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ベンチャー企業への転職成功方法/失敗・後悔しない情報収集と意思決定

ベンチャー企業への転職
この記事の概要

ベンチャー企業への転職を志望している人向けに、失敗や後悔を未然防止するために必要な、ベンチャー企業についての基礎知識/検討・判断材料となる情報の提供/転職成功のための方法/注意点までを網羅しています。編集部による調査、筆者の実体験・知人友人などの第三者を通じて得た実体験&実話を盛り込み、転職成功を知識面でアシストします。

ベンチャー企業への転職

ベンチャー企業へ転職したら終わりではなく、入社後に自分の能力を発揮して成果を出してはじめて転職が成功したといえます。

ベンチャー企業は新しいサービスや商品を展開する企業でビジネスを育てている段階の企業をいいます。向上心あふれる人や優秀な人が集まる所なので、最初は自分の能力を試す場として転職する人が多い傾向です。

常に新しいことにチャレンジしている職場が多く、現場に入るとトラブルやミスマッチは日常茶飯事で、転職失敗を経験している方が多いのが実態です。ベンチャー企業への転職失敗を防ぐには事業の情報を把握することと、企業の特徴を理解しておくことが重要ポイントとなってきます。

そして、特に大切なのことは、その求人票に載っている会社は『本当に自分が望む仕事ができるベンチャー企業か?』ということです。

転職先のネームバリュー、事業領域への憧れなどが基準である場合、入社後のギャップが大きくなってしまいます。自分が本当にやりたいことは何か、それを実現するためには何が必要か、それは誰となら成功させることができそうか。自己分析をすることは忘れないようにしましょう。

副編集長

さあ、ここからは、ベンチャー企業へ転職する活動の中で、自分に合うかなどを正しく判断するための材料となる情報を記していきます。

ベンチャー企業のイメージを調整しよう

ベンチャー企業というと、少数精鋭で新しい事業をスタートさせたばかりの小企業をイメージする人が多いようですが、その漠然とした考え方だと転職どころか人生設計そのものが崩壊するリスクがあります。

本来、ベンチャー企業とは「革新的・創造的なアイデアや技術力を発揮して新しい物事を生み出す」集団のことを呼ぶ際の呼称です。

変化・進化・意思決定の速度が速く、ゴリゴリと物事を前へと動かし、失敗と判断したら作り上げた事業を壊し、そしてまた新しい領域を開拓する。

その代わり、自分の携わるプロジェクトが成功した際の喜びは、指示を受けての仕事をしていた頃とは比べものにならない大きさです。感動を味わうため、使命に対して愚直に行動し続ける意思、学ぶ素直さ、柔軟な発想と多様性を受け入れる心構えを求められる傾向があります。

ベンチャー企業への転職で「失敗した」と感じる人は、このようなスピリットが欠けており、入社後すぐに戦意喪失状態になってしまっていることが考えられます。失敗を未然防止するには、まず自分を知り、相手を知るための基礎知識を身につけ正しく判断することが重要です。

そして、転職を成功させるためには、失敗に繋がりそうなポイントを見つけるための、正しい情報収集と判断基準が欠かせません。次のセクションでは、失敗防止のため、ベンチャー企業の種類などについて学んでいきましょう。

副編集長

こんな表現にも注意しましょう!創業して間もない経営者が「うちはベンチャーだから」という語りをすることがあります。また、自分の組織より小さい会社をベンチャーと呼んで優越感を感じている悪趣味な人もいます。

ベンチャー企業の定義と呼び名

ベンチャー企業には決められた定義はなく、規模を表す呼び名(呼称)、分野を表す呼び名があります。転職後に、失敗したという人の中には、『とにかく古い組織から離れたかった』『新しいことにチャレンジしたかった』『新規事業の立上げ経験を活かしたかった』という、転職先の企業に対する自分なりの期待事項があります。

入社してから気付いてしまったら、完全なる知識不足の見切り発車状態!!社会人としては、事前調査、自分の希望が叶いそうか位はチェックしておきたいところですね。

しかし、その判断は材料となる知識、つまり正しい情報をキャッチする力がないと簡単にはできません。まずは、相手となる転職先企業についての理解をするため、最低限、ベンチャー企業の規模や分野を識別するための呼び名くらいは覚えておきましょう。

規模を示す呼び名

メガ・ベンチャー

メガ・ベンチャーは、もともとベンチャー企業として創業した会社で、成長を重ねて国を代表するほどの大企業へと成長した上場企業・未上場の大手有名企業のことです。人事評価制度・給与制度・福利厚生など転職の条件に欠かせない要素が充実している成熟段階です。誰もが知るメガ・ベンチャー企業には、リクルート/ヤフー/LINE/楽天/DeNA/ソフトバンクなどが名が挙げられます。

ミドル・ベンチャー

ミドル・ベンチャーは、従業員数100~1,000名程度の中規模のベンチャー企業を指します。この段階まで成長すれば、収益安定性にも優れ、安心して金属が出来るレベルの組織になっています。名の知れた会社としては、ビズリーチ/グノシー/クックパッド/ぐるなび/レバレッジーズ/DMMのような企業をイメージしていただけると、概ね正しく規模感を認識していただけるはずです。

ベンチャー

ベンチャーは、従業員など規模に関わらず、革新的・創造的なサービスや商品を生み出す技術を主体とした発展により、社会的貢献を目指す組織で成長過程にある50~99名程度の会社を、ベンチャー企業と認識しておきましょう。ただし、総称であることから、求人選びでは役に立たず、あくまでも規模の物差しとして覚えてください。

スタートアップ・ベンチャー

スタートアップ・ベンチャーは、その名の通り、創業間もない小規模組織を指します。最も成長著しく、資金獲得のための事業構想、テストマーケティングやプロダクト開発、有能な人材の獲得に奔走する初期段階。経営状態として安定はしないが、上級役職など経営や管理職ポストを狙うなら、スタートアップ段階でジョインすることが大切。

副編集長

言葉は使い手により、異なる意図、微妙なニュアンスの違いがあるので注意が必要です。他人のパクリばかりで、冒険心もなければ挑戦する意思もない会社は、ベンチャー企業ではないと考えていただければ失敗を減らせると思います。

規模には、各ベンチャー企業単体での「売上/従業員数」だけでは区別できない、社会的影響力、技術的価値や希少性、市場価値、資産価値、株の価値など多様な判断材料があるため、各々の呼び名には明確な定義は存在していない。

分野を示す呼び名

ITベンチャー

ITベンチャーは、ソフトウェア開発・情報通信・Iotといったハードウェアとソフトウェアを中心とした技術を活かした革新的ビジネスを展開する企業を指します。Oracle/IBM/Microsoft/OBCなどが代表的なITベンチャー企業です。

ネットベンチャー

ネットベンチャーは、WEB/スマホアプリなど媒体上で表示・動作させるプログラムやコンテンツを提供、創造的なサービスを展開している企業を指します。DeNA/ヤフー/楽天/メルカリなどはネットベンチャー企業です。(営業代行のような代理店はベンチャーではありません。)

AIベンチャー

AIベンチャーは、人工知能の開発、活用を通じて、先進技術分野の革新と成長を担う企業を指します。IT技術を駆使し、WEB、人とモノ(Iot)といった各専門分野との親和性が高く、発展途上のためスタートアップ・ベンチャーがほとんど。代表的なAIベンチャー企業としては、ニューラルポケット/CYBERDYNE/ブレインパッド/クアンタムコアなどが挙げられます。

テックベンチャー

テックベンチャーは、人工知能(AI)/IoT/ビッグデータ/クラウドサービス/SaaSといった先進技術と、メディカル/バイオニクス/メカトロニクスなどの分野と連携し、人の暮らしや産業技術に革新をもたらすミッションを遂行する企業を指します。農林水産業・自動車産業・住宅・医療・介護など野分やで様々なイノベーションが起きている背景には、テックベンチャーの活躍があります。

副編集

要するに、「テクノロジー×○○=価値創造」を目指す企業のことを、ベンチャーという傾向があるということです。最近では、マグロの養殖、トマトの栽培など産業単位で広がりを見せていますね。

ジョイントベンチャー、社内ベンチャーという2つの言葉は、存在の様式を示す言葉であり趣旨が変わるため、本記事では個別に紹介しておりません。

ベンチャー企業の仕事の特徴

ベンチャー企業へ転職する意思を持つ人の多くは、現状の組織や業務に不満がある人、自分の可能性を広げるという意志のある人の2タイプに分かれます。

ベンチャー企業は顧客もなければ売上もない、社内制度もない状態なのでゼロからイチを生み出す機会が多く存在し、魅力を感じてベンチャーへの転職を決意される方が多い傾向にあります。

ベンチャー企業に転職を考える方の動機やベンチャー企業の持つメリットをみていきましょう。

幅広い仕事ができる

ベンチャー企業は大企業のような十分な経営資源があることはまずありません。
営業担当がマーケティングを兼務する、営業担当が商品企画をすることが当たり前のように、ベンチャー企業では部署や役職に縛られることなく、さまざまな業務を兼務することができます。

大企業の業務が細分化された中で仕事をされていた方から見ると、ベンチャー企業で仕事をする業務範囲の広さは魅力的に感じることができます。

部署という枠に囚われることなく、幅広い業務を経験することでやりがいはあり、オールランドで活躍できる道がベンチャー企業には存在します。ベンチャー企業は幅広い仕事ができる環境が存在するのが魅力となっています。

経営層と近いところで仕事ができる

ベンチャー企業では経営者との距離が非常に近く、毎日刺激が感じながら仕事ができます。

大企業であれば、話す機会がほとんどない役職の方々と顔を合わせて仕事をするのが日常になってきます。会社の経営課題は自分が解決すべき課題であり、経営課題解決の手段を日々考えることができる環境はベンチャー企業でしか味わえない感覚です。

経営者と距離が近いということは経営者と同じ考えや視点で仕事に取り組めることでありベンチャー企業最大のメリットではないでしょうか。経営の現場の声を若手の時に味わえるということはベンチャー企業ならではの醍醐味です。

個人裁量が大きい

ベンチャー企業は大企業のハンコ文化や稟議という文化がありません。1人1人が責任者としての自分の意見や考えが会社の経営や戦略に大きく影響してきます。

自ずと判断基準も経営視点から見た判断となり、会社全体を動かしている実感を得ることができます。

若いうちからベンチャー企業に転職することは権限の大きさを味わえ、自分のアイディアを自分の判断で実行し、その結果から学びを得ることは大企業で経験できることはまず難しいことです。

改善案やアイディアを仕事の中で活かせずに胸にしまっている方にとっては大企業で仕事するのはもったいなく、ベンチャー企業で若いうちから体験できることは大きな転職する動機になってくるのではないでしょうか。

柔軟な働き方ができる

働き方改革が進む中、大企業は制度の改革に四苦八苦していますがベンチャー企業は自由で柔軟な働き方を実現しています。

フレックスタイム制やテレワーク、時短勤務などの自由な働き方を実現する制度はもちろん、自己実現やキャリアアップにつなげる副業推進など柔軟な働き方がはじまっています。

ベンチャー企業は激務で大変だという意見はありますが、大企業に比べると働き方が柔軟で出産を機に退職をした女性などの活躍が目覚しいのもベンチャー企業の特色で出産や子供の世話などを理由にキャリアを諦めた方もベンチャー企業では育児と仕事の両立ができる貴重な環境になっています。

仕事とプライベートを分けたメリハリのある勤務で制約を受けないワークスタイルができるのもベンチャー企業ならではスタイルで、特に自分の将来のキャリア形成を大切にしているのであれば、ベンチャーと副業の2足の草鞋を履くのも選択肢の1つです。

ベンチャー企業への転職を成功させる方法

ベンチャー企業への転職を成功させる方法は入社前にどれだけ内容の濃い情報収集ができるか決まってきます。

誰でも調べれば分かる情報収集ですが、会社のリアルな情報は時間と労力がかかってきます。うまく情報収集ができたら、どんな社風なのか確認でき、比較できる材料にもなるので情報は上手に活用していきましょう。

企業の近いところから情報を集める

ネットには多くの情報がひろがっていますが、量と比例して情報の質は定かではありません。

正確な情報を得るためには企業の近いところから情報を集めるべきです。情報元が近ければ近いほど、より正確な情報を集める事ができます。

企業のことをよく知らずに、面接や転職募集記事の中身だけで判断するのは危険です。SNS上で会社の情報を発信している会社も多いので、少しでも現場に近いところから情報を集める努力が入社後の後悔を防ぐポイントになってきます。

ある程度の規模の会社になれば、セミナーなどを自主開催している企業も多いので、セミナーなどに参加してみるのも1つの手段です。

自分に合う社風かを見極める

会社にはそれぞれ社風が存在し、社風は創業者の考えを色濃く反映するものであり、働くメンバーは社風に影響を強く受けます。

転職活動をする時には志望先がどんな社風の会社なのかを見極める事が大切です。会社の事業も素晴らしい、取引先が大手ばかりで魅力的だと感じたとしても社風の部分が合っていなければ転職活動は失敗です。

自分に合う社風なのか、転職しようとしている先がどのような社風を持っているのかをしっかり確認する事が大切です。

企業のホームページに創業者の思いや会社のビジョンが記載されているところが多いので、まずはホームページをチェックするのが最初のステップとなってきます。

自らが目指すキャリアにあうか比較する

人にはそれぞれ目指すキャリアがあり、若いうちからマネジメントを学びたい方、現場主導でお客様と携わっていたい方に分かれます。

自分の持つキャリアと転職先があなたに用意するキャリアが異なることはベンチャー企業では多く発生します。

ベンチャー企業のスタートアップは人手が足りず部署を兼務することが多く、会社規模が小さければ小さいほど兼務する割合は高くなります。

身近な人の役に立ちたい、結果が数値にあらわれ達成感を得るなど、数年先にどんな仕事をしていたいのか具体的なキャリア像を描くことができれば比較もできるので、まずは目指すキャリアの方向性を探っていきましょう。

転職前から自ら積極的に取り組む姿勢を養う

ベンチャー企業で働くために必要なのは、自ら積極的に取り組むことがポイントです。

簡単に言えば誰の指示を受ける事もなく、自分の頭で考えて必要なことを洗い出して行動する力をいいます。

ベンチャー企業には入社したら研修があるということは少なく、すぐに実践の現場がやってきます。ベンチャー企業で1から教えてもらうという考えは持たない方がよく、ビジネスでは結果を出したほうが成功といえます。

大企業では言われた指示だけやっていくのが普通ですが、指示されたことではなく積極的な取り組みがベンチャー企業で転職を成功するポイントとなってきます。

ベンチャー企業に強い転職のプロに相談する

企業情報を自分で集めるのには限界があり、会社の規模が小さければ小さいほど自らの手での情報収集が難しくなってきます。

小さい会社は世の中への情報発信が極めて少なく、プレスリリースなどの広告なども出していないところが多いです。

自分で集められる情報を集められたらベンチャー企業の転職に強いプロに相談することがおすすめです。新卒の就職に強いエージェント、第2新卒に強いエージェントなど世の中には多種多様の転職エージェントが存在しますので、その中のベンチャー企業の転職に強いエージェントを選択しましょう。

多くのエージェントは創業者と直接コミュニケーションを取っているパターンが多いので、創業者の思いや会社のビジョンを直接ヒアリングしているケースが多いので、より現場に近い情報を入手できます。

ベンチャー企業への転職を後悔しない情報収集

大切なことなので何度でも繰り返しますが、ベンチャー企業への転職を成功させる方法として大切なのは、事前に相手のことを知る事ができるかがポイントになってきます。

相手の状態、相手のミッション、相手の考えなどを十分に理解する事ができれば転職後のミスマッチの確率を極めて低くする事ができます。

転職前でどうやって情報を集めればいいのか分からない方に、ベンチャー企業の情報を集める方法を紹介していきます。

会社見学をする

企業の情報を得る手っ取り早い方法は、会社を訪問して現場を自分の目で見ることです。ベンチャー企業は会社見学を受け付けてくれる事が多いので、足を運んでみることをおすすめします。

インターネット上の情報は偽の情報を書かれていることが多く、確信できる情報にたどり着くには非常に困難だといえます。

情報を集める1番の手段は相手の会社に足を運んでみて、会社見学の時は働いている社員さんの姿をよく観察する事です。どんな雰囲気で仕事をしているのか、オフィスの活気はどうかなど現場でしか感じることのできない部分をチェックすると、企業本来の姿が見えてきます。

特に大事なのはあなたがオフィスに足を踏み入れた際の社員さんたちの反応です。全員が挨拶をしてくれる会社なのか、目を合わせても挨拶が返ってこない会社なのか、この反応をみるだけで会社の雰囲気や社風を掴む事ができます。

OB・OG(卒業生)に訪問する

1番良く会社のことを知っているのは、その会社で働いたことのある方です。情報の集め方としては少し難易度が高いですが、OB・OGの方にお会いして会社についての質問の機会を頂くことが効果的です。

今はSNSなどでコンタクトしやすい環境があるので、自分がどういう人物であるかを説明して、アポイントのお願いをすれば会っていただく機会を掴むチャンスがあります。

転職エージェントのサービスは、Web上で希望の会社とマッチングをしてから、アポイントが取れるサービスがあるのでツールを有効活用するのも1つの手段です。

もしも会う機会を得る事ができたのなら、会社の実情を知る何よりのチャンスです。HPや説明会では会社の良い面を強く押し出しておるので、転職希望者が本当に知りたい生の声を知ることはありません。

OBやOGへの訪問は、知りたい全ての情報を知ることができるので情報を集める方法としては最も効果的です。

社長や役員のSNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)を見る

ベンチャー企業に働く人はSNSとの繋がりが非常に強いです。社長や役員はもちろん、従業員レベルでも情報発信をしているケースが多く見受けられます。

SNSでは経営層の方々の考えやビジョンなどを知る上で、手間のかからない手段となってきます。日々、どのような考えを持って活動しているかをSNS上で理解する事が企業理解を深めることにもつながるので有効な手段といえます。

経営層のビジョンや考えを知れるので、現場レベルの意見もSNSでは発信していることが多いので情報を集めることができます。

SNSを見ることで企業の方向性や現場の声までいろんな情報を確認できるので、インターネットの時代では必須のツールとなってきます。

実話!こんなベンチャー企業は要注意

ここからは、筆者自身・筆者の周辺の人々が実際に体験した、ベンチャー企業での体験から『こんなベンチャー企業には要注意』と題して、避けておくことをおすすめする例を実話として紹介します。(ストーリーは割愛し、結論メインでの紹介となっておりますので、サクッと確認出来るかと思います。)

実話1:学内ベンチャーから発展

一般企業での就業経験が無い、大学生同士で立ち上げたベンチャーが急成長。新しい仲間を募集している場合、その会社の多くは、社会性がない学生集団である可能性が高いです。勢いがあるのは良いのですが、顧客からのクレームへの対応、取引先へのマナーなど社会人としてのモラルをすっ飛ばして起業したため、俗に言う動物園状態。。。

これから成長する会社なので悪くないのですが、初めてベンチャーで働く社会人にとっては、レベルが低い部分にがっかりしてしまうリスクを伴うため、オススメできません。

実話2:裏切り者がでたと主張

駆け出しのベンチャー企業は少数精鋭で、社員間の距離が近いため、自然と仲間意識が高まりやすくなります。

その反面、成長過程で意見や未来像に違いが生じてくると、ギクシャクしやすく、退職した人のことを『裏切り者』扱いするという残念な話は珍しくありません。(独占欲・支配欲)

中には、それまで協力してくれた仲間を、法定に引きずり出すような卑劣な行為をする機械的民族もいるようなので、面接の際には人としての面を確認するような質問を用意していくことを推奨します。

実話3:うちは上場する会社だ!

ベンチャー企業の経営者には、将来の目的が明確で、力強く組織を牽引し続けるために学び、誰よりも仕事に一生懸命!社会を全部知っていると勘違いするほど『交流会』に参加。やる気に満ちあふれている人が多めです。

そのため、目標は大きく・高く・エベレストの頂を目指す。といったことを連呼していたりします。(これは素晴らしいことです)

ただし、上場が目標の会社は、上場して何を実現するのかまで考えていないケースが多々あります。特にベンチャー企業風の会社の経営者は、上場して有名にするといいつつも、内心は自分の懐が熱々になるかを考えていて、上場後数年で持ち株を派手に売却して引退するということもしばしば。

このようなベンチャー社長や幹部が面接担当の際は、人間性をよくよく確認して、イケイケのパリピーの劇場話には乗らないように気をつけましょう。

実話4:グループ会社の社長にしてやる

設立2~3年、社員数10名程度、年商2億ほどの会社の社長が「結果を出し続ければ社長にしてやる」といったりするのだそうです。カッコイイですね!

ただし、それを言う相手は、会社の仕組みなんかわかっていないけど営業成績はトップクラスというような『猛烈社員』に対して、退職防止策の甘い言葉(罠)を掛けているということ。

実際、その場になると、社長にはなれても保有株式は微々たるモノ。責任ばかり重くのしかかり、いままでと大して変わらない待遇だったりします。(そうじゃない社長もいます)

騙されたとかいうのではなく、せっかく社会に進出したわけですから、会社組織の仕組みの基礎くらいは学ばないと一生経営者の手のひらで転がされる人生になってしまいますよ。(独立志向の強い人へ)

実話:俺は逆をいく!

ベンチャー企業である以上、他人のやり方「丸パクリ」では、創造性・革新性なんて無くなってしまいます。

しかし、良い部分は真似ながら成長した方が、先達が示してくれている「無用な失敗」はしなくて済むので、学びを広げる意味でも他人から知見を得ることは、成功への近道となることがあります。

ところが、社員の提案に対して、『おまえらは普通すぎてつまらない!俺はあえて逆をいくことで大成功を収めるんだ!』ということを何の調べもなく、口癖のように語るベンチャー経営者には注意が必要です。

このような人物のことを『奴隷船の船長』という呼び方をするのですが、要するに他人の意見や忠告は完全無視、Going my way!! な危険人物の代表格です。出会ってしまったら、褒めちぎって、さようならすることをオススメします。(ただし本物の天才だっています)

副編集長

ここで大切なことは、経営者も人であり、皆が成長の途上であるという点です。ダメなままなら潰れますし、改善し続けることで成長し、組織として成熟していくと言えるでしょう。

どのタイミングで自分とマッチするか。自分が組織を変えるんだと強い意志をもって望むかなど、姿勢だけでも方向が変わることもあるので、上記は、あくまでも体験として捉え、万が一、このようなベンチャー企業の人と対峙した場合に備える材料になればいいと考え、掲載させていただきました。

捉え方による違いもあるので一概にはいえませんね。チャンスだ!自分ならいける!と思えば、飛び込んでみる勇気が後に正解だったと感じることもあります。あるいみ冒険です。(ここが分かれ道)

まとめ

ベンチャー企業への転職活動で後悔しないためには十分な情報収集が不可欠です。どれだけ多くの情報を集める事ができるかで、転職成功の確率が上昇していきます。

さまざまな角度から企業を確認することで、企業で自分の何が活かせるのか、本当に活躍できる会社なのかまで把握ができると転職失敗は防げるので、転職活動において情報収集は欠かせません。

ベンチャー企業への転職失敗を防ぐためにも情報収集は絶対に怠ってはいけない大切な要因です。

仕事をする上で、確認する力、準備力は後々の自分の成長を助けてくれるスキルになります。ベンチャーのような新しいことに挑戦し続ける組織の中で、自分は活躍できそうか、今はムリでも目指す努力をすることにワクワクするか。

直感で決めず、情報収集して、比較検討、自分だけでわからないときは転職のプロであるエージェントなど第三者にも相談しながら進めていきましょう。そして最後は、自分自身の意思を決定。自分の決めた道を進んでいってください。

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