法律関係の仕事と言っても、弁護士や検察官、裁判官だけが法律関係の仕事ではありません。法律に関係した仕事は多岐にわたり、仕事の内容によっては男性向き・女性向きに分かれます。
法律関係の仕事男女別ベスト10では、その仕事内容や仕事に就くために有利な資格、応募資格や平均年収まで深掘りしていきます。また、未経験からの転職は可能か、なぜその仕事が男性や女性に向いているか、求められるスキルなどにもスポットを当てていきますので、法律関係の仕事を転職先に考えている人は参考にしてください。
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法律関係の仕事とは?
法律関係の仕事とは、法律に従って社会の公正を保つ仕事です。法律関係の仕事で代表される「法曹三者」と言われる、裁判官・弁護士・検察官を思い浮かべる人が多いと思います。しかし他にも官公庁などに提出する書類を作成したり、手続きの代行を行ったりもします。
更には、経済的な理由で弁護士などに相談することが難しい人にも、無料で法律相談やアドバイスなどを行う法テラスなどもあります。ほとんどが国家資格が必要ですが、国家資格が無くてもできる職種もあります。
また、法律の知識は勿論、様々な知識が必要です。更に、法律関係の仕事は、多くの人と接する仕事である為、コミュニケーションスキルが大切です。他にも、法律は常に改正されている為、学び続けなくてはいけない仕事です。
法律関係の仕事の特徴
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幅広い領域の知識が必要な仕事
法律関係の仕事をする上で必要なのは、法律の知識だけではありません。依頼者から相談を受けてアドバイスを行う場合、法律の面からだけではなく、法律以外の知識を備えることで、広い視野に立ったアドバイスが可能になります。
例えば、現在当たり前のように普及している、パソコンやスマートフォンを使った犯罪・いじめの相談を受けたとします。こうした問題に対しては、法律だけではなく、ネットの知識を持ってアドバイスしなくてはいけません。幅広い領域の知識を備え、柔軟に対応していくことが大切です。
専門的な法律知識を学び続ける仕事
法律は改正されることも多く、法律関係の仕事をしている人は、常に新しい知識を得る必要があります。それだけではなく、日々変化していく社会の流れや裁判例・法令などもアップデートしていかなくてはいけません。
法律関係の仕事では、多種多様な相談や業務をこなさなくてはならず、経験や広範囲な法律知識が求められます。そのため、常に学び続けなくてはならない仕事だと言えます。
交渉や説得などコミュニケーション能力が必要な仕事
法律関係の仕事は、人と関わる仕事です。顧客との信頼関係を築くためには、コミュニケーション能力が必須です。また、顧客の話を聞くヒアリング、交渉や説明、質問など、高いコミュニケーション能力を必要とする場面が多々あります。
それ以外にも、他の士業とコミュニケーションを取り、ネットワーク作りをし、つながりを持っておくことで、関連業務が発生した時に、すぐ連携が取れます。さらに、職場の人たちと普段からコミュニケーションを図ることで、良いチームワークが取れ、業務を円滑に進めることができます。
【男性向け】法律関係の仕事ベスト10<職種別>
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弁護士 [法律関係の仕事・男性向け 1/10]
▼法律関係の仕事として男性に注目される理由
物事を俯瞰で見ることができ、冷静に問題解決に務められる傾向のある男性に注目されている法律関係の仕事です。
仕事内容 | 法律相談のアドバイスや法律関係の書面作成、裁判手続きの代理を行う他、裁判所の法廷で弁護人となり、依頼人などの権利や利益を守る仕事です。 |
未経験の可否 | 弁護士資格があれば、未経験でも可能です。 |
求められるスキル | コミュニケーション能力や共感力、書面作成能力や交渉力などが必要です。 |
有利な資格 | 弁理士の資格が有利です。弁護士資格を持っていれば弁理士の資格は免除されます。ただし、弁理士の登録をするために、日本弁理士会の「実務修習」を受けなくてはいけません。弁理士資格を持っていれば、特許出願時、手続きや書類作成など、ワンストップで行えます。 |
応募資格 | 弁護士資格を持っていれば、実務経験が無くても応募できる所があります。 |
平均年収 | 約1000万円程度です。 |
公認会計士 [法律関係の仕事・男性向け 2/10]
▼法律関係の仕事として男性に注目される理由
公認会計士の仕事では、論理的思考が大切です。男性は、主観や感情に流されない論理的思考が得意な傾向にあります。そのため、法律関係の仕事の中でも、男性に人気のある仕事だと言えます。
仕事内容 | 独占業務である財務諸表監査、会計やコンサルティング、財務など、多岐にわたります。 |
未経験の可否 | 公認会計士の資格があれば、未経験でも可能です。 |
求められるスキル | 専門的な会計の知識の他、正確性や処理能力、コミュニケーション能力なども必要です。 |
有利な資格 | 中小企業診断士が有利です。会計や財務だけではなく、経営全体を踏まえたアドバイスを行えるようになります。 |
応募資格 | 公認会計士の資格が必要です。 |
平均年収 | 約1000万円程度です。 |
裁判官 [法律関係の仕事・男性向け 3/10]
▼法律関係の仕事として男性に注目される理由
感情に流されることなく、客観的に物事が見ることが比較的得意な男性に人気があります。
仕事内容 | 裁判所にて、刑事・民事訴訟で公正な判決を下す仕事です。 |
未経験の可否 | 未経験者でも可能ですが、細かい条件があります。 |
求められるスキル | 清廉潔白で、中立かつ寛容さが求められます。また、先入観なく話を聞く能力も必要です。 |
有利な資格 | 幅広い知識は必要ですが、常に中立の立場で判決を下す仕事であるため、特別有利な資格はありません。 |
応募資格 | 基本的には、司法試験合格後、司法修習修了者の中から任命されますが、弁護士から裁判官に転身する方法もあります。その場合は、弁護士として3年以上の経験があれば応募できます。ただし、基本とされる年齢、懲戒処分の有無などの制限があります。 |
平均年収 | 約900万円程度と言われ、比較的高収入です。年代などによって大きな開きがあり、500万~2000万円と幅があります。 |
通関士 [法律関係の仕事・男性向け 4/10]
▼法律関係の仕事として男性に注目される理由
通関士の資格は、高卒の人でも取得可能です。入社後、他の社員と同じ待遇が受けられます。しかも、年収1000万に近づけることも可能な職業であるため、法律関係の仕事の中でも、男性に人気があります。
仕事内容 | 輸入品や輸出品が税関を問題なく通過できるよう、税関手続きを行う仕事です。 |
未経験の可否 | 未経験でも可能です。 |
求められるスキル | 異なる文化を持ち、異なる言語を使用する人とのコミュニケーション能力や交渉力が必要です。 |
有利な資格 | 貿易実務検定が有利です。貿易において、プロフェッショナルである証明になります。 |
応募資格 | 通関士の資格が必要です。 |
平均年収 | 約584万円程度です。 |
検察官 [法律関係の仕事・男性向け 5/10]
▼法律関係の仕事として男性に注目される理由
仕事はハードで、精神的にも肉体的にも強くないといけないため、男性向きです。責任感があり、正義感の強い男性に人気の高い、法律関係の仕事です。
仕事内容 | 告訴のあった事件や刑事事件の捜査をして、被告人を裁判所に提訴する仕事です。 |
未経験の可否 | 条件をクリアしていれば、未経験者でも可能です。 |
求められるスキル | 想像力・調査能力・洞察力・行動力・判断力が必要になります。 |
有利な資格 | TOEICの資格が有利です。行政官としての海外派遣時に役立ちます。 |
応募資格 | 司法試験に合格し、その後司法修習を終えた人、裁判官や弁護士などです。 |
平均年収 | 約600万円程度です。 |
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公証人 [法律関係の仕事・男性向け 6/10]
▼法律関係の仕事として男性に注目される理由
公証人も、感情や主観に左右されず、冷静に仕事を進めていくことが求められるため、男性向きで人気の高い法律関係の仕事と言えます。
仕事内容 | 公証人は、依頼を受け、契約書や権利書などの公正証書の作成を行うのが仕事です。 |
未経験の可否 | 条件はありますが、未経験者でも可能です。 |
求められるスキル | 法的効力を持つ公正証書を作成するため、正確性が求められます。法律に則った証書の作成には、幅広い法律の知識が必要です。 |
有利な資格 | 有利な資格はありませんが、原則として裁判官・弁護士・検察官の希望者の中から任命されるため、司法試験合格者であることは必須です。 |
応募資格 | 実務経験が30年以上の裁判官や弁護士、検察官の公証人希望者の中から任命されます。 |
平均年収 | 公表されていませんが、案件数の多い都心部であれば、2,000~3,000万円と言われています。 |
行政書士[法律関係の仕事・男性向け 7/10]
▼法律関係の仕事として男性に注目される理由
ほとんど独立開業する場合が多く、自分の力で仕事を進めていける人、行動力がありフットワークの軽い人が向いています。法律関係の仕事の中でも、男性向けであると言えます。
仕事内容 | 依頼人の代理として、官公署に出す書類作成やそれに関する相談に応じ、手続き等を行う仕事です。 |
未経験の可否 | 資格があれば未経験でも可能です。 |
求められるスキル | 法律の知識や事務処理能力、相談に対応するためのコミュニケーション能力が必要です。 |
有利な資格 | ファイナンシャルプランナーが有利です。今後、高齢化社会が加速するため、相続問題に関する相談から手続きまで、すべて行うことができるからです。 |
応募資格 | 行政書士の資格取得者か、公務員として一定年数の行政事務経験がある人、弁護士や公認会計士などの資格を持っている人です。 |
平均年収 | 約580万円程度です。 |
弁理士 [法律関係の仕事・男性向け 8/10]
▼法律関係の仕事として男性に注目される理由
発明の特許を出願するには、理工系の技術知識が必要になります。理工系は男性のほうが得意な傾向にあり、論理的で口が堅い人間が向いているという点でも、法律関係の仕事の中でも、男性に人気があります。
仕事内容 | 新しい発明に対し、本人に代わって特許の出願手続きをします。 |
未経験の可否 | 弁理士としての資格・登録があれば、未経験でも可能です。 |
求められるスキル | コミュニケーション能力が求められます。特に傾聴力が必要です。また、提案力も求められます。 |
有利な資格 | 中小企業診断士が有利です。知財コンサルタントとしての業務が行えるようになります。 |
応募資格 | 弁理士の資格を持ち、実務修習を終わらせ、登録した人です。 |
平均年収 | 約700~750万円程度です。 |
法務教官 [法律関係の仕事・男性向け 9/10]
▼法律関係の仕事として男性に注目される理由
業務は多岐にわたり、24時間体制で夜勤がある分、体力に自信がないと勤まりません。また、わざと煽るような言動をする少年少女も少なくないため、感情的にならず、平常心と忍耐力が必要となり、男性向きの法律関係の仕事と言えます。
仕事内容 | 法務教官とは、少年院や少年鑑別所で、非行を犯した少年・少女の教育を行う仕事です。 |
未経験の可否 | 法務省専門職員採用試験に合格していれば、未経験でも可能です。 |
求められるスキル | 少年・少女とじっくりと向き合う忍耐力の他、少年たちの更生だけではなく、多くの業務を抱えているので、マルチタスク能力や体力が必要です。 |
有利な資格 | 公認心理士の資格が有利です。心理的な問題を解決する際、この知識が活かせるからです。 |
応募資格 | 法務省専門職員(人間科学)採用試験に合格した人です。 |
平均年収 | 約672万円程度です。 |
特許技術者 [法律関係の仕事・男性向け 10/10]
▼法律関係の仕事として男性に注目される理由
特許の出願では理工系の専門知識が必要になります。理工系は男性が得意な傾向にあり、人気のある法律関係の仕事です。
仕事内容 | 特許技術者とは、弁理士の監督の下、特許の出願書類を作成する仕事です。 |
未経験の可否 | 未経験者も可能です。 |
求められるスキル | コミュニケーション能力が必要です。中でも、ヒアリング能力が特に求められます。理工系技術の専門知識も必要です。 |
有利な資格 | 英検準1級以上、TOEIC700点以上を持っていると有利です。国際特許出願にも対応でき、仕事の幅が広がるからです。 |
応募資格 | 特に必要な資格はなく、誰でも応募可能です。 |
平均年収 | 約600万~700万円程度です。 |
【女性向け】法律関係の仕事ベスト10<職種別>
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パラリーガル [法律関係の仕事・女性向け 1/10]
▼法律関係の仕事として女性に注目される理由
女性が8割と言われるほど、パラリーガルは女性が多いです。結婚・出産をしても働きやすく、雇用形態も幅広く選択できます。ワークライフバランスが取りやすく、女性に人気のある法律関係の仕事です。
仕事内容 | 弁護士の業務を事務の面でサポートする仕事です。 |
未経験の可否 | 未経験でも可能です。 |
求められるスキル | 法律の知識や事務スキルの他、クライアントと接することもあるので、コミュニケーション能力やビジネスマナーも必要です。また、海外の企業と仕事をしている事務所なら、英語力も必要になります。 |
有利な資格 | 行政書士や司法書士の資格が有利です。法律系の資格を持っていると、法律の知識がある証明になり、評価されやすいからです。 |
応募資格 | 特に必要な資格はなく、誰でも応募できます。 |
平均年収 | 約300~600万円程度です。 |
裁判所事務官 [法律関係の仕事・女性向け 2/10]
▼法律関係の仕事として女性に注目される理由
事務でなく、裁判の当事者の対応も、裁判所事務官の仕事の1つです。相手を思いやりながらコミュニケーションを取ることは、接し方が比較的柔らかく、安心感を与える女性が有利でもあり、法律関係の仕事として人気があります。
仕事内容 | 裁判所事務官は、裁判の当事者に手続きの案内を行うなど、裁判をスムーズに進めるために様々な事務に携わる仕事です。 |
未経験の可否 | 裁判所職員採用試験に合格していれば、未経験でも可能です。 |
求められるスキル | 事務処理能力や資料作成時のリサーチ力が必要です。当事者と接する機会もあるので、コミュニケーション能力も求められます。 |
有利な資格 | 特に有利な資格はありませんが、秘書検定がおすすめです。電話や来客時などに必要なビジネスマナースキルを証明できます。 |
応募資格 | 裁判所職員採用試験合格者であることです。受験には年齢制限があります。 |
平均年収 | 約664万円程度です。 |
裁判所書記官 [法律関係の仕事・女性向け 3/10]
▼法律関係の仕事として女性に注目される理由
裁判所書記官は事務的なことだけではなく、裁判の当事者への手続きの説明や関係者とのやり取りをすることもあります。柔らかい対応で安心感を与える女性に適しており、法律関係の仕事の中でも、女性に人気があります。
仕事内容 | 裁判所書記官は、裁判の記録や調書の作成・保管の他、裁判官の補助として調査を行います。 |
未経験の可否 | 未経験からは不可能です。 |
求められるスキル | 裁判官や検察官、弁護士や裁判の当事者、証人まで、多くの人と関わるため、コミュニケーション能力が必要です。また、事務処理能力や調査能力も求められます。 |
有利な資格 | 特に有利な資格はありませんが、秘書検定がおすすめです。電話や来客時など、当事者との対応で必要なビジネスマナースキルを証明できます。 |
応募資格 | 一定期間、裁判所職員(裁判所事務官)として勤務することが条件です。その後、裁判所職員総合研修所入所試験をクリアし、裁判所職員総合研修所で約1~2年の研修を受けてから任用されます。 |
平均年収 | 約668万円程度です。 |
法テラス職員 [法律関係の仕事・女性向け 4/10]
▼法律関係の仕事として女性に注目される理由
法テラスに訪れる人の中には、経済的な理由で専門家に相談できない人もいます。犯罪被害を受けた女性などもいるため、安心感を与え、不安を軽減させる点で女性に向いており、人気も高い法律関係の仕事です。
仕事内容 | 法テラス職員とは、トラブル解決のための法律に関する情報提供や無料法律相談の受付などを行います。 |
未経験の可否 | 資格を持っていれば、未経験でも可能です。 |
求められるスキル | 幅広い相談が寄せられ、それに対しての情報提供をしなくてはいけないため、法律の知識が必要です。また、トラブルを抱えた相談者に寄り添いながら対応する必要があり、コミュニケーション能力が求められます。 |
有利な資格 | 社会福祉士、精神保健福祉士、消費生活専門相談員、消費生活アドバイザー、消費生活コンサルタントなどが有利です。様々な相談に対応できるようになります。 |
応募資格 | 日本司法支援センターの職員採用試験合格者である事です。ちなみに、2023年の受験資格は、新卒は、令和6年3月末までに4年制大学又は大学院を卒業・修了する見込みの者、平成31年3月以降に四年制大学又は大学院を卒業・修了した者です。中途採用で平成元年4月2日以降に生まれた人で、4年制大学または大学院を卒業した方とあります。 |
平均年収 | 約472万円程度です。 |
検察事務官 [法律関係の仕事・女性向け 5/10]
▼法律関係の仕事として女性に注目される理由
検察事務官は女性の割合が少ない傾向にありますが、女性の犯罪被害者への対応は女性が向いており、被害者にも安心感を与えます。法律関係の仕事の中でも女性が活躍する場も多く、需要も高いので人気です。
仕事内容 | 検察事務官は、検察官の捜査をアシストする仕事です。 |
未経験の可否 | 未経験者でも可能です。 |
求められるスキル | スピーディーで正確な事務処理スキルや洞察力、検事と共に事件の取り調べ等も行うため、コミュニケーションスキルも重要です。 |
有利な資格 | 特に有利になる資格はありませんが、法律の知識があれば、有利です。直接捜査や、立会事務官になった時、事件の立証に法律が役立ちます。 |
応募資格 | 国家公務員試験に合格後、司法修習を終えた人、または裁判官や弁護士です。他には、特定の大学で3年以上法律学の教授又は助教授をやっていた人、または副検事を3年以上行い、検察官特別考試に合格した人も対象になります。 |
平均年収 | 約492万円程度です。 |
向いてる仕事を発見!
家庭裁判所調査官 [法律関係の仕事・女性向け 6/10]
▼法律関係の仕事として女性に注目される理由
家庭裁判所調査官は国家公務員であるため、ワークライフバランスを推進しています。女性の結婚・出産・育児に対するサポートもしっかりしているので、女性に人気のある法律関係の仕事です。
仕事内容 | 家庭裁判所調査官とは、家庭に関する家事事件や少年事件などの調査を行う仕事です。 |
未経験の可否 | 未経験者でも可能です。 |
求められるスキル | 傾聴力、思いやりと客観的視点のバランス、論理的思考が必要です。 |
有利な資格 | 特にありませんが、心理学などの専門知識があれば役立ちます。様々な人と深く関わっている中で、相手の心情に耳を傾ける仕事であるからです。 |
応募資格 | 裁判所職員採用試験に合格し、調査官補として家庭裁判所で採用後、約2年の研修を修了した人です。裁判所職員採用試験の受験資格は、30歳未満の大学・大学院卒、またはその見込みがある人が受験できます。ただし大卒程度区分では、21歳以上30歳未満が受験できるとありますが、21歳未満で大学卒業及び卒業見込みの人も可能です。 |
平均年収 | 約500~700万円程度です。 |
法律秘書 [法律関係の仕事・女性向け 7/10]
▼法律関係の仕事として女性に注目される理由
オールラウンドプレーヤーと言われる法律秘書は需要が高く、結婚や出産で職を離れても、職場復帰や転職が可能であるため、法律関係の仕事の中でも、女性に人気があります。
仕事内容 | 法律秘書とは、弁護士のスケジュール管理から来客の対応、アポイントの日程調整など、弁護士業務をあらゆる面でサポートする仕事です。 |
未経験の可否 | 未経験でも可能です。 |
求められるスキル | ビジネスマナー、スピーディーな事務処理能力、コミュニケーションスキルが必要です。 |
有利な資格 | 秘書技能検定や秘書能力検定が有利です。秘書としての知識やビジネスマナーが身についている証明になります。 |
応募資格 | 事務所によっては、4年制大学または大学院を卒業が条件の所もあります。 |
平均年収 | 約250~350万円程度です。 |
特許審査官 [法律関係の仕事・女性向け 8/10]
▼法律関係の仕事として女性に注目される理由
リケジョと言われる女性が、自分の個性を活かしながら活躍できる場として、法律関係の仕事の中でも、リケジョに人気が高いです。
仕事内容 | 特許審査官とは、特許出願されたアイディアに対し、法律的・技術的観点から、特許権を与えるかどうかを判断する仕事です。 |
未経験の可否 | 未経験不可です。 |
求められるスキル | 法律や理工系技術分野の知識、コミュニケーションスキル、合理的な判断力や論理的な思考力が必要です。 |
有利な資格 | TOEICが有利です。海外論文を調査することもあり、英語力が必要になるためです。 |
応募資格 | 工学系や理学系の大学・大学院を卒業後、国家公務員総合職試験の技術系区分に合格し、特許庁に入庁して4年以上の特許審査の事務をしなくてはいけません。 |
平均年収 | 約600~700万円程度です。 |
公正取引委員会審査官 [法律関係の仕事・女性向け 9/10]
▼法律関係の仕事として女性に注目される理由
不正を取り締まる正義感や公正さがないと勤まりません。法律関係の仕事の中でも、暮らしの利便性を維持する仕事ですので、女性に身近で人気もあります。
仕事内容 | 公正取引委員会審査官は、独占禁止法などに基づき、不正な取引を取り締まる仕事です。 |
未経験の可否 | 未経験でも可能です。 |
求められるスキル | 洞察力や分析力、コミュニケーションスキルが必要です。 |
有利な資格 | 特に有利な資格はありませんが、大学で独占禁止法や商法などの法律や経済学を学んでいると、仕事に役立ち有利です。企業の不正を暴くためには、独占禁止法や商法などの法律が欠かせないからです。また、社会全体のモノやお金のやり取りについて学ぶ経済学は、仕事の性質上、役に立ちます。 |
応募資格 | 国家公務員採用試験に合格し、公正取引委員会に採用されなくてはいけません。 |
平均年収 | 約670万円程度です。 |
司法書士 [法律関係の仕事・女性向け 10/10]
▼法律関係の仕事として女性に注目される理由
独立開業が一般的で、パソコンや必要書籍などがあれば、自宅でも開業が可能になります。そのため、家庭との両立がしやすく、法律関係の仕事の中でも、女性に人気があります。
仕事内容 | 司法書士は、法律に関する相談や書類の作成、手続きなどを行う仕事です。 |
未経験の可否 | 未経験者でも可能です。 |
求められるスキル | 論理的思考や事務処理能力、コミュニケーションスキルが必要です。 |
有利な資格 | 行政書士が有利です。会社設立の際、定款(会社のルール)作りから登記申請まで引き受けられます。 |
応募資格 | 司法書士試験に合格し、登録・研修を受けている人、または法務大臣の認可を受けている人です。ちなみに、司法書士は受験資格が無く、高卒でも受験することができます。 |
平均年収 | 約450万円程度です。 |
法律関係の仕事に就くメリット
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メリット1:専門性を磨くことができる
法律関係の仕事は幅が広く、様々な職種が存在します。それぞれの職種の専門性を磨くことができます。
例えば、弁理士は知的財産権の専門家で、特許の出願手続きをします。また、その性質上、理工系の専門知識も必要です。
専門性を磨くことで、問題に対し、最善の解決を図れる総合的判断力が身に付きます。
メリット2:ライフイベントに関わらず働きやすい
法律関係の仕事は需要が高く、仕事によっては様々な雇用形態が選べ、ブランクがあっても復帰が可能です。
結婚や出産、育児によって女性が離職することはどの企業にもありますが、家庭との両立がしやすいのが大きなメリットです。
働きやすい職場環境も大切ですが、家族の協力も必須です。
メリット3:需要が高く、キャリアアップしやすい
専門性の高い法律関係の仕事は需要が高く、同じ法律関係の仕事に転職することも可能です。
キャリアアップがしやすく、弁護士事務所からパラリーガルになり、そこから行政書士・司法書士へとスッテップアップすることもできます。
ステップアップするためには、計画性を持って、勉強する時間を作らなくてはいけません。
法律関係の仕事に就くデメリット
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デメリット1:業務量が多い場合がある
職種や行く場所によっては、多くの業務をこなさなくてはいけない場合があります。また、繁忙期のある職種もあります。精神力だけではなく、体力も必要とします。
特に、法務教官の仕事は夜勤があり、体力や精神力がないと勤まらない所もあります。
体や心を休められるように、仕事とプライベートは分けるようにしましょう。
デメリット2:法律の改正など学び続ける必要がある
法律は常に改正が行われているため、一度学べば終わりではなく、常に新しい知識を学び続ける必要があります。
法律関係の仕事は幅が広く、多くの知識が必要になります。業務は多岐にわたり、多忙にもかかわらず、学ぶことにも時間を費やさなくてはいけません。
スケジュール管理をしっかりと行い、業務をこなしつつ、学ぶ時間も確保していくことが必要です。
デメリット3:円滑なコミュニケーションが必要になる
法律関係の仕事では、クライアントだけではなく、関係する職種の人など、多くの人と接することになります。また、同じ職場の人とのチームワークも必要になります。
人と接する仕事であるため、クライアントをはじめ、関係する職種の人や職場の人たちとの相性が悪いと、仕事がスムーズにいかないことがあります。
仕事をスムーズに進めるには、仕事に関係する人たちとの信頼関係は必須です。まずはこまめにコミュニケーションを取り、信頼関係を築きましょう。
法律関係の仕事のやりがい
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組織や社会に貢献していると実感したとき
専門家として、ビジネスにおいてアドバイスを行い、困っている依頼者の助けや支えになると、組織や社会に貢献しているというやりがいを感じることができます。
その理由
法律のプロとして、法律関係の仕事では権力などに左右されることはありません。しがらみなく、独立した地位を持って、組織や依頼者の権利を守ります。そのことに誇りを持つことができます。また、人の人生に直接関わっていく仕事であるため、責任は重大ではあるものの、人の役に立つ仕事でやりがいがあります。
法律関係の仕事は人や組織から感謝されることが多く、組織や社会に貢献しているという実感を得ることができます。それが大きなやりがいにつながっていきます。
専門的な領域で貢献できたとき
法律関係の仕事では、法律の知識はもちろん、専門的な知識やスキルが必要になります。学んだ知識が仕事に活かせると、やりがいを感じることができます。
その理由
様々な相談に対し、専門的な知識を活かし、困っている依頼者の問題を解決に導くと感謝の言葉を頂くことが多いからです。
法律関係の仕事では、専門知識を求められます。専門知識を活かして依頼者の悩みを解決に導くことができるのは、他の権力に左右されない法の専門家だけだという誇りが、やりがいとなります。また、感謝されることも多く、身につけた知識が人の役に立つという喜びも感じられます。
困っている顧客をサポートできたとき
法の相談に訪れる人は、精神的に追い詰められている人や問題を抱えて困っている人たちです。困っている人を助けるということは、当人だけではなく、当人と関係する人にも感謝されることがあります。社会に貢献しているという実感と喜びを感じることができます。
その理由
顧客の問題を解決に導くためのサポートは、その人の人生に大きく関わってきます。ですから、問題解決できたときには、大きなやりがいを感じることができます。
法の専門家は、多くの人と関わりながら、人の役に立つ仕事だと実感することができます。個人の相談から企業まで顧客は幅が広く、組織や社会に貢献しているという誇りと喜びを持って仕事ができます。
法律関係の仕事に就く方法
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求人の探し方
▼転職エージェント
転職希望者と企業の間に立ってくれる、サービスです。メリットは、無料でキャリアアドバイザーのサポートを受ける事ができます。
▼ハローワーク
国の総合的雇用サービスで、無料で求人検索ができます。メリットは、扱う求人情報が多く、無料のサポートやセミナーへの参加も可能な所です。
▼友人・知人の紹介
友人や知人に職場を紹介してもらう方法です。メリットは、友人・知人に聞けば、求人情報では知ることができない人間関係や、細かい仕事内容がわかります。また、友人や知人の推薦を受けているため、採用の確率が高いです。
仕事を選ぶときのポイント
▼何を優先させるかを考える
優先順位を決め、妥協できない事をはっきりさせておく必要があります。
▼自分の強みやアピールポイントを知る
自分を客観的に見つめ直し、自己分析をすることが大切です。自己分析をすることで、自分に合った仕事が見えてきますし、面接時の自己アピールにも役立ちます。
▼仕事探しは一人でせず、相談する
自分を客観的に見てもらい、アドバイスを受けることは重要です。自己分析だけでは見えない部分もあるため、他人の意見も参考にしましょう。
仕事探しは1つの方法だけではなく、様々な方法を試し、自分に合った探し方を見つけましょう。自分一人で進めると、失敗に終わることもあるので、他人からのアドバイスも参考にしながら、仕事探しを成功させてください。
まとめ(今後へ向けたアドバイス)
法律関係の仕事は法律の知識だけではなく、コミュニケーションスキルやマルチタスクスキル、ビジネスマナースキルなど、多くのスキルが必要です。仕事内容も多岐にわたり、楽な仕事ではありません。しかし、依頼人の権利を守り、感謝されるやりがいある仕事です。社会に貢献しているという実感や誇りが持て、権力にも左右されることもありません。
法律関係の仕事に興味がある人は、まずは法関係のたくさんの職業の中から、どの分野で活躍したいか、その分野に就くためのはどのような条件や資格が必要か、情報収集から始めてみましょう。その際には一人で悩まず、誰かに相談しながら進めて行くと、自分では気づかなかったことも見えてきます。
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