポイントについて紹介していきます。しっかりとポイントを押さえて転職を成功させてください。

休職中と休職後ではどちらが転職しやすいのか?

休職からの転職には転職活動を始めるタイミングが2つあります。それは、休職中と休職後の2つです。休職中の転職活動なら、復職後と比べて時間に縛られずに自由に動くことができ面接の設定がしやすく、復職せずにすぐに転職ができます。また企業によっては休職中も給与が出る場合や出ない場合でも、傷病手当や休業補償給付などの公的制度が使えば、生活費等の心配がありません。

一方、休職後の転職では、復職すればお金の心配はありませんが時間の縛りがあり転職活動をスピーディーに進めづらいです。

また退社すると時間の縛りがなくなる一方で、生活費等のお金の心配が出てきます。

休職中に行動し始めた方がいいように感じますが、休職中の転職はあまりおすすめできません。メリットがたくさんあり休職中に動き出したいと考える気持ちは分かりますが、できる限り休職後に転職活動を始めることをおすすめします。

休職中の転職活動を避ける理由

休職中に行動する方が時間の制約やお金の心配がないなどと、転職を成功に導くメリットがあります。しかし休職中の転職活動はメリット以上に危険なデメリットあり、おすすめできません。

分かりやすいメリットにだけにとらわれず、しっかりデメリットにも目を向けていつ転職活動を始めるべきか判断してください。

休職中の会社にバレると解雇の可能性がある

休職中に行動を開始してはいけないわけではありませんが、休職は会社に所属しながら自らの都合で休んでいる状態であり、会社側は個人の都合を考慮して復職を前提に許可を出しています。

復職前提の場合はポジションを人員補充することができず、しわ寄せが他の社員にきます。大きな会社であれば、一人補充する体力や復職した際のポジションを新たに用意することができますが、中小企業の場合は難しいです。

会社は戻ってきていることを前提に動いており、転職活動をしている事が会社にバレると予定が狂ってしまうため悪印象を与えてしまいます。転職活動をすること自体は禁止されていませんが、復職した際の待遇に影響を与える可能性や最悪の場合は解雇もあり得ます。

また、会社によっては職務規定に休職中の行動について明記されていることもあり、違反してしまうと厳罰に処される場合もあります。

休職理由によっては敬遠される

休職中に転職活動を始めることがおすすめできないもう一つの理由は、休職理由によっては選考に影響を与えてしまうからです。スキルアップのために留学した等の前向きな理由や、あまりにも会社環境が劣悪で体調を崩してしまった場合は、あまり選考に影響を与えません。マイナスイメージを与えないためには、面接官を納得させることができる理由が必要です。

しかし、劣悪な職場環境については個人差があります。うつ病など精神的な理由の場合は、入社後の再発などを懸念して採用を敬遠される可能性があります。再発の可能性や企業にマイナスイメージを与えてしまう休職理由の方は、特に休職中に行動することはおすすめできません。

基本的に休職中である事を自ら積極的に伝える必要はありません。また、自分から休職中だと言わない限りバレる可能性は低いです。転職活動をしていても、休職のことに触れなければ選考への影響はありません。

しかし、休職中で完治していない状況だと、面接の応対でバレる場合があります。質問された場合は、正直に答えないと内定を取り消される事もあり注意が必要です。

休職後の成功できる転職活動

解雇の可能性や入社を敬遠される可能性が低い、休職後に転職活動を始める事をおすすめします。休職を繰り返してしまう事のないように、新しい会社選びをしっかり行い条件のいい会社に転職するためにも、転職活動を成功に導くためのポイントについて紹介していきます。

休職した原因である健康問題をしっかりと治す

休職後に転職をする上で何より重要なのが、休職した原因である健康問題を解決してリフレッシュした状態で転職活動に臨むことです。健康上の問題が解決していない状態で転職活動をスタートすると選考を通じて体調面に問題がある事や休職していたことなどを知られてしまい、選考に影響を与えてしまう可能性があります。

また、完治していない健康上の問題は再発しやすいです。完治していないのに転職をして、新しい環境で仕事をスタートさせることはおすすめできません。新しい環境に変えることで、今まで感じていたストレスから解放される事はあるかもしれませんが、その反面で新しいことを始めるには新たなストレスに耐える必要があります。

新しいことを始める場合、基本的に同じ職種・業種であっても新たに覚える事が複数あります。また、人間関係を一から築いていく必要があるなど体力がいります。完治していない状況での転職だと、新しい環境に適応できるように頑張ることが原因で再発してしまう恐れがあり、休職・転職の繰り返しをすることになるので注意が必要。

今後のキャリアや将来について考える

転職を成功させるには、現状の自分について考えるだけではなく将来の自分についても考える必要があります。休職をすることで自分の時間を作りやすい環境であれば、ゆっくり今後のキャリアや将来について考えることができます。自由に使える時間を利用して、自分のキャリアや将来について改めて考えましょう。

今回休職してしまった理由を鑑みて、繰り返さないように働くにはどうするのかを考えるのも転職を成功させる秘訣です。

例えば人間関係に疲れてしまった方は、在宅勤務の仕事をしてみる方法があります。

また、仕事内容が問題で休職してしまった方は条件が現職より下がってしまってもやりたいことをやるのもおすすめです。休職しないためのキャリア形成を考えましょう。

転職は目先の条件も大事ですが、将来のこともしっかりと考えてキャリアを築いていける環境がある会社を選ぶ事が重要です。

転職支援サービスを利用する

転職を成功に導くためには、転職支援サービスを利用することがおすすめ。転職先を探す方法は、求人広告から探す・転職エージェントに紹介してもらう・ハローワークで探す方法があります。休職後に転職を目指す方には特に転職エージェントとハローワークの利用をおすすめします。

理由は、自分一人で転職活動をするのではなく経験豊富なスタッフがフォローをしてくれるからです。

例えば転職エージェントであれば、担当エージェントが転職者の状況を理解した上でおすすめの企業や活動方法のアドバイスをしてくれます。

また、ハローワークでは担当者が転職支援をしてくれるだけではなく、新しいキャリアを形成したいと考えた場合は職業訓練などで転職を後押ししてくれます。

休職後の転職活動は、別の理由で転職活動をされている方より気を付けるポイントが多いです。一人で抱え込んで活動していては体に良くないのはもちろん、いい転職をすることは難しいのが難点。休職していたことをエージェントやハローワークに話しても転職先の企業に伝わる事はありません。適切なアドバイスをもらうためにも正直に話すことをおすすめします。

休職後の転職活動!前向きに粘り強く

休職中は今後のこと等で悩むことが多い期間です。しかし、転職理由を押さえておけば新しいキャリアを築くための良いきっかけにすることができます。しっかりと療養をして将来の自分について考えましょう。
そして休職後に理想の自分を目指せる環境、楽しんで働ける環境がある会社で働くための転職活動をスタートすることをおすすめします。

ABOUT US
けんた
職業紹介会社(東証マザーズ上場)にて6年間勤務。WEBマーケティング職を経て、転職エージェントサービス立上げ、リサーチャー、キャリアアドバイザーなど多くの職種を経験。転職経験も豊富な現会社役員。