男性に人気がある土日休みの仕事の情報、土日休みの仕事に就く上でのメリット、デメリットなどをまとめているので、ぜひ隅々まで内容をチェックしてください。
たとえ給与などの待遇がよくても、週末にしっかりと休めない会社で働くのは負担が大きく、長続きしにくいのが実情です。そこで、平日休みや不定休の仕事に不満があり、学生時代のように土日にしっかりと休みたいと思っている男性の方に向けて、色々な土日休みの仕事を紹介させていただきます。
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土日休みの仕事とは？
週末の土日が休みになりにくい仕事と、そうでない仕事があります。小売店、飲食店を始めとした、一般の消費者をメインターゲットとしているBtoCの業界は、平日より土日の方が売上に期待が持てるため、週末に休むのは難しいのが実情です。
逆に、土日休みの仕事として挙げられるのは男性にも人気なITエンジニア、経理職、ネット広告運用担当などで、法人をターゲットとするBtoBの業界や、オフィスワーク系は土日休みの仕事が多めです。
注意したいのは週休二日制と完全週休二日制の違いで、完全週休二日制は確実に週2日の休みがありますが、週休二日制だと毎週2日の休みがあるとは限りません。そのため、毎週土日にしっかり休みたいのであれば、土日休み、かつ完全週休二日制のところを選ぶ必要があります。
土日休みの仕事の特徴
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ON/OFFのメリハリをつけやすい
中には、休日などなくても問題なく仕事に打ち込める人もいるかもしれませんが、大半の人はしっかり休まなければ生産性が落ち、実力を発揮することが難しくなります。
体力が十分な男性であってもそれは変わらないので、仕事の日はしっかりと仕事を行う、休みの日はしっかりと休むという感じでON/OFFのメリハリをつけるのが、結果を出す上で非常に大事です。土日休みの仕事の特徴の1つがON/OFFのメリハリをつけやすい点で、自然にメリハリをつけて働くことができます。
休日連絡が入ってこない
土日休みの仕事の特徴として、休日に連絡が入ってこない点が挙げられます。業種や職種によっては、緊急事態が発生したなどの理由で出社せざるを得なくなる場合もあるものの、土日の休みに仕事の連絡は入ってこないのが普通です。
法的な解釈については意見が分かれるところではありますが、仕事の連絡は労働基準法の労働時間に相当する可能性があるため、会社が休日に連絡することは基本的にNGです。休日にも関わらず会社から連絡が来てゆっくり休めない、このような悩みを抱えている男性は、土日休みの仕事への転職を検討するとよいでしょう。
結婚式などイベントに参加しやすい
親戚、知り合いが結婚することになった場合、結婚式が行われるのは高確率で土日です。平日に結婚式を挙げる例もそれなりにあるものの、平日は男性・女性にかぎらず仕事などの都合で参列できない人が多いため、基本的には参列しやすい土日に結婚式が行われます。
同様の理由で、各種イベントは土日に行われやすいという特徴があります。イベントに参加できずに悔しい思いをすることを避けるためには、平日休みや不定休の仕事ではなく、土日休みの仕事に就くのが効果的です。
土日休みの仕事トップ10＜職種別＞
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ITエンジニア [土日休みの仕事・男性版 1/10]
土日休みでオススメな理由
クライアントの依頼に応えてシステムを作成するのがITエンジニアの基本的な仕事内容で、一般消費者との関わりはさほどありません。そのため、トラブルの対応などの緊急時を除けば、土日に無理に働く必要性はほとんどなく、基本的には土日にしっかり休むことができます。
平均年収：450万円ほど
ITエンジニアの平均年収は450万円前後で、全職種の平均年収よりはやや高めな数字です。平均年収は個人差が大きいものの、1,000万円以上を稼ぐ人も僅かながら存在しており、スキルを身につけて大きく稼ぐことも夢ではありません。
経理職 [土日休みの仕事・男性版 2/10]
経理職は、売上などの収入、経費などの支出を始めとする、会社のお金の流れを管理する仕事です。財務諸表や有価証券報告書の作成などの専門的な知識が問われる仕事も多く、お金にまつわる資格を取得していない場合、経理職へ転職することは簡単ではありません。
土日休みでオススメな理由
経理職の仕事は、銀行や他社とのやり取りと密接に関わっており、平日に仕事を行う方が効率的です。そのため、経理職は平日の週5勤務、土日は完全に休みというところが多く、土日に休みたい男性にとっては狙い目です。
平均年収：450万円ほど
土日休みの仕事の一種である経理職の平均年収は、450万円前後です。知識と経験が求められるため、30代後半くらいから年収が上がっていく場合が多く、長く働き続けることで年収アップが期待できます。
郵便局員（内勤） [土日休みの仕事・男性版 3/10]
郵便局員（内勤）の代表的な仕事として挙げられるのが各種窓口での案内で、こちらは郵便局を訪れる人の要望に応えるのが主な仕事内容です。地域密着の方針から、窓口での案内を担当する人は男性女性を問わず、基本的に転勤はありません。
土日休みでオススメな理由
郵便局は土日に営業を行っておらず、基本的に郵便局員（内勤）は土日が休みになります。もっとも、規模の大きな郵便局など土日に営業しているところもあるので、郵便局員（内勤）は確実に土日休みの仕事というわけではありません。
平均年収：300～400万円
郵便局には配達、仕分けなど様々な職種があります。職種などの条件によって、平均年収には大きな差が生まれるため一概には言えないものの、正社員として働く郵便局員（内勤）の平均年収は20代で350万円前後、30代で400万円手前くらいです。
ネット広告運用担当 [土日休みの仕事・男性版 4/10]
ネット広告運用担当は、文字通りネット広告の運用を手掛ける仕事で、男性女性共に活躍しているのも特徴です。主な仕事内容として、クライアントの業績を上げるための広告の立案、PDCAを回すための計画づくり、クライアントとの打ち合わせなどが挙げられます。
土日休みでオススメな理由
ネット広告運用担当に欠かせないのが各種ツールですが、各種ツールの運用元の会社は基本的に土日が休みです。そのため、運用元にあわせる形で、ネット広告運用担当の仕事も土日を休みとするのが一般的です。
平均年収：400万円
土日休みの仕事であるネット広告運用担当は、職場や社内の立場などによって収入が大きく変わるため、年収にはばらつきがあります。地方ではやや稼ぎにくいものの、それでもネット広告運用担当の仕事に就けば、年収400万円程度は期待できるでしょう。
メーカー営業 [土日休みの仕事・男性版 5/10]
メーカーとは自ら何かを作り出す企業を、メーカー営業とは自社製品を他社に売り込む営業職を指しており、メーカー営業は男性が就くことが多い仕事です。法人をターゲットとして自社製品を売り込むBtoBのビジネスが基本ですが、一般消費者をターゲットとするBtoCのメーカー営業も存在します。既存の顧客に契約を継続してもらうためのルート営業、新たな顧客を見つけるための新規営業の2つが仕事の柱です。
土日休みでオススメな理由
BtoCのメーカー営業は土日休みの仕事とは限りませんが、BtoBのメーカー営業の場合、ターゲットの企業は土日に営業していないことが多く、基本的に土日は休みとなります。
平均年収：350～700万円
メーカー営業の平均年収は、自社で扱う製品によって大きく異なります。製薬企業の営業は平均年収が700万円ほど、福祉関係の営業は平均年収が350万円ほど、そしてメーカー営業全体の平均年収は500万円ほどです。
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機械設計 [土日休みの仕事・男性版 6/10]
世の中には、スマートフォンなどの小型なものから、自動車などの大型なものまで、数多くの機械があります。コストや納期などと相談の上、機械の部品、使用する素材などの詳細を決めていくのが機械設計の仕事内容です。男性の方が機械に興味を持つケースが多いためか、機械設計の仕事に就く人の大多数は男性です。
土日休みでオススメな理由
クライアントや、機械の部品を扱う業者が土日に休んでいることが多いため、機械設計の仕事は基本的に土日休みの仕事です。仕事に遅れが出ていて納期に間に合うかあやしいといった状況でもない限り、休日出勤もまずありません。
平均年収：450万円
機械設計の仕事の収入は平均と比べてやや高めで、平均年収は450万円程度です。一方で、年収が平均の倍近くの800万円クラスに達する人もそれなりに多く、実力やスキル次第で大きく稼ぐことも夢ではありません。
銀行職員 [土日休みの仕事・男性版 7/10]
顧客の預金の管理を行う管理業務、お金が足りず困っている人や組織に対してお金を貸す貸付業務、現金を取り扱わずに銀行口座間で資金を移動させる為替業務、この3つが銀行職員の主な仕事です。
土日休みでオススメな理由
各銀行がそれぞれ自由に休みを設定すれば、取引不能な日が増えて、企業の取引に混乱が生じかねません。そのため、銀行は銀行法により原則として土日休みと定められており、男性女性を問わず銀行職員は土日に休むことができます。
平均年収：600万円
土日休みの仕事として知られている、銀行職員の平均年収はおよそ600万円です。かなり高めな数字ですが、メガバンクとそれ以外の銀行では平均年収にかなり開きがあります。メガバンクと地方銀行を比べた場合、同じ職種でも年収が200万円ほど離れることも珍しくはありません。
国家公務員 [土日休みの仕事・男性版 8/10]
勤める場所によって具体的な仕事内容は異なるものの、国家公務員は国の機関で働く公務員のことを指しています。国家公務員の代表的な職場は省庁で、女性の数より男性の数の方がやや多いのも特徴です。いずれにしても、日本国民の暮らしをよりよくするため、国家公務員は様々な仕事に取り組んでいます。
土日休みでオススメな理由
国家公務員法では、原則として国家公務員の仕事は土日が休みと定められており、基本的に国家公務員は土日休みの仕事です。
平均年収：300～700万円
国家公務員には色々な職種がありますが、それぞれの職種の収入は法律により定められており、勤続年数が長くなると収入も上がっていくのが大きな特徴です。年収は職種と勤続年数によりかなり変わってきますが、20代であれば300万円から500万円程度、30代であれば500万円から700万円程度に収まるのが一般的です。
地方公務員 [土日休みの仕事・男性版 9/10]
公務員は国民のために働く仕事で、地方公務員はその中でも地方に住んでいる方の生活を支えることに特化しています。警察官、消防官、自治体ごとにある役所の職員などの職業に就き、地方に住んでいる方がより暮らしやすくなるよう力を注ぐのが、地方公務員の仕事です。
土日休みでオススメな理由
男性が就くことが多い警察官や消防官などの仕事は土日に休めるとは限りませんが、役所で働く職員など地方公務員の多くは、地方公務員法に基づき、原則として土日休みの仕事です。
平均年収：400万円
地方公務員も国家公務員と同様に、職種によって平均年収に差が生まれます。また、地方公務員は自治体ごとに定められた給料表により給与が決まるため、勤める場所によっても収入は異なってきますが、平均年収はボーナス抜きで400万円程度に落ち着くでしょう。
特別職国家公務員 [土日休みの仕事・男性版 10/10]
特別職国家公務員は国家公務員法には縛られない特殊な存在で、裁判所の職員、国会の職員、防衛省の職員、それに裁判官、国会議員、国会議員の公設秘書、総理大臣や国務大臣などが特別職国家公務員に相当します。いずれも三権分立の立法、行政、司法と大きく関係しているのが特徴で、日本の中核を担うとても重要な仕事です。
土日休みでオススメな理由
特別職国家公務員は国家公務員法には縛られませんが、土日休みの仕事である点は国家公務員に準じています。
平均年収：300～350万円
男性であっても女性であっても、特別職国家公務員になるのは簡単なことではありませんが、比較的ハードルが低めな裁判所事務官や国会議員の公設秘書の場合、駆け出し時点での年収は300万円から350万円程度に落ち着くのが普通です。一方で、国会議員など収入が高い特別職国家公務員も多く、年収が1,000万円を超えることも珍しくはありません。
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土日休みを楽しめる仕事
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土日休みを楽しめる仕事1「IT/WEB企業の社員」
Web制作、ソフトウェア開発、ハードウェア開発など、IT/WEB企業の職種は様々で、仕事内容もそれぞれ異なります。共通点として挙げられるのは、コンピュータを使ってデータを作成したり、処理したりするという点です。IT/WEB企業が手掛けるサービスにより、不便だったものが一気に便利になることも珍しくはなく、世の中の流れを大きく変える可能性を秘めています。
土日休みでオススメな理由
休みが少ないブラックな業界というイメージを持っている人もいるかもしれませんが、取引先の企業は土日に休んでいることが多いため、IT/WEB企業も基本的には土日休みの仕事です。
平均年収：470万円
IT/WEB企業の社員の平均年収はおよそ450万円、男性に限ると平均年収はおよそ470万円です。職種によって平均年収は変わってきますが、IT/WEB企業の社員は比較的収入に期待が持てる仕事です。
土日休みを楽しめる仕事2「農協職員」
農協は様々な事業を手掛けているため、その仕事内容を一言でまとめることはできませんが、経験の浅い農家の指導、肥料や農薬の取り扱いなど、農業に従事する人のサポートは農協を代表する仕事です。他にも銀行やスーパー、保険など多種多様な事業を手掛けており、農業に従事していなくても、農協と関わりを持つ機会は多いでしょう。
土日休みでオススメな理由
農協職員の様々な職種のうち、事務職や銀行関係の職種などは、土日に業務を行っても仕事の効率化にはつながらないため、土日は基本的に休みです。一方で、農協のグループ全体が土日休みの仕事というわけではないので、面接などの場面で休日について確認しておきたいところです。
平均年収：400万円
農協職員の平均年収は、男性の場合で400万円弱程度です。ただ、農協は多くの組織を抱えているため、グループのどこで働くかによって収入はだいぶ変わってきます。
土日休みを楽しめる仕事3「市役所職員」
市役所職員には行政職と技術職という区分があり、行政職は市民の生活のサポートを行ったり、市政運営を支えたりするのが主な仕事です。技術職には道路計画などを扱う土木、公共施設の設備のメンテナンスなどを行う機械といった仕事があり、それぞれ専門的な知識やスキルが求められます。
土日休みでオススメな理由
地方公務員法では、土日は原則として週休日だと定められており、地方公務員である市役所職員は土日にしっかり休むことが可能です。もっとも、携わる仕事によっては、土日に地域イベントへの参加などを求められる場合もあります。
平均年収：580万円
土日休みの仕事である市役所職員の平均年収は約560万円、男性に限ると約580万円で、やや高めな部類です。ただし、20代だと平均年収は約330万円とさほど高くはなく、勤続年数を重ねることでどんどん平均年収が上がっていくタイプの仕事です。
資格があると有利な仕事
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資格で楽にできる仕事1「学校教諭」
学校教諭のメインの仕事内容は、勉強や一般社会について生徒に教えることですが、他にも部活動の指導、学校行事の運営など様々な仕事が必要となります。小学校だと女性教諭の方がやや多く、逆に中学校や高校では男性教諭の方がやや多めですが、学校教諭は男女比が大きく偏るタイプの仕事ではありません。
土日休みでオススメな理由
私立学校だと、必ずしも教諭が土日休みの仕事とは限りませんが、公立学校の教諭は地方公務員なので、地方公務員法に基づき原則として土日は休みです。
平均年収：400万円
小中学校の教諭と高校の教諭には収入の差が存在しており、小中学校教諭の平均年収は400万円前後、高校教諭の平均年収は430万円ほどです。もっとも、学校教諭の仕事には教員特別手当などの様々な手当がつくので、基本給がさほど高くないからといって、稼げないとは限りません。
資格で楽にできる仕事2「証券アナリスト」
特定の企業や業界が投資の対象として相応しいのかを調査、分析するのが証券アナリストの主な仕事です。証券アナリストは土日休みの仕事として男性からの人気が高い一方、男女比はおよそ9対1で、極端に男性の方が多いという特徴を持っています。
土日休みでオススメな理由
フリーランスとして働く人もいるものの、証券アナリストは金融機関に勤めるのが基本です。金融機関は基本的に土日休みなので、証券アナリストとして働くのであれば、土日は休むことができます。
平均年収：650～800万円
平均年収は、日系証券アナリストとして働くか、外資系証券アナリストとして働くかによってだいぶ異ります。日系証券アナリストの平均年収は650万円程度なのに対し、外資系証券アナリストの平均年収は800万円を超えており、かなり差があるのが実情です。
資格で楽にできる仕事3「証券外務員」
証券会社で働く証券外務員は、株式や債権といった金融商品を顧客に紹介するのが主な仕事です。金融商品の紹介を行うためには、一種外務員試験か二種外務員試験に合格し、証券外務員資格を取得することが必須で、仕事に就くためのハードルはやや高めです。二種外務員でも証券外務員の仕事はこなせますが、できれば扱える金融商品の多い一種外務員試験の合格を目指すのがよいでしょう。
土日休みでオススメな理由
どこの国でも、金融市場は週末には動いていないことから、証券外務員は平日に忙しく、土日休みの仕事です。
平均年収：540万円
男性人気の高い仕事である証券外務員の平均年収は、約540万円と高めな部類です。役職に就けば収入は大きく上がるため、仕事で結果を残せば、さらなる収入アップも期待できます。
土日休める職場＜代表格＞
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No1.福利厚生制度が整った職場
福利厚生とは、社員が受けられる給与以外の報酬のことです。十分に福利厚生制度が整っている職場は、社員のパフォーマンスを上げることを重視し、無理をさせない傾向があります。そのため、土日休みの仕事も多く存在しており、完全週休二日制により毎週土日に休めるところも珍しくはありません。
ポイント！
福利厚生の一環として資格手当を導入している職場で、資格手当の対象となりやすいのはTOEICや日商簿記です。これらの資格は、職場での評価を高める上で役立ってくれるので、学んでおいて損はありません。宅地建物取引士や建築士など、業務で必要とされる国家資格があるなら、そちらの勉強も進めておきたいところです。
男性女性を問わず、無理をせずに働ける職場は長続きしやすいので、福利厚生制度が整っており土日休みの仕事は狙い目です。
No2.公的手続きを担う職場
国と地方の役所の多くは、土日が休みです。役所の中には公的手続きを担う場所も多くあるため、一般の人は、役所が土日休みなことに不満を抱えやすいのが実情です。ただ、役所で働く公務員は原則として土日が休みだと定められているので、公的手続きを担う職場が土日休みの仕事だという点は今後も変わらないでしょう。
ポイント！
土地関係の話を扱う上で欠かせない宅地建物取引士や、税金関連の話を扱う上で欠かせないファイナンシャルプランナーの資格は、公的手続きを担う職場で役立つことが期待できる資格です。
公的手続きを担う職場は土日が休み、かつ年間休日数が多く、年間休日数の多さで肩を並べられる民間企業はそう多くはありません。なるべく休日を増やしたいと考えている男性にとって、公的手続きを担う職場は理想的な存在です。
No3.オフィスワーク系の職場
事務や経理といった、オフィスワーク中心の職場は、土日休みの仕事の代表格です。金融機関は基本的に土日が休みなので、金融機関とのやり取りが多いオフィスワークの仕事は、平日に業務をこなし、土日にしっかり休む働き方を取り入れるのが一般的です。
ポイント！
オフィスワークで欠かせないのはPCスキルで、その中でも表計算ソフトは様々な仕事で用いられるため、勉強しておいて損はありません。
オフィスワークは室内での作業が中心なので肉体的な負担がかかりにくく、それでいて土日にしっかり休めるのが魅力です。さほど体が強くないなどの理由で、肉体的な負担が少なめな仕事を探しているのであれば、オフィスワーク系の職場は有力候補です。
もっとも、オフィスワークの仕事のうち、一般事務の仕事に男性が就く例はあまり多くないので、経理など他のオフィスワークの仕事も視野に入れるのがよいでしょう。
土日休みの仕事を選ぶメリット
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週末にしっかり休める
土日休みの仕事に就くことには、週末にしっかり休めるというメリットがあります。学校に通っていれば、平日に勉強し、土日に休むというスタイルが自然に身につくため、平日に働き週末に休むというスタイルは、多くの男性にとってなじみやすいわけです。また、土日にしっかり休むことにより、仕事のパフォーマンスを上げられる点も見逃せません。
十分な睡眠時間を確保することは仕事で結果を残す上で大事ですが、精神的なリフレッシュも欠かせません。リラックスして過ごす、趣味に打ち込むといったことが精神的なリフレッシュにつながります。
週末の時間を存分に使える、土日休みの仕事に就く方が精神的なリフレッシュをしやすく、仕事のパフォーマンスを上げる効果が期待できるのです。
友人や家族と休みが合う
土日休みの仕事に就く場合、友人や家族と休みが合いやすい点も見逃せません。学校に通うお子さんがいらっしゃる場合、お子さんの休みは基本的に土日だけなので、平日が休みの仕事に就いていると、なかなかお子さんとの時間を作ることはできません。
お子さんと過ごす時間を作りやすいという点は、土日休みの仕事に就く上での大きなメリットです。また、土曜と日曜の両方、あるいは片方が休みという人が多いため、土日休みの仕事に就けば、働いている友人や家族とも予定を合わせやすくなります。
男性と妻が共働きのケースでは、お子さんを学校に預けることができない土日に休みがあると安心です。他にも、学校行事に参加しやすいなど、家族や友人に関係したメリットは多く、土日休みの仕事は家族や友人との時間を大切にしたい人に向いています。
連休シーズンに休める
絶対ではありませんが、土日休みの仕事に就く場合、連休シーズンもしっかり休めるのが魅力です。日数が増えれば、それだけ休日の過ごし方の選択肢も広がるため、様々な選択肢の中から好みに応じた過ごし方を選べます。自由に時間を使い、肉体的な疲れや精神的な疲れを解消することは、連休シーズン明けの業務効率アップという大きなメリットにつながるでしょう。
また、連休シーズンが間近に迫ってくると、休みを楽しむため仕事を頑張ろうという気になりやすく、連休シーズン前の仕事にもよい影響が出ることが期待できます。
旅行に行く、趣味に打ち込む、美味しいものを食べに行くなどが、男性の連休シーズンの過ごし方の代表例です。連休シーズンが消化不良のまま終わると、連休明けの仕事への切り替えがうまくいきにくいので、できる限り連休を楽しむよう意識したいところです。
土日休みの仕事を選ぶデメリット
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連休はハイシーズンで何でも値段が高い
土日休みの仕事は、連休シーズンにも休みやすいというメリットがあるものの、一方で連休シーズンに休むことが悪い方向に働く恐れもあります。連休シーズンに旅行やイベント参加などのため出かける場合、男性女性に関係なく、様々な物の値段の高さに悩まされやすいのが難点です。
ホテルの宿泊料金、飛行機の航空券の料金などが連休シーズンに高くなりやすいものの代表例で、連休シーズンはお金がかかりやすいというデメリットを抱えています。色々な楽しみが期待できる一方、生活費にさほど余裕がない場合、せっかくの楽しみを我慢せざるを得ないということもあり得るでしょう。
お子さんがいらっしゃるなどの理由により、連休シーズンに全く出かけず自宅で過ごすことがためらわれる場合もあります。しかし、遠出しなくてもリフレッシュができるのであれば、無理に出かけたりせず無駄な出費を減らすのも手です。
大連休中はどこにいっても混んでいる
連休シーズンに、男性人気の高い場所や女性人気の高い場所に出かける場合に悩まされやすいのが、人混みの多さです。多くの場所が連休シーズンは人で溢れかえるため、人混みがあまり好きではない人にとって、連休シーズンは必ずしも過ごしやすい時期とは限りません。
人混みを避けようとすると、結局いつもの週末とあまり変わらない過ごし方しかできず、混んでいるというデメリットのせいで不満を感じることも十分にあり得ます。
連休シーズンと混雑は切っても切れない間柄なので、混雑をどうにかすることはできません。土日休みの仕事に就きたいが混雑を苦手としている場合、ゴールデンウィーク、お盆、年末年始などの大型連休は体や精神を休めるための期間と割り切って、旅行や遠出の機会を他にズラすのが無難です。
行政手続きに行きづらい
各種の役所は、土日休みの仕事です。そのため、土日休みの仕事に就いた場合、土日の休みに役所に行って行政手続きを行うことはできません。どうしても行政手続きを行わなければいけない場合、有給休暇を取得した上で平日に役所に行くのが最も確実な方法です。
行政手続きが必要な場面はそう多いわけではないものの、それでも土日休みの仕事に就いていると、行政手続きに行きづらいというデメリットに悩まされることも十分にあり得るでしょう。
男性女性に関わらず、パートナーや家族に行政手続きを代行してもらうことはできますが、委任状が必須なためハードルはやや高めです。しかし、行政手続きの内容によっては、オンラインで申請ができたり、郵送でもOKだったりするので、まずは役所に行く必要があるのかを確認してみてください。
土日休みの仕事の注意点
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有給休暇がないと銀行や役所にいけない
土日祝は、基本的に銀行や役所で手続きを行うことはできないので、用事があるなら平日に銀行や役所まで出向かないといけません。そのため、土日休みの仕事に就くと、銀行や役所に出向くためだけに有給休暇を取らざるを得ない場合もあります。
有給休暇は労働者に認められている立派な権利ですが、一方で職場によっては、有給休暇を取ることに否定的なところもあるのが実情です。
上司が嫌な顔をする程度であればまだましで、中には有給休暇を認めようとしないところもあります。そのため、土日休みの仕事に就いても、有給休暇を取りづらい職場であれば、銀行や役所に行きづらくなるでしょう。
男性が有給休暇を取りにくい場合、委任状を作成した上で家族に手続きの代行をお願いするなどの対策はありますが、有給休暇の取得を推奨しているホワイトな会社への転職を目指すのが最も確実です。
みなし残業を導入している会社がある
土日休みの仕事イコール、残業が少ないとは限りません。職場がみなし残業を導入していると、残業が多くなりがちなため、体力が十分な男性でも働くのがきついと感じることが出てくるでしょう。
固定残業代ことみなし残業は、一定時間の残業を前提として、残業代をあらかじめ給与に組み込むシステムのことです。必ずしも、給与に組み込まれている分の残業を行わないといけないわけではないものの、残業を行わなければ会社側が損をするだけなので、社員は一定時間の残業を求められるのが普通です。
土日休みの仕事であっても、残業が多ければ嫌だと感じるのであれば、みなし残業について事前に確認しなければいけません。みなし残業を導入している場合、会社は求人広告にそのことを記載する義務があるので、みなし残業や固定残業代という言葉がないか、くわしくチェックしたいところです。
意外と休日出勤を求められることがある
休日出勤は土日休みの仕事では存在しない、これは間違いです。1日8時間以内、週に40時間以内の労働時間を守っている場合、週に1日以上、もしくは4週間に4日以上の休みがあれば、労働基準法には引っかかりません。
土日休みの仕事で、なぜ休日出勤を求められるのかと疑問に感じられるかもしれませんが、休日出勤を会社が求めることは法律違反には当たらないのです。
毎週のように休日出勤があれば、求人広告の土日休みが嘘となる可能性もあるので問題ですが、休日出勤が毎週のように続くのでなければ、土日休みと休日出勤ありは両立します。
もっとも、休日出勤が多いと、週末にしっかり休めるという土日休みの仕事のメリットが失われるのは確かです。男性であっても、休日出勤が多い職場はかなりきつく感じやすいので、入社前に休日出勤について確認することは欠かせません。
まとめ（今後へ向けたアドバイス）
土日休みの仕事に就くことには、週末にしっかり休める、イベントに参加しやすい、ON/OFFのメリハリをつけやすいなど様々なメリットがあります。週末に出かけると混雑に巻き込まれやすい、市役所や銀行での手続きがしにくいなどのデメリットもあるものの、基本的には各種メリットの恩恵の方が大きいでしょう。
そのため、平日休みの仕事や、不定休の仕事に不満を感じている男性の方は、思い切って土日休みの仕事への転職を検討してみるのも手です。
もっとも、土日休みの仕事イコール稼ぎやすいとは限らないので、以前の仕事と比べて給与が落ちることは十分にあり得ます。仕事でより一層の成果を上げられるよう、自己投資を継続して行うことも意識してください。
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